春を味わう信州温泉旅その1　沓掛温泉・満山荘招待宿泊編

2024/04/20 - 2024/04/21

　昨年夏、体調不良が続いていましたが、入院と言われる前に温泉に行こうと高峰温泉に宿泊し日本秘湯を守る会のスタンプ帳が10個貯まりました。さてどこへ招待泊するのがいいだろうとあれこれ悩んだ結果、沓掛温泉の満山荘に決定。春に是非一度泊まってみたい宿が鹿教湯温泉にあるので、そちらと合わせて二泊三日でゆっくりと温泉と春の味覚を楽しむ事にしました。

　その1。沓掛温泉・満山荘招待宿泊編。2年前の冬に宿泊しており2度目。奥山田時代に2度伺っており通算4回目の宿泊となります。予約したのは1月。電話で確認すると、空いていれば土曜日でも招待泊は可能との事で即予約。夕食の献立はたぶん2年前と変わらないだろうという事は分かっていましたが、満山荘の料理であれば何度食べてもいいというのが相方と一致した意見。相変わらず美しい盛り付け、味付けも良く美味しい満山荘の夕食に大満足でした。

エリア 千曲・坂城(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

北陸新幹線。東京駅9時04分発あさま605号に乗車。

北陸新幹線 乗り物

上田駅には10時29分着。駅名の横にはしっかりと六文銭が並んでいます。
まず帰りに購入できる駅弁屋を探しましたが、やはりないようです。

上田駅 駅

昼食は人気のとんかつ屋、力亭（りきてい）へ。まだ開店20分前ですが、すでに2組5人待ち。
11時に開店。注文したのは…。

とんかつ 力亭 グルメ・レストラン

ロースカツ定食。

とんかつ 力亭 グルメ・レストラン

どうでしょう、この厚さ。ジューシーで肉の旨味たっぷり。ソースだけではなく、塩も2種類あり味変も楽しめます。

とんかつ 力亭 グルメ・レストラン

ヒレカツ定食。

とんかつ 力亭 グルメ・レストラン

こちらの方がロースより肉厚で食べ応え十分。どちらも美味しかったぁ。

とんかつ 力亭 グルメ・レストラン

バスを待っている時、ふと騎馬像が目に付いたので見に行ってみると、やはり真田幸村公でした。

真田幸村公騎馬像 名所・史跡

千曲バス青木線。12時13分発に乗車。

千曲バス 乗り物

寄りたい古刹があるので、当郷バス停で下車。

千曲バス 乗り物

少し戻ったところに看板があり、大宝寺に向かいます。

結構急な坂道。のんびりと登って行きます。（昨年は全く歩けなかったですが、今はゆっくりと歩いて行けます。）

振り返ると、長閑な風景が広がります。うん、心地いい～。

桜はピークは過ぎているものの、十分見頃。花桃との共演もいいですね。

駐車場には鮮やかな花桃が。

春ですねぇ～。

階段を上っていくと

大法寺 寺・神社・教会

大宝寺本堂。こちらをお参り。日本最古の鯱（しゃちほこ）があるはずですが、堂内を見てもよく分からない。後で探すとして先に三重塔へ。

大法寺 寺・神社・教会

おー、これが三重塔ですか。さほど大きくはないですが、均整がとれた美しい姿。「見返りの塔」とも呼ばれているそうですが、納得です。

大法寺 寺・神社・教会

正慶二年（1333年）に建立。和様の建築様式が正確に守られている事などから、国宝に指定されています。

大法寺 寺・神社・教会

これは見応えありました。
さあ、もう一度本堂に戻って鯱を探しましょう。

大法寺 寺・神社・教会

しゃがんで堂内を見ると見えると書かれていますが、ほぼ座り込むぐらいになり下から見上げると、何とか見えました。といっても肉眼では薄っすらとシルエットが確認出来る程度。カメラでiso3200にしてやっとこのぐらい。

大法寺 寺・神社・教会

大法寺厨子屋根に乗る鯱は、鎌倉時代末期から室町時代初期に作られたと考えられ、現存するものとして我が国最古の鯱だそう。向かって右側の鯱は牙の形が大きく雄とされ、左側の鯱は雌とされています。これは分からずに見逃している方が多いんじゃないかな。この近くに来たら是非探してみて下さい。

