2024年再訪～一人夏休み＠バリ島その4（シデメン～帰国）

2024/08/10 - 2024/08/18

【旅程】
８月９日　　　　　　福岡から台北へ　台北１泊
８月１０日　　　　　台北からバリ島へ　　パダンバイ泊
８月１１日　　　　　パダンバイ泊　　　　
８月１２日　　　　　トランベンへ日帰りダイビング　パダンバイ泊
８月１３日　　　　　パダンバイからギリトラワンガンへ　　
　　　　　　　　　　ギリトラワンガン泊
８月１４日　　　　　ギリトラワンガンからギリメノへ　　　ギリメノ泊
８月１５日　　　　　ギリメノからパダンバイを経由してアメッドへ　　　
　　　　　　　　　　アメッド泊
８月１６日　　　　　トランベンへ日帰りダイビング　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　アメッド泊
８月１７日　　　　　アメッドからチャーターでシデメンへ　　　　　　　
　　　　　　　　　　シデメン伯
８月１８日　　　　　出国までブサキ寺院ほか見学　　　　　　　　　出国
８月１９日　　　　　帰国

【雑感】
６年ぶりのバリ島は船旅メインでしたが、移動が多いせいもあってあっという間に時間が過ぎました。
最初の計画ではウブド再訪のつもりでしたが、６年前の雑踏を思い起こし、最近撮られた色々なメディアでどんどんと都会に変貌していくウブドを眺めるうちにあまり食指が動かなくなり、代わりに「ザ・田んぼ」のシデメン（シドゥメン）を訪れ一泊。
初訪バリでお世話になった「大好きバリ」さんが元気に営業中だったので、長距離移動をすることもあり、チャーターで気楽に見どころを回ってバリ旅行を〆ることにしました。
最終日の観光はブサキ寺院とキンタマーニ高原。
最後まで慌ただしい旅行記ですが、ひとまずこれで２０２４年の夏休み、完。

興味があれば覗いていってください。

エリア バリ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: エバー航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

バリ旅行も残すところあと２日。今日はアメッド～シデメンの移動のみ。

本来ならたっぷり時間がある今日、ブサキ寺院とキンタマーニ高原（バトゥール山麓）に行った方がよかったのですが、昨日３本ダイビングをすることになったため万が一のことを考え、今日は低地で過ごすことに。
（減圧症のリスクを抑えるためには、標高１５００ｍに達するキンタマーニ高原に行くのは潜水後２４時間以降が無難）

