2024/04/21 - 2024/04/24
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ロッキーの母さん
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2日目の行程は、前泊の皆生温泉→足立美術館→出雲大社→玉造温泉「佳翠苑 皆見」。
足立美術館についてはテレビで美術館の庭師の方々の記録番組を見てとても興味がありました。出雲大社についてはNHKのBS4Kで「究極ガイド2時間でまわる出雲大社」という番組があり、大変役立ちました。
島根県は初めて訪れる地。山陰旅行の2番目の温泉、玉造温泉を楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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前夜泊まった皆生温泉皆生グランドホテル天水にて4/22の朝食。バイキングでは無く、自分たちの指定されたテーブルに箱膳で提供されていて、落ち着いて食べることが出来ました。海とお庭の見える窓側の席に案内して貰ったので、ゆっくり食事がとれました。
大山乳業農業協同組合の”白バラ牛乳”がありました。鳥取県で搾乳された生乳はすべてこの農協に集められて出荷されるそうです。ご当地ものの牛乳、各地で微妙に味わいが違って面白いです。朝食で牛乳を飲む習慣は無いのですが、旅行に出ると頂いてしまいます。白バラ牛乳、甘みが感じられます。 -
盛りだくさんの朝食膳。鳥取・島根でよく供されたのが木の葉カレイの一夜干し。
塩味もキツくなく朝食にぴったりでした。 -
皆生温泉から足立美術館へ向かう途中にあった「お菓子の寿城」。米子城を模して作られた天守閣まであるお城、米子城から移築した石垣もあるそうです。
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10:00頃足立美術館到着、こちらは90分の自由観覧です。順路通りに正面玄関から入場。アメリカの日本庭園専門誌「The journal of Japanese Gardening」で、2003年から21年連続で日本一に選ばれている日本庭園。
日本人が選んだらどのようになるのでしょうか? -
実業家足立全康氏によって作られた素晴らしい日本庭園と横山大観他の貴重な絵画が見られます。足立氏の「庭園もまた、一幅の絵画である」という言葉通り、朽ち葉一つ無い見事に整えられた庭に感動しました。
先ずは入館してすぐの景色。常に窓枠から一つの絵が切り取られたように目に飛び込んできます。 -
雨上がりで、植木も苔もしっとりとしてなお一層趣が増しています。
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画角の先ず前面に大きな樹木が入り、遠景が奥行きを持って眺められる。すべてがこのように配置された完璧な造園です。
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しばらく進むと、数々の漆芸品のコレクション展示がありました。
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苔庭です。杉苔がため息が出るほど美しい。白砂と苔の緑のコントラストが素晴らしい。
すべての木が、斜めに植えられています。買い求めたガイドブックによると、庭師の哲学による植え方だそうで、山の斜面に育った木々を平坦地に持ってきてまっすぐに植えるのは木々にとっての苦痛、という哲学なのだそうです。
苔庭の奥には、茶室「環翠庵」がみえます。 -
苔庭の先に創始者足立全康氏の銅像、「案内する足立翁」。木炭運搬から始まって繊維問屋や不動産業など実業家として成功した足立氏が、美術館設立を創設したのが71歳のときだったというのも驚きです。それから91歳で亡くなるまで心血を注ぎ庭造りとコレクション蒐集に尽くしたそうです。
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ガイドブックの販売コーナーで「足立美術館ガイドブック」を購入。
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岩の間を流れる白糸のような流れ。
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ロビーからの枯山水。有名です。足立美術館のメインの庭園。足立美術館の庭園は、実際に庭に降りたり足を踏み入れたりせず、一つの絵画作品として楽しむ庭。
白砂は海か湖のよう。中央部の石から流れ出た滝水が注ぐような構図。 -
遠くのぞまれる遠景の山々。テレビでの足立美術館の番組で、あの遠景と中・近景の間に道路が走っているとか。見事としか言いようがありません。
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庭園の設計士に飽き足らず、足立翁は日々自ら庭園の手入れを指示していたそうです。
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足立美術館の樹木も生き物、成長して形が変わってくると、新しい木に植え替えるのだそうです。そうした植え替え用の松の木を別の場所で育てているそうなのです。
このように窓枠が絵画の枠になって、庭園が一つの絵画作品になっています。これを「生の額絵」と称しています。 -
「亀鶴の滝」右より中央に一筋の滝。岩肌の露出している亀鶴山に、人工的にこの庭園の為に作った滝だそうです。
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「池庭」は足立美術館で一番初めに作られたエリアだそうです。
