2024/03/16 - 2024/03/16
649位(同エリア2959件中)
さるおさん
愛猫が虹を渡り、遊び相手が居なくなった。一人家にいても時間を持て余すので、だったら旅行にでも行くかと、今年を「旅行強化year」に認定。とはいえ、しがないサラリーマンの身。好きな時に長期の休みがとれるわけもなく、土・日を利用した一泊二日の旅が精々ではあるけれど、先ず手始めに仙台に行くことにした。
1日目行程:仙台空港→瑞宝殿→仙台城跡(伊達政宗像、宮城縣護国神社)→秋保温泉(お宿:華乃湯)
2日目行程:秋保温泉(お宿:華乃湯)→磊々峡→牛タン通り(牛タンのランチ)→仙台空港
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飛行機に乗るのは1年半ぶり。
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予定通り仙台空港到着。仙台空港駅からJR仙台駅までは電車で40分ぐらい。仙台空港駅、テント張りでヨーロッパの駅みたい。
昼過ぎ、仙台駅到着。仙台、都会だなぁ。数十年前に高校時代の友達と東北を巡った時以来の訪問。その時も同じことを思った。仙台、都会。人が多い。 -
昼の時間を過ぎていたけど、ランチ時間が取れそうになかったので、昼抜きで今回の旅の目的地「瑞宝殿」へ向かう。「るーぷる仙台」利用。「るーぷる仙台」は仙台の主な観光地を循環するシティループバス(一周約70分)。旅行者に有難いバスだが逆回りがないのが不便。「瑞宝殿」までは役15分。バスを降りると、なかなかの傾斜度の坂。旅の初っ端から体力消耗。
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「瑞宝殿」
1637年に建立された伊達政宗公の霊廊。桃山の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築で、1931年に国宝に指定されるも戦災によって焼失。現在の建築は1979年に再建されたもの。この霊廊が見たくて、今回の仙台行きを決めた。 -
「涅槃門」
無料ガイドの方が門の所にいらっしゃったのでガイドをお願いする。私は時間が合えばガイドさんの説明は聞くようにしている。やはり入ってくる情報量が全然違う。その建物のプラスαの価値が判るような気がするから。 -
以下ガイドさんの説明。
・「涅槃の門」は、この世とあの世の境界線。越えれば冥界。
・側面を飾る彫刻の牡丹はお釈迦様を、唐獅子はお釈迦様の母を表しており、いわゆる"唐獅子牡丹"は母が子を守る姿なのだそう。昔の任侠でよく見たモンモン(刺青)の"唐獅子牡丹"、アレも母が子を守っていたのか。親からもらった身体にキズを入れて、お母さんは泣いてたと思うけどな。 -
引き続きガイドさんの説明。
涅槃門から本殿までの両脇の石燈籠は大名からの寄進。その中の一つに片倉小十郎重綱という人からのものがある。この人は、関ヶ原夏の陣の後、真田幸村の子供たちを匿ったそうだ(上の娘は後妻にしている)。 -
いよいよ本殿。江戸で亡くなった伊達政宗は、座った姿で籠に入れられ、そのまま祀られた。再建時の発掘調査で頭蓋骨も発見されている。お墓なんだから、そこに頭蓋骨があるのは当たり前なんだけど。伊達政宗の頭蓋骨かと思うと、歴女としてはテンションが上がる。
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その頭蓋骨を元に復元した姿の写真をガイドさんに見せてもらった。50代ぐらいだろうか(政宗は70歳で死亡)。面長のチョッと渋めのオジサンだった。不細工というわけでもないのだけれど、可も無く不可もなく、どちらかという平凡、・・・。別にそれで構わないのだけれど、"独眼竜政宗"のイメージが強すぎてハードルが上がってるのよ(笑)。実際は眼帯は使用していなかったらしい。身長159㎝。筆まめな人だったそうだ。
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本殿の両脇に20の石塔。政宗の死に際し、殉死した家臣を供養するための塔。殉死か・・・。当時、殉死は、藩に申し立てをし許可が出なければできなかった。仕事ができる人は、居なくなられては困るので、許可がおりなかったそうだ。許可がおりた人たちは・・・考えると切ないなぁ。まあ、お年寄りが多かったのだとは思うけど。
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20の石塔の内、5つは殉死した人に仕えていた人たちの塔。つまり、殉死の殉死をしたわけだ。
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「瑞宝殿」の額の文字は二代目藩主忠宗公によるもの。今風のフォントみたいな字。