かなり神経質な気もしますが、一度減圧症の苦しみを経験した身としては、やはり安全を取りたいところ。

ということで、今日見られるのはティルタ・ガンガ寺院のみ。

ランプヤン寺院も山の中にあるので、今回はお預け。

ティルタガンガの入場料は７５０００ルピア。

レンタカーやチャーターで訪れたヨーロッパ人でイッパイです。

かつてバリ島に存在した王国のひとつ、カランアサム国王が作らせた「水の離宮」。
ジョグジャカルタのタマン・サリみたいなものでしょうか。

「でっかい魚が池で泳いでるなー」と思ってみていると、何と人間が背泳ぎをしていた！

オブジェの配置も実に見栄えがいい。
バリ島の塔（メル）は基本奇数ですね。

一度アグン山の噴火のため被害を受け、現在は再建されているそうです。
それにしてもよく保存されている。

鬼女ランダかな？

像の中心にいた、何とも普通っぽい王子顔なのだけど。

これがクトゥッ王なのだろうか。

この水に浮かぶ飛び石が曲者。
いわゆる蠅（映え？）スポットなのだけど、いちいち長い時間立ち止まって写真撮るヨーロピアンが多いため、後ろが詰まりすぎ。

観光客がスマホを落としたとかで、潜って探すセキュリティの男性。

味のある、「龍の橋」。

池の管理のためか、ジュクンが池を巡回。

敷地内にはホテルもある、癒しスポット。

ティルタガンガを後にして、棚田がひしめくスマラプラエリアへ。

お奨めの「ワルン・ダマール」にて絶景を見ながらランチ。

サテ・アヤムとインドネシア風ラーメン。

ベロンッ　「この味は!………」


「ウソをついてる『味』」・・・・じゃなくて、一言で言うと懐かしいチャルメラのスープ特有の化学調味料の味ですナ。
サテも優しい味わい。

昼飯を食べたら、シデメンまで約１時間。

１０時にアメッドを出て、１時半にはシデメンについてしまった。

今日は高地へ行けないからシデメンで時間を潰すのだが、うーむ、何をすべきか。

とりあえずのどかな風景を堪能する。

シデメンにある「pura puseha tabola」という寺院。
管理者がいるらしく、中には入れない。

やはりバリ島といえば、の割れ門。

６年前に行ったウブドの郊外のような棚田が広がる。

運転手さんに待っててもらってしばらく散策してみる。

ヨーロピアンが体験学習をしているワークショップの表に可愛い店番がいた。

ちょっとプルプル震えてるのがまたたまらん。
持って帰りたい。

橋を渡ったその先は・・・

ライステラスの入り口。
しかし有料なのと、間もなくホテルへ向かう時間なので、入らずに引き返す。

小さな村ゆえ、やっているアクティビティのはアグン山のサンライズツアーくらい。

どうやら、「テラガ・ワジャ川」というところでのラフティングが、この付近での注目アクティビティのようだ。

車に戻って、本日宿泊予定のホテル「アラムダリリゾート」へ送ってもらいます。
１泊８０００円以上とかなり奮発した結果、今回の旅行では一番豪華な宿になりました。

すべての部屋にバルコニーと田んぼビューつき。

ダブルベッドに蚊帳つき。

そういえば、海外のホテルでこのサービスを自分の部屋でしてもらったのは初めてかも知れない。

８月とは思えないほど気温が低いので、外のベッドに寝転がっても十分涼しい。蚊が多いけど。

まだ３時半。ここはヨーロピアンズに倣って、プールで夕方までゴロゴロ本でも読もう。

しかし、これまで海沿いの街にいたのに比べると、気温はかなり低い。曇り空でもあるし、水が冷たいのでプールで泳ぐモチベーションにはならず。

夕方５時半を過ぎたので、そろそろ夕食を物色しに行こう。
街灯がほとんどない村なので、懐中電灯は必須。

ちなみに、シデメンのヴィラが立ち並ぶこのローカルな通りは・・・

何気に、星4つ以上の高口コミのワルンが立ち並びしのぎを削る激戦区となっている。
ここシデメンに滞在する観光客は9割がたヨーロッパ人。このあたりのヴィラに泊まって田んぼをぶらぶら、バイクを使ってトレッキングにいそしむらしい。

迷った挙句、バリ最終日の晩餐に定めたのは、日本の方の口コミが後押しになったワルン「DEVA」。
先客ナシ。広いガーデンテラスと清潔なテーブル。
まずはビンタンから。
嬉しい嬉しいピーナッツ付き。これ美味しいのよ。

ちょっと辛めの「アヤム・ベトウトゥ」（スパイシーチキンの蒸し焼き）。

こちらはテンペ・バチャム。
テンペの酢豚ソースみたいなもの。
素揚げのテンペと迷った挙句、未体験の味を求めてこちらにした。

口コミどおり、日本人の口に実によく合う、優しくてメリハリの効いた味付け。

インドネシアの料理は、東南アジアの料理の中でもベトナムと並んで日本人には受け入れやすい料理だと思うが、ここのは特に推せる！!(^^)!

私が会計を済ませて退店する頃にはテーブルは8割がた埋まり、この後10時くらいまで店はいっぱいでした。
デザートを頼もうと思ったけど、腹いっぱいにつき退店。

一先ずホテルへ帰って、アラックカクテルを2杯頼んで一休み。

今日はインドネシアの独立記念日。
すぐ近くで太鼓と笛、ギターの音がしていたのでつられてこちらへお散歩。

寺院近くの集会所（噴火の際の避難所でもある様子）に、大勢の村民が集まってお祭り。観光客も興味深く見学。

プロジェクターには音楽とともに番号が映し出され・・・

勝利者には景品の炊飯器などが当たる仕組み。
みんな、手に握りしめたピンク色の抽選券を真剣な目で見つめてる。

祭りの雰囲気だなぁ。

生バンド演奏、生ダンスあり。後ろではかけ事。
抽選会アリ。
この昭和感、最高。

堂々と賭けてます。
日本の昭和のような懐かしい風景。

ちなみに・・壇上の中央にでっかく書かれた
「Om Swastyastu」はバリ島の万能挨拶で、「こんにちは。ご機嫌いかが？」の意味のようです。

帰りのグラライ空港で出国審査官にパスポートを渡すとき言ってみたら喜んでくれたので、今度からビシバシ使ってみよう。

ホテルへ帰ったら部屋に3匹のヤモリ参上！
さすが山の中。

一瞬固まったが、ヤモリは蚊や害虫を食してくれる存在なので、放置して蚊帳を下して寝ることに。
30分ほどで夢の中zzz

朝食は選べるセットメニュー。絶景ビューのシートは既に団体様が確保済み。

人によっては手持ち無沙汰になるかもしれない村だけど、のんびり田舎に帰省した気分が味わえる、シデメン。ホテルでおこもりもいいもんです。

朝食後、チャーターをお願いした「大好きバリ」さんから車が来るまで時間があるので、ホテル周辺の田んぼを散策したり。

誰もいないホテルのプールで日光浴したり。

相変わらず標高が高いために気温が低く、プールで泳ぎたい温度ではないかな。

11:00,迎えに来たチャーターカーに乗って、山道を登っていく。

今日は2カ所回る＆帰国の日なので、ゆっくり見ていくことが出来ないブサキ寺院へ。

こちらの電動カートに乗って寺院の入口へ。
入場料は15万ルピア。

この電動カーの料金は入場料込み。

ちなみにこのブサキ寺院、何年か前のガイドブックではかなり評判が悪いぼったくりポイントだったようですが、今回はガイドが一緒のためか、全く問題なく通過でき、嫌な思いもしなかった。
どうやら改善されたのでしょうか。

