2024/05/02 - 2024/05/08
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gyachung kangさん
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アジア指折りのリゾート先でありかつその文化的景観が世界遺産の評価を受けた地、それがバリ島であります。GWの時期にしてはお得感のあるプライスのチケットを発見、これまで縁がなかったこの島に飛んでみることにした。
インドネシアへの渡航はちょうど20年振りとなる。忘れもしない2004年のクリスマスシーズン、ジャワ島のソロの街に滞在していた私、その日にスマトラ島沖大地震が発生、北部アチェは大津波に襲われ甚大な被害を負った。その時、ソロは全く揺れることはなく夜宿のテレビで繰り返し流れる僅かな映像に貼り付けになった記憶がある。今回はルワング火山が噴火し波乱含みの予感もありながら『楽しんで無事に帰ってくる』が私の旅の唯一無二の約束事。果たして結果はいかに?バリ旅行の巻。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
PR
-
旅行記1枚目の写真はラーメンから
なんじゃそりゃとか言わないで。
今回の渡航はマレーシア航空KL経由のバリ行き。連休後半の前日の成田夜発便旅行となった。21時過ぎに全手続きを終えてあとはゲートオープンを待つだけのホッとする瞬間。まだ開いていたお店の看板が目に入って誘いに負けたつーことです。みそラーメン、久しぶりに食べたら旨かったな。 -
お次はコチラ。
定刻で離陸し安定飛行に移ってすぐにサパー機内食。
至って普通なんですがスイーツどら焼きは日本発便らしくてアイデア◎かと。 -
クアラルンプールで乗り継いで正午過ぎデンパサールグラライ国際空港に着陸!
以前、中国雲南の麗江に降りたった際、空港建屋が納西族瓦屋根を模した様式で納得感があったが、ここもまたバリ様式を踏襲しているようで。こういうの、実に大切です。 -
バリ島での拠点はウブドをチョイス、タクシーで大渋滞をクリアしようやくウブドの街に着いた。
王宮近くの裏通りから入る小道に予約した宿を発見。
いいタイミングでママが出迎えてくれる。 -
チェックインしてママから部屋の案内。私の部屋は2階。エアコンがあり南国らしい天井ファンもあり電気ケトルもあり電器蚊取り器も配備。
-
テラス付き。なんでここが朝食場所になる。
朝起きると鳥のさえずりが聞こえてくる、なかなか快適な宿であります。 -
この日は遠出する時間はもう無い。部屋で休憩した後、ウブドの目抜き通りを探索してみた。
車やバイク、観光客が湧いている道を歩いていくと金曜日開催のケチャック&ファイヤーダンスを発見。
これはチケット買うしかないでしょう。
本日夜のアクティビティ決定。 -
開始の19時半までまだ時間に余裕がある。ので来客で混まないうちに雰囲気のいいレストランへ。バリ手始めの料理はやはりサテ。
-
チケット購入の際に席が埋まるから早めに来たほうがいい、と言われていた。19時過ぎ、すっかり陽が落ちたショー演舞会場へ。ライトアップされた入り口がこれまた。
-
幸運にも最前列が一席空いていた。
ふーん、絵に描いたような観光地の趣きですよ。バングラデシュとは別世界だ笑笑 -
会場が満座になってショーの始まり
男性が現れて松明で火を灯した。 -
真ん中の階段から上半身裸の男性達が登場
一斉に両腕を上げて声を発する。
ケチャック演舞が始まった。 -
炎を中心に車座となった総勢50人以上
-
チャッチャッの大合唱とともに
腕を上げたり下げたり身体を捻ったり
こりゃあ壮観
食い入るように見入ってしまう。 -
続いて派手な衣裳をまとった舞踊ダンサーが登場
演目は言わずもがなのラーマーヤナ叙事詩 -
王様が登場
王との掛け合い -
これ、ハヌマーンだと推察
ちなみに演舞に一切のセリフはない -
ショーも佳境へ
ケチャを合唱する男性達が輪になって仰向けに倒れ込む -
王が大立ち回り
ただ最終盤で踊りが激し過ぎて写真が飛んでるんです
いやあ申し訳なか(涙) -
そしてケチャ合唱隊の男性群が立ち上がってラーマーヤナのフィナーレ
-
んで、まだその先がある。
枯れ枝の塊が用意され点火。炎が沸き起こって第二幕の準備が整った。 -
第二幕の主役はこの2人
緊張した表情で出番待ち
これからファイヤーダンスに挑む。 -
何の前口上もなく炎に入っていく男性
もちろん裸足 -
脚で炎を蹴散らす
-
結構なビッグファイヤーなんですが
-
蹴散らすだけでは飽き足りず
座り込んでみせたりする -
炎の中を行ったり来たり何度も横断
