2024/05/20 - 2024/05/27
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2024/05/22
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電車での移動
ペンステーション
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電車での移動
ユニオン駅
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リンカー記念堂
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今年も行きました、おじさん一人旅。
本当は爺さんですが、それでは色気がないのでおじさんで通します。
今回はヨーロッパではなくアメリカに行きます。
JALのマイレージが比較的少ないマイルでとれたので、6泊8日でニューヨークとワシントンを楽しみます。
アメリカには西海岸に何度か行ったのですが、こちら側は初めてになります。
初心者なので代表的なところを回りました。
3日目(5月22日)はアムトラックの列車に乗ってワシントンDCへ向かいます。
一日だけ滞在して代表的な所を楽しみます。
議会議事堂、ナショナルギャラリー、航空宇宙博物館、リンカーン記念堂、ホワイトハウスなどを廻りました。
忙しかったけど何とかクリアできました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
本日はワシントンDCへ移動です。
アムトラックを利用しました。
ペンシルバニア駅。通称ペンステーションから出発します。
ペンステーションにはモイニハントレインホールにあります。
このホールは最近改装したばかりでとてもきれいです。 -
トレインホールの内部。
飛行機も検討したのですが、空港までの移動時間と余裕時間などを考えると電車の方が便利で楽そうでした。
価格も電車の方が安価です。
運賃は往復通常価格195㌦でしたが、早期割引で行き20㌦と帰り36㌦の合計56㌦で買えました。
とっても安く往復できました。
ラッキー!
朝6:02発で9:27着です。3時間25分の列車旅です。
アムトラックのチケットはこちらで購入できます。
https://www.amtrak.com/home -
出発ホームは出発10分位前まで決まりません。
それまで待合室で待機です。 -
チケットを見せると待合室に入れます。
ここ以外には座る場所がほとんどありません。 -
列車の出発ホームが決まると電光掲示板に表示されます。
14番線でした。
乗客が一斉に動き出します。 -
列車内。
全席自由席です。
座席は身体の大きいアメリカ人でもゆったり座れるサイズです。 -
リクライニングもしっかり倒れて快適です。
出発時はガラガラだったのですが、途中のフィラデルフィアからは満席になりました。
駅に泊まるたびに車掌さんが新規乗客のチケット確認にやって来ます。
確認できると席の上の棚のところにチェック済の紙をはさんでいきます。
10両以上あるので車掌さん大変です。
中ほどにカフェもあって軽食や飲み物がいただけました。 -
乗ってきたアムトラックの列車はTRAIN no89,Palmettoという名前がついてました。
終点はジョージア州サバンナと言う所だそうです。
終点到着は21時25分だそうです。
15時間以上かかります。
さすがアメリカ大陸の列車です。 -
定刻通りにワシントンDCのユニオン駅に到着しました。
天井が美しい駅でした。
内部にフードコートもあります。 -
ホテルに荷物を預けて早速街歩きです。
まずは、Capital・議会議事堂です。
丘の上に立っていて、白い建物が芝生に生えます。 -
そばに来るとかなり大きいです。
-
歩いてワシントンナショナルギャラリーへ向かいます。
近いので東側の入り口から入場します。。
入場無料です。
ここに限らずスミソニアン協会の運営する美術館・博物館等は全て入場無料です。
素晴らしい。 -
2階から見て行きます。
51室。レンブラント作(1606~1669年)
「背の高い帽子と手袋をした紳士の肖像」1656~1658年
レンブラントらしい光の描き方と立体感にあふれる絵です。 -
しばらく絵が続きます。
興味のない方は飛ばしてください。
同じくレンブラントの作品。
「ダチョウの羽の扇子を持つ貴婦人」1656~1658年
先ほどの作品と同じ年代の絵で同じ角度からの光線で描いている。 -
レンブラント「自画像」
レンブラントは自画像をたくさん描いています。