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錦鯉が悠々と泳いでおります、時間が止まったみたいです。
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窓枠から眺めると本当に一つの絵画です。
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「生の掛け軸」床の間の壁がくりぬかれています。
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今回は春の訪問でしたが、四季折々の美しさがあるようです。秋の紅葉や、他の季節にも再度訪れたいと強く思いました。
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絵画などの展示物の撮影は出来ないので、お庭の写真ばかりになってしまいましたが、横山大観の作品を沢山観ることができました。期待して来た「紅葉」は毎年の秋季展にしか出されないそうで残念でした。
私の好みの伊東深水の美人画などもあり、絵画の数々は大変素晴らしかったです。 -
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足立美術館の次に出雲大社に往くのですが、そちらで1時間自由時間をとり神門とおりなどで昼食を自分で取って下さいとなっていました。初めての観光地ですぐ昼食とれるか怪しいので、足立美術館でお昼を頂くことにしました。
もっともっと美術館内を歩きたいのですがやむなし。庭園を眺めながら「喫茶 大観」にて島根和牛のビーフカレーと野菜カレーを急いでいただきました。付いてきたらっきょう漬けの美味しさにびっくり、カリカリ歯ごたえもよく美味美味。
90分という時間はあっという間、すべてを観ることは叶わず。食後「魯山人館」も見学しバスへ戻りました。有名な「椿鉢」が想像以上の大鉢で驚きました。
地下通路で新館へゆく順路になっており、時間があればこうした絵画もじっくり観たいものです。
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バスは一路出雲大社へ。うっすら晴れ間も出てきました。進行方向左側は稲佐の浜、全国の神々をお迎えする神聖なる浜なのです。大国主大神が建御雷神(天照大神の使い)と対面し、ここで国譲りの協議を行ったとされています。
この大きな岩が「弁天島」、今は陸続きになり鳥居と祠がみえます。 -
やっと出雲大社駐車場に到着。日が照ってきました。13:00~14:00が自由時間、この間に昼食を取る予定なのですが、足立美術館で済ませてきたので、出雲大社といえば…ぜんざい。神門とおり、出雲大社入口の勢溜大鳥居に近い「ご縁横町」内の「出雲ぜんざい餅」でぜんざいを賞味。
いずもぜんざい¥600と抹茶ぜんざい¥750、大根漬とお茶もついて、「ご縁袋」(中には五円玉が入っていて願いが叶ったら又このお店のご縁箱に戻してねというもの)も付いてきます。
甘すぎず、ほっとするお味で大変美味しく頂きました。 -
添乗員さんから貰った町歩きマップを片手に、「878」という鯛焼きパフェのお店を探すもお休みとのこと。
途中箸置きをお土産に購入した際、”月曜定休も多いが水曜はかなり休みのお店が多い”とのこと。確かに観光地とはいえ年中無休ではありませんよね。
ついついポスターにつられて、鯛焼きならぬ「おふく焼き」を購入。鯛焼きでもない今川焼きでもない、丸ーい可愛い形。
この神門とおりすぐトイレがが見当たらず、ご縁横町のトイレを利用しました。 -
勢溜(せいだまり)の大鳥居、4つある鳥居の内の2番目の鳥居。高さ8.8m、横幅12mもあるそうで、ここから参道が始まります。一礼してくぐります。いざ”縁結び”の聖地へ。
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集合場所の出雲大社駐車場横の「観光センターいずも」はこの案合図を見るに出雲大社境内を通って行けるはず。行きは駐車場から車道に沿って神門とおり迄来たのでルートが異なります。
今回の旅行前に、NHKのBS4Kで”究極ガイド2時間で廻る出雲大社”という番組の放映があり、録画してじっくり見てきました。その為予習バッチリ。 -
参道が本殿に向かって下って行くなんて珍しい。この参道の広さといい、静けさといい”神域”という感じです。
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祓社(はらえのやしろ)、ここで最初に身を清めます。出雲大社のやり方は通常と異なっていて、二礼(二回おじぎ)四拍手(四回手を打つ)、一礼。本来は八拍手なのだそうです。お社のすぐ前まで行けないように台がこしらえてありました。
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相撲の神様、野見宿禰(のみのすくね)を祀った神社がありました。ここの土俵は一般の土俵より少し大きいそうです。昨年ここで大相撲の巡業などが行われ、なんと立行司第41代式守伊之助は出雲出身なのだそうです。大相撲の聖地ですね。
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祓橋(はらえのはし)を渡って三の鳥居をくぐると、立派な松並木が続いていました。この参道は中央は神様の通り道ということで、参拝客は両端を歩くことになっているのだそうです。
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古事記にある「因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)」のお話、大国主大神が赤裸で苦しんでいるウサギを助けた有名なお話です。出雲大社の主祭神大国主大神に因み境内にはウサギの像が沢山ありました。
