2024/05/04 - 2024/05/04
22425位(同エリア45600件中)
きんさん
5月連休を利用して, 河北省をぶらぶら旅した。古代から自然の長城として晋冀二地域を分けたり幾度も大戦の舞台になった大行山に沿って河北省側を石家庄から易県に北上した。見るものが多すぎ定州は次回に取っておいた。満城で張柔墓を見てから易県迄の区間は河西側の山間から易県を目指しました 。
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中山王墓は保定市から約30分。早朝で誰もいなかったが, 参観すれば時間がかかりそうだし, 長信供灯や玉衣など 出土品は河北省博物館で見た。先を急ぐため, ここは敢えてスキップした。
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1日チャーターした車の運転手さんにいぶしがられながら, 中山王墓をスルーして同じ満城区にある張柔墓に向かった。地図アプリで近くまで行くと, 車を降りたら運良く優しそうなお婆さん が居て, 私の目当てがどこにあるのか指で方向をさし教えてくれました。教えてもらった方向は農園で杏の木が植えられています。
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目印の立派な神道碑がたっています。でもこれは张柔の7人めの息子のためのものです。
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碑の周辺にいろいろと石像の残骸が...
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これは首がなくなっていますが文官の胴に見えます。ミステリー。運転手もここまで来ると「こんな場所があったんだな」と喜び始めてくれました
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先程の張宏略の神道碑の後ろはこんなふうです。全国重点文物「張柔墓」と看板が立っていますが, 中国の旅は簡単に物事を信じてはいけませんね。このお墓は当然息子の墓です。親父の本当の張柔墓を探しましょう。
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農園の奥に入って, 少し地形がもりあがっているところを探します。程なく 奥から声がしてきました 。農家の方々? 一応声のする方へ進んで見ましょう。歩いていると傾いた石碑がありました。
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あれ, また。どうもこのこんもりした盛土の4つ角に1つずつ石柱が立っている様です。正面に回り込んで見ましょう
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きっちり4つありますね
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こんもり土が盛られています。これならわかり易いですね
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正面側に出ると地元の文物局の人達が学術研究用に神道碑のメンテナンスと拓本取りをしていました。なのでこの碑は何が書いてあるのか見られませんでしたが, 代わりにこここそが親父の張柔の墓であることは教えて貰えました。9人 目の息子の張弘範は天才的な軍事家で漢民族でありながら元軍を率いて崖山の戦いで南宋 を滅ぼしたと, 親子 合わせて漢奸扱いされますが, 張柔と息子たちは保定を地盤に金~元に仕えながら, むしろ元の漢化を進めてこの地域の社会発展に大きく貢献した偉大な一家です。
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張柔墓のすぐそばに月明寺の双子塔がありました。塔は明の時代に建てられたようです。
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易県方面に向かいます。大行山の懐に少し抱かれる ようにして...。きれいな景色を楽しみたいのにほとんどの 路程 をすやすや寝てしまった。普段 眠れないので眠れる時に寝ておくのも大事かな。ありがとう太行山。
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易水湖風景区は観光地開発がされて, たくさんの人が来ています。何か僕が見たいものがあるわけではありません(お土産屋さんとかものを食べる 所は あります) のでトイレを借りたら前進です。
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紫荆関に寄りました。河を挟んで北からの攻めを見張っています。
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紫荆関から続く長城です。10km以上続いているらしく, 少し歩いてみたいですが, 紫荆からは歩ける場所はありません 。次へ進みます。
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次はまたも運転手さんの勧める清の西陵をスキップして, 少し登山の赴きのある秘塔探しです。
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結構しっかり登ります。ハアっハアっ
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崖の下から左の塔が だいぶ 近くに見えるようになりました
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鉄梯子までありました。ハシゴのある山道を歩くのはもう何十年ぶりです。安全です
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これが左の塔。金の時代に立てられました。
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こちらが 右(上)の塔。明代に修復されていますが遼代(金?)の塔のスタイルを残しています。
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明修復双塔と書いてあります。万歴14年の碑です。
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下山後にもう一度遠目に双子の塔を振り返ります。中国には歴史ある名塔は数あれど, 山の景色に溶け込んで美しく並ぶこの双塔庵双塔の姿はいつまでも心の中に残りそうです 。
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易県の市街に入りました。最初に荊軻塔に寄りました。立派ですね。本当は聖塔院塔という 名前ですが, 清の石碑には「この塔は荊軻のために建てられた」と 書いて あるのです
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遼の塔はかっこいいのです
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荊軻の字は見えますね
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一旦ホテルにチェックインしました。清潔でよかったです 。如家酒店neoです。
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チェックインが済んだら散歩です。旅行では1日 20km歩くのが目安です。ノルマにはしません。自分に優しくするのがモットーです。
易水です。
风萧萧兮易水寒,壮士一去兮不复还 -
瓶詰め生黒ビール。明らかにアイスコーヒーの味がしました😂
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これが唐の道徳经幢。迫力ありますね
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堂々たる構えです。これは 立派なものです。
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堂々たる題字です
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皇帝自ら訳注をお入れになっていると言う意味のようです。
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しかも玄宗帝
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五色令人目盲
色は人を迷わす, と。老子様は仰っています。
字がしっかり遺っています 。 -
30分くらいどの文字が経典のどの部分か, 文字を日が暮れるまで眺めていました
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道德经幢を見終えてから, ぶらぶらしながら食事場所を探すが, なかなか ないですね 。道端で 買い食い 。肉夹馍,肉がたくさん
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ロバ肉
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餃子屋がひとつ開いていました。
ビールと2品頼むと...
キノコの炒めもの。デカい -
水餃子。でか過ぎて, ひとりでは食べきれません
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