2024/06/29 - 2024/07/07
297位(同エリア786件中)
へいさん
ロシア上空を飛べないために、ヨーロッパ便は、どこの航空会社も南北大回り。南周りのターキッシュエアラインズを利用しても時間のロスは大きくない。今年もイスタンブール経由でアムステルダム、アントワープ、ブリュッセル、ブルージュとゲントを鉄道で回る旅。アムステルダム観光を終えて、ユーロスターでアントワープへ。ここで大事件勃発!へいさんの旅経験最大の危機に遭遇。へいさんの運命やいかに!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アムステルダム中央駅9:08発のユーロスター(旧タリスは、現在ユーロスターに統一されている。)は定刻をやや遅れてい発車。
アムステルダム中央駅 駅
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車内は予約状況を見ても満席状態。小柄なへいさんは、スーツケースを網棚に乗せるのに難儀するが、そんな時、外国の人は、当たり前のように手伝ってくれる。この辺は日本と文化の違いを感じる。ところで、どうしてヨーロッパの列車の座席はこうなんだ。中央に両サイドから向き合うように設置されて固定。結果、乗客の半分は、背中向きに座って、車窓の景色が後ろから前に流れてゆく。日本の技術を提供して、座席がクルっと回転すればいいのに。
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ユーロスターは若干の遅れを取り戻したが、定刻より10分ほど遅れ10:40くらいに、アントワープ中央駅に到着。
アントワープ中央駅 駅
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アントワープ中央駅は、世界一美しい駅と言われている。確かに、近代的な地下ホームから地上に上がってくると高い天井の素晴らしい中央ホールがある先の写真がホーム側。こちらの写真は正面玄関。ファサードはどこか劇場の入り口の様である。
アントワープ中央駅 駅
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外観は、まるで宮殿の様な造り。駅前はかなり広い広場になっている。
アントワープ中央駅 駅
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今宵の宿は、駅前のラディソンブルーアストリッドホテルアントワープ。そして、大事件はここで起こった。ホテル到着後、チェックインの前に、へいさんが肩掛けカバンを床に置いてわき見をしているホンの数秒の間に、カバンが盗まれた。カバンの中身は、予備の財布、スマホ、持病の薬、そしてパスポート!ヘイさん人生最大の危機!すぐにホテルスタッフに盗難を伝えるとホテルロビーでの出来事を俄には信用せず、保安主任が登場。彼が何分ぐらいの出来事か聞いて、防犯カメラを確認。3人組の置き引き犯であることが確認できたため、すぐに警察に通報。10分位で警察官2名が登場。保安主任と警備室に行き防犯カメラを確認して盗難事件として、捜査開始。へいさんは、人定質問からカバンの中身等々を聞かれ、警官は、同時にPCに何やら入力している。その間、へいさんは、パスポートがなくなったことで、頭がいっぱい。アントワープに領事館はある?ブリュッセルまでいかないとダメ?
この先の予定は?(でも、帰国日までは余裕があるので、帰国便には間にあうと思ってた)。へいさんは、これからどうなっちゃうの。ラディソン ブル ホテル アントワープ シティ センター ホテル
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その後、いろいろ質問されながら時間が過ぎて行く。30分ほどが過ぎた頃だろうか、手に黒い(しょぼい)トートバックをぶら提げた別の警察官2名がやってきた。
そして、へいさんに問う。このバックはあなたのか?。へっ、う、あっ。YES、YES。これは、私のカバンとトートバック。トートバックの中からは、カバンから散らかされたへいさんの所持品が続々と出てくる。警官は現金はなかったといったが、それ以外のものすべて(パスモ、スマホ、小銭、T-pointカード、持病の薬、パスポート!)、パスポートを見たときにへいさんは、三途の川の手前で戻った様に血の気が戻った。どうして、カバンが戻ったのか。事件を知った別の警官が、ホテル近くの路上に散乱していたカバンを発見。被害カバンの色や形の情報が警察官同士で共有されているため、回収して、事件のあったホテルに持ってきてくれたのだった。その後、当初の警官と調書を作成署名して、事件は終了。事件発生から解決まで約1時間強。へいさん人生最大の危機であった。 -
事件解決後、戻ってきたパスポートを使って、無事チェックインでき、一安心。欧州では、キャッシュレスが進んでいた御蔭で、現金はあまり持っていなかったのが幸い。たいていの支払いは、ソニーバンクウォレットのタッチ決済で済んでいた。
取り敢えず、一息つこうとカフェに入る。 -
閑話休題。カバンを盗られてがっくりしていたへいさんのトホホ再現画像。戻ってきたスマホで撮影。
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偶然入ったカフェですが、なんか有名なお店なのかもしれない。壁には有名人の訪問写真が飾られている。そして、頼んだワッフルもご覧の通り美味しそう。ここで教わったのですが、一口にベルギーワッフルといっても、ブリュッセルワッフルとリエージュワッフルの二種類があるらしい。この丸いのはリエージュ。モチモチした触感。大阪から日本中に広まったあれは、こちらの方。
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コーヒーを飲み、甘味をいただき、気持ちも落ち着いて、観光再開。
気が付けば、聖母大聖堂のすぐ近く。 -
聖母大聖堂のファサード前にネロとパトラッシュのオブジェ。全然可愛くないし、こんな場所に倒れているのはおかしい。と、偉そうに言うへいさん。実は、今回の旅まで、フランダースの犬を知らず、ネロとパトラッシュは、ハイジの友達だと思っていた。恥ずかしい限り。だが、この日までには読了し、内容は完全に把握している。
聖母大聖堂 寺院・教会
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ルーベンス「聖母被昇天」
聖母大聖堂 寺院・教会
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ルーベンス「キリスト降架」。ネロが見たいと焦がれていた絵画。ネロはこれをみるお金がなかったが、へいさんは、12ユーロ払って鑑賞。
聖母大聖堂 寺院・教会
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ルーベンス「キリスト昇架」。
聖母大聖堂 寺院・教会
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ルーベンスの大作に心洗われ、事件の傷も可なり癒えたへいさん。その後、マルクト広場を散策。ブラボーの噴水や市庁舎を見学し、あとは街をぶらぶら。その後は、ホテルまで戻って休憩。
ブラボーの像 モニュメント・記念碑
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ホテルに戻る途中で見つけた良さげなお店。Restaurant Jacob。クミさんはトマトのスープ。
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へいさんはベルギーの郷土料理「ヴォル・オ・ヴァン」チキンのクリーム煮をパイに詰めたもの。珍しく薄味で胃に優しい。これですっかり気分も立ち直った。
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デザートは、特大クレームブリュレ。
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ラディソンブルーアストリッドホテルアントワープの朝食食堂。ホテルの名前からか全体がブルーで明るい雰囲気。窓からは、アントワープ中央駅が一望できる。
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食事の種類も豊富。朝からお腹いっぱいにして、次の目的地ブリュッセルへ。
前日の事件の時は、そんなことはもはや不可能と思っていたが。。それにしても食べ過ぎ? -
空も晴れ渡り、ちょっと涼しいが清々しい。
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