2024/06/20 - 2024/06/23
302位(同エリア333件中)
無人(muto)さん
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今回(2024年6月)は、イタリア北部に長期滞在して、その自然とローカルフードをこれまでの旅行とはひと味違った楽しみ方をしようと計画を始めたのだけど、かなり変化してドロミテ(Dolomite)、トスカーナ(Toscana)、チンクエテッレ(Cinqueterre)の3地域を廻ることになった。概要は次のとおり。
第1日:午後10時頃ベネチア着 レンタカーを借りて近くのホテルで宿泊
第2日:レンタカーで北上 ヴァル・ディ・ガルディナのホテルまで
第3日:セチューダとアルペ・ディ・シウージの大平原を散策
第4日:セッラ峠、カレッツァ湖に立ち寄りモデナ近郊まで南下
第5日:モデナから更に南下しトスカーナのモンティッキエッロまでドライブ
第6日:トスカーナの風景を楽しみつつサン・ジミニャーノ近くの宿まで
第7日:ラスピェツィアまで 午後はラスピェツィアを散策
第8日:チンクエ・テッレ観光
第9日:リヴィエラ海岸からジェノバ近くを経由しミラノ空港近くまで
第10日:イタリア離脱し、クロアチアへ。旅行記は別編
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 船 レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8日目はチンクエ・テッレに行く日。宿から鉄道駅とは逆方向に向かい港へ。フェリー乗り場の前は公園になっていて並木道なども整備されていた。下の写真の奥の船が02チンクエ・テッレ・ラインのフェリー。ここのフェリーにはいくつかのルートがあり、チンクエ・テッレの観光は黄色の02LINEに乗る。各ラインについてはウェブに詳しく出ている。https://www.navigazionegolfodeipoeti.it/en
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このフェリーに乗るのだが陸は右側になるので右側に座らないと他の観光客越しの景色となる。ということで絶対に右側と思っていたのだが、幸いキューは5人くらいしかいなかった。もちろん右側席確保!
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チンクエ・テッレの5つの町は北からモンテロッソ(Monterosso)、ヴェルナッツァ(Vernazza)、コルニリア(Corniglia)、マナローラ(Manarola)、リオマッジョーレ(Riomaggiore)だが、それぞれの町をいろんな角度から見たい、撮りたいと思ったけれど、まずは概要を掴みたいと考えて、まずはフェリーに乗ることにしたのだ。乗ったままで幾つもの町を見ることができるから効率的だ。とはいえコルニリアは寄港しないしモンテロッソはちょっと遠いかなと思いヴェルナッツァまでにした。その後列車に乗っていくつかの町を移動する。マナローラで夕食を取って、夜景を撮る…という計画を立てていたのである。
待つこと約20分。出港。 -
格好いいクルーザーが停泊していてちょう目立った。後で調べてみたら一週間のチャーター料が 785,000ユーロ/週(1億2千万円)くらいだそうな。ホントかよ。庶民には到底縁のない旅のスタイル (泣
後の町が山がちなのがよくわかる角度でもある。 -
このあたりでラスピッツアの街並みが途切れる。
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そしてポルトベネーレ(Portvenere)の町が見えてくる。チンクエ・テッレの5つの町には含まれないが同様に世界遺産の町。城砦、教会などもあり5つの町より見処があるのかもしれない。カラフルできれいな町だ。
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岬を回り込むとカラフルな街並みが隠れ、教会と城砦が見えてくる。ホテルのホールにかけてあったモノクロの写真がこの教会だったので、アングルは違うが同じようにモノクロにしてみた。岩の明るい色、層になったところなんかが強調されてこれはこれで味があるかな。ま、チンクエ・テッレという雰囲気はしない一枚。
フェリーから見て、カラフルな街並みよりも驚嘆したのは、断崖の景観と、その厳しい環境のもとで暮らしや農業を営む人々のたくましさ。人間って凄い。 -
赤い岩肌の岸壁
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こんな場所にぽつりと建つ家での生活って大変だろう。と思ってしまう。
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崖上の棚上の畑に驚く。
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岩肌の褶曲が印象的
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この岩は背景の崖と模様が一致している。地層の褶曲によるものなんだろうが何が原因なんだろう…などと想像してしまった。
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そして見えてくるのがチンクエ・テッレの一つ リオマッジョーレ(Riomaggiore) 左側の赤いホテルを右側の岸壁から撮るのがいいだろうと思っていて、その下調べとして撮った海側からの一枚。