大法寺 寺・神社・教会

14時38分のバスが10分ほど遅れて到着。
満山荘には事前に連絡しており、青木バスターミナルから宿の送迎車で向かいます。

千曲バス 乗り物

沓掛温泉・満山荘に到着。佇まいは変わってませんね。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

フロント。お世話になります。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

フロント横のロビーで宿帳を記入。10個貯まったスタンプ帳を渡すとすぐ確認し判を押して返して頂けました。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

自家製の蕎麦クッキーを頂きながら、館内の説明を聞きます。館内の案内図を見ながら部屋へ。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

トイレ付きの部屋を希望したので、105号室（五竜）のお部屋。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

反対側から。和室8畳＋広縁2畳。十分な広さです。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

作務衣はフロントの横からセルフで。部屋にあったアメニティや丹前など。トイレ、その前に洗面がありコンパクトですが使いやすい。
早速、お風呂へと参りましょうか。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

浴室は地下1階。男女別に内湯と露天があり、22時に男女のお風呂が入れ替わります。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

右側の内湯。アルカリ性単純温泉でなめらかであたりのやさしいお湯です。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

洗い場。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

さらに外階段を降りた先に露天風呂があります。こちらの方が少し温め。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

いやあ～、ゆったりしますね～。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

風呂上りに相方と共にお休み処雪形へ。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

ゆったり寛げるスペース。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

コーヒー、紅茶などインスタントのものや生ビール、冷蔵庫内の日本酒やワインも飲み放題。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

ジョッキが無かったのでグラスで生ビールを。風呂上りの一杯はいいですね。私はあまり飲めないのでこれぐらいで十分。
宿に向かう際に桜が咲いていたので見に行きましょう。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

今年の桜は10日ほど遅れているそうで、沓掛温泉の周りの桜がちょうど見頃。

沓掛温泉 温泉

4月下旬で桜が咲いているとは思ってなかったので得した気分。

沓掛温泉 温泉

駐車場の周りも見事な咲きっぷり。

沓掛温泉 温泉

大変綺麗でした。

沓掛温泉 温泉

夕食はFood 風土で18時半から一斉スタート。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

隣席との間もあるので気になりません。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

着席時のセッティング。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

相方は生ビールを注文。
では頂きましょう。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

前菜
相変わらずきれいな盛り付け。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

食前酒　赤ワインにブルーベリーといちごを漬けたもの
生湯葉　クコの実と柚子胡椒
信州サーモンのコンフィ　塩麹ソースにアロエ、ヤングリーフなど
地物野菜　茹でたものやピクルスなど。ソースは3種。左からビーツ、オニオンバルサミコ酢、キャロット。
どれも美味しく、味の変化もありホント楽しい。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

牛乳豆腐、柚子味噌。
葛で固められているので、独特のもっちりとした食感に牛乳のやさしい甘さが美味しい。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

天ぷらは1品ずつ揚げ立てを各テーブルに配膳されます。
ふきのとう、うど、甘長唐辛子、こごみ（全て二人分）。
独特の苦みや香りがいいですね。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

たらの芽、りんご（二人分）。山菜が多くて嬉しい限り。
続いて、十六穀米スープ（ドライベジタブル）、チーズの茶碗蒸し。
十六穀米スープは滋味深い味わい。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

牛ヒレと冬瓜のお吸い物。独活、人参、ディル。
やわらかな牛ヒレ肉と冬瓜の組み合わせが絶妙。美味しい出汁にディルの爽やかさがいいですね。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

大岩魚の春菊ジェノバ風
長芋、椎茸、ミニキャロット、紫芋ソースとパプリカパウダー。
岩魚自体は小さいですが、色々な味の変化もあり飽きさせません。もうお腹はパンパン。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

野沢菜茶漬け
これも定番。お腹一杯でもさらさらと入ります。間違いないですね。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル

白桃のソルベ　りんご電気ブラン煮、ブラックベリー
デザートも手抜きなし。

やはり満山荘の料理は美味しいですね。もちろん全て食べた事あるものばかりでしたが、それでも十分な満足度。特に山菜が思っていたより沢山食べれたのが嬉しい誤算でした。その2に続く…。

沓掛温泉 満山荘 宿・ホテル