アテネから1泊2日のプライベートツアーでデルフィー、メテオラへ・後編 メテオラ編

2024/02/23 - 2024/02/23

この日は
2024/2/23 金【朝】
メテオラ観光＊プライベートガイド付き
修道院2箇所を訪問
＊状況により開いている修道院が異なります。
＊宗教施設につき、男性は要長袖長ズボン、女性は長袖とロングスカート（ズボンの場合は上からロングスカートか大判スカーフを身に付ける）
＊急な階段があります。歩きやすい靴をご用意ください。
専用車でアテネへ
トリカラ、ラミア、テルモピュライ（レオニダス記念碑立ち寄り）を経由
アテネのホテル着にて終了
アテネ泊

★メテオラとは★
聖地であり1000個以上の奇岩からなる人里離れた石造りの町で
ギリシャのサセリア地方の ピンドス山脈とアンディハシオン山脈の
間に位置しており、11世紀には最初の修行僧たちが
この地に足を踏み入れている。
未踏未開の奇岩の頂は、彼らが求める適切な精神を研ぎ澄ます
修行の場所となって行った。
その後の修行者たちは棒やロープ等の様々な手段を使い、より高い岩の上に
登る試みを図った。時に共に修道院として庵の数は41に達したが
現在は修道院が共同体として活動している6か所が残される。
1.聖ステファノス修道院
２.アギア・トリヴァタ修道院
3.ルサノー修道院(聖ヴァルヴァラ)
４.聖ニコラウス・アナパウザ修道院
５.ヴァルラーム修道院(アギオン・パンドン)
６．メガロ・メテオロン修道院(メタモルフォセオス)

☆聖ストラウス修道院ガイドブックより抜粋

エリア メテオラ周辺(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

デルフィ―遺跡見学、昼食後メテオラに移動
アテネからはデルフィーの方が近く
メテオラはでルフィーから200kほど北上することになります。
素人考えではアテネから出発でアテネに帰る一泊二日のツアーだったら
遠いメテオラを先に見学すれば良いと思うけど
ガイドさんのスケジュールや施設のオープン時間で決めるのでしょうね

デルフィ遺跡 史跡・遺跡

メテオラの街に到着
メテオラの奇岩が見えてきました。

メテオラ スローンズ トラベル センター 散歩・街歩き

ホテル到着
広いロビーです。
ここではパスポートの提示は求められませんでした。拍子抜けです。
プライベートでもツアーだからでしょうか
昨秋行ったヨルダン・イスラエルのプライベートツアーは
ホテルで必ずパスポート提示しましたが

Hotel Kosta Famissi ホテル

部屋はゆったり

Hotel Kosta Famissi ホテル

シーズンオフとあって両隣も空室のようで静かでした。
メテオラの奇岩は部屋の窓から右手の方に見えています。

暗くなってメテオラの奇岩がライトアップされているのが見えたので
散歩がてら近くまで行ってみます。

Hotel Kosta Famissi ホテル

カランバカ観光案内所の広場から見るメテオラ奇岩

観光案内所 (カランバカ) 散歩・街歩き

観光案内所から5・6分歩いてホテルの駐車場から見るメテオラ奇岩
もう少し奇岩に近づきたかったが人通りが無くなるのでここまでにしました。

Aeolic Star Hotel ホテル

一夜明けて朝食
シーズンオフだからかもしれませんが
ビュッフェ形式ではなく注文する朝食でした。
セットされていたテーブルの数は4テーブルくらいで
シーズンオフの客入りが少ないのが想像できます。

一泊二日のプライベートツアー
2日目メテオラ観光
この日のドライバーさんのお迎えは
09：30

Hotel Kosta Famissi ホテル

メテオラ観光出発
ホテルから車でメテオラ奇岩が見えるドライブルートを登ります。
最初の撮影スポットに立ち寄ります。

ここから一番近くに見えている修道院にまずは見学します。
メテオラには大きな修道院が6箇所ほどありますが
見学できるのは大体2箇所
修道女さんの修道院が2箇所で
あとは修道士(男性)さんの為
修道女さんの修道院には男性も女性も見学できますが
修道士さんの修道院には女性が入れないためです。

