2024/08/25 - 2024/08/25
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スネフェルさん
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鹿屋航空基地資料館へ行きました。
前々から行ってみたかった場所ですが、ようやく念願が叶いました。
鹿屋は旧帝国海軍の航空基地で、海軍の特攻の拠点になっていた場所でもあります。
鹿児島の特攻といえば知覧が有名ですが、この鹿屋基地でも特攻があった、との歴史はもっと知ってもらいたいと思います。
鹿屋基地といえば私的には「二式大艇」
飛行艇の伝統は、現在の海自・US-2まで続く系統で、大戦時の最高傑作といえるでしょう。
実機は唯一、ここだけにあります。
屋外展示ですが、状態は非常に良く、感涙ものでした。
その他、戦後の機体を中心に多数の航空機の展示があります。
実機を見るのは初めてでしたが、哨戒機やUS-1も圧巻の大きさでした。
US-1なんか、飛行場の建設が困難な離島の民間輸送に使えばよいのにな、などと思ってしまいますが、日本政府ってのは離島への民間輸送も「経済原理」を適用して公共サービス提供に消極的ですよね。離島住民は国境の防人でもあります。国防上の観点から、国が支出しても良いと思うのですが・・・
屋外展示物だけでも見どころ満載ですが、館内展示もなかなかのものです。
海軍の歴史から、鹿児島沖で引き揚げたゼロ戦の修理展示物も見どころの一つでしょう。引き上げられたゼロ戦は52型。ご存じの様に、特攻にも使われた後期型。操縦席まで見学ができます。
私を含め、多くの見学者が時間を割いていたのが、特攻兵の方々の展示コーナーです。
メモを片手に遺書を熱心に読み込む女性の姿も見受けられました。
特攻兵の多くは名古屋以西の西日本の方が多かったようですが、私と同郷の北海道出身者の名前を見つけてしまったとき、胸が締め付けられる思いでした。
ある特攻兵は出立にあたり、出身地の村長さんに礼状をしたためていましたが、その末尾の結びの文は「返事イラヌ」でした。返事もらっても読むことが叶わない身とわかりつつ書いた心情をおもんばかると、それ以上みていられませんでした。
松本零士さんの「音速雷撃隊」で、特攻機・桜花を運ぶ一式陸攻の機長さんが「決死と必死はちゃいまっせ!」とセリフを吐く場面があるのですが、必ず死ぬとわかって遺書を書くときの気持ちは私には想像もできませんし、そんなシチュエーションに居たいともおもいません。
特攻兵エリアは撮影禁止です。
だれもが静かに見学していました。
特攻兵の想い
「後に続くを信ず」
を胸に再確認し、今の仕事に全力で取り組もうと心を新たにしました。
生きていられることに感謝でできるひと時でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- レンタカー
-
屋外展示のR4D-6Q(機上作業練習機)
機体番号が23なので、電子機器訓練用の機体ですね -
屋外展示のSNB-4(偵察練習機)
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屋外展示のS2F-1(艦載型対潜哨戒機)
自衛隊が艦載機を使っていたの?とは思ったものの、地上運用だったみたい。 -
屋外展示のP2V-7(対潜哨戒機)
P-3やP-1に見慣れた目からすると第二次大戦期の爆撃機の様な外観に思えてしまう。
先頭のキャノピーに回転銃座つけたら、ほぼ爆撃機 -
屋外展示のKM-2(練習機)
この飛行機、子供のころ、始めて作ったプラモデルと同じ機種(笑)。 -
屋外展示のB-65(練習機)
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屋外展示のP-2J(対潜哨戒機)
こちらはP2V-7の機体を日本で拡張したものでP2V-7より機体デザインはバランスよく見えます。
機能が優れた工業製品は美しいものです -
屋外展示のUS-1
運用当時のカラーリングですが、できれば深緑のカラーリングにしてほしいところ -
屋外展示の紫電改のエンジン
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屋外展示の艦上攻撃機「天山」のプロペラ
墜落機のものですね、これ -
屋外展示の零戦21型のプロペラとエンジン
こう見るとエンジンは小さいですね。
非力なエンジンで設計に苦労した、というのは見るとわかります。
この程度の工業力で欧米に喧嘩売ったんだから、当時の陸軍幹部のアタマの悪さを示すような展示ですね -
屋外展示のT-34A(連絡機)
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屋外展示のKV-107II(掃海機)
チヌーク姉さんの前に使用されていたタンデムローター機。
掃海機に使用されていたのは初めて知りました。 -
屋外展示のBELL-47(練習機)
これを見ると西部警察を思い出す世代です(笑) -
屋外展示のHSS-2A(対潜哨戒機)
シーホークの前の機体 -
屋外展示のOH-6D(練習機)
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鹿屋航空基地資料館正面玄関にある壁画。
特攻兵への想いを乗せて書いた壁画、との事 -
正面玄関ロビーにある特攻隊員の銅像。
個人的には館内ロビーではなく、もっと空港や駅など、公共の目に触れるところに建てて欲しいところ。
変な裸の銅像なんか、公共の場には不要! -
特攻隊メンバーの集合写真
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館内の常設展示。
東郷元帥のコーナー -
これは日本海海戦の時の展示
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秋山真之のコーナー。
日本海海戦勝利の立役者ですが、一般的な知名度が低いのが残念なところ。
とはいえ、ライン&スタッフ制において、スタッフの知名度が低いのは悪い事ではありません。 -
海軍旗
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零戦52型の展示コーナー
海底から引き揚げて修理したものだそうです -
引き上げたときの様子
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零戦の栄エンジン。
綺麗に修復しています -
操縦席を見ることができます
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航空機のタイヤ。
結構堅そう。 -
松根油の実物を初めてみました。
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機体・器物の展示の先には特攻兵コーナーがあります。
全て遺品になるので、撮影は禁止です。
若い(中学生くらい)女子生徒2人組が特攻兵の説明ビデオをしっかりした目で見ていたのが印象的でした。
硫黄島から戻った遺品の展示には手を合わせてきました。 -
屋外展示の二式大艇
状態は極めて良好 -
二式大艇の説明文
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この旅行記へのコメント (2)
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- 横浜臨海公園さん 2024/09/03 07:20:30
- アジア太平洋15年戦争?