これダンスと言うよりは明らかに荒業ですな -
時間にして数分間ではあるがパフォーマンスを終えて消耗しきったかのように呆然と座り込んた男性
もちろん観客からは万雷の拍手 -
まだ燻っている燃焼材がこちら
裸足で踏みつたり素手で掴んだりしていたが、常人ならばどう考えても火傷です。人間の摩訶不思議な能力を見た。バリ初日の夜はこうして終了。 -
翌朝
ベッドから抜け出してテラスに出てみる。
まだ人が動いている気配はなく聞こえるのは南国の早起き鳥のさえずりだけ。旅先での朝はどこで迎えてもいいもんだが、ウブドの朝、極上級かも~ -
ママに頼んだ時間に朝食が運ばれてきました。
シンプル。だけどいいんです、これで。 -
ゆっくり朝食を取ったあとウブドの繁華街をぶらぶらと歩きながらこの場所にたどり着いた。
ウブドに滞在する観光客ならば、ほぼ鉄板で訪れるであろう、そうモンキーフォレストであります。 -
入場料金を払って道なりに進んでいく。
みざる、いわざる、きかざる
のオブジェ。これって日本オリジナルじゃないってことか。ルーツはどこなんだろ。知らんかった。 -
あっという間に猿が現れる。
ここの猿は人間慣れのレベルが半端ではない。
間合いを殆ど気にしていない。 -
この距離でも余裕綽々ですから。
これまで猿を至近に見た旅先は3カ所ある。ひとつは中国は武陵源の金鞭渓、もうひとつは台湾の知本、そしてミャンマーのポッパ山か。いずれも1メートル範囲になると威嚇したり逃げたり。ここモンキーフォレストは警戒もせず、さして興味もない、そんなそぶりか。 -
毛づくろいかノミ取りか
-
餌まきタイムがあり食料に事欠いていないので観光客のリュックに手を出すようなこともない。ここのお猿は実に恵まれている。
-
そしてモンキーフォレスト、敷地内の植生がなかなかスゴい。バリのあるがままの自然がある。日本の管理公園とは別物感大。お猿の生態観察にさほど興味がない人でも楽しめるはず。
-
こんなであります。
野生を感じるぞ、良いなぁ。 -
敷地内には寺院もあってバリヒンディーの神にお祈りを捧げる人もいる。これも信仰が生活に浸透しているバリ島らしさ。
-
モンキーフォレストからウブドの中心街に戻る途中、ひと休みにうってつけのお店を発見。ここで伝統的なソトを食べた。マイルドで旨し。
-
ウブドの街に戻って目抜き通りに面した王宮に入ってみる。もちろん今のインドネシアは民主国家で王政ではないがオランダの支配下におかれる前までのバリ島王一族が暮らした場所。驚くのは一部を公開地にしながら現在でも王族末裔が生活しているらしい。ジャワの古都ジョグジャカルタも同様だったが旧支配体制の王族が亡命などせずに今も現地で生活を保証されているところがインドネシアの特殊な点に思う。
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スケールは小さいけれど王宮に入れるよと言われたらそりゃみんな入るでしょう~
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王宮にて。捧げ物、でしょうかね。
ウブドを歩いていると道の至るところに供物が置かれている。宗教と生活が一体化して日常がまわってるんだな。同じアジアでも日本、韓国、中国の漢族生活圏とは明らかに違う。 -
午後
この日の朝、私は宿のママにタクシーのアレンジを相談していた。約束の13時にタクシーが来てウブドの北、目的地へと走った。
着いた場所はお寺。ティルタ・ウンプル。 -
入場料5万ルピアを支払ってこの腰巻きを借りて腰に巻く。
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お次
ロッカールームに行ってスイムスーツに着替えて今度は緑色の腰巻きを巻く。
これにて準備オッケー! -
ここだあ
神聖なる泉が湧き出す沐浴場、これがティルタ・ウンプル。この日は気温も30℃近く。既に賑わっておりますよ。 -
沐浴するプールは左右に二つ。いちばん左から浴びて右のプールに移り左から三番目までを浴びる。ちゃんとしきたりが決まっていて私の前にいたオーストラリア人のおばちゃんが教えてくれた。
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地元の人と観光客が半々といったところ
沐浴プールは深くて底は石。裸足で入るのでまあ滑りやすい。順番が来るとまずお辞儀とお祈り。そして頭を下げて頭のてっぺんから湧水を浴びる。冷た過ぎることはなく爽快、後続がいなければ延々と浴びる人もいるかもしれない。オーストラリア人おばちゃんから湧水だから飲んでも大丈夫と言われ少しだけ飲んでみた。私は何事も起きなかったが、お腹が弱い方は自重したほうが安全かもしれませんな~
