2024/07/23 - 2024/08/02
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河内温泉大学名誉教授さん
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今夏勢州の孫Kz君と摂州の孫Ky君を別々に出迎え、大坂夏の陣戦績や武将達の偉功を見る旅を。両名同時に出迎えたのでは今夏の灼熱地獄と愚僧の体力とでは持たないと、別々に出迎え共に数日間大坂の陣跡を巡ってきました。
勿論美味しい食い物やありきたりの食い物を取り揃え、できうる限りの歓待もいたしました。
では、先ず勢州のKz君(長女の長男)との大和八木の出会いより、従軍記者偐山頭火がお伝えします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自転車 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
勢州組は今夏湘南と鎌倉方面へ旅行するらしく、摂州在の長男家族との合同夏休み休暇は日程が無理と勢州だけの単独行となったもの。Kz君は大和の郡山城を「攻め」たいとのことで、近鉄大和八木で待ち合わせたのが23日午前十時過ぎ。彼らは急行という名の鈍行で来たが、時間がかかったという気にはならなかったとのこと。GW以来の再会を喜ぶ。郡山城は筒井順慶の築城(1580年)に始まる大和でもっとも大規模な城郭です。
城郭の一部をつぶして敷設した近鉄橿原線を間近に撮ろうとカメラを構える -
その後門前の菊屋で「城の口」饅頭を購入して城内へ。再来年の大河ドラマの舞台の一つになるためか、改修工事が盛んに行われていて車窓観光で終わる。
小学3年生のkz君は今は日本史に凝っていて、東軍がこの辺りから生駒を超えて大坂城に攻め込んだという話を、大変関心を持って聞いてくれました。しかし車窓観光はそこそこにして近くの愚妻の姉が眠るお墓へお参りすることに。娘も良く可愛がって貰った叔母様(義姉)の墓参り、墓石の位置も覚えておくと我々が亡くなった後のことを考えているようです。
金魚産地大和郡山では「金魚畑」がお墓を取り囲んでいる -
ぼちぼちお昼の時間ですので、大和の銘産であります「うなぎ川はら」へ電話するも”予約は出来ない”とのこと。でも営業はしていると云うので向かってみると納得でした。明日が土用の丑で駐車場は満杯、店内は順を持つ人で溢れている。普段はそれほど混んでいない店ですが、さすがに土用の丑。さすれば財布の紐も緩み大散財となりました。
石麻呂尓吾物申夏痩尓吉跡云物曽武奈伎取喫(巻第十六の3853)と大友家持も痩せた石麻呂に武奈伎(むなぎ)を勧めている
鰻の身を後に残して真剣なKz君 -
満腹となったが、デザートは同店内では遠慮して法隆寺近くの売店で「植村牧場」のソフトを頂くが、店外のベンチでは「なめるより溶けるが早しソフトかな」状態でした。その後、Kz君の趣味・関心の原点と云えるD51を展示してある王寺町の小公園へ難渋して向かう。道なき道というかあぜ道程度の小道を縁石に牛車は何度も当たりつつ、最後は徒歩で向かったがKz君は満足した様子です。
D51を展示してある 舟戸児童公園 -
さて、次なる目標を聞くと「信貴山・生駒山スカイライン」との事、生駒から大坂城を攻める構想らしい。ならばと向かい十三峠、鳴川峠そして暗峠と東軍は進み展望スペースで目指す大坂城を目視。攻めるにはどうかと聞くとあべのハルカス、大坂城そして遠くに淡路島を望み進軍の策は練れたとのこと。
暗峠の石畳を背に。後刻従兄弟のKy君は旧街道を行くことになります暗峠 自然・景勝地
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大坂城攻めは詰んだとか。この手で詰んでいるのかと聞きたいが、観戦記者は口ち出しできない。生駒山上の垂訓で大坂城は迫ることが出来るのか?