- スネフェルさま、おはようございます。
何時も旅行記を興味深く拝見させて頂いております。
実を申しますと、小生、親族が戦死した関係で靖國神社の特別奉賛会会員です。
一部サヨクのバ●共は戦死した方々をして連中は犬死だったなどとの発言こそ、戦死者への重大な冒涜侮辱であり、生きてる者こそが戦争の実態と戦死者の御霊を奉る伝量こそが大事なことだと考えております。
鳥巣健之助さまと云う、大東亜戦争最終階級で海軍中佐だった潜水艦作戦専門の方が、生前小生の質問に対し、海軍に於ける特攻を命じたのは世間で言われて居る様な大西中将では無く、黒島亀人と中澤佑両中将で、特に中澤元中将は海軍反省会に出席しても戦死者への責任逃避と転嫁に徹しており、今思い出しても煮えくり返る想いだ、と憤りを隠さず語っておられたのが印象に残っております。
それから私事で恐縮ですが、小生、志願して硫黄島に遺骨収集の為に14回渡島しました。
海上自衛隊輸送機に搭乗して訪れますが、10月とは申せ現地は灼熱の熱帯地で、火山の関係で貸与されるゴム長靴も長時間の作業で靴底が溶けていく様な状態で発掘作業に従事します。
洞窟があったと思われる所をブルドーザーで土を取り除くと、白骨体が無数に、それも酸素不足だったと見え洞窟口に皆うつ伏せ状態で発見されます。
本来はサソリ防止の為に軍手着用で行うのが規則ですが、遺骨を転する際は軍手を外し素手で収集させていただきます。
焼いた遺骨と異なり、自然死の遺骨はガムテープがくっ付く様なベタベタ状態ですが、兎に角、発見した御遺骨は一片たりとも残さず本土に持ち帰る為に黙々と作業に従事しました。
長くなりまして申し訳ございません。
次作旅行記を期待しております。
横浜臨海公園
- スネフェルさん からの返信 2024/09/06 12:10:23
- RE: アジア太平洋15年戦争?
- 横浜臨海公園様
メールありがとうございます。
また、いつも旅行記をご覧頂き、ありがとうございます。
先の大戦で、親族を亡くされていたのですね・・・
自分の祖父は国鉄に居た関係上、徴兵が最後の最後で、配属先は九十九里で幸いにも生き残った口でしたが、生前、軍隊の話はよく聞きました。
戦死を犬死と断ずることだけに限らず、サヨクの馬鹿どもには、ほんのわずかでも「世界」と「現実」を知る意思を持ってほしいと願ってやみません。
戦後、責任転嫁と逃避に徹した旧将校には私自身、腹立たしい思いを持っています。彼らの存在がサヨクが先の大戦に関わった人々全てを否定するネタにされてしまっているのも腹立たしい。
責任を感じて苦しみを抱えながらひっそりと残りの生を終えた旧将校も多かったのに・・・
硫黄島の遺骨収集に行かれていたのですね。
おっしゃるように過酷な環境を見聞きすると、自分はなかなか行く勇気が出ません。
立派ですし、すごいことだと率直に思います。
そんな過酷な環境で、かつ、本土から遠く離れた孤島で、本土に残る家族のため、亡くなった方々のことを想うと自分は現地で作業にならないかもしれません・・・
「感状より弾をくれ」と返信した逸話を思い出してしまいます。
今後ともご覧いただければ幸いです。
改めて、ありがとうございました。
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