あっと、もちろん私の沐浴写真は残念ながら撮れておりません。 -
プールを出て着替えロッカールームを後にすると沐浴場の前でお祈りを捧げる人たちがいた。
湧水シャワー、あ、いや聖なる泉での沐浴で身も心も清めることができた私。これで晴れて聖人となった。
さてと。同じくヒンディーを奉じるインドにはあまりにも有名なガンガー及びその支流での沐浴がある。バリ島ティルタ・ウンプルでの沐浴、根は同じなんだが印象はずいぶんと違うことに気がついた。ヒンディーは幅が広いぞ。これは余談だがタクシーのドライバーに尋ねたところバリを訪れる観光客はオーストラリア人に次いでインド人が多いそうである。
そしてティルタ・ウンプルはバリ島文化的景観の世界遺産として堂々の構成資産であります。
皆さま、ここにおいでまし。 -
次に向かったのがここグヌン・カウイ
ユネスコマークが入ってこれも世界遺産の構成要因になっている。 -
渓谷があり石段を降りていくと出ました岩に彫られた石窟の遺跡。横並びに4窟。
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そして川を挟んで反対側の岩壁には横並びに5窟が。
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この遺跡、そもそも情報が多くない。なかなか手強い遺跡と見た。お馴染みの本によると11世紀に作られた当時の支配体制のマルマデワ朝の陵墓とのこと。4窟が王妃で5窟が王。彫られているモチーフはガルーダやガネーシャではなく寺院のカタチのように見える。アジア史で比較するとアンコール・ワット建設が12世紀に始まっているのでこの遺跡のほうが古い。高温多雨のバリで浸食に千年耐えていると考えるともっとスポットが当たってもいいのかも。古代バリがどこから文化的影響を受けていたのか?想像するだけで楽しめる。
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石段の中腹で営業していた2卓だけのミニ茶屋で休憩。搾りたてスイカジュースにミーゴレン。ミーゴレンのほんのり甘い味つけ、インドネシアはこうこなくちゃだわ。
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遺跡を往復する石段は景色も楽しめる。途中に謎のインフィニティ用水タンク。
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グヌン・カウイは石窟までのアプローチに味があり傾斜面を利用したジップラインがあったりする。ウブドの街でショッピングに時間を使うのもいいけどココをスキップするのは惜しいところですかね。
眺めの良いカフェでバリコーヒーを。ベトナムと並んでアジアでは貴重なコーヒー産地だ。 -
この日の夜、王宮で行われていたバリ伝統舞踊のショーを見に行った。昨晩のケチャック&ファイヤーダンスが刺激的で今度は正統レゴンダンスを体験したくなったんである。
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レゴンダンスとは宮廷ダンスのこと。まさにこの王宮にふさわしい。この日のショーも満席。ざっと300人程でフルハウス。
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2番目の踊り手
演奏はもちろん生、舞台の回りを取り囲んでのガムラン隊。このガムラン、オーケストラのように指揮者はいないしスコアもない。熟練の腕だけで呼吸を合わせているのがスゲエエエとしか言いようがない。 -
三番手
宮廷ダンスだけあって衣裳も煌びやか -
四番手
改めて見ると扇子とかメイクとか髪飾りとか中国の京劇に通じる雰囲気もある。まさかねえ? -
五番手
男性の演舞も観客を魅了する -
六番手
ここはグループダンス -
七番手
頭部の豪華さを見れば一目瞭然で王妃役。
レゴンダンスの特徴は①腕を曲げる角度(90度あたりで停止)②基本中腰③見開いた眼の左右移動。コレあくまで私の観察の結果ですが。 -
そして八番手 最終演者
プログラムを読むと森に住む悪魔。彼のダンスは幸運を呼ぶ、らしい。彼は足の親指まで上に向けている。 -
約1時間20分程で全演舞が終了しお礼の挨拶。オープンエアでのショーというのもバリ島感満点でウブド観光の核心であること間違いなし。わたくし、ご機嫌で宿に戻った。
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バリ3日目!
