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4月最初の週末、以前より気になっていた北限の椿を観るために、夏泊半島を訪れることにした。直前まで、一泊二日で旅程を組んでいたが、せっかくなので、もう一泊することにした。そこで、棟方志功記念館を訪れることにしたのだが、調べてみると、なんと先月末で閉館となっていた。仕方が無いので、初日は県立美術館を観て、翌日は、10年前に訪れて気に入った黒石の街を再び歩くことにする。10年前は雪が深く、一部しか観ることが出来なかったので、楽しみである。そして、夏泊半島は、最終日に訪れることにした。<br /><br />(2024.05.03投稿)

北限の椿を観に夏泊へ【1】~青森県立美術館と黒石~

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2024/04/06 - 2024/04/07

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旅猫

旅猫さん

4月最初の週末、以前より気になっていた北限の椿を観るために、夏泊半島を訪れることにした。直前まで、一泊二日で旅程を組んでいたが、せっかくなので、もう一泊することにした。そこで、棟方志功記念館を訪れることにしたのだが、調べてみると、なんと先月末で閉館となっていた。仕方が無いので、初日は県立美術館を観て、翌日は、10年前に訪れて気に入った黒石の街を再び歩くことにする。10年前は雪が深く、一部しか観ることが出来なかったので、楽しみである。そして、夏泊半島は、最終日に訪れることにした。

(2024.05.03投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
グルメ
4.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
新幹線 JR特急 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 例のごとく、大宮駅から旅を始める。乗り込んだのは、9時14分発の『はやぶさ301号』である。車窓には、雪の残る東北の山並みが過ぎて行く。

    例のごとく、大宮駅から旅を始める。乗り込んだのは、9時14分発の『はやぶさ301号』である。車窓には、雪の残る東北の山並みが過ぎて行く。

  • 終着の新青森駅には、12時ちょうどに到着。駅構内の土産物屋を物色した後、12時30分発の『ねぶたん号』に乗り、青森県立美術館へと向かう。

    終着の新青森駅には、12時ちょうどに到着。駅構内の土産物屋を物色した後、12時30分発の『ねぶたん号』に乗り、青森県立美術館へと向かう。

  • 10分ほどで最寄りのバス停に着いた。ちょうど昼時なので、とりあえず館内の喫茶で食事をすることにする。注文したのは、『あべ鶏のチキンカレー』だ。人参がごろりと入っていたが、鶏肉も多い。カレー自体は普通だが、野菜もしっかりと取れ、なかなか美味しかった。

    10分ほどで最寄りのバス停に着いた。ちょうど昼時なので、とりあえず館内の喫茶で食事をすることにする。注文したのは、『あべ鶏のチキンカレー』だ。人参がごろりと入っていたが、鶏肉も多い。カレー自体は普通だが、野菜もしっかりと取れ、なかなか美味しかった。

    4匹の猫 グルメ・レストラン

  • この日は、『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』展が開催されていた。興味深い展示で、かなりの時間を使って鑑賞した。その後、常設展示を鑑賞。その中には、奈良美智の作品もあった。『アオモリ・ヒュッテ1』など、らしい作品がいくつもあった。

    この日は、『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』展が開催されていた。興味深い展示で、かなりの時間を使って鑑賞した。その後、常設展示を鑑賞。その中には、奈良美智の作品もあった。『アオモリ・ヒュッテ1』など、らしい作品がいくつもあった。

  • あまりにも有名な『あおもり犬』も鑑賞。正直、この美術館は白過ぎる。白は汚れやすい。しかも、広さの割に来館者には意味のない空間が多過ぎる。美術館としての空間と、創作空間は距離を置くほうが良いと感じた。

    あまりにも有名な『あおもり犬』も鑑賞。正直、この美術館は白過ぎる。白は汚れやすい。しかも、広さの割に来館者には意味のない空間が多過ぎる。美術館としての空間と、創作空間は距離を置くほうが良いと感じた。

  • そして、棟方志功展示室である。言わずと知れた、青森市出身の版画家である。記念館が閉館となってしまったので、今回はこちらで作品を観ることにしたのだ。これまでも多くの作品を観て来たが、ここにあった『鷲栖図』の大きさには驚いた。最大級の作品だそうだが、友人の新居のため、僅か二日で描いたそうである。

    そして、棟方志功展示室である。言わずと知れた、青森市出身の版画家である。記念館が閉館となってしまったので、今回はこちらで作品を観ることにしたのだ。これまでも多くの作品を観て来たが、ここにあった『鷲栖図』の大きさには驚いた。最大級の作品だそうだが、友人の新居のため、僅か二日で描いたそうである。