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

アギオス・テファノス修道院駐車場です。
ここには10匹近くの猫がいました。

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

駐車場の横にキッチンカーがあってその周りも猫

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

聖ステファノス修道院
メテオラ奇岩群の南東部の標高528Ｍの地点に建設
修道院の歴史は12世紀に始まる
最初の聖ステファノ聖堂は1350年ころ建築された。

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

修道院をバックにガイドさんが記念撮影をしてくれました。
修道院に入るには女性はスカート着用でスカートでない場合は
腰にスカーフを巻くことが条件です。
スカーフもない場合は修道院入り口でスカーフの貸し出しがあります。

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

修道院に入ります。
丸い尖塔を持つ建物は聖ハララボンス聖堂主教会で
そこを内部見学をします。

写真撮影が出来るのは中庭までです。
ここではガイドさんが修道女さんの一日のスケジュールや
台所のある場所を教えてくれました。

これは食事の合図に使われる鐘
修道女さんが作るトマト料理がとてもお薦めだそう
ここから聖堂の中に入りますが写真撮影は出来ません。

撮影禁止なので修道院売店でガイドブックを買いました。
ここからの二枚は聖ハラランボス聖堂内部のガイドブック掲載写真です。
これは
聖堂主教会内部

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

ガイドブックより掲載写真
天井画
素晴らしいイコンの数々に目を奪われました。
できたらもっとゆっくりと見学したいと思った場所です。

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

テラスに出て
修道院から見るカランバカの街

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

修道院テラスから見るメテオラ奇岩とカランバカの街
夜間ライトアップされていた奇岩でしょうか

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

見学を終えてガイドさんと写真撮影
このガイドさん、とても親切な明るい女性
言葉の分からないバロン夫婦にWi-Fiが届く場所は翻訳機(修道院内部は届きます。)
届かないところは身振り手振りで一生懸命説明してくれました。
写真掲載についてはご本人に了解済みです。

アギオス ステファノス修道院 寺院・教会

次見学する修道院に行く途中にある
メテオラの修道院を見渡せる撮影スポットに立ち寄ります。
写真中央に次に内部見学するルサヌ修道院が見えています。

メテオラ 史跡・遺跡

ここはメテオラの断崖絶壁にあるMain Observation Deck of Meteoraと言って
メテオラ奇岩の上に立つ各修道院が一望に見渡る一番人気の撮影スポットです。
私達が立っている所も断崖絶壁です。
観光客の方に写真を撮ってもらいました。

Main Observation Deck of Meteora
撮影スポットにいた猫

ルサヌ修道院
標高484Ｍの奇岩の上に建てられています。

ルサヌ修道院 寺院・教会

駐車場からは階段を登ります。
この階段が結構きついです。
この時ガイドさんに色々質問
修道女さんたちは未婚で
厳しい戒律の中で祈り生活をして神に一生を捧げるのです。
修道院から外に出るのは用事があるときのみだそう・・・・

標高484Ｍのルサヌ修道院はさっき行ったアギア・ステファノ修道院より100Ｍほど低いので背後にメテオラ奇岩が迫っています。
ルサヌ修道院全体像が分かり難いのでガイドブックからの写真を添付します。
ガイドブックの写真は奇岩とくっついているように見えますが
実際は奇岩から距離があります。

ルサヌ修道院 寺院・教会

修道院建物に入る階段

ルサヌ修道院 寺院・教会

階段入り口にいた猫

ルサヌ修道院 寺院・教会

猫とガイドさん

ルサヌ修道院 寺院・教会

ルサヌ修道院は奇岩の狭い頭頂部に敷地一杯建てられているので
全体像を自分で撮影することが出来ないのでガイドブックの写真を添付します。
上の写真でガイドさんが猫を撫ぜているの場所は、建物に入る階段の下の踊り場です。

ルサヌ修道院 寺院・教会

ルサヌ修道院も天井画やイコン、オリジナルの柱など歴史的なものがありますが
内部撮影禁止で
唯一出口にあったこのエッチングは写真に収められました。

ルサヌ修道院 寺院・教会

ルサヌ修道院テラスに出て、まわりのメテオラを見ます。

ルサヌ修道院 寺院・教会

ルサヌ修道院背後に迫るメテオラ奇岩
奇岩が近いので形状が良く見えます。

ルサヌ修道院 寺院・教会

ルサヌ修道院から一番近くに見えるヴァルラーム修道院
奇岩群の中で最も険しい岩上の標高551Ｍに建っています。

ヴァルラーム修道院 寺院・教会

遠くに見えている赤い屋根の修道院は聖ニコラウス・アナパウザ修道院
最高値は標高419Ｍ
建築可能な面積が狭いので修道院は数階建ての建物になっているそうです。

アギオス ニコラオス修道院 寺院・教会

修道院内部見学は終わり
修道院を出る階段でさっきの猫がお見送り
この階段の下は断崖絶壁です。

二か所の修道院見学が終わったのでガイドさんとお別れして
次はメテオラ最後の撮影スポットに来ました。
メガロ・メテオロン修道院
メテオラ奇岩群の西部、標高613Ｍ最も高く幅の広い奇岩の上に建つ修道院