この日はタクシーを手配しウブドから北へ移動。走ること1時間40分で目指すジャティルウィに到着した。
この村は世界遺産に登録された棚田がある。入村料を払って予約しておいた宿探しから。 -
グーグルマップと睨めっこしながら
分かれ道にお手製のサインがありますよ -
きっつうい坂道の上にお宿を発見!
まだまだ宿泊施設が少ないこの村で貴重な戦力となっている一軒である。 -
ちょっと英語が拙いホスト役のママと対面、好きな部屋を選んでいいですよと言われこの部屋にした。専用のドアがなく中庭に接するテラスインのスタイル。都市部ならセキュリティ的にギョッとするけれどジャティルウィだと問題無いってことか。朝食は別で一泊日本円約2600円。
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快晴には遠く雲が湧いている天気だが棚田を歩くのに支障は無い。宿を出るともはや道に迷うほど道はなく起伏のある棚田方向に歩いて行く。10分ほどで棚田に下りていく道が現れた。
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ジャティルウィ全容を紹介する案内板が。
私はいくつかあるサブゲートから入ってます。 -
こんな道を進んで行く。
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左右はライスフィールド
んで畦道には色とりどりの目に鮮やかな草花がゲストを迎えてくれる。 -
バラ科かな? 見事な赤
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もちろん主役は貴方です。
これもタクシードライバー情報だが、バリでは稲は種蒔きから4ヶ月で収穫できるそうです。 -
棚田の中を清流が流れる。
なんだ、この気分の良さは?笑 -
稲は日本のものよりかなり背が高い。ので道のレベルが高いところのほうが棚田の景色がパノラマで把握できる。
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またまた散策ルート板が現れた。
黄色、赤、オレンジ、青、白と5本ある。白がいちばん外郭を周回するルートで最近できたらしい。ジャティルウィを訪れる観光客が増えている証かも。 -
道の分岐にはこんなかわいい規模の休憩所が数カ所あり。インドネシアで言うワルンである。飲料を売ったりコーヒーを出したり小腹が空いた人には軽食も提供できる。この雰囲気、どうすか?良かだなあ!
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この稲の実りと細か~いピッチのライステラス
こ、こころが洗われる、そんな感じだ。 -
レベル差のある棚田に水を供給する水利システム。血管のように張り巡らされている。これがあるからこれだけの規模の稲作を支えている。
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ジャティルウィのライステラス
天気は良好、焦ることは何もない。もうひと歩きするためにガス補給。いったん棚田からエスケープしメインゲートに。 -
ライステラスの外側、車が通る道沿いにレストランを見つけて飛び込んだ。ここで王道ナシチャンプルとコーンスープ、レモングラスのジュースをオーダー。
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このコーンスープ、卵と鶏肉のコンビで至って素朴なんですがバリ風のスパイスが効いてて旨いのなんの。日本ではこの味は出ないんじゃないかなあ。絶品。
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エネルギー充填完了しライステラスをもうひと歩き開始!
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私は長野県上田市の出身で幼い頃から田んぼの風景は見慣れている。でもね、広大な棚田の中をただひたすら歩くという行為は一度もしたことがない。このジャティルウィに来てなんだかとんでもなく贅沢な遊びをしているような気がしている。
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にゃに? 警告文が
渡るのは気をつけて下さい だってさ -
あああ、そういうことなのね
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踏み抜いたら運が悪かった
と諦めるしかないだろう。
行ってまえ! -
どうやらジャティルウィでも旅運のご加護があったようで。橋を渡り切りその先へ進む。
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なんか凄いワイルドな果物が実ってるな
これ何だっけ? -
椰子の実も。その気になれば収穫できた。
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棚田に突如として犬が現れて私を外部者と判断、遠巻きから延々吠え続けた。
大丈夫!この地ではそんな責任感はご無用だ、誰も何も持っていかないから。 -
いつの間にか棚田群のいちばん外れに到達していた。ウブドから日帰りでやってくる観光客は間違いなくここまでは来ないかも。
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こんな奥深いエリアに参道が現れたぞ
