2024/07/26 - 2024/07/27
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TOSHIさん
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(その2より)
和歌山市から難波経由で、近鉄奈良線と大阪線を駆け抜ける特急を利用して大和八木へ。快速急行に乗り換え桜井駅に到着したのは夕方でした。
チェックインしたのは近鉄とJRの桜井駅から徒歩1分と交通至便なホテルルートインです。
久しぶりの関西だったので、夕食はどうしてもお好み焼きと焼きそば(&生ビール)を味わいたくてホテルで勧められた近くのランカに入店。金曜の夜でもあったので、店内は地元客でかなり賑わっていました。正式にはRANKAとローマ字表記らしいのですが、店内には「爛柯」と書かれた立派な看板があり、由緒を感じさせました。お好み焼きも焼きそばも、厨房でプロが焼いてくれるのが本場の流儀であり、もちろん味にも満足できました。あのチリトリのような専用器具で眼の前の鉄板に持って来てくれなかった点だけが残念でした。
ホテルで目覚めた朝、北側の部屋からは立派な三輪山を眺められましたが、南側の部屋に泊まった息子は、深夜までと早朝からの電車の走行音が気になったと言っていました。鉄道好きの私には電車の音は心地良いのですが(笑) 朝のバイキングはなかなかの品揃えでした。
赤目四十八滝ハイキングの後、女人高野として有名な名刹室生寺へ行く前に道の駅宇陀路室生内のレストラン青葉の庄で昼食を摂りました。家内と息子が注文したのはイチオシと思われる「春日餺飥うどん」。奈良の春日大社でその昔振る舞われた日本最古のうどんを再現したものとのことでした。奈良に暮らしていた私には春日さんも懐かしかったのですが、なかなかお眼にかかることが少ない茶がゆの文字に惹かれて「玄米茶がゆ御膳」をチョイス。これが想像以上に玄米茶の香りを楽しめる一品で、懐かしさもあってかかなり気に入りました。
続いて室生寺へ。天武天皇の勅命で役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたと言われ、高野山を開いた弘法大師(空海)が「我が身をば 高野の山に とどむとも 心は室生に 有り明けの月」と詠んだとされることから女人高野として知られることになった名刹です。車は太鼓橋の手前の駐車場で駐めましょう。有料ですがさらに奥へ進んでも見つけられません。太鼓橋を渡って右へ進むと受付があります。そこから仁王門をくぐり鎧坂という石段を登ると左に弥勒堂、正面に国宝の金堂があります。さらに登ってゆくと正面に本堂が建っており、別名である「悉地院」の扁額が掛けられています。この国宝内には御本尊である如意輪観音菩薩像が安置されているそうです。御朱印はここで頂きました。本堂に到達したからと安心して戻ってはいけません。左にある北畠親房の墓所方向へ歩を進めると、さらに石段を登った所に最も有名な五重塔が姿を見せてくれます。五重塔としては国内最小とのことですが、屋根のバランスが大変に美しい国宝です。そのさらに奥には奥之院があるのですが、猛暑の昼間であったのでここで失礼して下山しました。
次に長谷寺へ。室生寺方面から車で行く際はカーナビに従うと細い道に分け入ることになってしまいます。少し西に進んだ広い道から入るとお寺の正面を過ぎた先に境内駐車場があります。全体の雰囲気は随所に鎌倉の長谷寺に共通したものを感じるのですが、仁王門をくぐった先の三廊合わせて百八間三九九段の登廊は、此処だけのハイライトです。吊るされている長谷型灯籠の美しさも含め、見ごたえある光景です。大晦日の万燈会はさぞかし美しく荘厳だろうと想像されました。上廊まで登り切ると左に国宝の本堂があり、御本尊の十一面観音菩薩像が立派なお姿で立っています。懸造りによって支えている舞台も見所です。御朱印は上廊方面に戻った向かい側の納経・集印所で頂きます。本堂から眺められる五重塔へは、大黒堂に頭を下げつつ弘法大師御影堂・本長谷寺と進んで行きます。三重塔跡の向かい側に建てられている形の整った名塔です。そこから石段を下った所にお土産処があり、さらに西参道を下って行くとトイレもあります。
最後に、我が国最古の神社であり大和國一之宮でもある大神神社へ。JR桜井線の三輪駅から歩けます。車の場合は車道をまたぐ鳥居としては日本一という巨大な耐候性剛板製鳥居をくぐって第六駐車場へと向かうと最も近いようです。神の山である三輪山に鎮まる大物主大神は古くから神様の中の大神様として尊ばれ、故に「大神」と書いて「おおみわ」と読むようになったと言われています。バス停近くの二の鳥居をくぐって荘厳な参道を進み、石段を上がると、拝殿があります。その後ろに拝殿と神の山三輪山を区切る場所として立つ、本殿にかわるものとして神聖視されてきた三ツ鳥居があるそうですが、拝観は許されていません。御朱印は拝殿の向かい側にある授与所で頂けました。
そして戻った大和八木から近鉄特急ひのとりに乗車! 本来は名阪特急ですが、今回は大和八木から乗車しました。近鉄特急は日常的に活用されているもののひとつなので、チケットレス購入も簡単です。ホームに入線して来た瞬間は家族一同感歎の声を上げました。
https://youtu.be/rkPgjbMqoBk
「洗練された優雅な艶感のある(しおねるさんの表現)」レッドの塗装に金のエンブレムとHINOTORIロゴはやはりテンションがアガります。横一列のLEDヘッドライトもかっこいい! さすがブルーリボン賞とグッドデザイン賞をダブル受賞している車両です。座席にはバックシェル構造が採用されているので、後席の人に遠慮することなく思いっきり背もたれを倒してくつろげます。靴を脱いで使うフットレストもGOOD? 前夜宿泊した桜井、今日観光した長谷寺・室生口大野などの大和路の山中駅を通過して行きます・・・。(その4に続く)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー 私鉄
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姫路~和歌山&大和路家族旅行
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