こちらは西神苑にあった縁結びの碑のウサギちゃん達20体もある。 -
こちらにもウサギちゃん。「ご慈愛のご神像」です。まさに因幡の白兎。
銅鳥居左手には神馬と神牛の銅像もありました。神馬は安産祈願、神牛は勉学御利益とされているそうで、牛の鼻先がみんながなでるからかピカピカでした。
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なんとか集合場所の”観光センターいずも”に時間通り到着、14:00から観光ガイドさんの説明を受けながら出雲大社を巡ります
ガイドさんは社会科の先生をされていたというH様、時折ユーモアを交え丁寧な解説をして下さいました、ありがとうございました。
千家国造館→手水舎→銅鳥居→拝殿→東十九社→八足門→御守所→西十九社→神楽殿、というルートを1時間かけて廻りました。
まだまだコロナも侮れない、手水舎にはひしゃくはありませんでした。
出雲大社では、神在月(陰暦の10月出雲での呼び方、出雲以外は神様が出雲に来てしまい居なくなるので”神無月”)に出雲に集まる神々を先導する海蛇が神使なのだそうです。ちょっとおどろおどろしい図。
拝殿のしめ縄、出雲大社は太い方が左となっていて通常とは逆なのだそうです。
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右奥の宝物殿入り口にあるのが、発掘された昔の出雲大社の柱の大きさを示すモデル。直径3mもの三本の杉の大木を一つにまとめたもので、「宇豆柱(うずばしら)」というそうです。本物はこの宝物殿に展示されているそうです。
そもそも出雲大社の本殿は48メートルもあったそうなので、巨大神殿の基礎ともなればこれだけの太さの柱が必要だったということなんでしょう。 -
その宇豆柱の出土跡がこちら、境内に記された赤い大きな丸。そういう意味だったんですね。
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ご祭神様に一番近い拝礼場所、八足門(やつあしもん)。
こちらでの参拝の仕方を改めてガイドさんより教えてもらいました。”拝”の際、女性は汚れのある右手の平を左手でくるむようにして合わせるのが正しいとのこと。愛子様の、大学ご卒業や就職に際してのインタビュー時に、正しく手を組まれていると、写真つきでレクチャーしてもらいました、ふむふむ。 -
御守所で孫達と主人用に御守を求めました。壮気健全守りと学業守りと長寿守りです。カード型御守なんてものもあって、流石出雲大社沢山の種類の御利益授けの品がありました。朱印帳も受け付けられておりました。
向かって右は東十九社、左は西十九社。神在月に全国から集まった神様が泊まるところだそうです。本当に19の扉がありました。 -
日本最古の建築様式、大社造り。平成31年に大遷宮が完了、伊勢神宮などは20年ごとに遷宮していますが、出雲大社は伊勢神宮のように場所は移さず、60年ごとに遷宮を行っているそうです。
7.9mもの長い千木が交差しています。ご神体は稲佐の浜の方西向きになっているそうです。先ほど八足門で拝礼したのは、ご神体を横から拝んだことになるわけです。 -
やってきました、神楽殿の巨大しめ縄。真下からみるとあまりの大きさに腰がひけてしまいます。6~7年ごとに取り替えられるそうですが、すべて手作業で作られるとのこと。長さが13.6m、重さは5.2t。
ここで結婚式も挙げられるそうで、初穂料はたったの5万円だそうです。沢田研二とかが挙式しました、とガイドさん、昔話ですね。 -
正面からみてもこの大きさ。
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人が豆粒のようにしか見えません。
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神楽殿の国旗掲揚塔に翻る日本国旗。NHKの一日の放送最期に流れる映像がこれだそうで、今でも天候に問題の無いときは朝晩掲揚しているそうです。本殿の高さが48mなのでそれよりちょと控えめに47mになっているそうです。
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この日本国旗の大きさは75畳分もあるそうで、国旗自体の重さが30kgもあるそうです。
大変有意義なガイドをして頂き、初めての出雲大社はなかなか良い体験になりました。 -
15:00過ぎ、出雲大社出発、小一時間バスで走り本日の宿泊先玉造温泉「佳翠苑皆美」に到着。本日の走行距離121km。
Ha〇〇社ではSランクホテルとされているところ。ホテルの方々の対応がとても親切且つジェントルで好印象。昭和27年開業というから、私達より歴史があるホテルです。入ってすぐのロビーも広く、入口の庭園も綺麗でした。
荷物をお部屋に置いてからすぐ玉造温泉の街歩きをしたのですが、ホテルを出ようとすると従業員の方が写真を撮って下さいました、ナイスサービス。 -
ちょっとしたことですが、こんな消毒ボトル初めてお目に掛かりました。ホテルの雰囲気に合わせてボトルが和服をまとってます。随所にこうした気遣いが見られました。
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ホテル入口の庭園。歴史があるだけに、美しい。夜は夜でライトアップされていて又別の趣がありました。
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ホテルはSランクなのですが、残念ながらお部屋がプレミアムとは行かなかったようです。廊下を挟んで向かいのお部屋は皆全面改装ずみで露天風呂付きだったようなのですが、私達のお部屋はそうではなかった…
”皆美スタンダード”と称した”瑞光”。十畳和室・4畳の広縁・次の間付きと広かったですが、古さを感じる造り。純和室なので、お布団を敷きに来るというのがネック。 -
