九州私鉄・ローカル線 2024旅行記：その1（筑肥線～唐津線～松浦鉄道）

2024/07/11 - 2024/07/11

古い友人を訪ねる為、6年ぶりに九州博多へ。

会食は２日目の夜、中洲にて。
時間があったので、前回強烈な印象を残した唐津線の列車と、各種ローカル線に乗りたくて乗り鉄を計画。
雨に降られ計画変更を度々行いましたが、福岡、佐賀、長崎、熊本と短い間で駆け抜けました。

その１は博多から筑肥線に乗り唐津へ。唐津から唐津線で伊万里へ。
伊万里から松浦鉄道でたびら平戸口、佐世保までとなります。

駄文、お付き合い頂ければ幸いです。

エリア 松浦(長崎)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JRローカル 私鉄 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田空港から福岡空港へ。
千葉は昨晩酷い暴風雨で、もしかしたら飛ばないかもと思ってましたが、何とか朝方には天気が収まってくれて良かった。

成田国際空港 空港

飛行中は多少揺れたものの、想像してたほどではなく、少し肩透かしでした。
もっと揺れてもいい・・・

10時過ぎ、無事に博多着。
友人に着いた事を伝えたが、「おー、いらっしゃいませ」というだけのそっけない返事。まぁいいか。俺は俺で楽しもう。
まずは博多で旅の切符と駅弁を買う事に。

博多駅 駅

10時36分、博多発。筑肥線でまずは筑前前原へ。
電車の中も素敵だが、このマルタイラーメンの広告が凄く良い仕事してた。流石地元ですね。

11時18分、筑前前原で乗り換えて唐津へ。
レトロで素敵な客車だな・・・と思って見上げると同じポスターが。
・・・少し感動が薄れてしまった・・・。

12時9分、無事、唐津駅に到着。
余裕があれば唐津城を見たかったが、今回は時間がギリギリだったので、諦めて次の目的地、伊万里を目指す事に。
ロマサガ電車になっている事をここで気付きます。

唐津駅 駅

黄色い電車にロマサガのドット絵は悪くない感じ。

唐津駅 駅

ロマサガシリーズは丁度世代ではなく、遊んでいなかったのが残念。
ただファンには堪らないラッピングでしょうね。
個人的にはロマサガよりもドット絵が、ローカル線と良くマッチしているように思えました。

唐津駅 駅

さて、今回の旅の大きな目的の一つ、この唐津線の客車の雰囲気。
この日は雨も降っており、日差しも少ないのでカーテンはかなり開いてましたが、この独特の薄暗い雰囲気・・・これを味わいたくて来たようなモノです。感動です。

そして、博多駅で悩みに悩んだ駅弁。ようやく開封出来る。
なお悩み過ぎて、レジ前と駅弁売り場を行ったり来たりしたら、無事不審者扱いされた模様。
しょうがない、博多は駅弁豊富。素人は迷う、しょうがない。

このビジュアル、ボリュームですよ。このお弁当は本当に美味しかった。
機会があればまた食べたくなる位。お酒にも合いそうな味付けでしたね。
ご飯の量も丁度良かった。

最近ではやれそうでやれない、電車の中で駅弁を食べる・・・。
唐津線なら出来る、そう、唐津線ならね。
みんな、駅弁買って唐津線に乗りに行くのだ！

12時57分、無事に伊万里に到着。
個人的には伊万里に向かう線よりも、久保田へ向かう路線の方が渋くて好みでした。
でも本当に素敵な車両でした。また是非乗りたい。乗るぞ。

伊万里駅 駅

伊万里からは松浦鉄道に乗り換え。JRとしてはどん詰まり。
乗換までに時間があるので、少し伊万里の街を散策します。

伊万里駅 駅

伊万里の駅は、JRの駅と松浦鉄道の駅が道路を跨いで高架で繋がっているという少し不思議な駅。
高架から町を見ると相変わらず天気はパッとしない。暑くなくて良いといえばよいが傘は必要か。少し町を散策するのは気が引けるといった感じですね。

