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旅の二日目は、いよいよ萩の笠山を目指す。旅程は、湯田温泉から路線バスを乗り継ぎ、越ヶ浜へと向かい、シャトルバスに乗り換えて笠山の椿群生林を観に行く。宿は、笠山の中腹に立つ『萩観光ホテル』とした。そして、最終日は、懐かしき越ヶ浜を散策し、帰埼する旅程である。<br /><br />(2024.03.16 投稿)

椿を観に笠山へ【2】~笠山の椿と懐かしき越ヶ浜~

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2024/03/03 - 2024/03/04

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旅猫

旅猫さん

旅の二日目は、いよいよ萩の笠山を目指す。旅程は、湯田温泉から路線バスを乗り継ぎ、越ヶ浜へと向かい、シャトルバスに乗り換えて笠山の椿群生林を観に行く。宿は、笠山の中腹に立つ『萩観光ホテル』とした。そして、最終日は、懐かしき越ヶ浜を散策し、帰埼する旅程である。

(2024.03.16 投稿)

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
4.0
グルメ
3.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 朝食は、いかにも朝食と言った感じで良かった。何より、焼鮭があったのは嬉しい。ただ、海苔が無かったのは残念である。部屋で休んだ後、バス停へと向かう。かなり冷え込んでいて、雪がちらほらと降って来た。

    朝食は、いかにも朝食と言った感じで良かった。何より、焼鮭があったのは嬉しい。ただ、海苔が無かったのは残念である。部屋で休んだ後、バス停へと向かう。かなり冷え込んでいて、雪がちらほらと降って来た。

  • 湯田温泉通バス停を9時20分に出るJRバスの東萩駅行に乗車。新山口駅からは高速バスがあるが、湯田温泉からは、この一本だけしかないのだ。その貴重なバスに乗り込んだが、乗客は私だけであった。市内から他に二人乗って来たが、終点まで乗ったのは、私だけであった。

    湯田温泉通バス停を9時20分に出るJRバスの東萩駅行に乗車。新山口駅からは高速バスがあるが、湯田温泉からは、この一本だけしかないのだ。その貴重なバスに乗り込んだが、乗客は私だけであった。市内から他に二人乗って来たが、終点まで乗ったのは、私だけであった。

  • 山口市の中心部辺りから、外は大雪となった。僅かな時間で積もり始め、雪景色である。そして、1時間40分ほどで東萩駅前に到着。そこから、11時6分発の奈子駅前行に乗り換え、越ヶ浜へと向かう。そして、降りたのは、越ヶ浜入口バス停である。そこは、漁港に面していた。

    山口市の中心部辺りから、外は大雪となった。僅かな時間で積もり始め、雪景色である。そして、1時間40分ほどで東萩駅前に到着。そこから、11時6分発の奈子駅前行に乗り換え、越ヶ浜へと向かう。そして、降りたのは、越ヶ浜入口バス停である。そこは、漁港に面していた。

  • バス停から少し歩くと、市営の駐車場に着いた。そこが、椿まつりの期間中、会場へと向かう無料のシャトルバスの発着場となっている。案内の人も時刻表すらも無いので、仕方が無く、立っていた幟の近くで待つ。すると、しばらくして、シャトルバスがやって来た。

    バス停から少し歩くと、市営の駐車場に着いた。そこが、椿まつりの期間中、会場へと向かう無料のシャトルバスの発着場となっている。案内の人も時刻表すらも無いので、仕方が無く、立っていた幟の近くで待つ。すると、しばらくして、シャトルバスがやって来た。

    萩 椿まつり 祭り・イベント

  • バスは、10分ほどで会場近くに駐車場に着いた。そこが、椿群生林の東の入口であった。その脇に、小さな池のようなものがあったが、海水が浸み出したものだそうだ。そのため、周囲には塩分を好み植物が自生し、特徴的な植生となっているそうである。

    バスは、10分ほどで会場近くに駐車場に着いた。そこが、椿群生林の東の入口であった。その脇に、小さな池のようなものがあったが、海水が浸み出したものだそうだ。そのため、周囲には塩分を好み植物が自生し、特徴的な植生となっているそうである。

  • 群生林に入ると、藪椿の樹が森を作っている。ほとんどが椿の樹だが、思ったよりも背が高いので、花が見えない。これでは、薄暗い森の中を歩いているだけである。萩城の鬼門に当たる笠山は、毛利氏により伐採禁止とされたため、椿などの原生林となっていたそうだ。明治になり、禁が解かれたため、多くの樹々が伐採されたが、伐採を繰り返すうちに、椿の群生林が出来上がったそうである。

    群生林に入ると、藪椿の樹が森を作っている。ほとんどが椿の樹だが、思ったよりも背が高いので、花が見えない。これでは、薄暗い森の中を歩いているだけである。萩城の鬼門に当たる笠山は、毛利氏により伐採禁止とされたため、椿などの原生林となっていたそうだ。明治になり、禁が解かれたため、多くの樹々が伐採されたが、伐採を繰り返すうちに、椿の群生林が出来上がったそうである。

    笠山椿群生林 自然・景勝地

  • 暖かさで開花も早まったのか、盛りは過ぎてしまったようである。それでも、ちらほらと咲いている。

    暖かさで開花も早まったのか、盛りは過ぎてしまったようである。それでも、ちらほらと咲いている。

  • 道の脇に、大きな花が落ちている。笠山の群生林は、人の手が入っているため自然林ではない。そのため、藪椿ではあるが、その種類は60種ほどにもなるそうだ。中には、園芸種のような大きさの花をつけるものもある。

    道の脇に、大きな花が落ちている。笠山の群生林は、人の手が入っているため自然林ではない。そのため、藪椿ではあるが、その種類は60種ほどにもなるそうだ。中には、園芸種のような大きさの花をつけるものもある。