  • 展示室の中央にあったアレコホールには、四方に、シャガールの『アレコ』4幕すべてが飾られていた。2027年3月末までだそうだ。

    展示室の中央にあったアレコホールには、四方に、シャガールの『アレコ』4幕すべてが飾られていた。2027年3月末までだそうだ。

  • 最後に、外にあった八角堂に置かれている『森の子』を見学。正直、よくわからない作品であった。

    最後に、外にあった八角堂に置かれている『森の子』を見学。正直、よくわからない作品であった。

  • 14時55分発のバスで、青森市街地へと向かう。途中の新町一丁目バス停で降り、少し歩くと、今宵の宿である『ダイワロイネットホテル青森』があった。

    14時55分発のバスで、青森市街地へと向かう。途中の新町一丁目バス停で降り、少し歩くと、今宵の宿である『ダイワロイネットホテル青森』があった。

    ダイワロイネットホテル青森 宿・ホテル

  • 部屋に荷物を置き、街歩きとする。青森の市街地には、これまで十数回は訪れているが、街中をしっかり歩いたことはなかった。とりあえず、善知鳥神社を目指して歩いて行くと、身を縮めるように立つ寺があった。一念寺と言う。かつて、この辺りには善知鳥が多く棲み、作物を荒らしていたそうで、困った村人たちが地蔵堂を立てたところ、善知鳥が姿を消したと云う。その地蔵堂が、この寺の前身だそうだ。

    部屋に荷物を置き、街歩きとする。青森の市街地には、これまで十数回は訪れているが、街中をしっかり歩いたことはなかった。とりあえず、善知鳥神社を目指して歩いて行くと、身を縮めるように立つ寺があった。一念寺と言う。かつて、この辺りには善知鳥が多く棲み、作物を荒らしていたそうで、困った村人たちが地蔵堂を立てたところ、善知鳥が姿を消したと云う。その地蔵堂が、この寺の前身だそうだ。

    一念寺 寺・神社・教会

  • その寺の裏手に、善知鳥神社が鎮座していた。かつて、この辺りは善知鳥村と呼ばれ、この社は、外ヶ浜鎮護として創建されたそうである。

    その寺の裏手に、善知鳥神社が鎮座していた。かつて、この辺りは善知鳥村と呼ばれ、この社は、外ヶ浜鎮護として創建されたそうである。

    善知鳥神社 寺・神社・教会

  • 拝殿で挨拶を済ませた後、境内を散策。かの菅江真澄も訪れ、歌を詠んだと伝わっている。その石碑も立っていた。

    拝殿で挨拶を済ませた後、境内を散策。かの菅江真澄も訪れ、歌を詠んだと伝わっている。その石碑も立っていた。

  • 境内には、市街地にしては大きめの池があった。かつてこの地にあった周囲20kを超える安潟と言う沼のの名残だそうである。今は、『うどう沼』と呼ばれている。

    境内には、市街地にしては大きめの池があった。かつてこの地にあった周囲20kを超える安潟と言う沼のの名残だそうである。今は、『うどう沼』と呼ばれている。

  • その手斧型の沼の中には小さな島があり、弁財天の祠が祀られていた。その畔には、竜神の水と言うものがあった。そもそも、古代において、人が神聖視していた場所と言うのは、水が湧き出る場所であった。ここは、古から、善知鳥、今の青森市の人たちにとって、大切な場所であったと言うことだ。

    その手斧型の沼の中には小さな島があり、弁財天の祠が祀られていた。その畔には、竜神の水と言うものがあった。そもそも、古代において、人が神聖視していた場所と言うのは、水が湧き出る場所であった。ここは、古から、善知鳥、今の青森市の人たちにとって、大切な場所であったと言うことだ。

  • 善知鳥神社の近くに、棟方志功が生まれた場所があった。刃物鍛冶師の三男として生まれたそうである。小学生の頃から絵に興味を持っていたという彼は、青森市の誇る芸術家である。

    善知鳥神社の近くに、棟方志功が生まれた場所があった。刃物鍛冶師の三男として生まれたそうである。小学生の頃から絵に興味を持っていたという彼は、青森市の誇る芸術家である。

    棟方志功 生誕の地  名所・史跡

  • そこから少し離れた旧寺町には、太宰治が県立青森中学校時代に下宿していた親戚の豊田家があったそうだ。今は駐車場となっていた。

    そこから少し離れた旧寺町には、太宰治が県立青森中学校時代に下宿していた親戚の豊田家があったそうだ。今は駐車場となっていた。

  • 宿へ戻る前に、夕飯を食べる場所を探す。すると、宿のすぐ近くに『鮨処あすか』と言う店があり、その店頭にあった品書きにあった『嶽(だけ)きみの天ぷら』が気になり入ることにする。鮨屋なので、とりあえず、握りを注文。とは言え、生魚が苦手なので、下北産のたこと、青森県産のヤリイカをいただいた。