”お履き物を磨いて置きました”というメッセージカードもあったりして。温泉で履いていったスリッパが誰の物か判らなくならないよう部屋番号の付いたクリップまで用意されておりました。
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洗面台周りは広かったですが、まさかの旧式混合水栓。
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次の間2畳が広くゆったりしています。
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古さを否めないながら、浴室とトイレは清潔に整えられておりました。トイレには匂い袋が掛けてありました。
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お部屋はこんな感じ。とにかくお茶類がとても充実していて、今回の旅行で一番でした。ただ、広げられた案内からホテルの各階の平面図が見つからず(準備係の置き忘れか?)フロントに行って貰いました。
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玉湯川に面した窓からは外が大きく見渡せ、いい感じ。細いこの川が宍道湖に注いでいるんですね。
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給湯コーナーも設けられており、大体こうした昔ながらの和風旅館はコンセントが少ないですが、ポットのコンセント仕舞いなど考えられているなと思いました。
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確かに広い、お布団を敷いてしまうと足の踏み場もなくなるというほどにはならないかな。
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洒落ていたのが、お風呂に持って行くバッグがあったこと。ホテル売店でも販売していましたが紙テープで編まれた手提げカゴ。
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浴衣は各サイズ仕分けされて置かれており、すぐ判るようになっていました。”浴衣大身長170~180cm用”などと表示されており、ちょっとしたことですがこのように置かれているとわかりやすいです。
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お茶道具が充実していて、小泉八雲が愛したコーヒーを再現したという”ラフカディオ珈琲”というものが備えてありました。お着き菓子は三種類もあって、皆美味しかったので、お土産として買って帰りました。
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コーヒーだけでなくハーブティーも備えられており、ローズヒップに可愛らしいドライフラワーまでついておりました。心憎い。
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給湯コーナー、茶器にかぶせられていた布も綺麗な織りのクロスで感じが良かったです。
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「佳翠苑皆美」の全容。
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16:00ホテル着と早かったので、ホテルの前を流れる玉湯川に沿って街歩き。街歩きと言っても、温泉街の華やかさはなく、散策してる人もまばら。
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夜にはこのぼんぼりにも灯がともるのでしょう。道から川へ降りられるようにところどころ階段があり、私達も下に降りて川伝いに川上へ散歩。
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意外に水は澄んで綺麗でした。
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こんな危うい階段もありました。
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”まがたま橋”です、橋のたもとに勾玉が付いています。
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所々に足湯がありました。足湯そのものの利用は無料で、足拭きタオルが¥100で自販機販売されておりました。宿泊客は自分のホテルでお湯につかればいいのだから、ぶらっと温泉街に遊びに来た人用でしょうか?その割に飲食店やお土産店などの商店がほとんど無い。
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この先が目指す玉作湯神社。
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”宮橋(恋叶い橋)”、大体こういったネーミングが多いですよね。この橋のたもとで撮った写真に玉作湯神社の鳥居が入っていたら恋が叶う、ということだそうです。
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玉作湯神社到着。入って左側に社務所、その奥に無料休憩所があり、¥100でお抹茶が頂けると案内が出ていました。
ここには「願い石・叶い石」という参拝があるそうで、社務所で¥600払い”叶い石セット”を授けていただきました。
鳥居の先は意外に急で長い階段。 -
御守袋(三つ折り奉書紙)に”叶い石”が入っていて、願い事を書く二枚複写の”願い札”がセットになっています。
