2019/02/18 - 2019/02/28
52位(同エリア442件中)
Noraさん
この旅行記のスケジュール
2019/02/21
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Autostazione florence bus terminal
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シエナ、グラムシ広場到着
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アグリツーリズモ サン グレゴリオ
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アグリツーリズモ サン グレゴリオ
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この旅行記スケジュールを元に
訳あって5年間、メモリースティックの中に眠っていた画像たちと旅行記です。そろそろ、冬眠から覚めさせてやりたいと思いました。
2019年2月中旬から下旬にかけてシカゴ~フィレンツェ~オルチャ渓谷~シエナ~フィレンツェ~シカゴという行程。初めておとずれたオルチャ渓谷はまだ少しばかり冬の衣をまとい、乾いた色が広がっていました。でもシカゴよりうんと暖かくて優しい春の日差しが雲の間からこぼれる時もあったり。。
この④の旅行記は2月21日,フィレンツェからシエナを経由してピエンツアのアグリツーリズモの宿舎に着くまでをカバーしています。
事前に調べたところではピエンツア~オルチャ渓谷周辺は公共交通機関が沢山あるわけではないようで、待ち時間のロスや道路事情の悪さ、土地勘の無さを考慮すると車をチャーターし(+現地ドライバー), 行きたいところに行くという選択肢に到達。現地コーディネータの方の協力を得て、ピエンツアを拠点にしてオルチャ渓谷周辺を2日間で回るプランを立てました。この日は移動日でピエンツアからシエナまでバスで行き、シエナのバスステーション前にあるNHホテルでドライバーのロベルトさんと待ち合わせ。そこからピエンツアのアグリツーリズモまで送り届けてもらう予定です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
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2/21/2019. サンタマリアノヴェッラ教会。フィレンツェゴシックの典型的建築物と言われているが今日は先を急ぐので前を通り過ぎるだけ。
サンタ マリア ノヴェッラ教会 寺院・教会
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サンタマリアノヴェッラ教会のサイドビュー。正面の明るい雰囲気とは対照的にこちら側は(石材のせいもあるだろうが)重厚感のある造りになっている。バスの発着所が集中しているようだが、私の乗るSITAバスのターミナルはここではない。
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サンタマリアノヴェッラ駅。手前の通りに歩道や自転車置き場があるのだが、ここを右に曲がったところにSITAバスのターミナルがある。ビルの建物の中にバスが発着する構造になっているので外側からみてもバスのターミナルだとはわからない。
フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅
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入口(Entrata=Entrance)
Autostazioneとあるのがフィレンツェのバスターミナル。
正式名称:Autostazione Autolinee Toscane -
インフォメーション、切符売り場は左の入り口から。右にはバスのレーン。有料トイレはこの突き当り。
バスは予約制ではないので、都合のよい時間のバスに乗ればいい。全席自由席で座席指定なし。
因みにCORSE RAPIDE(131R)は急行バスで所要時間1時間15分、CORSE ORDINARIE(131)は普通バスで所要時間1時間30分。 -
切符売り場と隣接してサンドイッチや飲み物を売る売店などもある。
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シエナまでの往復チケット。
一応帰りのバスのことも確認しておこう。
フィレンツエ行はシエナのグラムシ広場(Piazza Gramsci)にあるトッツィ通り(Via Tozzi)からバスが出る。広場脇にBiglietteria(切符売り場)と書かれた地下に降りる階段があり、そこで切符購入できると。しかし、万一の場合を考えて往復切符を買っておいた方が何かと安心だ。
忘れてはいけないことー>バスに乗る際は必ず打刻をする。 -
ドライバーのロベルトさんにはSITAバスの13:30発 シエナ着14:50のバスで行くことを予め伝えてある。シエナのグラムシ広場に到着後、NHホテルの前で彼と落ち会い、ピエンツアのアグリツーリズモの宿舎へ向かうのが今日の予定。