    宿へ戻る前に、夕飯を食べる場所を探す。すると、宿のすぐ近くに『鮨処あすか』と言う店があり、その店頭にあった品書きにあった『嶽(だけ)きみの天ぷら』が気になり入ることにする。鮨屋なので、とりあえず、握りを注文。とは言え、生魚が苦手なので、下北産のたこと、青森県産のヤリイカをいただいた。

    鮨処 あすか 新町店 グルメ・レストラン

  • そして、『嶽きみの天ぷら』である。『嶽きみ』とは、岩木山麓の嶽高原産のとうもろこしだそうだ。とうもろこしの天婦羅は、行きつけだった居酒屋でも気に入っていたのだが、これも甘くて美味しかった。

    そして、『嶽きみの天ぷら』である。『嶽きみ』とは、岩木山麓の嶽高原産のとうもろこしだそうだ。とうもろこしの天婦羅は、行きつけだった居酒屋でも気に入っていたのだが、これも甘くて美味しかった。

  • 追加で、サーモンの塩麹焼きも注文。焼き魚はやはり安心である。

    追加で、サーモンの塩麹焼きも注文。焼き魚はやはり安心である。

  • お酒は、十和田市の鳩正宗が醸す『裏鳩正宗』とした。呑み口は軽めであるが、食中酒としては、ちょうど良い感じである。

    お酒は、十和田市の鳩正宗が醸す『裏鳩正宗』とした。呑み口は軽めであるが、食中酒としては、ちょうど良い感じである。

  • 『黒豆の枝豆』と『自家製玉子焼』に、『小肌』の握りを追加。甘さ控えめ玉子焼きが、とても美味しかった。

    『黒豆の枝豆』と『自家製玉子焼』に、『小肌』の握りを追加。甘さ控えめ玉子焼きが、とても美味しかった。

  • 締めは、十三湖のしじみ汁。合わせたお酒は、鰺ヶ沢の尾崎酒造が醸す『岩木川』。すっきりとした味わいであった。

    締めは、十三湖のしじみ汁。合わせたお酒は、鰺ヶ沢の尾崎酒造が醸す『岩木川』。すっきりとした味わいであった。

  • 夕食後、夜風に誘われ、港へと出てみる。かつて青函航路で活躍した『八甲田丸』が、闇の中に浮かび上がっていた。

    夕食後、夜風に誘われ、港へと出てみる。かつて青函航路で活躍した『八甲田丸』が、闇の中に浮かび上がっていた。

  • 土産物を見繕うため、『A-FACTORY』に立ち寄る。ここには、シードルの清造工房があるのだが、最近足を向けていなかったので、有料試飲をしていくことにした。四種飲めるカードを購入し、試飲器で味わった。

    土産物を見繕うため、『A-FACTORY』に立ち寄る。ここには、シードルの清造工房があるのだが、最近足を向けていなかったので、有料試飲をしていくことにした。四種飲めるカードを購入し、試飲器で味わった。

  • 宿の近くまで戻って来ると、交差点の角に、焼き鳥の店があった。イカメンチもあったので、ふたつ購入し、別に買い込んだ麦酒と一緒に部屋で食べる。今まで食べたイカメンチとは違い、イカが多めでふわっとした食感であった。

    宿の近くまで戻って来ると、交差点の角に、焼き鳥の店があった。イカメンチもあったので、ふたつ購入し、別に買い込んだ麦酒と一緒に部屋で食べる。今まで食べたイカメンチとは違い、イカが多めでふわっとした食感であった。

    やきとり直 本店 グルメ・レストラン

  • 麦酒を買うために寄ったコンビニ近くにあった伝統工芸の店先で、綺麗なぐい呑みを見かけた。好きな青色で、津軽の海や空が思い浮かぶ。どうにも気になったので、つい購入。店の方が言うには、津軽地方で漁業用の浮玉を作っていた北洋硝子によるものだそうだ。ただ、後で調べると、東京でも購入できるようである。

    麦酒を買うために寄ったコンビニ近くにあった伝統工芸の店先で、綺麗なぐい呑みを見かけた。好きな青色で、津軽の海や空が思い浮かぶ。どうにも気になったので、つい購入。店の方が言うには、津軽地方で漁業用の浮玉を作っていた北洋硝子によるものだそうだ。ただ、後で調べると、東京でも購入できるようである。

