2024/05/03 - 2024/05/05
394位(同エリア1352件中)
さるおさん
GWな。今年は"行きたい所リスト"から大内宿を選択。決め手は自宅から新幹線でギリ行ける場所だと思ったから。自分、飛行機、苦手なんで。
福島は二回目。20代の頃に高校の同級生3人と青森、岩手、宮城、福島と回ったことがある。若い頃の旅っていうのは記憶に強烈に残っているね。その時の思い出も散りばめながら。昔話多めの旅行記です。
行程: 会津若松駅 → 飯盛山(白虎隊士の墓・白虎隊自刃の地) → サザエ堂 → 小池菓子鋪(「あわまんじゅう」で休憩) → 芦ノ牧温泉駅(猫駅長の駅) → 大川荘(「無限城」に似たロビー) → 芦ノ牧プリンスホテル
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新幹線からの富士山。今まで見た新幹線からの富士山で一番立派かも。
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東海道新幹線→東北新幹線と乗り継ぎ、郡山から磐越西線に乗り換えて会津若松へ。
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自宅を7:00に出て会津若松到着13:30。飛行機だったら何時間ぐらいで来れたんだろ?
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「赤べこ」に迎えられる。
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"ならぬことはならぬものです"のフレーズが有名な「あいづっこ宣言」。
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「まちなか周遊バス」で飯盛山へ。飯盛山は白虎隊自刃の地にして十九隊士の墓がある。山上までは石段か「動く坂道」(スロープコンベア)。たとえ有料でも迷いなく
スローブを選択。 -
このスローブ、けっこう斜度がキツいのよ。立ってるだけで脹脛が突っ張る。
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嗚呼、忠烈白虎隊。
幕末、戊辰戦争、旧幕府軍の中心とみなされた会津の地は新政府軍との激しい戦いを余儀なくされた。会津藩は女性も少年も含んだ総力戦で新政府軍を迎え撃つ。
白虎隊は16歳から17歳という年少の武家の男子によって編成されていた。当初は予備兵力として組織されていたが、圧倒的な物量を誇る新政府軍に会津は劣勢となり、やむなく白虎隊も前線に駆り出される。白虎隊は各地で奮戦するものの、いずれも苦戦を強いられた。戸ノ口原の戦いで大打撃を受けた隊士7人が飯盛山へ落ち延びる。その山頂から見る会津城は炎と黒煙に包まれていた。城が落ちたと思った少年たちは、敵に捕まって生き恥をさらすことを望まず自刃という道を選択する。会津戊辰戦争の悲劇。 -
昔ね、年末に日本テレビが大型時代劇っていう特別ドラマを制作していて、それは豪華キャストが集結したドラマだったの。ある年のドラマが「白虎隊」でね、今は口うるさいオジサンの坂上忍や宮川一朗太が隊士の役を演じていた。その子たちがね、逃げ延びた飯盛山で炎に包まれた城を見て叫ぶのよ、「城が、城が燃えている!」って。骨太の良いドラマだった。主題歌だった堀内孝雄の「愛しき日々」も大ヒットした。
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「白虎隊自刃の地」から望む会津城。わかるかなぁ、豆粒みたいにしか見えないけど。少年たちは、ここで城が燃えている(実際は燃えていなかった)のを、どんな気持ちで眺めたんだろうね。
実は、私はこの場所に立つのは二度目。40年ほど前に高校時代の同級生とこの場所から会津城を眺めたことがある。その時は、もっと城が大きく見えた印象だったけど・・・。 -
その同級生との東北の旅、行程は私が考えたのだけど、会津若松は行程に入っていなかったのね。福島は五色沼と猪苗代湖を回ったの。そしたらね、メンバーの一人のAちゃんが、突然、猪苗代で"福島まで来て会津若松に行かないなんて信じられない、絶対白虎隊は見ておくべきだ"と強い口調で主張し始めたの。こっちはね"だったら、もっと早く言ってくれ"って思うわね。旅行当日に言われてもね。だけど、何とか時間が取れそうだったので、急遽、猪苗代から会津若松へ。駅前でタクシーに乗り、運転手さんに事の経緯を話し白虎隊関連なら会津城にいくべきかと確認したところ、"いーや、そりゃ行くなら飯盛山だ、何せ自刃した場所だから"と強く強く飯盛山を勧められた。そして私たちは、言われるがままに飯盛山へ。今のように観光客は多くなかった。こんな像があったかどうかは覚えていないが、ドラマの影響があってか私とMちゃんはふざけて"城が燃えているぅ"と騒いでいたことは記憶がある。今思えば私の行為は礼を欠いている。若気の至りとお許しください。
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この東北旅行の後、皆で写真の整理をしながら今回の旅行で一番良かった場所の話になった。青森のねぶた祭や奥入瀬が良かったとか、岩手の遠野も面白かったなどの会話の中で、Aちゃんが一番と上げた場所がいまだに記憶に残っている。彼女の一番は「野口英世記念館」だった。この記念館は当初行程に入っておらず、電車かバスかの時間調整に入っただけだった。そんなわけだから、私的にはメインの付け合わせ、いや、付け合わせどころかパセリ程度の存在だったのである。他にも多くのメインがあったはずだ。なのに一番美味しかったのがパセリ(野口英世記念館)かよ!