時間があるので通りを挟んだ建物、サンタマリアノヴェッラ駅を探検。まずはコルシー二カフェへ。奥に見えるのはピザ用オーブン。フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅
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カプチーノ。
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イタリアンマクドナルド。
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イタリアンマックは世界一おいしいとあるユーチューバーが言っていたけれど、ユニバーサルな味だからそんなに変わらないだろう。でもバーガーの中に入っているハンバーグそのものはアメリカのものよりジューシーで塩分控えめであったような気がする。それとアメリカンマックと違って病的にメチャクチャ太った客がいない。
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11:30発の131R、RAPIDEで出発。乗車前にちゃんと打刻をした。
国道2号線(SS2、SSはStrada Stataleの略)を行くバスの車窓からは
こんな風景が展開する。灰色のシカゴと違ってここにはすでに早春の気配がある。
この国道2号線は急カーブや山道もかなりあるのにSITAバスドライバーのオニイサン、慣れたハンドルさばきでデッカイ図体のバスを軽やかに移動させていく。脱帽!!ちなみにこの国道2号線はかつてのローマ時代の幹線道路であったカッシア街道の道筋にほぼ近い。なので名称としてはSS 2ーVia Cassia というようだ。
SS 2ーVia Cassia は、ローマとフィレンツェ間を結ぶ約300kmの幹線道路。その名前は古代のカッシア街道に由来しているが古代のルート(旧カッシア)そのものではない。旧カッシアはトスカーナ地方でヴァル・ディ・キアーナを通過し、シエナではなくアレッツォに接していた。というのはシエナが都市としての重要性を増してきたのは中世以降であり、ローマ街道(もともと軍道)が整備建設された当時はシエナは古代人の住居は認められるものの都市としての規模には程遠い集落であったからだろう。
それはともかく走行中のバスから撮った画像は風景まる流れで、全く鑑賞に値しないのであるが、ただ単に記録として載せるのでご容赦頂きたく!! -
約1時間20分後にシエナ到着。到着場所はグラムシ広場(Piazza Gramsci)にあるトッツィ通り(Via Tozzi)。この到着ターミナルは建物の中にあるのではなく青空駐車場っぽくて何レーンかアイランド風に分かれていてバスが発着するだけである。
NH ホテルシエナはこのバス停の真ん前にある。そこの玄関でドライバーのロベルトさんが待っていた。早速、彼の車でピエンツアに向かう。NH シエナ ホテル
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ピエンツアに向かって国道2号線を南下中の車中より。モンタルチーノ(Montalcino)のあたり。 遠くに見えるのは’サン・クイリコドルチャの糸杉(Cipressi San Quirico d’Orcia)。
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少し回って同じ糸杉たちにやや接近。なだらかな丘陵地帯に植えられたこれらの糸杉たちはオルチャ渓谷の美しさの演出に欠かせない存在だと思う。
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サンクリコドルチャ(San Quirico D’Orcia)のパノラマ。このあたりから道路はSP146になってピエンツアに至る。調べるとSP146はオルチャ渓谷周辺の風光明媚な道路の一つと紹介されていた。
因みにイタリアの道路は以下のように種分けされているようだ。
*Strada Statale(略してSS)=国道
*Strada Regionale(略してSR)=州道
*Strada Provinciale (略してSP)=県道
なのでSP146はシエナ県の県道146号線ってことなのね。 -
ほどなくピエンツァのアグリツーリズモ 'ポデーレ サン グレゴリオ(Agritourismo Podere San Gregorio)'に到着。因みにピエンツァは標高491mの小高い丘に築かれた街で、人口は約2000人ほどの基礎自治体(コムーネ)である。ここでのグリーターは庭先にいた可愛いウサちゃん達だ。裏には広大な農園や家畜小屋があり、ワインやオリーブ油、プロシュート、コッパなども全部自家製のようだ。
オーナーのご夫婦は素朴で気さくな、でもこの道一筋、何十年もトスカナで農家をやって来たと言う感じのおトーさん、おカーさん。あとでわかったのだが、このご家族はこのポデーレ サン グレゴリオの他にオルチャ渓谷にあるアグリツーリズモ 'クレタイオーレ'の所有者でもあり、そこでは広大な農園で栽培したオーガニックのオリーブオイル、ワインやペコリーノチーズなども生産している。
早速ウエルカムドリンクではなく、自家製のウエルカムドルチェが振る舞われる。軽い甘さのスィーツだった。ごちそうさま!!
