延暦寺へ(今こそ滋賀を旅しよう！割引クーポン利用)

2022/12/16 - 2022/12/17

・計画
滋賀県の旅行支援クーポンを発見しました。これを機にどこかへと調べたら、延暦寺は滋賀県ではないですか。以前に訪問した高野山や吉野山が好印象でしたので、ツアーの自由プランを早速とりました。気分的に滋賀県の旅行支援なので、いっしょに琵琶湖西岸を巡る計画を立てました。そして、調べると交通が発達した地なので、ケチってレンタカーを使用しない事としました。
・旅行後の雑感
目的であった延暦寺の滞在は、期待どおりで満足しました。坂本の街も門前町として見どころ満載で、半日くらいの時間は必要でした。双方とも印象的であったのは意外にも琵琶湖の素晴らしい景観でした。
・反省点・残念であった点
交通、宿を予約した後に気が付きましたが、比叡山内シャトルバスは12月から冬期運休でした。今回は横川・西塔エリアに行けずじまい。翌日は三井寺や近江神社の観光を予定していましたが、雨天のため中止にしました。次回の楽しみとします。

エリア 大津(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

初の坂本訪問。
自宅からの経路を飛ばして、いきなり最初の目的地である西教寺です。
小堀遠州作の庭園で知られています。

西教寺庭園 寺・神社・教会

何故かこのサイトでは「西教寺庭園」しか紹介がありませんが、「西教寺」自体も見どころがあります。
明智光秀の檀家でありお墓もあります。
人はあまりいません。

西教寺庭園 寺・神社・教会

階段を登ります。
小高い場所に立地していて、琵琶湖の眺めがよろしいです。
雲が多いですが視界良好。

西教寺庭園 寺・神社・教会

もう一丁。
お寺からの景観を十分に堪能したので、次の目的地である日吉大社へ向かいます。
バスの発車時刻と合わなかったので徒歩で移動。

西教寺庭園 寺・神社・教会

位置的な関係により東本宮から参拝。
神社としては珍しく入園協賛料300円を納めて入場します。広大な敷地や国宝の社を所有しているので十分納得できる料金です。

日吉大社 寺・神社・教会

こちらは西本宮本殿。
国宝で日吉造という特有の形式とのこと。有難く参拝。
余り観光地化されていない雰囲気が良いです。
人はぼちぼち程度の入り。

日吉大社 寺・神社・教会

続いては徒歩ですぐの旧竹林院へ。
こちらも人は居ずにほぼ貸し切り状態。
山を超えると京都なだけあって、庭園があり見どころとなっています。
画像のとおり、この時期は色彩に乏しいです。
リフレクション撮影が可能ですが、個人的にはさすがに食傷気味。

旧竹林院 寺・神社・教会

さて、昼食時間。
旧竹林院の出入口横に公衆便所ならびにベンチがありました。
周辺に食事処はありましたが、ここで持参した保存食のカロリーメートを消費して空腹をしのぎます。おすすめはできませんが、参道に面して交通もまばらでしたので快適に過ごせました。この参道からも穴太衆積みの石垣が見られます。

穴太衆積みの石垣 名所・史跡

続いて徒歩ですぐの滋賀院門跡へ。
庭園が有名ですが、石垣や白壁も見どころとなっています。
しかし、穴太衆の地であるにしても、お寺にここまでしなくともと思える重厚さです。

滋賀院門跡 名所・史跡

ケーブル坂本駅に向かいますが、すぐ傍の日吉東照宮に立ち寄ります。
今は日吉大社の末社であるため、名称が日吉東照宮となっています。
平日のため拝観が出来ず残念。

日吉東照宮 寺・神社・教会

しかし、頑張って登る高台にあるので景観が良いです。
鉄道が高架なので都市っぽい街です。
貸切状態でゆっくり過ごしました。

日吉東照宮 寺・神社・教会

そして、目的地の延暦寺に向けてケーブルカーに乗ります。
ケーブル坂本駅です。

坂本ケーブル 乗り物

ケーブル延暦寺駅に到着。
これが良いので思わず撮影。
昭和2年の開業当時から使用されている駅舎で、国の登録有形文化財に登録されています。

ケーブル延暦寺駅 駅

展望デッキからの眺望も良い。

ケーブル延暦寺駅 駅

こちらは大津方面。

ケーブル延暦寺駅 駅

宿のチェックインまで少々時間が有ったので、無動寺まで見物をすることに。
駅から根本中堂への逆側、無動寺参道を進みます。
人気がないこの参道ですが、隅から隅まで箒で掃いた跡があります。どこまで続くのかと感心していたのですが、なんとお寺まで続いていました。
お坊さんの修行の一環と思われますが、驚異的な手間暇で、今回の旅行で一番の見どころとなりました。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