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階段は続く…
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こちらの神社は、三種の神器の一つの”八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)”を作った玉作りの神様である櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)をお祀りしているそうです。
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境内には”真玉(まだま)”という願い石が置かれていて、触れて願うと願い事が叶うということから石の表面はツルツルになっていました。
社務所で授けられた叶い石は色々な色形があるのだそうで、私が頂いたのはツルピカの黒曜石らしき小指の先ほどの石。この石を御神水で清め、願い石にこすりつけて願い事を心の中で唱えます。その後拝殿で願い札を記入して一枚は願い札入れに入れ、もう一枚は自分で叶い石とともに御守袋にいれるという手順。
うっそうとした鎮守の森の中、思いを込めて祈りました。 -
川沿いにあった三種の神器の銅像。
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18:30から2階東の館”瑞雲”という広間で夕食。女将の「温かさ風吹き初めしこの佳き日出で湯の里の花もほころぶ」という和歌が置かれたお膳。松江藩松平不昧公の茶の教え「客のこころになりて亭主せよ」というのが、このホテルの社訓だそうなので、こうしたところにも表われているのかも。
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山陰に来てカレイが食事で供されることが多いです。このカレイの幽暗焼き、ふんわりとしてとても美味しかったです。
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細もずくの酢加減もちょうど良し。
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昨夜皆生温泉でも食した”十六島岩のり”(うっぷるいのり)。こちらでは小鍋仕立てでいただきました。海苔の特産地出雲でも日本海に突き出た十六島鼻周辺で12月から2月の間だけ手摘みされる岩のりです。磯の香りが高く、歯ごたえもあります。ここに入っていた海老餅も軟らかくとても美味しい料理でした。
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”割鮮(かっせん)盛り合わせ”とお造りとして献立に書かれている。”割鮮”とは耳慣れませんが、鮮度の良い魚を割る(切る)という意味の言葉で生食を意味し、古語にも登場する昔からある表現なのだそうです。このホタテが本当に大きくて美味しかったです。
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”銀ムツの煮付け”、脂っこさはみじんもなくホクホクとしています。しつこくなく上品なお味でした
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小さなシチューパンに入った和牛のグリル、和風デミグラスソースと書かれているように酸味の勝ったさらっとしたお味。この和牛歯ごたえがとても柔らかい。
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出雲特産の”仁多米(にたまい)”の炊き込みご飯。昔ながらの棚田で収穫される仁多米、コシヒカリなのですが、「東の魚沼・西の仁多」と言われるそうですが、関東の人間にとってはなじみのないお米です。
つみれとなめ茸のお椀も優しい味でした。 -
黒豆の乗った葛餅や一口サイズの抹茶ロールケーキ、苺に金平糖がデザートに供されました。ポリポリ噛んでいるとお茶を入れてくれている配膳係の人が「いい音してますね!」などど言ってくるので、友達じゃあるまいし(私はフレンドリーというかフランクというかそんな対応が好みでないので)…とちょっと気分下がりました。
このホテルの夕食、食事の中身は本当にSホテルならではの美味なお料理ばかりでしたが、配膳係のリーダーのような方がマイク片手に、料理のひとつひとつに解説を入れてくるのが耳障りでした。こうしたサービスが好みの方もいるのでしょうが、「水、要る?」と聞かれたりして…献立が書かれているのだから静かに頂きたかったです。別の銘柄のビールを持ってきたり、とちょっと残念なこともありました。
食後温泉へ。千三百年前の奈良時代からあったという玉造温泉、「神の湯」と呼ばれていたそうです。ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉です。
先ずは2階の玉肌の湯「浮舟」へ。昨夜の皆生温泉と変わらず、二三人の方がはいっているのみでゆったりと浸かることが出来ました。もう周りは真っ暗なので、眺めを楽しむまでは出来ませんでした。
はしごをして西館最上階9階の「天遊の湯」へ。このホテル東館と西館が1階でつながっている形なので、東館4階に泊まったのでエレベーターで一度下まで降りてから又上がることになります。やはり外は真っ暗なので風景を楽しむことは叶いませんでした。肌がしっとりしたかもしれません。
ツアー同行の方で、湯薬師広場で売っている小さなボトルに温泉水を詰め化粧水代わりに持ち帰った方もいました。5日くらいで使い切るべきだそうです。それなりの美肌効果があるんですね。
一晩で二つの温泉をはしごしたせいで、ぐっすり眠ることが出来ました。肌にも優しい温泉でした。
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