メガロ メテオロン修道院 (メタモルフォシス修道院) 寺院・教会

私達が立っている所と修道院は写真で見ると近そうですが
間には深い渓谷があります。写真中央の塔は106Ｍの乗降塔で
塔には木製の張りが備えられ、古い網の袋が釣り下がっているそうです。

メガロ メテオロン修道院 (メタモルフォシス修道院) 寺院・教会

乗降塔は1922年に岩に彫り込まれた200段の階段が出来るまで
使用されていたそうで
標高613Ｍの断崖絶壁から網の袋に入って修道士さんたちは修道院から外出していたわけです。
広い修道院で内部も見たいですがここは女性は入れません。

メガロ メテオロン修道院 (メタモルフォシス修道院) 寺院・教会

ちょうど修道院からこちらにロープウエイが来るところでした。
今でも外出時はこのロープウエィと深い渓谷を歩いて行くほかないのでしょう。

メガロ メテオロン修道院 (メタモルフォシス修道院) 寺院・教会

上の方に座っているのは修道士さんでしょうか
生活必需品だから安全でしょうが見ている方がハラハラします。

メガロ メテオロン修道院 (メタモルフォシス修道院) 寺院・教会

メガロ・メテオロン修道院から北に
アギア・トリアダ修道院が見えます。標高535Ｍ
三位一体精神に捧げられた修道院
ここでメテオラ見学は終わりです。
これからアテネに帰りますが

アギア トリアダ修道院 寺院・教会

最後の見学地
Memorial to Leonidas and 300 Spartansですが
道路のすぐそばにあって

誰も観光に来ていないし、4トラの解説にもない場所で
見ておいでとドライバーさんに車から出されたので写真は撮りましたが
歴史の勉強をしていないと意味が分からない場所ではありました。

その後、アテネを目指しますが
サービスエリアで休憩と昼食

ランチ25ユーロ也
美味しかったです。ギリシャの料理は何を食べても口にあいます。

アテネのホテルに帰ってきたのは１６：３０

プラカ ホテル ホテル

ホテルの屋上テラスから沈みゆく夕日を見ながら
メテオラの思い出に浸りこの日は早く寝ることにしました。
次の日はサントリーニ島に行きます。10：30の飛行機です。
ありがとうございました。

PS,
この日のお留守番中の我が家のキューちゃん

この旅行記へのコメント （2）

• バモスさん 2024/05/02 18:21:06

  メテオラ☆

  バロンさんへ
  
  こんばんニャ～☆
  メテオラは見学者に服装制限があるのですね。
  夏暑くても男性は長袖長ズボンですか、神聖な場所ですからね。
  よく断崖絶壁に修道院を作れたなと思います。
  それにしても猫ちゃん達がいらっしゃるとは驚きです。
  大胆ポーズのキューちゃん、メテオラに住めるかニャ(=^・^=)
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　バモス
  
  
  
  

  バロンさん からの返信 2024/05/02 19:06:57

  Re: メテオラ☆

  バモスさん
  
  こんばんニャンコ(=^・^=)
  
  コメントありがとうございます。
  
  神に身を捧げた方は、本当に厳しい場所に身を置いて修行されるのですね
  頂が険しくて近づけなければ近づけないほど
  神聖な場所になっていくのでしょうか
  
  自由を愛する猫が沢山いるという事は
  ひょっとして猫にわが身を置き換えて修道士さんが愛でているとか？？
  周りに観光客が食べ物をやれるようなレストランがないから
  修道院の方が餌をやっている気がしましたが
  
  我が家の飽食猫のきゅうちゃん、餌を残しては次を欲しがるので
  その度に「近所の某広域避難公園に修行に出すぞ！！」と言っていますが
  メテオラだと体重制限で断られそうです。
  バロン