この絵は1659年の作品で、大成功を収めた後に放蕩し、自己破産した頃に描いてます。
なんとなく憂いを含んでいるような表情に見えます。 -
レンブラント作「芸術家の妻サスキア・ファン・ユイレンブルク」1634~35年。
レンブラントの奥さんです。
1634年に結婚した頃描いた。
愛情溢れる作品。 -
4室。フィリッポ・リッピ(1406~1469年)
「聖母子」1440年。
シエナ大聖堂にあったそうです。 -
7室。
サンドロ・ボッティチェリ(1466~1510年)
「ジュリアーノ・メディチの肖像画」1478~1480年
彼は1478年にフィレンチェからメディチ家を根絶しようとした「パッツィの陰謀」で25才の若さで暗殺された。
陰謀は失敗に終わり、この絵はその後に描かれた作品です。 -
6室。
レオナルドダヴィンチ(1452~1519年)作
「ジネヴィラ・デ・ベンチ」1474年~1478年
陶磁器のような肌が印象的。
彼女の結婚の記念に描かれたようです。
レオナルド21才の時の作品で「ジネヴィラの肖像画を描いたのではなくジネヴィラ自身を描いた」と言われた。 -
絵の裏側には月桂樹、椰子、セイヨウネズの花輪が描かれている。
文字は「Virtutem Forma Decorat」「美は徳を飾る」とラテン語が書かれている。 -
2階中央部はロタンダ(円形建築)になっていて広いスペース。
ゆとりあるな~。 -
1階中央にはガーデンカフェがあります。
-
メニューが柱に貼ってあります。
-
カレー チキン サンドウィッチにしました。
カフェはすいていたのでゆっくりといただきました。 -
50室はフェルメールの部屋です。
フェルメール(1632~1675年)
「フルートを持つ少女」1669~1675年
ワシントンナショナルギャラリーは2022年に「この絵はフェルメールのものではなくフェルメールのスタジオによるものだ」と発表し、真贋が論争となっている。 -
フェルメール「手紙を書く女」1665年
こちらは間違いなくフェルメール作品です。 -
フェルメール「天秤を持つ女」1664年
フェルメールの作品を三点?も見られた。 -
1階に降りてきました。
このフロアは印象派の絵画が充実しています。
G41室。
クロード・モネ(1846~1926年)
「アルジャントゥイルの橋」1874年。
1874年は第1回印象派展が開催された年です。
水面の描き方が秀逸で明るい陽射しが感じられる絵です。 -
ルノワール(1840~1919年)
「チャトーの漕ぎ手」1879年
モネとルノワールの水面の描き方に注目すると面白い。
明らかにモネの方が上手、ルノワールは対象を人物に方向転換して行きます。 -
モネ(1840~1926年)
「ヴァトゥイユの芸術家の庭」1881年
モネはヴァトゥイユに1878年から1881年の3年間住みました。
パリからの引っ越し代はマネから借りたそうです。
男の子は息子のジャン。
前にジベルニーのアトリエを訪ねた時にこの絵のコピーが置いてあった。
モネ本人もお気に入りだったのでしょう。 -
モネ。
「日本の橋」1899年
その後、1883年からジヴェルニーに移りアトリエを立てて永住した。
そして、川から水を引き池を造り睡蓮を植え日本の橋を造った。 -
モネ
「日傘の女」1875年。
奥さんのカミーユと息子のジャン。
同シリーズの絵がオルセー美術館に展示されている。 -
ルノワール
「ポンヌフ橋」1872年
ポンヌフというのは「新しい橋」という意味です。
でも、パリで一番古い橋です。 -
メアリーカサット(1844年~1926年)
アメリカの画家でモネとほぼ同じ時期を生きた女性画家です。
1893年から南仏のアンティーブで夏を過ごした。
この絵は日本の版画の影響を受け、平板で単純化された色使いと特徴的な角度からの視点から描かれている。
ゴッホなどと一緒にポスト印象派の作家とされている。 -
G39室。
ゴッホ(1853~1890年)
「オーヴェールの緑の小麦畑」1890年
生命感にあふれる生き生きとした素晴らしい絵です。
しかし、この絵を描いた年、1890年7月にこの麦畑の近くでゴッホはピストル自殺をしました。 -
G37室。
ゴッホ
「自画像」1889年
アルルでゴーギャンと共同生活をしている時に描いた。 -
ゴーギャン(1843~1903年)
「自画像」1889年
ゴーギャンらしい絵です。
ゴッホの自画像と同じ年に描かれた。 -
ゴーギャン
「Fatata te Miti 」(By the SEA)1892年
タヒチの女性が海に飛び込む様子を描いた。
ゴッホとのアルル共同生活の破綻後にタヒチに渡って描いた1枚。 -
セザンヌ(1839~1906年)
「黒い城」1900~1904年
黄色い建物なのに黒い城?
