2024/07/27 - 2024/07/27
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kawakoさん
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まずはチューリヒ美術館のチッパーフィールド館をご紹介します。
もし1時間程度しか時間が取れない場合、印象派がお好きな方はこちらだけ立ち寄っても良いです!
チューリヒ美術館/Kunsthaus Zürichでは、2021年に2億600万フランをかけて新たに、デイビッド・チッパーフィールドが設計を手掛けた新館(チッパーフィールド館)をオープンさせました。
ここは主に、ビュールレ・コレクション財団から貸与された(2022年から20年間の貸与契約)印象派の傑作を展示するための場所です。
ただ、このビュールレ・コレクションをチューリヒ市の公的機関で公開することは、国内外から非難を浴びています。
というのもビュールレ氏がナチスとも取引のあった武器商人であり、そのコレクションの多くにナチス略奪絵画の疑いをもたれているからです。
というわけで、コレクションの展示スペースでは、絵の来歴の調査や対応状況、展示の意義などを随所で掲げていました。
ところで私、今回チューリヒ美術館に来るのが久しぶりすぎて、新館があることも全然知らなかったんですw
2012年(!)に同名の旅行記を作っていたのですが、だいぶ様子が変わってしまっていたので、今回新たに旅行記を作ることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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チューリヒ美術館へは徒歩でも15分ほどですが、やはりトラムで行くのが便利
乗り場はチューリッヒ駅の目の前のこちら、3番トラムのKlusplatz行きに乗ってくださいチューリッヒ駅 駅
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三番目の駅/Kunsthausで下車ですよ
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チューリヒ美術館到着~
チューリヒ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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( ̄▽ ̄;) なんかキッチュなオブジェが立ってるw
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ふと後ろを振り返ると見慣れない建物が・・・
Σ(;´Д`) あっちにもKunsthausって書いてあるw -
あれ?と思いつつ見慣れない建物のほうに入ってみたら、こちら新しくできたチッパーフィールド館だそうで
チケットを買う時のやりとり
私:( ̄▽ ̄)「もー長ーい間ここに来てなくって、前回来た時はまだこの建物はなかったんですよw」
係りの人:(≧▽≦)「え~やだ~ホント~(笑)」
( ̄ー ̄)「いや~月日の流れるのは早いね」
(≧▽≦)「(笑)」
若いお嬢さんには、この時間の流れの加速度的な感じ、まだ分からんやろねぇ・・・ -
チケット売り場でフロアマップを手に入れて、とりあえず3階までエレベーターで一気に移動しました
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いきなりビュールレ・コレクション行っちゃうよ!
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実は私、このビュールレ・コレクションの名前は知ってはいたんですけど、内容に関しては印象派の傑作ぞろいってことぐらいしか知らずに来たんですよねぇ
入口正面にルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」がお出迎えですよ
スゲェなぁ~( ̄▽ ̄;) -
この素晴らしい絵画の前にデカいテーブルみたいなものが置いてあります
この絵に関する情報ですが、第二次大戦中にナチスに没収されゲーリングのコレクションになっていたものが、年老いたイレーヌのもとに返還されたもののその後競売に出され、ビュールレ氏が落札したそうです
(;´Д`) 家族はナチス収容所で殺されたって書いてあるよ・・・ -
そしてドーンとビュールレ氏の紹介です
武器商人ビュールレ氏とチューリヒ美術館のかかわりなどが書かれています -
そしてモネのスイレンの大作ときたもんだ
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部屋の三方の壁をモネの大作が占めています
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この部屋の三枚のスイレンの大作は、ビュールレ氏と当時のチューリヒ美術館の館長が直接モネのアトリエに行って購入したそうですよ
先の二点はチューリヒ美術館に寄贈されましたが、こちらの「睡蓮の池、緑の反映」は自身のコレクションとしたそうです -
この部屋は壁に何もかかっていませんが・・・
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ワシントン原則(略奪された美術品を確認し、記録文書を公開し所有者と相続人と共に「公正で公平な解決」を目指す)のガイドラインに抵触する疑いがあるので展示を撤去したそうです
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チューリヒ州や市、芸術協会は、歴史学者のラファエル・グロス氏に来歴調査の検証を依頼し、ビュールレ財団から貸与を受けた絵画205点のうち、133点は1945年以前のある時点でユダヤ人が所有していたことが判明しています
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ここからはビュールレ・コレクションの凄さをご覧ください
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ビュールレ・コレクション
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ドイツ、オーバーシュヴァーベン地方の1500年頃の作だそうです
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アンリ・ファンタン=ラトゥール
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あらっ、あそこに立つのは・・・
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ドガの踊り子だよ~
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ポール・シニャック
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カナレット
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ゴッホも色々あったけど・・・
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特に気に入ったのはこの、花咲くマロニエの枝です
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教科書で見た事のある絵が!