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戦火による全焼時にも焼け残った龍の像。今年の干支ということもあってパワースポットになっているらしい。太陽の虹色の陽射しでパワースホット感がマシマシに(逆光とも言う)。
隣にチラッと写っているのは同じく焼け残った瓦。この瓦、よくみるとハートのマークが入っており若い女子に人気だそうだ。このハートのマーク、神社仏閣でよく見かけるのだが、"猪目"と言われる文様で魔除けの意味があるそう。昔はハートなんて概念はないから"猪の目に似ている"と思って名付けられたのだろうな。昔の女子たちが"キャー、猪の目みたいで可愛い!"と言ったかどうかは定かではない。 -
昼抜きのまま「るーぷる仙台」で「仙台城跡」へ。約20分程度の乗車。先日の地震の影響で一部ルートが変更になっており通常より時間がかかったのかな。とにかく東北大学の施設ばかりを通っている気がした。でっけぇな、東北大学。
仙台城はというと、御覧の通り、お城の形は残っておりません。 -
仙台城と言えばの「伊達政宗像」。兜の前立ての三日月が超クール。天体が神に通じるものだったので"神の御加護を!"ということだったのだろうな。さすが伊達男!
この間ちょっとしたイベントがあって、その時のユーザーネームを"天空のマサムネ"にしたら、伊達政宗からって思った人がいたみたい。残念、"おっさんずラブ"、武川部長からでした。 -
城跡は高台にあるため"杜の都"仙台一望。
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「宮城縣護国神社」
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ひょうたんは「災いを封じ込め様々な災いから身を守る」と言われており縁起が良いそうな。この神社は、この厄除ひょうたんが有名なようです。
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御朱印はベーシックなものしか買わんと決めているのに、政宗公の騎馬姿がカッコ良すぎて、1000円出して買っちまった。
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本日の宿、秋保温泉「華乃湯」。仙台駅から無料送迎バスをお願いしていました(前日までに要予約)。「仙台城跡」からの「るーぷる仙台」が激コミで乗車するのを諦めた人も居たけど、私はそれに乗らないと送迎バスに間に合いそうになかったので無理矢理乗り込みました。回りの方からは、さぞや図々しいオバサンと思われたことでしょう。お陰様で無事送迎バスに間に合い秋保温泉到着。
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こちらがお部屋。女性専用フロアのお部屋です。トイレ、洗面所はついていません。"眺望は望めず"と聞いていましたが、その通り。窓をあけると山の斜面でした。布団はセルフ。
やっぱ、トイレ別は不便でしたね。別なのはいいけど、部屋を出るたびに鍵を掛けないといけないのが地味に面倒。 -
フロント前のラウンジ。フリードリンクとピクルスなどのオツマミあり。いつも多くのお客さんで賑わっていた。
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お風呂は3つ。内湯と川沿いの露天風呂、山沿いの露天風呂。写真は山沿いの露天風呂。結局、見学にはいったけど、このお風呂には入らなかった。なぜって、自分の部屋から遠かったから。「華乃湯」さんは3棟から成る大型旅館で、別棟にあるお風呂は結構距離がありました。それに、自分の部屋のすぐ下の階に川沿いの露天風呂があったので、主にそちらを利用しました。お湯が滝のようにザバザバと流れてきて良いお風呂だった。お客さんは多いはずなのに殆ど他人と会うこともなかったしね。
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食事はイタリアンがメインのバイキング。飲み物はオールインクルーシブ。皆、よく飲んでたね。私は量が飲めないのでワインとビールを各一杯ずつ。
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カキ、甘エビペペロンチーノ風、鯛のカルパッチョ、カチュッコ(魚介のシチュー)、ピザ、グラタン、お寿司、パスタ・・・etc。ライブ料理はステーキとフリッター。
牛タンシチューとか、もう少し仙台名物が欲しいところ。 -
エスカルゴがあるのが珍しい。
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第一弾。ステーキを除いてほぼ魚介(笑)。水のように見えているのが白ワイン。