描かれた当時は錬金術師がいたと言われたいた。
不気味という事かな?
晩年に住んだエクスアンルロバンスの近くの風景画。 -
セザンヌ
「プロバンスの家」1883年
セザンヌらしい素敵な絵です。
後にピカソらに影響を与えた絵画手法キュビズムが始まる様子が垣間見える絵です。
キュビズムは対象物を多視点から観察し、幾何学的に捉える表現方法です。 -
セザンヌ
「赤いチョッキの少年」1888~1890年
ミケランジェロ・ディ・ローサというモデルの少年。
セザンヌは何度か彼をモデルにした絵を描いている。
中学生の時、美術の試験で「左手が異様に長いのはなぜか?」と言う問題が出た。悩んだ末に間違えた記憶がある。
正解はバランスをとる為でした。
ほんまかいな? -
マネ(1832~1883年)
「Plum Brandy」(梅酒)1877年
この怠惰でうつろな瞳はロンドンのコートヤード美術館にある「ベルジェールのバー」の瞳と同じだね。 -
ベルト・モリゾ1841~1895年
「In the Dining Room」1886年
モリゾらしい明るく優しいタッチの絵。
モリゾはマネの弟ウジェーヌ・マネと1874年に結婚した。
マネの絵「紫の花束をつけたベルト・モリゾ」(オルセー美術館)のモデルです。 -
ナショナルモール。
議会議事堂からリンカーン記念堂までまっすぐ4㎞続く緑の公園。
ナショナルギャラリーから航空宇宙博物館へ行きます。 -
スミソニアン航空宇宙博物館。
現在半分以上が改修中です。
入場無料ですが、事前に入場時間の予約をしておかないと満員で入れないこともあります。
月面着陸したときにアームストロング船長が言った言葉。
「That's one step for man,one giant leap for mankind」
人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である。
予約はここからhttps://www.etix.com/ticket/e/1029945/timed-entry-washington-the-smithsonian-national-air-and-space-museum-general-public -
ロケットエンジン。
ものすごく巨大です。
人と比べると良くわかります。 -
ジェミニ7号の展示。
巨大なエンジンと比べると人の乗るスペースの小さいこと。
座ったままで動けない。 -
人類最初の飛行機ライトフライヤー号。
ライト兄弟が1903年に初飛行した。 -
主翼に使われたオリジナルの部品。
-
スミソニアン協会本部。
スミソニアン協会はイギリス人の化学者スミッソンの巨額の寄付をもとに「人間の知識の増進のため」にと1846年に設立された協会。
航空宇宙博物館、国立自然史博物館、国立アメリカ歴史博物、国立アジア美術館など17の博物館や美術館を運営している。 -
ナショナルモール沿いにスミソニアン協会の施設が並びます。
ここは、フリーア美術館。
アジア美術館の一部で新石器時代から20世紀初め迄の美術品が展示されている。 -
ナショナルモールの先にワシントン記念塔が見えてきました。
-
そばまで来ると巨大です。
高さ169mあります。
1776年の独立戦争でイギリス軍に勝利した初代大統領ジョージ・ワシントンの功績をたたえて建てられた。 -
ナショナルモールは東西4㎞もあるので、移動はサーキュレーターバスを使います。
1回1㌦(シニアは50㌣)です。
10分間隔くらいで回ってます。 -
リンカーン記念堂にやって来ました。
16代大統領ワシントンを記念して1922年に建てられた。
ギリシャ様式の建物の柱は36本あり、リンカーンが亡くなった年のアメリカの州の数を表しているそうです。
階段の一番上には1963年8月28日にマーティン・ルーサー・キング牧師が行った「I HAVE A DREEM」の演説場所のしるしがあった。リンカーン記念館 博物館・美術館・ギャラリー
-
中にはリンカーン大統領の像が座っています。
-
結構巨大です。
-
左の壁面にはゲティスバーグの演説全文が飾られている。
最後の3行に
「人民の人民による人民のための政府・・・」