    雪の道 専門店

  • 翌朝、9時4分発の特急『つがる2号』に乗り、弘前駅へと向かう。

    翌朝、9時4分発の特急『つがる2号』に乗り、弘前駅へと向かう。

  • 弘前駅が近付いて来ると、車窓には岩木山が大きく見えて来る。津軽富士と呼ばれるその山は、津軽平野にどっしりと座り、まるで重石のようである。個人的な三名山のひとつである。ちなみに、他のふたつは、岩手山と鳥海山である。

    弘前駅が近付いて来ると、車窓には岩木山が大きく見えて来る。津軽富士と呼ばれるその山は、津軽平野にどっしりと座り、まるで重石のようである。個人的な三名山のひとつである。ちなみに、他のふたつは、岩手山と鳥海山である。

  • 30分少々で弘前駅に着いた。改札口へ向かうと、ねぷた風の猫がいる。『つがにゃん』とあるが、どこぞの猫の弟分かと思ってしまう。観光協会のものかと思ったが、JR東日本秋田支社のものだそうだ。

    30分少々で弘前駅に着いた。改札口へ向かうと、ねぷた風の猫がいる。『つがにゃん』とあるが、どこぞの猫の弟分かと思ってしまう。観光協会のものかと思ったが、JR東日本秋田支社のものだそうだ。

  • 弘前駅からは、9時50分発の弘南鉄道弘南線の電車に乗り、黒石駅へと向かう。何度も乗っている路線だが、前よりも揺れが激しくなったような気がする。地方鉄道は、その存続すら危ういが、何とか頑張ってほしいものである。

    弘前駅からは、9時50分発の弘南鉄道弘南線の電車に乗り、黒石駅へと向かう。何度も乗っている路線だが、前よりも揺れが激しくなったような気がする。地方鉄道は、その存続すら危ういが、何とか頑張ってほしいものである。

  • 40分足らずで終点の黒石駅に到着。この駅に降り立つのは3回目である。駅で地図を手に入れ、10年ぶりの街歩きを始める。前回は雪が残っていたので、今回は存分に歩き回るつもりだ。そして、すぐにご当地マンホールを見つけた。その意匠は、津軽こけしと林檎、そして稲穂である。

    40分足らずで終点の黒石駅に到着。この駅に降り立つのは3回目である。駅で地図を手に入れ、10年ぶりの街歩きを始める。前回は雪が残っていたので、今回は存分に歩き回るつもりだ。そして、すぐにご当地マンホールを見つけた。その意匠は、津軽こけしと林檎、そして稲穂である。

  • しばらく歩くと、洋風望楼を持つ建物が見えて来た。黒石市にある三つの木造消防屯所のひとつで、消防団第二分団第二消防部屯所である。大正9年(1920)に建てられた、市内に残る最古の木造屯所である。

    しばらく歩くと、洋風望楼を持つ建物が見えて来た。黒石市にある三つの木造消防屯所のひとつで、消防団第二分団第二消防部屯所である。大正9年(1920)に建てられた、市内に残る最古の木造屯所である。

  • その先に、かつて造り酒屋であった大きな木造の建物が立っている。旧佐藤酒造であり、現在は、『元町こみせ初駒館』と言う施設となっている。かつて訪れた際は、放置された状態であったが、保存のため修復されている。週末は見学出来ると聞いていたのだが、閉まっている。電話もしてみたが、現在使われていないとのこと。

    その先に、かつて造り酒屋であった大きな木造の建物が立っている。旧佐藤酒造であり、現在は、『元町こみせ初駒館』と言う施設となっている。かつて訪れた際は、放置された状態であったが、保存のため修復されている。週末は見学出来ると聞いていたのだが、閉まっている。電話もしてみたが、現在使われていないとのこと。

  • 10年前は崩れかけていた『こみせ』も綺麗に修復されている。建物内に、『weekend cafe はつこま』と言う店があり、そこで食事でもと思っていたのだが、残念であった。

    10年前は崩れかけていた『こみせ』も綺麗に修復されている。建物内に、『weekend cafe はつこま』と言う店があり、そこで食事でもと思っていたのだが、残念であった。

  • そこから少し戻り、駅からの道をさらに辿ると、左手に茅葺の建物が見えて来る。10年前は雪に埋もれていた九戸家住宅である。黒石藩の上級武士の住宅だったものだそうだ。