伊万里駅 駅

駅をウロウロしていると、伊万里焼の売り場があった。流石、伊万里。
実は焼き物が好きで、特に青磁や白磁に目がない私は、もう散策なんてどうでもよくて、ここでかぶり付きで眺めてました。
店内を3周も4周もする間、店員さんはみな親切で、生暖かい目で見守ってくれていました。

伊万里駅 駅

一瞬、「買ってしまうか！」と邪念が浮かんだが、まだ先の長い旅の事を考えると、高い器なんて買えないと我に返った。荷物にもなるし。邪魔になるし。割れたらやだし。
・・・というはずだった・・・はずでした。

伊万里駅 駅

空が少し明るくなってきた。そろそろ松原鉄道の車両が入ってくる。
準備を終えて、伊万里の改札を後にします。

伊万里駅 駅

乗る前はどんなオンボロ車両が来るのかとワクワクしていたのだが、実は近代的で加速も早い車両だった・・・。少し残念。
14時37分、無事に伊万里を出発です。

約70分、無事にたびら平戸口駅に到着。
本当はここから教会やお城を巡るつもりだったが、雨で断念・・・。
写真ではあまり雨の凄さは伝わらないのが残念です。

たびら平戸口駅 駅

ふと足元を見ると、猫が佇んでいた。
駅猫だろう。随分慣れている気がする。
時間がゆっくり流れます。

たびら平戸口駅 駅

折角ここまで来たのだから、何か写真にとらねばと周りを見渡すが、雨が凄すぎてとても駅舎から出れられない。何とか駅の入り口から外に出ず撮れる写真を一枚。

たびら平戸口駅 駅

インターネットで、たびら平戸口で検索すると、かなり上位に出てくる海鮮ちゃんぽん平戸。
少し食べてみたかったが、最近は開いていないらしい。開いていてもかなり時間は限定的で今回は時間的に難しかった。残念。

たびら平戸口駅 駅

たびら平戸口はかなり歴史ある駅舎の様で、所々錆びてはいるのだが、それがまた良い味というか重厚感を感じる。不思議な雰囲気のある駅舎です。

たびら平戸口駅 駅

暫く待っていると、佐世保側から自分が乗る折り返し列車がやってきた。
少し待っていてくださいと言われ、折り返し準備を見守る。

たびら平戸口駅 駅

地元の方で、恐らくは顔見知りなのだろう。傘をさしてあげながら車掌さんが丁寧にエスコートしていた。
車掌さんの細かな気配りや、それにお礼を言うご老人、中々に素敵な光景だった。

たびら平戸口駅 駅

16時19分、たびら平戸口発。
さて今日の最終目的地、佐世保を目指す。
伊万里から乗ってきた時と違い、かなり途中駅で高校生を載せながら佐世保へ。

17時48分、無事に佐世保着。
雨で観光地を回れなかったので、予定よりも少々早い到着だった。
初めて降りた佐世保駅だが、思っていたよりもずっと近代的で驚いた。

佐世保駅 駅

駅を出るとオーシャンビュー。これだけ大きな駅でここまで海が近いのは珍しい。
・・・が残念ながらこの雨で近寄れず。駅の入り口から。

佐世保駅 駅

折角だから佐世保グルメをと思ったが、意外に店は閉まるのが早い。
なので佐世保駅近く、丸徳ラーメン 駅前店さんでちゃんぽんを頂いた。
関東人の私には、最初豚骨ラーメンのような匂いに少し戸惑ったが、味は抜群に美味かった。

丸徳ラーメン 駅前店 グルメ・レストラン

という事で、宿に荷物を置いて、近くの居酒屋で一人乾杯。
一日雨で、観光はあまり楽しめなかったが、乗りたい列車に乗れ、乗りたい路線に乗れ、無事にここまで来れたのであればまぁ良し。
また明日も楽しもう。

これでその１は終わりです。（続きます）