パリへ北極を超えて、JALプレミアムエコノミー　2024年パリ、フランクフルト

2024/04/23 - 2024/04/29

2024年4月にパリで大きな展示会があるので、9ヶ月前の2023年7月に先ず航空券を購入した。ヨーロッパ行きの航空券はロシア上空を迂回するためと燃料高騰、円安の影響で非常に高い。14時間も乗るので、できれば安いビジネスクラスを探したいが、中華系以外の安いビジネスクラスは無い状況。
6ヶ月前で（６ヶ月後の航空券を見ると）日系航空会社ビジネスクラスは８０ー９０万円もするので、安い航空券が残る早めの9ヶ月前に航空券を購入した。ビジネスクラス往復で６０万円台、プレミアムエコノミー往復で40万円程度だ。１年少々前の2022年10月にもドイツ、パリに行ったが、この時はJALプレミアムエコノミーで往復したが、広くて昼間は快適だが夜に寝るには座った姿勢で寝るには無理があり厳しいと思ったので、行きは昼なのでプレミアムエコノミーで節約、帰りは夜間なのでベッドになるビジネスクラスにして、JALで49万円で発券した。比較的安く購入できた。往復パリ便は値段が高かったので、行きは羽田-パリ、帰りはフランクフルト-成田にした。

その後ホテルの予約、パリ3泊のホテルは、前回のインターコンチネンタルに泊まりたかったが1泊800ユーロ（13万円）超もするので断念し、ヒルトンオペラのクラブフロアExective Room、1泊475ユーロ（８万円）に決めた。ゴールド会員の特典で、アップグレードが期待でき、更に簡単なクラブラウンジの朝食でなくレストランの朝食が無料になる。

パリ3泊の中2日は日中は展示会、夜は3泊のうち到着日を除く2日はショーを見に行った。

エリア パリ(フランス)

東京駅から東海道、京急と混んだ電車を乗り継いで羽田空港第3ターミナルに8時頃到着。JALのプレエコは窓口2つ、ビジネスは窓口4つで対応していたが、どの窓口もJALグランドスタッフがテキパキせず時間がかかっており、列が長く暫く待った。逆に長蛇の列を心配した保安検査はガラガラで直ぐに出国を終えると、人が多い制限エリアだった。

コロナ禍でガラガラだった空港も人が戻って来た。

JALのサクララウンジに入り、飛行機が見えるカウンター席で朝食を食べる。
JGCなのでラウンジが使えるが、JGCでなくともJALプレエコはラウンジが使える。

1年半前はコロナでセットされた朝食を受けとるシステムだったが、ビュッフェ形式に戻っていた。
焼き魚、卵焼き、明太子の朝ごはん。

サラダ、サンドイッチ、ハム等の洋食と和食のおかず、カレー等がある。

生ビールも飲む。

メゾンカイザーの美味しいパンが置いてある。

飛行機を眺めながら朝食

10時20分発JL045。搭乗はグループ1のダイアから、グループ2はビジネスクラスやJGC、グループ3はプレエコと優先搭乗が続き、グループ4のエコノミー後方、グループ5と続く。
JGCの私はグループ2だが搭乗口に行くと既にグループ4と顔認証登録者の改札中だったが優先レーンを確保してありグループ1～3は並ばずにいつでも改札できた。

プレミアムエコノミー窓側の1９A、１年半前に往復プレミアムエコノミーでヨーロッパを往復したので、新鮮味はない。
シートピッチは１m７cmもあり、足元は充分広い。
リクライニングは座面が前に出るタイプで、前席は倒れてこないのは良い。反面、自分の席をリクライニングすると座面がかなり前に出て自分のスペースを狭くして、足元シートピッチは短くなる。
テーブル下に物入れ、テーブル裏に折り畳みのカップ置き、前席背面の隣の席との間にネットの物入れがありスマートフォンや眼鏡等を置ける。座席の肘掛け下にも小物入れがあり物入れは豊富にある。

スリッパ、毛布、大きなヘッドフォン、枕、ビニールに入ったアメニティセット（右）が座席に置いてある。
アメニティセットは歯ブラシ、アイマスク、耳栓等が入っている。ビニールの袋は現在では環境面から布に変えたら良いと思う。

スリッパに履き替える。足元は充分広くて楽々足を組める。

上着はビジネスクラスのように預かってくれないので、座席のフックにかける。ポケットにパスポート、財布があるので、手元にある方が安心でもある。

座席下にフットレストがあり、3段階に止まり、足を乗せられる。ただ、足を乗せる部分が細くて足がすぐに落ちてしまう。新幹線グリーン車のような大きなフットレストだったらいいのに。