    そこから少し戻り、駅からの道をさらに辿ると、左手に茅葺の建物が見えて来る。10年前は雪に埋もれていた九戸家住宅である。黒石藩の上級武士の住宅だったものだそうだ。

  • 敷地内では、アズマイチゲなどがたくさん咲いていた。

    敷地内では、アズマイチゲなどがたくさん咲いていた。

  • 九戸家の先の十字路を東へと進むと、御幸公園に出た。そこは、かつて黒石藩の陣屋があった場所である。空堀のようなものがあったが、遺構ではないようである。黒石城跡の碑などの他は、何も無い。近くの黒石神社の神門が江戸時代唯一の遺構らしいが、立ち寄るのを忘れてしまった。

    九戸家の先の十字路を東へと進むと、御幸公園に出た。そこは、かつて黒石藩の陣屋があった場所である。空堀のようなものがあったが、遺構ではないようである。黒石城跡の碑などの他は、何も無い。近くの黒石神社の神門が江戸時代唯一の遺構らしいが、立ち寄るのを忘れてしまった。

    御幸公園 公園・植物園

  • 陣屋跡の北側にある金平成園へと向かう。ところが、こちらも閉まっている。開園期間前であった。東日本では、冬季は閉まっている場所が多いのだ。近くにあった食事処も、すべて閉まっていた。呑み屋の集まる場所を抜けると、かつては商店が軒を連ねていたであろう通りに出た。しかし、空き地も目立ち、人影も全く無い。

    陣屋跡の北側にある金平成園へと向かう。ところが、こちらも閉まっている。開園期間前であった。東日本では、冬季は閉まっている場所が多いのだ。近くにあった食事処も、すべて閉まっていた。呑み屋の集まる場所を抜けると、かつては商店が軒を連ねていたであろう通りに出た。しかし、空き地も目立ち、人影も全く無い。

  • 中町こみせ通りに出る手前にも、消防屯所があった。黒石市消防団第三分団第三消防部屯所である。大正13年(1924)に建てられたもので、昭和3年(1928)に消防自動車が配備されたため、表側に増築されているのが特徴である。そこには、1971年から活躍するボンネット型の消防ポンプ車が入っているそうだ。

    中町こみせ通りに出る手前にも、消防屯所があった。黒石市消防団第三分団第三消防部屯所である。大正13年(1924)に建てられたもので、昭和3年(1928)に消防自動車が配備されたため、表側に増築されているのが特徴である。そこには、1971年から活躍するボンネット型の消防ポンプ車が入っているそうだ。

    黒石市消防団第三分団第三消防部屯所 名所・史跡

  • 懐かしい『中町こみせ通り』に出た。すぐに目に付いたのが、以前立ち寄った中村亀吉酒造である。大正2年(1913)創業で、看板銘柄は『玉垂』。今回も立ち寄ろうと思っていたが、日曜日は休みであった。

    懐かしい『中町こみせ通り』に出た。すぐに目に付いたのが、以前立ち寄った中村亀吉酒造である。大正2年(1913)創業で、看板銘柄は『玉垂』。今回も立ち寄ろうと思っていたが、日曜日は休みであった。

    中村亀吉酒造 専門店

  • 斜向かいに立つ高橋家住宅も閉まっていた。4月上旬は、まだ観光の季節ではないようである。いくつかの施設は、次の週末から開館するようだ。

    斜向かいに立つ高橋家住宅も閉まっていた。4月上旬は、まだ観光の季節ではないようである。いくつかの施設は、次の週末から開館するようだ。

    高橋家住宅 名所・史跡

  • この通り見所は、もちろん『こみせ』である。雪深いのこの地では、冬に商店を回り易くするように、店の前に軒を張り出し、屋根付きの通路のようにしてあるのだ。雪の多い土地ならではの知恵である。

    この通り見所は、もちろん『こみせ』である。雪深いのこの地では、冬に商店を回り易くするように、店の前に軒を張り出し、屋根付きの通路のようにしてあるのだ。雪の多い土地ならではの知恵である。

    こみせ 名所・史跡

  • 『こみせ』が終わる場所に、もうひとつの造り酒屋である鳴海醸造店がある。間口も広いが、奥もかなりの広さがある。ここも前回立ち寄ったのだが、やはりこの日は休みであった。

    『こみせ』が終わる場所に、もうひとつの造り酒屋である鳴海醸造店がある。間口も広いが、奥もかなりの広さがある。ここも前回立ち寄ったのだが、やはりこの日は休みであった。

    鳴海醸造店 菊乃井 (鳴海家住宅) 名所・史跡

  • その向かいい、隅切りの洒落た建物があった。建てられた頃は、かなり目立ったことだろう。今は、個人経営の喫茶などが入っているようだが、この日はやはり休業であった。黒石は、日曜日を避け、4月中旬以降に訪れるのが良いようだ。