そして、駅から15分程下って到着。
画像は松林院。
鳥居が見えます。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

こちらは明王堂。
絶景かな絶景かな。
帰宅後に知りますが、この周辺は修行の場だそうです。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

法曼院政所。
駅からここ無動寺まで人気がありません。
ある意味不気味。
ここらで時間となったので、本日の宿である宿坊延暦寺会館 へ向かいます。
場所はなんと根本中堂から至近なのです。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

画像は部屋からの眺望。
宿坊ですが完全にホテルです。なので、12月で標高700ｍ近くの宿坊でも快適。
立地の良さが一番の利点ですが、琵琶湖の眺望も素晴らしいです。
残念ながら雲が厚くて月や朝日は拝めず。

延暦寺会館 宿・ホテル

そして、日付が変わり、まず何をするかと言うと、国宝の根本中堂での朝のお勤に参加させていただきます。
高い石段を隔てた山門の文殊楼を潜り、正面から根本中堂へ向かいます。正式なルートと想像します。
文殊楼は国重要文化財に指定されています。
早朝なので東塔エリアでも観光客は数名程度でした。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

小高い文殊楼から根本中堂をのぞむ。
只今、改装中なので立派な覆屋に包まれています。
中に入ると工事現場的な雰囲気ですが、進むにつれ厳かな雰囲気に圧倒されます。
恐れていましたが、お勤めの際に座るところには、ホットカーペットが敷かれていて苦痛はありませんでした。
7時ちょうどから20分ほどの読経のあと、参加者へ向けた10分ほどの法話を拝聴。
得難い体験ができました。

延暦寺根本中堂 名所・史跡

その後、朝食前に少々時間があったのですぐ横の大講堂へ。
講堂なだけあって大きく立派です。
国重要文化財に指定されています。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

続いて阿弥陀堂と東塔へ
共に昭和の建物ですが立派で朱色が鮮やか。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

写真は阿弥陀堂前の鐘楼。
「行く年くる年」でお馴染です。
朝食時間となったので急いで宿に戻ります。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

宿で少々身体を休ませてチェックアウト。
近くの法然堂に向かいました。
法然が修行中にゆかりがあった功徳院跡だそうです。
イメージとしては対立だらけの延暦寺ですが、他の流派との関係はいかに。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

戒壇院へ進んで国宝殿へと思ったところ雨が本降りに。
この時期はシャトルバスが運休しているため、西塔、横川エリアはまたの機会にと考えていたので、比叡山の観光は国宝殿を飛ばしてここで終了。
近くの比叡茶寮で、家と職場のお土産に開運饅頭を購入して下山しました。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

開堂時間を過ぎてからは、観光地らしい賑わいもでてきた延暦寺でしたが、上りのケーブルカーはスカスカ。
当初は三井寺見物を予定していましたが、雨が本降りのため気力を無くして京都文化博物館へ。

坂本ケーブル 乗り物

到着が昼食時間。幸いに館内に飲食店や和雑貨のお店が並んでいたので時間の節約になりました。「京あめ とにまる ぶんぱく店」でハンバーグ定食をいただきました。
別館の重文である洋風建築と本館の 総合展示室を見物。
雨の日には最適です。

京都府京都文化博物館 美術館・博物館

新幹線に乗って帰宅しますが、少々時間が有ったので京都駅内をぶらぶらします。
立ち寄ったのが駅ビル空中経路。
感じからして集客目的だけの設備では無さそうなので、無料なうえ混雑も余りありません。
高さ長さ共にあるので十分見どころです。夜景も楽しめそう。

京都駅ビル空中径路 名所・史跡

こちらは広大な駅ビルスクエア。
本日の大階段イルミネーションはクリスマスバージョン。
しかし京都駅は広い。迷子になる。
一苦労のすえ新幹線のホームに到着して、修学旅行の学生さんと一緒に帰路につきました。
ここで今回の旅行は無事終了。満足満足。

京都駅ビル 名所・史跡