2019/04/27 - 2019/05/01
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無人(muto)さん
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2019年の春の旅行はアンダルシアとリスボンだった。以前女房殿とともにバルセロナを訪れたことがあったが、スペインにはもう一度行きたいと思っていた。マドリッドや北部バスク地方も候補地とだったが、今回は、白い村、アルハンブラ、ゴルドバのメスキータ...訪れたいところがいくつもあるアンダルシアを選んだ。また、同じイベリア半島の南部に位置するリスボンにも足をのばした。
そんな欲張った旅行の記録である。
概要は次のとおり。
第1日:エアーフランスでパリ経由マラガへ 23:15到着
第2日:レンタカーを借りてフルヒアナを経由してグラナダまで
第3日:午前中アルハンブラ見学 午後 トルカルへ
第4日:トルカルからコルドバへ 午後メスキータ見学
第5日:セヴィリア経由でロンダへ
第6日:ロンダからジブラルタルを経てマラガへ
第7日:マラガ空港からポルトガル航空でリスボンへ
第8日:リスボン観光
第9日:エアフランスで帰路へ
第1日から第3日のアルハンブラ見学までを「アンダルシア 2019 その1」、その後からマラガを離れるまでを「アンダルシア 2019 その2」、第7日のリスボン以降は「リスボン2019」 として掲載する。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アルハンブラ宮殿見学終了後ホテルに戻り、ランチをとれるレストランの情報を聞いて大聖堂方面に行った。狭い階段を上がったところだった...という女房殿の記憶以外、そのレストラン情報は失われてしまった。今思うと残念。
その後、ホテルに預けておいた荷物と車をピックアップし、アンダルシアの丘陵地帯へ向かった。 -
丘陵地帯は美しく、この旅行記を書いている2024年に訪れたイタリアのトスカーナ、オルチャの丘陵よりよかった印象が残っている。
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到着した宿は丘陵の高みにある Luxury Bed & Breakfast La Posada del Torcal というB&B。グラナダでランチを食べてから出発したので宿に着いたのは、既に19時をまわっていた。それでもまだ明るい。日の入りは21時30分ころだからだ。
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この日は午前中のアルハンブラの見学で歩き回って疲れていた。早く休もうと思っていたけれど、さすがにまだ明るいので寝る気にはならず、宿の周囲を回ってみた。夕陽があたってオレンジに見えるアングルもあるけど、「丘の上の白い家」だ。
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白い中庭も絵になる。
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この日はコルドバへ行き午後からメスキータを見学する予定だった。
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早く目が覚め暗いうちから共用部のバルコニーに出ていた。朝焼けがきれいで、まさに早起きは三文の得
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そのバルコニーが朝食会場。素敵な景色を見ながらの朝食は最高だった。(景色の写真を撮るのを忘れてたw
チェックアウトの時、レセプションの人に素晴らしかったことへの感謝を伝え、少し話すことができた。どうも我々がこの宿に泊まった初の日本人らしく、話に聞いてた日本人のイメージ通りだ...的なことを言っていたことを思い出した。どんなイメージを持っているのかは不明のまま。
この宿を出てコルドバに向かった。奇岩で有名なトルカル・デ・アンテケーラ(Paraje Natural Torcal de Antequera)の近くに来ているので、せっかくなら見てみようと思って行ってみた。しかし、奇岩を見るためには駐車したところから山登りのハイキングをしなければならないことがわかり断念した。ズクなし... -
白い村が見えるところでは駐まって風景を楽しんだ。この村は、アンテケラ(Antequera) 出発前に調べた白い村のリストには入ってなかったけど、女房殿はこの村の風景が一番のお気に入りだったらしい。このアングルは白い村が見え始めたところから探していてここかなと見つけたスポットから。いいアングルだったと思っている。
なお、世界遺産アンテケラのドルメン遺跡にも立ち寄らなかった。 -
コルドバの宿は川沿いの NH コルドバ グアダルキビール(Hotel Hesperia Córdoba)。メスキータ(Mezquita-Catedral)に歩いて行けて、車が停められるという条件で探したホテル。メスキータの川向こうで橋を渡ればすぐメスキータというロケーションはグッド
写真はホテルの前で撮ったもの
ホテルに車と荷物を置いて、早速メスキータ見学へ
橋を渡って壁沿いに歩いて行くと門があり一旦中庭に入る。そこからメスキータ内部に入っていく。 -
円柱が並ぶ荘厳な空間にでる。この辺りがモスクとして建設された最初の部分とのこと。ガイドツアーに参加した見学者はここで説明を受ける。我々は参加しなかったが。
13世紀イスラム教徒がイベリアに進攻してきてコルドバに拠点を置いたとき、キリスト教の古い教会があった場所にモスクを建設した。アルハンブラが建設される約100年も前のことである。そのモスクは増築改築を続けた。レコンキスタでキリスト教徒が戻ってきたとき、キリスト教徒はその美しいモスクを破壊せず改修した。現在もキリスト教教会として使用されている。イスラム芸術とキリスト教における芸術が併存する世界遺産にふさわしいと感じられる建物だ。
公式のサイト(https://mezquita-catedraldecordoba.es/en/)に詳しい説明がある。メスキータ 寺院・教会
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円柱とその上のアーチが作る空間が美しい。
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床に伸びる影も大切な空間構成要素だろう。
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黄金色の円蓋
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キリスト教会部分のアーチで構成された天井も美しい。聖歌隊用であろうかバルコニーもマッチしている。
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モスク部分のアルコーブ メッカの方向を向いているそうだ。
作られたときは建物の中央だったが、左側に増築されたのでシメトリーが壊れたのだとか。 -
モスク部分、教会部分ともにアーチの美しさには感嘆する。
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建て増されたモスク部分の空間