    その向かいい、隅切りの洒落た建物があった。建てられた頃は、かなり目立ったことだろう。今は、個人経営の喫茶などが入っているようだが、この日はやはり休業であった。黒石は、日曜日を避け、4月中旬以降に訪れるのが良いようだ。

  • そして、お昼は結局、10年前にも入った『すずのや』とした。開いている店が無く、手軽に入ることが出来るのは、ここだけだったのだ。前回は、つゆ焼きそばを食べたので、今回は普通の黒石焼きそばとした。その素朴な味わいは、結構気に入った。

    そして、お昼は結局、10年前にも入った『すずのや』とした。開いている店が無く、手軽に入ることが出来るのは、ここだけだったのだ。前回は、つゆ焼きそばを食べたので、今回は普通の黒石焼きそばとした。その素朴な味わいは、結構気に入った。

    すずのや グルメ・レストラン

  • 『こみせ通り』を戻り、先へと進むと、10年前は松だけしかなかった場所に、松の湯交流館と言う施設が出来ていた。かつて、ここには松の湯と言う銭湯があったのだが、老朽化のため取り壊されてしまった。しかし、部材は保管され、平成27年に復元されていたのだ。

    『こみせ通り』を戻り、先へと進むと、10年前は松だけしかなかった場所に、松の湯交流館と言う施設が出来ていた。かつて、ここには松の湯と言う銭湯があったのだが、老朽化のため取り壊されてしまった。しかし、部材は保管され、平成27年に復元されていたのだ。

    松の湯交流館 名所・史跡

  • 館内は、休憩所や喫茶などとなっていて、銭湯だった当時の浴槽なども一部だけ残されていた。

    館内は、休憩所や喫茶などとなっていて、銭湯だった当時の浴槽なども一部だけ残されていた。

  • その並びに、明治40年(1907)創業の『松葉堂まつむら』と言う和菓子屋がある。前にも立ち寄り、『干梅』が気に入ったので、また寄ってみたのだ。そして、『干梅』と『桃山』、そして『練羊羹』を購入した。

    その並びに、明治40年(1907)創業の『松葉堂まつむら』と言う和菓子屋がある。前にも立ち寄り、『干梅』が気に入ったので、また寄ってみたのだ。そして、『干梅』と『桃山』、そして『練羊羹』を購入した。

    松葉堂まつむら グルメ・レストラン

  • 列車の時間までまだあるので、松の湯交流館の裏手にあった『abCoffee』と言う喫茶に入り、休憩がてらに時間を潰すことにする。店は、土蔵を改装したもので、なかなか洒落ている。

    列車の時間までまだあるので、松の湯交流館の裏手にあった『abCoffee』と言う喫茶に入り、休憩がてらに時間を潰すことにする。店は、土蔵を改装したもので、なかなか洒落ている。

  • この日はかなり暖かかったので、アイスコーヒーを注文。すると、豆をどれにするか訊かれた。なんと、十種類ほどの豆から好きなものを選べるのだ。詳しくないので、『グアテマラ』を選択。深みのある味わいだった。

    この日はかなり暖かかったので、アイスコーヒーを注文。すると、豆をどれにするか訊かれた。なんと、十種類ほどの豆から好きなものを選べるのだ。詳しくないので、『グアテマラ』を選択。深みのある味わいだった。

  • のんびり歩いて駅へと戻る。途中、三十三観音が並ぶ寺の参道らしきものがあった。奥の方には、山門が見えている。

    のんびり歩いて駅へと戻る。途中、三十三観音が並ぶ寺の参道らしきものがあった。奥の方には、山門が見えている。

  • その細道を歩いて行くと、山茱萸が咲いていた。

    その細道を歩いて行くと、山茱萸が咲いていた。

  • そして、道を抜けると、大きな山門と鐘楼の前に出た。ところが、山門を入っても堂宇が無い。調べてみると、かつてここには、黒石藩津軽家の菩提寺である保福寺があったそうだが、平成3年に火災に遭い、移転してしまったっそうである。

    そして、道を抜けると、大きな山門と鐘楼の前に出た。ところが、山門を入っても堂宇が無い。調べてみると、かつてここには、黒石藩津軽家の菩提寺である保福寺があったそうだが、平成3年に火災に遭い、移転してしまったっそうである。

  • 駅に戻り、13時40分発の電車に乗り、弘前駅へと向かう。ところが、途中の平賀駅で動かなくなった。すると、運転士が車内に入り、信号機故障だと言う。弘前から乗る列車の指定券を取っているので、まずいことになった。ところが、しばらく待つと、運転を再開すると言う。直ったわけではなく、単線なので、行き違いが確認できれば運転出来るようである。これで、ギリギリ間に合いそうだ。