フットレストに足を乗せるが、乗せられる部分が細くて足がすぐにずり落ちる。

座面先のレッグレスト上下と、リクライニングのボタン。
動作は電動ではないがリクライニングは軽く作動する。リクライニングは座面が前に出て角度をつけるタイプ。ボタン下に画面コントローラーがあり、横に物入れがありヘッドフォン等を置ける。

隣席との間にシェードがあり、各自ライトがある。

どんよりとした雲の中を離陸しスカイツリーを左に見ながら上昇する。

パリ行きの最短経路を示すためなのか、常にロシア上空通過を点線で示すのだが、実際はロシア迂回のため北極を目指す。

プレミアムエコノミーは満席。JALなのに６-７割以上は外国のお客様。以前は日本人が７-８割を占めていたのに。日本人が海外に行かなくなった。

写真のように、前後間隔が広く左右も肘掛けが大きいので足や肘が当たることもなく、ソファに楽に座るような姿勢がとれて日中なら楽だ。
ただしこの姿勢で寝るのは楽ではない。やはり寝るのはベッドのように水平にならないと楽ではない。
昨年はANAのプレミアムエコノミーでハワイ往復したが、やはり夜は寝るには辛かった。

座席にメニューが置いてある。
離陸後に昼食、間食はパン（あんパン1個だった）、到着2時間前に軽食のタコライス。プレエコの特典で希望すると、ウドンですかい、（カップうどん）がもらえる。

飲み物メニュー。プレエコの特典としてスパークリングワインと焼酎がある。他はエコノミーと同じ。
1年半前はシャンパンだったがスパークリングになった。
スパークリング、赤白ワイン、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ジン、梅酒と一通りのアルコールはある。

離陸後40分で先ず飲み物が配られ、スパークリングワインを袋入りつまみと一緒にもらう。小さいボトルにはいっていて、プラスチックの栓を開けても大きな音はしない。

その後の食事はエコノミーと同じ。赤ワインボトルをもらう。
豚肉を焼いてネギと食べるどんぶり、サラダ、ニンジンの酢漬け、エスニック味の春雨、ナス、カップ入り味噌汁。
1年半前は若き料理人シリーズで美味しくなかったが、今回は有名料理店シェフ監修メニューになっており、豚肉とネギの組み合わせも美味しく、ニンジンの酢漬けとエスニック味の春雨も付け合わせとして美味しく、完食した。

前席の外国人が常時窓を開けていたので常時昼のような雰囲気になり、寝ないで映画を見た。
ポワロのベネチア版、フーテンの寅さん、バービー、ゴルフレッスンのドライバーからアイアン、アプローチ。14時間は長い。

カムチャッカ沖になると夕方のように暗くなってくる。
1年半前は10月末だったので、北極方面は真っ暗だった。
1年のうち半年しか陽が当たらない。今回は4月末で陽が当たる時期になる。

CAさんにお願いし、カップうどんとビールをもらう。
カップうどんはプレエコのみ提供される。

間食にあんパンが配られた。

カナダの北極諸島上空を通過。
4月末なので北極上空は昼だった。
10月末に通過した際は夜で真っ暗だった。1年の半分だけ日が射すという。

雪に覆われた山々が続く

北極諸島なので平らな部分は海面が凍って積雪しているのか？

カナダの北極諸島を通過して北極圏をグリーンランドへ向かう。

北極諸島かグリーンランドか、良くわからない。

グリーンランドを越えた辺り

グリーンランドの山脈が見えている

グリーンランドともお別れ。

タコライスとゼリーが配られる。ビールをもらう。
タコライスよりも以前にあったモスバーガーが良かったのだが。

ヨーロッパ大陸に入った。緩い起伏に大規模農地が続き、つくづくヨーロッパは豊かだと思った。

シャルル・ド・ゴール空港に17時50分定刻着。日本時間で深夜12時50分。10時20分に羽田を出て14時間半。入国審査は直ぐに終わり、プレエコとJGCの優先で荷物がすぐに出てきてタクシー乗り場に向かい、18時半頃空港を出てタクシーで中心部サンラザール駅隣のヒルトンパリオペラに19時頃に着いた。空港からタクシーは定額制で市内右岸は5６ユーロ、チップ込みで60ユーロを渡す。写真はホテル部屋からサンラザール駅を見たところ。19時頃だが明るい。
日本との時差は７時間、日本時間で夜中の2時。飛行機で時差分相当の5-６時間寝たので時差も特に感じない。

ヒルトンパリオペラは歴史ある建物で、歩道から入り口ドアまで階段があるが、ベルボーイが直ぐに出て荷物を運んでくれて、さすがだった。フロントスタッフの英語が聞きにくかったが、ゴールド会員のおかげで、エグゼクティブルームから各階に2部屋しかないジュニアスイートにアップグレードしてくれた。