ただし、路上の物売りから1回でも購入すると次から次へとたかられるらしいのでご注意。

参道には土産物屋やワルンも並ぶ。

バリにいるヒンドゥー教徒の総本山だが、所属カーストによって参拝する神社は決まっている。
寺院数が多いので敷地内はカオス。
シヴァを祀ったプナタラン・アグン寺院は入り口からすぐだが、ヴィシュヌを祀ったバトゥ・マデ寺院、ブラフマーを祀ったキドゥリン・クレテ寺院までは、かなりの距離があります。

大小30もの寺院があるので、とても1時間では見ていけない。
3時間は必要ですね。

行きのカートは入場料金に込み、帰りは有料（案内所に告知あり）。

ガイドさんが帰りも無料で行けるよう交渉しようとするが、当然ながらダメ。
苦笑するガイドさん（笑）
よって歩いて下山。
まあ9割の人が歩いて降りるわけだし。

ブサキ寺院から車で移動、バトゥール山と湖が一望できるキンタマーニ高原の絶景を見ながらランチ。

インドネシア料理のビュッフェで飲み物込みで20万ルピア。
繁盛してたけど、団体旅行御用達のオオバコの店みたいだ。

続いては、ガネーシャ像がお出迎えするウルン・ダル・バトゥール寺院。

この寺院には、正規の門と割れ門が並んで設置。

　ガイドさんに割れ門の意味を今さらながら聞いてみる。

「門はアグン山の象徴、神様の道。人間は通ってはいけない。
　割れ門は、男と女、善と悪…対立するものたちで、そこは人間の道。
　だから人間は割れ門を通ってアグン山に入るんだよ」

　ほへー。2度目の訪バリでやっと意味を知るなんて。

一路、空港へ。
ウブドを通り抜けるたあたりから車の中でうつらうつら・・
して目覚めると午後4時半前。

けっこういい時間だな…
グラライ空港発のSQは２０：００だから、１８：００には空港に着きたいな・・
どれ、そろそろサヌールのあたりかな・・・
スマホの位置情報を見ると・・・

おおッ？？

まもなく目の前にはバイクの大渋滞が。
ぎゃー！！！(@_@)

６年前は余裕がある時間帯だったので渋滞の心配はなかったのだが、今回のバイクの数は尋常じゃない。本当に、5分に１ｍ動くかどうか。

17時45分。前は車がぎっしり、まだこの地点。

アカン、終わった・・・・
初の国際線乗り遅れ、来たか・・・
航空券買い直しや・・・(T_T)　　（←基本ネガティブ思考です）

バイクが動いた瞬間、隙間を逃さず八艘飛びを開始するドライバーさん。

確実にマナー違反なのだとは思うが、背に腹は代えられぬ。
どうか安全運転でm(__)m・・・

迷わず海上道路を選択。
１８時ちょうどにグラライ空港が見えてきたー!(^^)!
運転手さんありがとー！！！(´;ω;｀)

チップは2万ルピアの予定だったけど5万にしとくね、センキュー！！！

搭乗予定時刻から１時間４０分を切って、チェックイン滑り込みセーフ！！
ガイドさんがスーツケースをもって空港内までダッシュしてくれる。
これなら間に合う・・・

お土産を慌ただしく買って、ラウンジに着いたのは搭乗開始時刻の１５分前。
たぶん機内食でないから、軽くご飯食べないとね。

気ぜわしく食事を済ませ、搭乗開始時刻を１０分過ぎてゲートに行くと、やっぱりシンガポール行きはまだオープンしてない。
まあそんなものだよね・・

結局、搭乗開始は出発の２０：００ちょうど。お土産に空港内で特売されてたデウスエクスマキナのTシャツを買って帰ってきてちょうどくらいでした。

思ったとおり、グラライ空港ーシンガポールの機内食は遅い時間ということもあり、大したものは出ない。
空港で食事しといてよかった。

乗り継ぎ時間は２時間だったので、ターミナル２の美しい天井を眺めて。

搭乗予定時刻は午前0時20分。
夕食を取る時間帯ではないので、SATSプレミアラウンジ（日本人の占有率9割）で、ジントニックを作って搭乗前にいただくことに。

ひと眠りしたら、ようやく日本の上空へ。

五島列島が見えた。

6年ぶりのバリでの夏休み、短いながらけっこう充実していました。
次はメナドにダイビングに行きたいもんです。