画像の手前に写っているブラウンのコートを着ているのはおカーさんのお友達。エスプレッソで一息いれて。。というところなのかもしれない。
(追記)リック.スティ―ブンスのヨーロッパ(Rick Steven's Europe)の記事、Settling in at the Agriturismo: Cretaiole’s Cast of Charactersの中でクレタイオーレのワイン樽の横でスマイルするおトーさんが出ている。 -
キッチン付きなので歩いて2,3分のCoopへ食料調達に赴く。アメリカのスーパーに慣れているせいか、やたらと狭く感じる。しかし必要最低限のものが揃えられたら、餓死をまぬがれるのだから、文句は言わない。
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Coopから旧市街の入り口までは徒歩5分位。これはピエンツァの旧市街地に入る2つの門のうち、西の城門であるムレロ門(Porta al Murello)。ややこしいのだが、この門は別名、プラト門(or Porta al Prato)とも呼ばれているようだ。
トップのフレスコ画はアレルド・パオルッチ(Aleardo Paolucci) の 1954年の作品。ピウス2世広場とそれを祝福する天使がソフトな色彩で描かれている。
門の下に見えるのはロッセリーノ通り(Corso il Rossellino)でムレッロ門からチーリオ門(Porta al Ciglio)までをつなぐ東西300メートルほどの目抜き通り。直進すると僅か5分ほどなのだが、中ほどにはピオ2世広場やドオーモなどがあり、裏手にはオルチャ渓谷を見渡せるカセッロ通り(Via del Casello)もあったりという小さい乍ら中身がギッシリ詰まった場所のようである。ピエンツァ市街の歴史地区 旧市街・古い町並み
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トップのフレスコ画拡大。
事前学習によれば、ピエンツァの町の起源は古く、古代ローマ時代にまで遡るという。当時はコルシニャーノという名でよばれた小さな村であったようだ。その後様々な紆余曲折、歴史の試練を経て、ピエンツァの歴史地区の原型が造られたのが15世紀。1458年に、ローマ教皇ピオ2世が自身の誕生地であったこの小さな村を開発し、理想郷に造り変える壮大なロマンを思いつく。プランを具現化したのは彫刻家でもあり建築家でもあったベルナルド・ロッセリーノ(Bernard Rossellino)。だがピウス2世は1464年に逝去したため、彼の理想郷が完成の日を迎えることはなかったが、この時に建造された大聖堂、ピオ2世広場、ピッコロミニ宮はルネサンス期の貴重な建造物として遺された。その遺産は1996年に「ピエンツァ市街の歴史地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。 -
ゴッザンテ通り(Via Gozzante)の一角。ちょっと殺風景にみえるのは花がないせいかも。この季節のピエンツアの平均気温は5°C~8°C、夜間は0°Cくらいになることもあるので鉢植えの花の登場はもう少し後だろう。
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城壁にそってオルチャ渓谷の雄大なパノラマが楽しめるように遊歩道が設けられている。これはそうした場所の一つ、ゴッザンテ通り(Via Gozzante)のビューポイント。*この場所はGoogle MapではPunto Panoramicoとマークされている。
同様にカセッロ通り(Via Casello)にもビューポイントがあり、そちらは大聖堂を挟んでこの向こう側の通りである。
*ほかの旅行記にカステロ通り(Via del Castello)と間違って書いてるのを何度か発見。カステロ通り(Via del Castello)ではなくカセッロ通り(Via del Casello)が正しいとおもうのだが。。。 -
同じくゴッザンテ通り(Via Gozzante)のビューポイント。
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こちら側がカセッロ通り(Via del Casello)の城壁に囲まれたビューポイント。
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カセッロ通り(Via del Casello)入口(出口)。ちゃんと名札もついていて。
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接近すると。。ね、ほら、Via del Castelloじゃなくて、Via del Caselloとなってるでしょ?
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これがカセッロ通り(Via del Casello)から見たオルチャ渓谷。
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陽が陰りはじめ、ブラウンがかったライムストーンの壁がオレンジ色に染まり始める。
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暮色を帯びてくるオルチャ渓谷。グーグルマップで見ると真ん中の小高い丘の上に見えるのはアグリツーリズモ イル カザリーノ(Agriturismo Il Casalino)のようだ。
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サンセット。アミアータ山の向こうに沈む夕日。
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短い散策と下調べを終えて宿舎のアグリツーリズモに帰着。
緯度:43.08037656634621 経度:11.676853322400692
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