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陰影のコントラストが美しかった建て増されたモスク部分
この部分のアーチの赤い部分はレンガではなく塗装されているようだ。 -
ステンドグラスも効果的に使われていて美しい。
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内部見学を終えて出てきた中庭。入り口と反対側になる。塔もこの中庭を囲う壁の一部にあたる。
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メスキータから出ると細い路地が連なる街。露店、土産物屋、レストランなどが並んでいた。我々は川側からアクセスしたので殺風景だったが、こちら側はさすがに観光地だという風景。
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その日の夕食はアラビア風のコロッケを食べてみた。懐かしい味がした。(以前カイロに住んでいたことがあったので)
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この日はコルドバからセリヴィアを経由してロンダまで270kmくらいのド移動だった。
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セリヴィアではスペイン広場(Plaza de España)の近くで車を停めて広場の見学。セリヴィアでただ一ヶ所見たいかなと思っていた場所。唯一の市内観光だった。
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セリヴィアを出て南下してしばらく行くと白い村が見えた。丘陵のオリーブ畑の中にぽつんとあっていかにも白い村という光景。トレ=アルアキメ(Torre-Alháquime)という村らしい。ネット上にほぼ一致する類似画像があったので間違いないと思う。しかしGoogle Map上で撮影場所を特定しようとしたがわからなかった。
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オルベラ(Olvera)という町のすぐ近くだった。オルベラには教会と城砦が並んでいて特徴があってすぐわかる。車でしか行けないような場所だが結構大きな感じ。ナスリ朝によって建設された城砦とキリスト教会が融合したコルドバなと同様な歴史があるようだ。
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メイン道路からあまり離れていなかったので街中に入ってみようということになった。入ってみると人っ子一人いなくて不思議な感じ。城砦や教会へ行けば少しはらしい街並みになるのだろうが...
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離れ際に撮ったもう一枚
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この日宿をとったロンダ
この町は白い街であり、崖の上の町である。南側の大地が切れ落ちている面とその崖に向かって流れ込む川が浸食してできた深い渓谷の面がある。ホテル マエストランサ ホテル
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深い渓谷の両側の岸は橋で繋がれている。この橋の辺りが一番の観光スポット。橋のたもとや橋が見える崖上にカフェやレストランがあり、この空間を楽しめる。
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南側の崖下には丘陵地帯が広がる。
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この街は賑わっていた。さすがに観光の街だ。
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ここにも路上のレストランがあっていい感じの通りだ。
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翌日南側の崖を下から撮れる場所を探してみたが狭い道に入り込んで焦ってしまった。結局見つからず諦めて南下。
そして、ジブラルタルを経由してマラガへと戻る270km程度のドライブ。 -
行き着いた先は国境の検問所。一時スペイン国外に出て、英領ジブラルタルへ。イミグレはご多分に漏れず長蛇の列。暑い中を30分くらいかけて通過した。
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ヨーロッパで一番危険と言われているらしいジブラルタル空港
検問所の先の一般道が滑走路を横切っている。そして、その道を通ってジブラルタルの街にいく。
街は狭くて車を停めるのが難しかったのでガソリンスタンドで給油しついでに併設のコンビニでランチを買うことにしてしまった。なんとなく海峡を眺めながらレストランでランチするというイメージがあったのだが。ジブラルタル空港の滑走路 散歩・街歩き
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街を通り過ぎて来たのはジブラルタル海峡を見渡す岬
この灯台はヨーロッパ岬灯台で背景はいわずとしれたアフリカ大陸 「いやぁ、ここまで来たなぁ」と
で、ここも暑くて長くいられなかったのが想い出 -
とある生命保険会社のロゴでお馴染みの岩だ!
検問所のすぐ近く。というか、ジブラルタル領ってこの岩と周囲のちょっとした土地と空港でできてるところ。
スペインに戻ってからはコスタ・デル・ソル(Costa del Sol)をマラガ空港に向かってひたすらドライブ。コスタ・デル・ソルはヨーロッパ各国の富裕層が集うリゾートだそうだが、すーと素通り。あんまり食指が動く景観ではなかった。
ミハスなどのいくつかの白い村も立ち寄らず。
第7日目:ポルトガルへ -
空港近くの宿で過ごし、レンタカーを返してポルトガルへ飛んだ。レンタカーは一晩もったいない気もしたが、借りたのが朝9:00なので、9:00までに返却すれば料金はあまり変わらないし、空港にはホテルがないので街中に出なければならなくて、そっちのコストもかかってしまうということも考慮しての判断。
アンダルシア後半を振り返ってみるとハイライトはコルドバのメスキータだった。
アルハンブラ宮殿のように様々な建物と庭園で構成された複雑さとは違うが、138mx136mという限られたシンプルなレイアウトのなかで光と陰が織りなす空間の美しさと部分部分に施された装飾の精緻さに魅せられた。
付け加えるならエル・トロカルのB&B周囲のアンダルシアの丘陵の風景だろう。
以降は「リスボン 2019」として別途投稿する。マラガ空港 (AGP) 空港
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この旅行で行ったホテル
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ホテル マエストランサ
3.31
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