長崎続100名城（対馬・金田城）と福岡続100名城小倉城・基肄城

2024/06/05 - 2024/06/08

続100城の中でも、行きにくさから最難関との呼び声高い金田城に行ってまいりました。お城巡りでフェリー使用したのは初めてです。
実は、五島列島の福江にある福江城も同じ旅行の中で訪問しようと思ったのですが、私がフェリーが２０年以上乗ってないことから今回は対馬だけにしました。実は、対馬は・・福岡県だと思ってました。
航空券は2日前に予約しました。LCCは直前でも安価でいいですね！


6月５日　成田→福岡→北九州（久留米城）
6月６日　福岡港→対馬（清水山城・金石城）
6月５日　金田城→福岡
6月５日　久留米城・基肄城→成田

エリア 対馬(長崎)

福岡空港到着して、さっそく天ぷらの「ひらお」さんへ。
ここは素晴らしいチームワークでお客さんをさばいています。
１１時半くらいで長蛇の列だったのでどれくらい並ぶのか心配しましたが、スムーズに進みました。
多分、東京でも食べれると思いますが、この値段では無理なのではないでしょうか。
大根おろしがたっぷりで嬉しい！

ソニックで小倉駅に到着して、小倉城へ！
ここは平城なのでらくちんです。
石垣が立派。北九州は駅周辺は整備されてますね。

博多までもどって「おおやま」さんでもつ鍋！
KITTE地下１階の「おおやま」さんは１名からOKです。
自分で作るスタイルですが、お店の方が教えてくれます。
右のパネルで電力の調整ができ安全です。暖かいまま食べることへの執念を感じる。。

博多駅って、名古屋駅に似てますね（というかターミナルビルが全国均一化している感じ）。

翌日早起きして、博多駅から博多港ターミナルへ。バス停から港まで歩くのかな、と思ったら、そうでもなかった。朝はあまりお店は開店してないですね。

あの、「きずな」に乗ります。
お値段は２等で5000円ちょっと。
実はフェリーが久々なのと、対馬海流の影響で揺れるのはと乗船前からドキドキしてました。

船内はとてもきれいでした。
毛布は１枚50円で貸出してました。充電のコンセントは限られるので期待しないほうがよいかと。

段々博多港から離れていきます。半円みたいなのは、PAYPAY福岡ドーム？

揺れはほとんどなくて、快適でした（不安だったので酔い止めは服用してます）。
おちゃんして足を放り出して、リラックス（笑）

多くの方は乗船慣れしておられるのか、船内で寝ておられる方がほとんど。

途中壱岐港に立ち寄ります。

なんでも、有名な海岸が非常に多いのと、釣りでは人気のスポットなんだとか。
ここでほとんどの方が下船。

定刻通りに厳原港に到着。
港のすぐ近くには遭難事故の石碑がありました。

港から近くの「ふれあい処つしま」にて明日の金田城のパンフレットやおすすめの観光スポット、お食事処などをリサーチ。
ここら辺は厳原の中心地ですぐ隣にイオンもありました。

手作り感満載のパンフレットですね。

対馬ではこの「かすまき」が有名。
中は柔らか目のこしあんがたっぷり入ってます。

イオンにて少々買い出し。
対馬は、韓国からの観光客が非常に多いです。店内もハングル語の案内が随所にありました。というか対馬で集団で大人が歩いていたら、ほぼ韓国からの観光客です。

因みに釜山から対馬までは47キロ。博多から対馬まで約150キロ。。

対馬博物館は本日休館日です。
というか対馬の主だった施設は今日定休日でした（笑）。

気を取り直して、金石城へ。この櫓門は再建。
金石城は宗氏の居城です。
宗氏は朝鮮貿易の推進役。朝鮮出兵の際は大変ご苦労されたようです。

宗氏の菩提寺である万松院に向かっているのですが、石垣が立派ですね。

奥に進むほど、夜歩くには少々怖いフインキを醸し出しております。

旧金石城庭園も本日休園。

万松院本堂。

ここは歴代藩主の墓所（霊屋下）が有名なのです。
のぼりがきつい（杖の貸し出しあります）。

県指定の大杉。
実はこれだけではなくて、立派な大木が多かった。
花粉症の時期にきていたら、大変なことになってました。

韓国からの観光客団体もおられました（因みに厳原には免税店もありました）

一面、墓所ですごいスケールです。
多分、私が経験した中で一番の規模だと思います。
お墓にも時代に合わせた流行があるそうです。

次明日、金田城の予習もかねて清水山城に参ります。
（顔周辺に虫がたかる・・）

体力ないので、三の丸コースにします。

足もとは余りよくないので、雨の日はお勧めできません。
また民家がギリギリまであります。

多分、高い建物が東横インかなあ。
韓国からのツアー客が多そうなので、今回は東横インはやめました。
対馬には２件あります！

港方面をズームイン！

お夕飯は観光協会の方に勧めていただいた回転寿司へ。
港からすぐ近く。
地元の方が結構おられました。

お寿司は回っておらず、パネルでの注文となっております。
ハングル語がここにも。

対馬はアナゴで有名なので、刺身とあぶりと蒸しと焼きでそれぞれいただきます！
調理の仕方で触感が大幅に変わります！
刺身でいただいたことはほとんどなかったのすが、意外とコリコリしているんですね。