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生駒峰から河内の若江城付近の本陣に戻るとKz君、大坂の陣は暫し休憩とプールに入り従兄弟のKy君が恋しいと云う。彼の構想では出陣を控えて水浴する予定だったそうで、西軍の戦友(敵)Ky君がいないのが寂しいとのこと、年代のせいか爺さんではダメと云うことらしい。
いつものプール、今回は一人でした。後にこれが水攻めに使われるとは -
充分に水浴して火照った身体を冷やしての夕餉は「居酒屋デビュー」をして貰いましたが、充分に栄養を溜め込んだKz君、翌日沢山の土産を宅急便に託して「一泊二日」の大坂の陣の下見を終えて、特急しまかぜの車窓の人となりました。お爺さん、お祖母さんにとっても大変楽しい二日間でありました。しかし、今週末には摂州勢が三連泊で来るというので、今は身体を休めております。
しまかぜでは先頭部の席だと大喜び 意気揚々と先攻めを務めた近鉄特急 ビスタEX 乗り物
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先に勢州軍の襲来で始まった始まった21世紀版「大坂夏の陣」は、その後週末にかけて替わって参戦した西軍の勇者Ky君。
正史とおりとはいかず、やや歴史上に問題を残しましたが、両軍の将は納得した様子で日常生活を取り戻したようです。
後には年老いた従軍記者一人がその軍記を更に記しましょう。
摂州兵は凄腕、先ずは水攻めとは秀吉公のような攻めです。 -
学齢1年生になったばかりのKY君は強者、本陣となった愚庵に着くなり最新の兵器を並べ「水攻め」作戦とか、敵軍のクラインガルテンを水浸しにして、糧食を絶つという作戦らしい。しかし、その夜の自らの食料は最新のデリバリーによるピザとのこと。翌日の進軍に備えて腹一杯食っていました。
翌日は実は愚僧の定期通院忘れ連絡の結果、約十年のお付き合いの先生ならではの配慮で無事検査等を済ませるも、作戦は一日延期となった。 -
翌朝、我が牛車にKy君の馬と従軍記者の馬を積み込み、奈良平城宮跡に東軍を求めて展開する。
平城宮跡(朱雀門)で東軍を探し求める -
復原事業情報館近くで炭酸飲料を求める。
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40度近いというのに良く駆けるガキ、いや将軍様です。
大極門(第一次大極殿院)南門付近 -
平城宮跡に東軍を求めて展開するが酷暑の中の進軍。要所で休みを取りつつ給水をしっかりと行うが、東・西軍の区別がつかない老兵が臨時休息所で休みを取っているだけ。更に昼食時間となり追軍を放棄してマクドへ入るとの下命に従う。朝食が早かったせいか、ダブルマックとポテトのLサイズを注文してにんまり。
良く食う将軍様です -
手負いでもないのに温泉で骨休みする 隣の鯛(⇒)がみすぼらしい
満腹のKY君に生駒山の中腹にある「音の花温泉」の話をすると、手負いの傷もないが湯治に入るとか。なんと、気ままな戦国武将ですな温泉は食堂などがお休みで、その分料金は半額だという。願ったり叶ったり。全く生気の無い生け鯛を見ていると食べるのが気の毒にも感じられる。 -
食堂が休みで半額だとVサインのKy君将軍様
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目指すのは生駒峰だが道のりは険しい。遠くに生駒山頂の鉄塔群が並ぶ
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幸いにして我が今期から牛車が小さくなっているので、暗がり越を提案した所KY君もやけに乗り気でした。旧街道は国道308号となっているが中型トラック等は通行禁止です。愚僧を追い越させとばかり煽っていた車に先を譲ると、途中で止まって後戻りしつつ逆方からの車を交わしている。石畳の峠を過ぎると「縁先」の様な道幅と大昔河内湾だった頃洗われた急峻な坂道が額田駅方向へ我々を導く。バイク(自転車)による山登りの聖地と言われるが、その通りの坂道にKy君楽しかった・・・とさすが大物です。
最後は暗がり越で大学キャンパスに 石畳を過ぎると急峻になります -
大坂へ下ると急峻です まだ狭くなりますが安全運転第一ですので撮影はパス
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本陣に帰り着き、夕食はまたピザが良いという。老兵は食べられるものなら何でもオケーと従うだけ。良く元気に食っていました。
そんな、KY君を昨日摂州の自宅までお送りして来ました。これで、老夫婦の夏休みが始まり、同時にKz君達との思い出も老体に刻んだ厳しい今年の夏期休暇を偲びつつ過ごせます。
夏の陣 東西まみれて 爺参る <偐山頭火
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