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次に寄港したのがマナローラ。夜景を撮りたいと思っていた町。
実際に海から見るとさっきのリオマッジョーレの方が印象的に思えた。 -
ここの坂道が夜景の撮影ポイントだろうと思っていたところだが、レストランとレストランへ続く坂道には観光客がたくさんいる。夕方戻ってきても、このレストランに入れるだろうか、ゆっくり撮影できるだろうかと思った。午後の行動を考えるときのためにメモ。
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予定どおりヴェルナッツァでフェリーを下船。下船したらこんな感じ。思っていたより狭い海辺。
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駅へと続く道も観光客で賑わっていた。残念ながら思い描いていた撮りたい風景とは違っていたので、ラスピッツアへ戻って早めの夕食をゆっくりと楽しむ方がいいと思った。
そういう理由で駅へ直行。計画では、ここでチンクエ・テッレ・カード(Cinque Terre Card https://www.parconazionale5terre.it/Eindex.php)を購入するかどうか決めようと思っていたけど購入しなかった。結局1回の片道切符ですんだ。結果的ではあるが最も交通費がかからない回り方だったようだ。いろんな旅行サイトの情報ではチンクエ・テッレに来る人でこのカードを買わない人はいないと記載されているのもあるほど一般的なカードとのことだけど、目的と回り方によってちゃんと検討した方がいいという好例となった。
スッキリしない曇天だったこともあり撮影的には残念な思いが残る。青い空と海、白い雲と波…こればっかりは仕方がない。とはいえコントラストがきつすぎなく影の部分が真っ暗にならなかったのでかえってよかったと思うことにする。
翌日はリヴィエラ海岸(Riviera ligure、Italian Riviera)の海岸線に沿ってジェノバあたりまで行き、ハイウェイでミラノ近郊まで走るというコースだった。海岸線に沿うということはフェリーから見えたチンクエ・テッレをつなぐ道をたどることになる。また、この日は快晴でいい写真が撮れることを期待した。 -
リオマッジョーレを望むこの景色! 期待していた景色じゃないか!
あまりにも町がキラキラしていたので結構露出を抑えて撮ってみたけどなかなか満足できる一枚になった。満足! -
少し進んでコルニリアを望むところもあった。フェリーが寄港しなかった町。こ段々畑がよく見える上からのアングルがいい。よく見ると町から海辺へ降りるジグザグの階段がエグい。
その後はレヴァント(Levanto)というチンクエ・テッレの北の少し大きな町あたりでハイウェイにのりミラノまで。ハイウェイといえば当然課金されるわけだが、今回はAVISレンタカーでテレパス(イタリア版ETC)をレンタルしておいたので料金所はスムーズに通れた。予約時から借りたいと思っていたのだが、オプションには入ってなかった。ところがカウンターに行くと実際にレンタルしていたので嬉しくて即決で借りたのだ。借りようと思ったのは、前回(2016年)大変だったからだ。クレジットカード支払い可能なゲートに入ったが持っていた3枚くらいのカードが全部はじかれ、現金で支払わなければならなくなった。ところが支払い方を変更する方法がわからなかった。係員がいないゲートだったのでインターカムで聞く、こちらはイタリア語はわからない、向こうは英語がわからないでパニック。後につけていた車のドライバーが出てきてくれて代わりに機械を操作してくれて一難を逃れることができたというお話し。ところでこのテレパスのレンタル料金は15ユーロ/日と言われていたと思うが、帰国して精算された領収書には記載がなく結果的に無料で使えたということ。これも今回のレンタカーでの超ラッキーな話。
ヨーロッパでのレンタカー予約はオートマチックの車が少ないので、後日変更やキャンセルするにしてもとにかく早くしておくにこしたことはない。ということも追記しておきたい。
イタリア最後の夜はミラノ郊外のアグリツーリズモをうたう宿(Agriturismo la galizia)にした。 -
元々はアグリツーリズモの宿を巡りたいと思っていたが、旅程を変更したことでアグリツーリズモの宿には泊まれていなかった。しかし、ここはまさにアグリツーリズモの宿だった。
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広い芝生がきれい。飼われている犬も走り回っている。
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結構大きそうな農場で家畜も飼われていた。
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ハムもチーズも野菜もパンも自家製だとか。夕食も朝食も美味しかった!
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部屋の前に置いてあったプランター。
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後の赤い壁との対比がキレイで思わず撮ったやつ。
今後ミラノ発着の場合、また来たいと思う。(車でないと大変だけど)
ということで、イタリア編①、②、③終了。
普通ならここで帰国というところだが、今回はミラノからクロアチアへ飛んでもう暫く楽しんだのである。
ということで、続きのクロアチア編よろしければご覧ください。
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