翌日は7時すぎのバスに乗車して、旧中津島病院前で下車後、近くの美津島タクシーで登山口まで。バスは厳原港と対馬空港を結んでいるので1時間に１本くらいあります。因みに往復で1000円以上するので、往復券を1000円で購入することをお勧めします。バス車内で購入できます。

登山口に到着。
登山口はiPhoneの電波が届かないので帰りは運転手さんと事前に待ち合わせ時間を決めました。登山口からもう少し上ると電波が通じます。
登山口にあるパンフレットより「ふれあい処つしま」でもらったパンフレットのほうが詳細だと思います。

私は山頂往復コースを進みます。
このコースは日露戦争で軍用道路として整備されているので比較的歩きやすいです。
あくまで比較的、ですけど。

東南角石塁に出ると眺望が開けます。対馬はリアス式海岸が多いのです。
ここまで登山口から15分くらい。

右側下の石垣わかりますか？
多分これらが、金田城築城時に築かれた石垣群だと思います。

白村江の戦いで唐新羅連合軍に敗れた天智天皇が、百済貴族に築城させてますが、やはり外国から国を守るという（戦国時代とは異なった目的）目的がありますので、水城・基肄城などもそうですが、スケールが大きいです。

東屋分岐点に到着。ここでルートが分かれます。
ちょっと休憩します。
お手洗いはありませんので、先ほどの登山口で済ませておいたほうがいいです。

軍用道路といっても舗装されているわけではありません。
結構躓く・・。

頂上までなだらかではあるのですが、くねくね歩きます。

ここにも石垣が残っています。
約1300年前にどうやって築城したのでしょうか。

城山砲台跡に到着です。
ここら辺は旧日本軍が日露戦争に備えて砲台を設置した場所で、そのまま放置されてます。
コンクリートが放置されているのって、個人的にはあまり好きではありません。

夕方などは怖そう。。

眺めはいいですよ。
リアス式海岸で波が穏やかなので養殖をしているそうです。

ここからは舗装されてません。
軍手はあったほうがいいかと思います。
帰り道、転び右ひじをぶつけました・・。
岩山のようなので非常に滑ります。

でも山頂からの景色抜群なんです。
沖では養殖もしているようです。
ここが日本であることを忘れそうです。
100名城最難関ともいわれる金田城ですが、この景色を見ると納得！
（虫がすごい）

でもスペースがないので、みんなで登山などは厳しいかも。
あと、山頂なので日陰はありませんよ。

山頂の景色で大満足して下山します。

軍用道路といってもこのような道も多かったです。でも平面で歩けることに感謝しなきゃですね。

少し時間が余ったので、山頂往復コースとは逆のビングシ門に参ります。

貴重な平面です。ここら辺は実際建物があったことが確認されてます。
掘立柱建物跡。

石塁ルートを進みます。
自生している植物が山頂コースと異なります。

三の城戸方面に向かってますが、超急斜面です。
iPhone落としたらもう終わり・・。

リアス式海岸なので波がほとんどありません。

いつまでもここで見ていられます（一応、三の城戸に向かっているのですが）。
水面綺麗だなあ。

貴重な平面。

確か三の城戸直前の石垣群。

因みに日露戦争時に作られた軍用道路はダイナマイトで爆破しながら道を作ったそうです。

タクシー運転手さんと合流し、バス停まで送迎していただきました。
金田城大満足です。

ふれあい処つしまに戻り、「ろくべえ」をいただきます～。
さつまいもから作った粉をこねてうどん状にして、おつゆに入れた料理。ろくべえの原料としてさつまいもを発酵させて作る保存食「せん」を用いるのだそうです。

金田城に満足して、フェリーで博多に戻ります。
途中、きれいな夕焼け。

博多港に戻ってまいりました。

お腹ペコペコなのでバスセンター地下１階の「牧のうどん」でごぼううどんを。
皆様仰せのようにうどんが、おつゆを吸いますので、ヤカンの出し汁を入れながら食します。

翌日は朝からラーメン。
そういえばラーメン食べてなかったので。

続いて久留米駅へ。日本一大きいタイヤがお出迎え。
久留米はブリジストンの城下町ですな。

続100名城の久留米城は場内は篠原神社となっております。
お城あるあるです。

神社内から筑後川を。
やっぱり水辺が近いと落ち着くわ～。

次は鹿児本線の基山駅で降り、きやまコミュニティーバスの「丸林」で下車し、基肄城を目指します。
民家の脇を通るような感じになるので、ご注意を。

ここ水門跡からは災害復旧工事のため、車通行できません。
ハイキングコースを歩いていたのですが、因みに雨が降り出しきましたので途中撤退してます。狭いながらも舗装されており、歩きやすかったです。

金田城同様、天智天皇が築かせたお城です。

バス停まで到着、なんだか日本の風景ですねえ。

基肄城のスタンプは、役場隣の町民会館にありますよ。
町自体は役場周辺含め新興住宅地が多いかなとおもいました。
（基山駅周辺はスーパーがあります）
キングダム作者、こちらのご出身でしたのね。

これで福岡の100名城は終了です。
長崎は・・まだまだ続く～。