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寺院があった。名前はブシ・カルン寺院。私以外は誰一人いない。旅先で本来なら人がいても不思議ではないはずの場所なのに私以外誰もいない、という場面にしばしば遭遇する。ちょっと緊張感が湧き上がるが私はその緊張感が、それほど嫌いではない。ダメ?笑
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ライステラス最深部を駆け抜けてゲート方向へ戻ろうとしていたその時、道端に中年の女性が現れて声をかけてきた。ここで一息入れて下さいな、振り返るとポツンとカフェが。
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このカフェでバリコーヒー休憩。おばちゃん手作りか、お菓子もついてる。
いい時間ですね~
東京が別の惑星のような気がするぞ。 -
帰路を急いだ。雨がパラパラ降り出したのである。用水路から水が染み出してきた。急げ。このあとプチスコール襲来。
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雨が引いて宿まであと10分、小さな寺院があってこのタイルが眼に入った。
ヒンディーの女神ラクシュミー。壺からお米が溢れております。さすがライステラスの聖地ジャティルウィ。 -
陽が落ちてから晩ごはんの調達に出かける。この村で夜に食事ができるお店は限られていた。でも真昼なら棚田を一望できるロケーションにあるレストランを見つけた。他にお客は居ない。
きっと私を待っていてくれたんだな! -
ランチのコーンスープがあまりに美味でこの店でも。そしてメインはアヤムゴレン。
皮がパリパリ、香ばしい~
ここはアヤムゴレンが大当たりでした。 -
私がモグモグしているその横で何かを期待して動こうとしないこの猫
屋台ならば期待に応えたかもしれないがこの店はレストラン。わかっておくれニャー。
お勘定して猫に別れを告げた。 -
ジャティルウィで迎える朝
私がこの宿を選んだ理由はコレ↑です。
部屋のテラスから綺麗な棚田が顔を覗かせる。 -
まだ7時前だが朝散歩に出かけてみた。宿を出て坂を下った交差道でトラック朝市が営業中。野菜、果物、ポリ袋に小分けされたお惣菜を近所の方々が品定め。
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小学校のようだ。
朝早っ!この時間から学校の前面道路でサッカーしとる。環境がいいと子供もすこぶる元気ってこと? -
東京の子ども達が平日朝7時過ぎに果たしてこの笑顔を見せられるもんだろうかなあ?いやあ、難しいような気がする、残念ながら。
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ジャティルウィのライステラス端っこで出会った早朝の景色。清々しい、それしか言葉が浮かばない。
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宿に戻って朝ごはんです。若い男性が部屋まで運んできてくれました。力作ですよ、ありがとう。
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バリでの時間もあと僅か。今日はウブドに戻る。麗しいライステラスの景色を眼に焼きつけるため最後の棚田歩きへ。
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へえ、こんな古い人工タンクがある。
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今日も雲が多い。が、昨日より演出的である。
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ハイビスカス
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よく実ってるなあ
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この階段を作り上げたのはスゴイですね。脱帽。
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棚田の中にたまに小屋がある。農機具でもあるのかなと思って覗いてみたらコイツがいた。体格から判断してほぼ間違いなく農機具役です。正解です。
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2時間ほど歩いた。ただ稲を見る、それだけのために。暑くなって喉が渇いてワルンに入った。そ、バナナジュースが飲みたくなったのさ。
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そしてワルンのおばちゃんがおススメしてきたバナナチップス。スライス状ではなくブツ切りのまま油でジュワッと揚げている。砂糖を振りかけて甘くして食べる。
ヤ、ヤバいなこれ。ジャティルウィの秘密兵器だ。 -
そして本日も猫登場。私がバナナチップスを頬張るテーブルに乗ってきた。が、そこは肉食系、バナナには興味が無いのか目もくれず勝手にリラックスしまくっている。いいねえ、その自由奔放さ。君は私の相棒になれる資格が充分にある。
-