けして野口英世記念館をディスっているわけではありません。人は其々だなぁと強く感じたのです。
私は4トラの旅行記を読むのが好きなのですが、なんで好きかと言うといろんな旅の形に接することができるからです。自分だったら行かないような場所や旅のスタイルを興味深く拝見しています。多分、Aちゃんの「野口英世記念館」が、その原点です(笑)。 -
話を現在に戻しましょう。飯盛山参拝記念の御朱印。トラがかっこよくて思わず買っちゃったけど。最近、観光地でこういう御朱印出してるトコ多いのな。
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「宇賀神堂」白蛇が祀られている。
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4トラの皆さまの旅行記でよく拝見する「サザエ堂」。私はイマイチこういう建築物に興味がわかない。でも時間もあったし、食わず嫌いも良くないと思って寄ってみることに。建築家でもない住職が考案した建物らしいが、"奇想天外な螺旋の迷宮""ダ・ヴィンチのスケッチと同じ"などの煽り文句にも釣られた。
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「サザエ堂」
寛政8年建立。高さ16.5m、六角三層のお堂。かつてはその独特な2重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるといわれていた。上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りできるという世界にも珍しい建築様式。 -
入り口の梁や柱に龍が絡みついた装飾。迫力あり。
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入口からスロープを上がっていく。このスロープが所々で角度が異なり登りづらい。体幹の弱い私はヨロツキながら上がる。GWなので堂内は結構な人出。ヨタヨタ歩く私の傍らを子供たちが走りながら上ったり下りたりしている。すれ違う人がいないのが売りのお堂なのだが、人の多さと行き違う子供たちのせいで、もう一つピンとこない。
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最上階の天井。
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「戸ノ口堰洞穴」
猪苗代湖から会津若松に水を運ぶ用水路の最後の関門であった飯盛山を掘り抜いた長さ150mの用水トンネル。戊辰戦争時、戸ノ口原の戦いから敗走した白虎隊がこのトンネルを抜け道として使ったことでも知られている。
数日前の雨のせいか、けっこうな水量。 -
一通りの観光を終え、飯森山下の和菓子屋で「あわまんじゅう」を店頭のベンチで頂く。粟だけにプチプチとた食感。オモチロい。甘味が疲れた体に沁みわたったところで周遊バスで会津若松駅へ向かう。
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会津若松から会津鉄道で今宵の宿泊地芦ノ牧温泉へ。「芦ノ牧温泉駅」は"猫駅長さくら"が働く駅。さくらちゃん、待ってろよ!
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"さくらぁちゃ~ん"と猫なで声で改札を出るも、さくらちゃんの勤務は16時まで。本日の勤務はすでに終了なり。
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期間限定の来駅記念御朱印(?)を購入。500円したけど、こういう駅にはお金を落としとかないとね。他にも猫駅長関連のグツズがいっぱい。購入している人多し。会津鉄道の貴重な収入源。猫駅長、会社に貢献してますね。
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駅からは旅館に迎えにきていただき・・・。
写真は「大川荘」。"鬼滅の刃"の"無限城"に似ていると評判のお宿。でも、私の写真、なんか違うわね。もっと高い所から写さないといけなかったのかなぁ。だけどなぁ、宿泊客でもないのに余りウロウロできないしなぁ・・・えっ、宿泊客じゃない? じゃあ、どこに泊まったの? -
私が泊まったのはコチラ。「芦ノ牧プリンスホテル」。「大川荘」と比べると、ちょっと見劣りしますねぇ(笑)。
チェックイン時、フロントで"ハイ"ってお迎え菓子渡された。旅館でお菓子、手渡しされたの初めて。 -
お部屋はこんな感じ、広さは十分。スタッフの方々も仄々した地方の中型旅館という感じ。ただね、お風呂がちょっとね。こちらのお風呂は内湯と露天の二つ。まず内湯がぬるかった。露天は、もっとぬるかった(笑)。こりゃ夜は入ってられないな。あと、脱衣場、お掃除が追い付いてない感じでした。
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続いてお食事。HPに"ボリュームが自慢"と書いてあったので小食の私は戦々恐々。でも完食できました。
前菜は郷土料理から「いかにんじん」「鰊の山椒煮」など。「いかにんじん」、人参の割合多し。 -
他のメニューは、海老真丈、アユの塩焼き、お造り(鱒・カツオのタタキ)、海鮮鍋、ステーキ。お汁はあさり汁。デザートは揚げ饅頭・イチゴ・一口ケーキ。写真は海老真丈、コレ美味しかった。ステーキモ柔らかくて〇。
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夕食会場から部屋への帰り道、部屋食のお客さんに御膳を運ぶ中居さんとエレベーターで一緒になった。"大変ですね"と声をかけるさるお。だって、この旅館、エレベーター一台しかないんだもの。そしたら、中居さん"そうなのぉ"って気軽に返事してくれた。軽く会話。お婆ちゃんの中居さんだったけど可愛い人だった。
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