( ̄▽ ̄)b このセザンヌの「赤いチョッキの少年」は2008年に、当時チューリヒにあったビュールレ美術館(ビュールレ氏の元邸宅)から盗まれた(被害総額は1億8000万フラン!)4点のうちの一つで、2012年にセルビアで発見、回収されました
この盗難事件による警備体制の見直しなどがビュールレ美術館が閉館した原因です -
モネ
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展示室の合間にこういった部屋が用意されていて、ビュールレ・コレクションについて考えさせるようになっています
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ピカソも何点もあったけど、この「バルセロナの夜」の静謐な美しさは格別
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←マネとクールベ→が何気ない顔してかかってるわ
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この青いラベルがタイトルと並んでちょこちょこあるんですが、歴史学者のラファエル・グロス氏による調査で略奪絵画も可能性が高いと指摘されている絵画に付けられています
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最後には展示を見に来た人々からの意見を求め、それを提示しています
展示すべきではないと考える人も少なからずいるんですよねぇ -
吹き抜けでゆったりと揺らぐ大きなモビール
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次は2階に移動して収蔵品を見ていきます
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デジタル系か・・・
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ビデオアートと抽象系が並ぶ展示室を通り抜けて行きます
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この3つの展示室はルーザー・コレクションです
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アブストラクトとミニマルアートがお好きなようです
ドナルド・ジャッドの箱は初めて見たとき衝撃だったなぁ -
この先の部屋が展示替えのため閉鎖されてていたので通り抜けできず袋小路になっていたので、また来た順路を戻りました
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この大きな部屋と隣の小部屋はメルツバッハー・コレクションです
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Sammlung Merzbacher
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Sammlung Merzbacher
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この入口は?
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ピピロッティ・リストの展示室でした
たくさんの電球がぶら下がっていて色を変えながら静かに明滅しています
( ̄▽ ̄;) 真ん中でチューしながら自撮りするカップルがいました -
メルツバッハー・コレクションを通り抜けると印象派の常設展示室になってました
展示室の構成に連続性があるので、何々の部屋とか考えずに適当に歩いても違和感なかったです -
ゴッホがあったよ
小品ですけど青と黄色の対比が気持ちいい感じ、好きだな -
この作品にはナチス略奪絵画の証拠はないそうです
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さて、チューリヒ美術館旧館のほうに行きますよ! では地下に降ります
ちなみに地下にはロッカールームとトイレがあります -
二つの建物(チッパーフィールド館とモーザー館)は地下の通路でつながっています
ではレッツゴー(=゚ω゚)ノ
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この旅行記へのコメント (2)
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- ペコリーノさん 2024/09/07 09:49:03
- チューリッヒ美術館について
- kawakoさん、こんにちは。
お久しぶりです。
チューリッヒ美術館のビュールレ・コレクションについての説明、ありがとうございました。
実は昨年の11/30に初めてこちらを訪問し、あまりの素晴らしさと膨大なコレクションに、写真を撮ったものの、旅行記にまとめられず、ずっとそのままにしていたところです。
実は、当日14時にスイス人の叔母と会う約束があり、その時間潰しに見たのですが、あまりの素晴らしさに30分時間をずらしてもらいました。それも、最初に本館を見て、午後になってから新館を見てしまった為に、これはサラッと見て回るものではないと気がついたからです。
ナチスの略奪から取り戻したコレクションとは、そういう意味があったのですね。
この言い方も少し違うのかもしれませんが。
kawakoさんの説明で、とても勉強になりました。
ありがとうございます。
この旅行記の後で私の旅行記をアップするのもおこがましい気がするのですが、まだまだ先になるかもしれませんが、そのうち私のチューリッヒ美術館の旅行記も、私の目線で作成できたらと思います。
本当に素敵な旅行記、ありがとうございました。
ペコリーノ
- kawakoさん からの返信 2024/09/08 15:47:54
- コメントありがとうございます( ̄▽ ̄)
- ビュールレコレクションの展示については、チューリヒの芸術家協会などは反対しているほど反感も根強いのですが、私のような一市民からするとこのような質の高いコレクションを一望できる良い機会なんですよね。
私はこの日はカンが良かったのか(笑)先にチッパーフィールド館のほうへ来たので気力が充実して見られましたが、旧館のほうを先に見たらへとへとになっていたと思うので、やはり事前に調べておくのって大事なんだなと思いました。
ペコリーノさんの旅行記、楽しみにお待ちしておりますね!
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