の有名な言葉が見える。 -
建物の外からはワシントン記念塔が水面に浮かんでいます。
-
ワシントン記念塔の奥には議会議事堂が遠くに見えています。
-
FBI本部ビル。
再びサーキュレーターバスに乗ってナショナルモールの中央に戻って歩きます。
ビルには初代長官のエドガー・フーバーの名前が付けられている。 -
入り口の職員に写真撮らせてとお願いしたら、ポーズしてくれた。
THANK YOU -
リンカーン大統領大統領が暗殺されたフォードシアター。
南北戦争末期の1865年4月14日夜に奥さんと観劇に訪れ、ジョン・ウィルクス・ブースに暗殺された。
ブースは仲間と副大統領・国務長官を一斉に暗殺して戦争を南軍を有利にしようと計画したが、リンカーン大統領のみが犠牲となった。
劇場内には当時のまま保存されている大統領席やミュージアムもあります。
無料で入場できるそうです。 -
向かいのビルは銃撃を受けた後に運び込まれた建物ピーターセンハウス。
翌日の朝ここで亡くなりました。
当時を再現した一室があるそうです。 -
ホワイトハウスへ行きます。
柵が邪魔で良く撮れません。
到着して3分もたたないうちにセキュリティのため見学者全員がこの場所から追い出されました
大統領でも帰ってきたのでしょうか?ホワイトハウス 現代・近代建築
-
仕方ないのでホワイトハウスの裏に回りましょう。
途中にある連邦政府庁舎、財務省のビルです。
えらく立派です。 -
裏に回りました。
ラファイエット広場です。
こちらは邪魔者なく撮影できます。 -
サーキュレーターバスでユニオン駅まで帰ろうと思ったら、道路がすごい渋滞です。
急遽変更して地下鉄で帰ることにしました。
切符の買い方が難しくて、地元のお姉さんに買ってもらいました。
今日のホテルはYOTEL WASINGTON HOTEL。
ユニオン駅が近いので選びました。
キングベッドルーム、28平米。
室内はシンプルですっきり、防音がしっかりしていて静かです。
ロビーにコーヒーや水があります。
部屋には電気ポットやコーヒーマシンがあります。
20㌦の食事券をいただきました。 -
このホテルも固定式シャワー。
-
トイレは別になってます。
明日はニューヨークに戻り、チェルシーマーケット、リトルアイランド、ハイライン、ベッセルなどを楽しみます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yamayuri2001さん 2024/08/27 11:34:02
- ユニオンステーション
- sikokiさん、こんにちは。
自分のペースで好きな絵画をゆったりと楽しむ。
これは、理想的なワシントンナショナルギャラリーの楽しみ方ですね。
是非やってみたいと思っているのですけれど・・・
ユニオンステーションは、さすがの美しさですね。
Laのユニオンステーションが、私は大好きなのですけれど、
こちらにも行ってみたいなと思いました。
ニューヨークは、移民で治安がひどく悪化していると聞きましたが、
sikokiさんの旅行記を見る限りでは、そんな事ないようですね.
また、地下鉄に乗っても安全だったんですね。
どの情報が正しいのかは、実際に足を運んでみないと
分からないものですね。
yamayuri2001
- sikokiさん からの返信 2024/08/27 21:14:08
- Re: ユニオンステーション
- yamayuri2001さん、こんばんは。
ワシントンナショナルギャラリーゆったりしていてとても落ち着いて鑑賞できる素敵な美術館でした。
しかも、入場料無料だなんて素敵すぎる。
ニューヨークの治安については、かなり改善されたようです。
地下鉄の車両の落書きも全くなく昔のイメージとは大違いでした。
私も結構警戒して行ったのですが、驚きの一つでした。
パリやイタリアのスリだらけの観光地より安全かもしれません。
そうは言っても、ニューヨークが全部安全だとは思えません。
今回行ったのは比較的安全と言われる地域ですし、そうでない所は多分変わっていないのではと想像します。
sikoki
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