ジャティルウィへの観光客はウブドを朝出発してやってくる日帰り観光客が圧倒的に多い。11時頃になるとグループの観光客がにわかに増えてきた。宿泊すれば早朝の時間帯にほぼ独占状態でライステラスをじゃらんじゃらんとなる。旅の時間には制約があるけれどジャティルウィについては私は宿泊をお薦めします。
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バトウカル山を背景に。これがまたイイ。
-
名残り惜しいけれど棚田を去る時間が来た。ジャティルウィのライステラスじゃらんじゃらんはこれにて終了。この景観と水利システムを100年先にも残してください。
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タクシーで長距離移動、ウブドの街に戻った。2泊した宿はこの日空き部屋がなく断念、近くに別の宿を見つけ予約していた。無事にチェックイン。部屋は1階で居住性は少し劣るけど許容範囲。
-
夕方になってウブドの街歩きに出かけた。旅の拠点とした街を実はまだじっくりと見ていないんだもん。
ここは市場の間に南北に伸びるジャラン・カルナ。雑然とした雰囲気が楽しい。 -
置物だけでこれだけバリエーションを揃えるのがなるほど世界に冠たる観光地バリ。
私?いや買わないんだけどさ。オマエなんだよとか詰めないで~笑 -
これは任せて。旅先で見つけるウォールアートは大好きなんだよね。フリーだから?違うってば。
よく見ると換気口が髪飾りに模しています。全てはセンスだ。 -
ふうん、ラーメンはバリでも進化してるようですね。
ラーメン大国の国民としてはちょっと確認してみたくなる。さて、どうしようかなあ。 -
で、ラーメンのことを考えていたら頭の中は夕飯処ハンターになっていた。賑やかなストリートから脇道が伸びていて誘われるように入っていくとこんな立派なお店が現れた。
ひと目で気にいった。ちょいと早めの時間だけど夕飯はここにする。 -
メニューを見て
春巻きがある、いいねえ
メインはナシチャンプル、やっぱりね
コクのあるスープは、うんソトアヤムにしよう
ってことでこんな体になってしまった。
もうバレバレの通り、私食レポの才が無いんで完食しましたの事実を持ってお汲み取り下さい。
食後のバリコーヒーをつけてお会計98000インドネシアルピア。日本円約980円だ。このお店、超お得。名店入り。お店の名前は ADI WARUNG だよ。 -
食事を終えて暮れなずむウブドの裏通り
ゆるりとした賑わいが絶妙過ぎる。楽しい日だった。 -
最終日、朝から天気は良好だった。
ウブドの郊外に謎めいた遺跡スポットがあるらしい。コレは行かねば。ということでタクシーを飛ばす。スポットの名前はゴア・ガジャ。私がこの日の一番乗りゲストのようだ。 -
入場料を払って石段を深く下っていくとこんな年代もののプールが登場。
-
こんな石像が全6体彫られている。
-
そのプールの隣りには風変わりなレリーフ。
なんじゃこりゃあ。30年前に作って放棄されたテーマパークと言われたらそう見えないこともない。 -
しかしながら彫られた空間にはリンガが3体置かれていた。
ゴア・ガジャは11世紀頃の古代遺跡でオランダ人が14世紀に発見したものだという(ソースはあの本です)。
いやあ、もし私が幼少期にこの遺跡に出会っていたらバリ考古学者を志していたかもしれないですよ。古代バリの王朝とは。頑張って想像してみるが一介の旅者には難題過ぎる。 -
人工の横穴もある。これは僧窟か?
ゴア・ガジャ、古代プールと人面レリーフだけ見て帰ってはいけない。さらに低位部へと道は続いている。 -
朽ち果てているが明らかに人の手による造作物
-
これもね。何らかの基壇部か。
-
道を下りきると秘境感満載の渓谷になり川が流れている。ここに、
-
ま、まさかの遺跡物が転がっております。
この石は縦横1メートル以上。 -
明らかに人の顔を表現している
-
これも。最初の岩と類似して歯の大きさが特徴的。南太平洋由来の先住民族のような顔立ちにも見えるが。ニューギニアとかアボリジニ系?どう思われますか。
私が初見で見つけたのはこの3体。川べりをしっかり調べればおそらくもっと転がっている。これがゴア・ガジャ。ウブドのびっくりスポットと言っていい。 -
今旅で最後の訪問地はここ。
ムングウイにあるタマン・アユン寺院である。 -
敷地入口に立派なバロンが飾られており
-
参道を進んで行く
-
バリ独特の寺院建築
-
背景に木々が植えられているので枝越しに眺めてみるのも絵になる。
-
創建は1634年。メルと呼ばれる塔が10基整然と並んでいる。
このタマン・アユン寺院も世界遺産の構成物なのだが寺院としての美観ではなく敷地周囲のお濠が水利施設として利用されたことが評価の源泉になっている。実はジャティルウィとおんなじなのです。 -
見学を終えたら時間はお昼前。空港までの道のりは大渋滞が予想される。
すぐ近くで営業していた食堂に駆け込んでランチをとった。隣りの席では近所のお母さんと娘が仲良く食事をしている。そんなコテコテのローカル食堂! -
食堂はこんな掘立て小屋である笑
観光客は絶対に入らない。
お味は、美味しかったですよ~オッケーで。 -
空港に着きドライバーにお礼を告げて搭乗手続き。楽しんたバリの旅は幕。これからクアラルンプールを経由して成田に帰ります。
やっぱり何度来ても東南アジアの気候の良さは堪えられないものがあるなあ。心身ともに調子が上がるよ。どうもありがとう。
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