なんか最近、旅館のバイキング料理が食べたいと思っていたのだけど、今回で満足しました。やっぱりワチャワチャするし、温かい料理が他の料理取ってる内に冷めちゃったり。自分の食べたい量だけ調整できるのはバイキングの良い所ですけどね。 -
翌朝のバイキング。
スクランブルエッグ、ウィンナー、ベーコン、肉じゃが、焼鮭、エビ焼売、ヨーグルト・・・etc。 -
で、これが私の朝食。飲み物は、トマとのスムージー、手作り甘酒など。ご当地物として"笹かま"と"おくずかけ"
※おくずかけ
精進料理の一種。油を使わない「温麺(うーめん)」に葛でとろみをつけた具沢山の御汁をかけたもの。 -
デザートに"ずんだ餅"。生まれて初めての"ずんだ餅"。甘さ控えめで美味しゅうございました。
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10時のチェックアウトまで40分ほど時間があったので散歩でも。近くに景勝地があるというので行ってみましょう。
「磊々峡」、名取川が秋保石を侵食して作られた奇岩奇勝が続く2kmの渓谷。遊歩道入口に"熊が目撃されています"の立看板。ヒビる大木。 -
"遊歩道"と聞いていたが、なかなかに歩き辛い道。パンプスだと歩くのキツいな。木々冬枯れしてるし・・・。段々歩くのが面倒になって来た。
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見どころの一つ「天斧岩」。看板が指さす方向には・・・。
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この大きな岩が「天斧岩」?
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それともコッチ? 看板がドッチを指しているのか正直判らない(笑)。斧で真っ二つに割られたみたいな岩だから、多分コッチ・・・。
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まだ三分の一ぐらいしか歩いてないけど、チェックアウトの時間も迫って来たので、もう帰る。一番の見どころと思われる"覗橋ハート"までは全く行き着かず。
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帰りもお宿の無料送迎バスで仙台駅まで送ってもらった。現在11時半ぐらい。ランチを食べに仙台駅の「牛タン通り」へ。11時からオープンの店が多いので、既にどの店もすごい行列。一番奥の店には行列は無くて直ぐに入れそうだったが、こんな行列ばかりの中で、まったく行列ができていないというのも逆に怖いと思い、その手前の比較的短い行列の店に並んでみた。ところが、この行列が一向に動かない。お店のHPを調べたら9席しかないカウンターだけのお店だった。コレは動かんわ。背に腹は代えられないと行列のない店に鞍替えする。"行列がない"といっても、鞍替えを悩んでいる間に多少の行列はできていたけど。コッチは50席以上の大型店だから回転が速いわ。
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やっと辿り着いた「牛タン定食」。見た目が淋しい。牛タン、固い。
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この後お土産購入。牛タン商品を2万円近く爆買い。知り合いに配って、私の手元に残ったのが写真の分。自宅で焼いて食べたら「牛タン通り」で食べたのより柔らかかった。
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中途半端に時間が残ったけど、もう空港に向かおう。空港到着後は3Fのエアポートミュージアムで時間をつぶす。ミューシアムの中には誰もいない。これはチャンスとフライトシュミレーターにチャレンジ。誰か他にお客さんが居たら、いい歳をしたオバサンがシュミレーターなんてやってられないものね(笑)。
一回目、イマイチやり方がわからない。私は一体、何をすればいいの? 周りの解説などを読んでみる。やる前に読めって話です。どうやら、前を飛ぶ飛行機に付いていけばいいよう。二回目、あっ、前に飛行機が居る、アイツに付いていけば・・・と思った瞬間に、前の飛行機、消えました(笑)。結局、200点中14点しか取れず。パイロットには向いてないようです。 -
最後は展望デッキで飛行機を見て過ごす。ココは、結構、人が居ましたよ。皆、飛行機が好きなのね。私も今年は何回かお世話になると思います。「旅行強化year」開幕です!
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