    駅に戻り、13時40分発の電車に乗り、弘前駅へと向かう。ところが、途中の平賀駅で動かなくなった。すると、運転士が車内に入り、信号機故障だと言う。弘前から乗る列車の指定券を取っているので、まずいことになった。ところが、しばらく待つと、運転を再開すると言う。直ったわけではなく、単線なので、行き違いが確認できれば運転出来るようである。これで、ギリギリ間に合いそうだ。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • nimameさん 2024/05/14 08:20:48
    青森~黒石へ。
    旅猫さん・おはようございます(^^)

    青森から黒石へに引かれて・・興味深く読みました。
    何故か?
    網走の東京農業大学に黒石出身の先生がいて・
    その先生と売店の叔母さん3人(今は皆お祖母ちゃん)かな(笑)
    3回ほどお茶をしました。
    その時に黒石出身でアップルシードル・作ったから飲んでみてと/
    ご馳走になりました。
    皆で美味しい♪と飲んだ記憶があります。
    先生は気さくな先生で天都山の麓に住んでいます。
    なので先生の出身地の黒石市ってどんな町なんだろう?
    と思っていました。
    先日それこそ何十年ぶりに図書館で会いましたが・
    暫く元気でしたか?・で、相変わらず忙しそうでした。

    旅猫さんの歩かれた街中(こみせ通り)
    かなり歴史のある街なんですね。
    そして造り酒屋さんが何件かあるのですね。
    でも4月は休みのお店が多くて残念でしたね!
    そして棟方志功記念館が閉店ですか!!
    時代の流れを感じますね!
    気になっていた黒石市の雰囲気が少しだけ知る事が出来ました。
    お疲れ様でした!(^^)!
    nimame

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/05/15 00:42:25
    RE: 青森?黒石へ。
    nimameさん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    黒石出身の方がいらっしゃるのですね。
    知り合いの出身地の話って、興味深いですよね。
    とは言え、私のように東京出身では、面白味がありませんが。。。
    青森だと、シードルは結構あります。
    さすが、りんご王国。

    黒石は、あまり有名な観光地ではありませんが、かえってそこが良いです。
    外国人観光客がほとんどいませんし。
    こみせの佇まいも風情がありますし、その目抜き通りに酒蔵が二軒あります。
    どちらも、有名ではありません。
    前に訪れた時は試飲が出来たのですが、日曜日はお休みでした。。。

    棟方志功記念館の閉館は驚きました。
    時代の流れですかね。

    旅猫
  • jijidarumaさん 2024/05/08 20:14:07
    善知鳥(ウトウ)とは読めず!
    旅猫さん、
    今晩は。今回は春浅き北の旅、これもなかなか良いですね。

    私にとって青森県は学生時代に青函連絡船に乗った記憶だけが残っています。
    だから、善知鳥(ウトウ)とは読めず、読み方も、謡曲にあるうとう【善知鳥】といったことも検索で知りました。

    黒石で目についたのは木造消防屯所の写真、初めて見ました。すごいのがあるなと感じましたが、まだ現役なのでしょうね。大事にされているのも、ある意味で黒石が豊かでないことの表れでしょう。

    そして、九戸家住宅です。黒石藩は1万石、津軽藩の支藩で漸く大名格になった様子、陣屋を設けていたのもこのクラスでは当然でしょう。この藩の上級武士の住宅も茅葺きの家なのもこれまた当然だったのでしょうが、良く残っていましたね。
    (千葉には、佐倉藩堀田家10万石が知られていますが、市内に藩士の家が幾つか観光用に残っていますけど、九戸家住宅より少々マシな姿だったのを思い出しました)

    それではまた。
    jijidaruma

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/05/09 22:23:20
    RE: 善知鳥(ウトウ)とは読めず!
    jijidarumaさん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    青函連絡船は、乗船券を購入したものの、豪雨の影響で列車が遅れ、乗れませんでした。。。
    『善知鳥』は、なかなか読めませんよね。
    青森市の前の名称で、今は神社の名くらいにしか残っていません。

    黒石の消防屯所に食いつくとは、渋いですね(笑)
    かなり古いものですが、現役です。

    九戸家住宅は、上級武士の住居ですが、茅葺屋根の民家のようです。
    東北では、やはり財政的に苦しい藩が多く、立派な屋敷は無いようですね。
    一軒だけとは言え、よく残っているものだと思いました。
    しかも、個人所有の様でした。

    佐倉も訪れてみたい場所ですが、機会がまだありません。
    微妙に近い場所と言うのは、どうしても後回しになってしまいますね。

    旅猫
  • ポテのお散歩さん 2024/05/05 17:32:36
    こみせの風景
    旅猫さん こんにちは。

    黒石の『こみせ』のある風景をいつか見てみたいと思っています。
    雪深い地方に住む人々の暮らしに無くてはならないものですね。
    ですが空き地や 空き家も増え、『こみせ』の風景も
    いつまで残っているか心配になります。

    円安も手伝って、インバウンドのお客様が増えているそうですが
    初めて日本を訪れる方の中には 何が観たいのかよくわからず
    来られている人も多いはず。
    そんな方には浅草や嵐山で、取り敢えず日本に来た事を実感してもらって
    本当に日本を好きな方には 日本人が素朴に暮らして来た黒石のような町を
    歩いてもらいたいです(*^-^*)

      ポテ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/05/05 22:14:04
    RE: こみせの風景
    ポテさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。
    黒石の『こみせ』は、越後で観られる『雁木』と同じものですが、素朴さと実際に利用されて様は、やはり一見の価値があります。
    『こみせ通り』は、一応、黒石の中心で、重伝建に指定されているため、これからも残って行くと思います。
    ただ、指定区域以外は、かなり寂れて来ています。

    外国から始めてくる人たちは、やはり、京都や奈良、東京、鎌倉、日光と言ったところを中心に、富士山や上高地などをまずは巡りたいところでしょう。
    そこで、あまりの観光地化に失望するか、感動して、もっと観たくなるかですね。
    出来れば、最初から本来の日本的なものを求めてやってくる人たちが増え、地方に残る伝統的なものや美しい景色を観てもらいたいものです。
    ただ、押し寄せるのは止めていただきたい。
    どこへ行っても、お隣の国の人がたくさんいるのは困ったものです。
    先日、盛岡で酷い目に遭いました。。。

    旅猫
  • つきにこさん 2024/05/04 15:41:30
    お久しぶりです
    4トラすっかりご無沙汰しちゃっていますが
    ちょうど来週青森に行くので情報収集に覗いて、びっくりしました。
    でも温泉目的なので美術館や寺社めぐりはできないかもですが。
    猫ちゃんはどこかで探せたらな~って思っています(笑)
    またお邪魔させてくださいね。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/05/05 09:32:44
    RE: お久しぶりです
    つきにこさん、こんにちは。

    お久しぶりです。
    来週に青森へ行かれるのですね!
    もう、桜も散ってしまったようですが。。。
    北海道でも、多くの場所で終わりに。
    今年は、一気に桜前線が駆け抜けてしまいました。

    でも、温泉目的であれば、新緑がちょうど良いかもしれませんね。
    楽しんで来てください。
    猫さんにも出会えると良いですね!

    旅猫
  • pedaruさん 2024/05/04 06:26:01
    青森県の町
     旅猫さん おはようございます

     青森県には親せきがあり、何度も訪れていますが、観光は数えるほどしかしていません。黒石なども名前だけを知っているだけです。
    どの町も歩いてみれば、印象に残る建物や、お店があるものですね。
     弘前に住んでいる姪に、どこかお勧めの名所はあるか訊いたことがありますが、
    大したものは無いと言う答えでした。しかし、後日、4トラベルで見ると、興味深いものが結構あることに気づきました。
     自己責任ですが、古い物に興味のない人にとっては、訊かれてもおもいうかばないのでしょう、自分で調べるべきでした。

     旅猫さんが訪れたときは、次から次まで行ってみると、何処も休業中、あるいは閉店中、本当の春が来なければ始動しないのだと知りました。
     旅猫さんの旅行記を見る度、このような旅がしたいと思うばかりで、むなしく時は流れて行きます。

     pedaru

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/05/04 08:36:55
    RE: 青森県の町
    pedaruさん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    青森県は、八甲田十和田、白神山地を筆頭に、津軽、下北など、景色の綺麗な場所も多く、南部と津軽で趣も違いますし、歴史のある街や縄文時代の遺跡もたくさんあるので、結構気に入っています。
    地元の人は、身近にあるものが普通に見えるので、ぱっと思い浮かばないのでしょう。
    外から観ると、魅力的なものも多いのですが。
    もちろん、興味のないものは思い浮かばないでしょうね。

    黒石は、4月中旬から営業を始める施設や店が多いようです。
    雪が多い土地なので、冬眠期間が長いようですが、今は暖冬で雪解けが早いので、もっと早くから始めてもいいように思います。

    旅猫

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