  • しばらく歩くと、賑やかな場所に出た。祭り会場であり、催し物をやっている。そこを抜けると、海岸に出た。港の跡のようだ。沖には、特徴的な平たい島が浮かんでいる。天気も回復したようだ。

    しばらく歩くと、賑やかな場所に出た。祭り会場であり、催し物をやっている。そこを抜けると、海岸に出た。港の跡のようだ。沖には、特徴的な平たい島が浮かんでいる。天気も回復したようだ。

  • そこには、『椿の館』と言う食事処がある。ちょうど昼時なので、そこでお昼を食べることにした。注文したのは、煮魚と烏賊焼き、そしてお酒。煮魚は甘鯛が丸ごと出て来た。どれも、普通に美味しいと言った感じであったが、お値段は観光地価格である。

    そこには、『椿の館』と言う食事処がある。ちょうど昼時なので、そこでお昼を食べることにした。注文したのは、煮魚と烏賊焼き、そしてお酒。煮魚は甘鯛が丸ごと出て来た。どれも、普通に美味しいと言った感じであったが、お値段は観光地価格である。

  • 食後、笠山の北端にある虎ヶ埼灯台を観に行く。『椿の館』の脇から続く道を歩くと、すぐに灯台が現れた。そこからは、沖合に浮かぶ平らな島々が望めた。それらの島々は、笠山と同じ阿武火山群に属する火山である。

    食後、笠山の北端にある虎ヶ埼灯台を観に行く。『椿の館』の脇から続く道を歩くと、すぐに灯台が現れた。そこからは、沖合に浮かぶ平らな島々が望めた。それらの島々は、笠山と同じ阿武火山群に属する火山である。

  • 『椿の館』でもらったガラポンの引換券を使うため、祭り会場に戻る。そして、二回回すと、何と椿シャンプーが当たった。そして、ちょうど石見神楽保存会による神楽の上演が始まったので、観て行くことにした。

    『椿の館』でもらったガラポンの引換券を使うため、祭り会場に戻る。そして、二回回すと、何と椿シャンプーが当たった。そして、ちょうど石見神楽保存会による神楽の上演が始まったので、観て行くことにした。

  • 一演目を観た後、海岸沿いの遊歩道を歩いてみる。両側から椿が生い茂り、トンネルのようである。しかし、花はほとんど咲いていない。

    一演目を観た後、海岸沿いの遊歩道を歩いてみる。両側から椿が生い茂り、トンネルのようである。しかし、花はほとんど咲いていない。

  • しばらく歩くと、伐採された場所があった。弱った群生林の再生事業を行っているそうである。椿ばかりが密生しているためか、最近、樹勢が衰えているそうである。そのため、一部を伐採して、樹間を広げているそうである。その切り株からは、新しい芽が出て育ち始めていた。

    しばらく歩くと、伐採された場所があった。弱った群生林の再生事業を行っているそうである。椿ばかりが密生しているためか、最近、樹勢が衰えているそうである。そのため、一部を伐採して、樹間を広げているそうである。その切り株からは、新しい芽が出て育ち始めていた。

  • 笠山の椿群生林と言えば、遊歩道の落ち椿である。風が強く吹いた日の早朝に観ることが出来るらしいが、訪れたのは午後であったので、落ちている椿は、もう人に踏まれたりして見る影も無かった。

    笠山の椿群生林と言えば、遊歩道の落ち椿である。風が強く吹いた日の早朝に観ることが出来るらしいが、訪れたのは午後であったので、落ちている椿は、もう人に踏まれたりして見る影も無かった。

  • それでも、林の中には多くの椿が散っている。そこに木漏れ日が当たり、何とも言えず綺麗であった。

    それでも、林の中には多くの椿が散っている。そこに木漏れ日が当たり、何とも言えず綺麗であった。

  • 群生林の中に、椿展示園があった。そこには、色々な種類の園芸種が植えられ、そこだけはたくさんの花が咲いていた。

    群生林の中に、椿展示園があった。そこには、色々な種類の園芸種が植えられ、そこだけはたくさんの花が咲いていた。

  • 群生林の端から、笠山山頂への道へ入る。急に鬱蒼とした森となり、人影も無くなった。群生林内に展望台などがあったことに後で気付いたが、後の祭りであった。

    群生林の端から、笠山山頂への道へ入る。急に鬱蒼とした森となり、人影も無くなった。群生林内に展望台などがあったことに後で気付いたが、後の祭りであった。

  • しばらく歩くと、苔生した石垣が現れた。笠山では、大正時代に牛の放牧がおこなわれていたそうで、その名残の石垣が群生林内にも残っていた。しかし、この石垣は、集落跡のような感じであった。

    しばらく歩くと、苔生した石垣が現れた。笠山では、大正時代に牛の放牧がおこなわれていたそうで、その名残の石垣が群生林内にも残っていた。しかし、この石垣は、集落跡のような感じであった。

  • さらに進むと、生活感のある場所に出た。夏みかんなどもあり、かつては農園などがあったようである。現役の畑もちらほらと見られた。

    さらに進むと、生活感のある場所に出た。夏みかんなどもあり、かつては農園などがあったようである。現役の畑もちらほらと見られた。

  • 山頂への分岐点からは、急な登り道となった。そして、しばらく歩くと、山頂に辿り着いた。駐車場もあり、人も多い。その山頂には、火口跡がある。降りてみると、洞窟のような火口跡が口を開けていた。

    山頂への分岐点からは、急な登り道となった。そして、しばらく歩くと、山頂に辿り着いた。駐車場もあり、人も多い。その山頂には、火口跡がある。降りてみると、洞窟のような火口跡が口を開けていた。

    笠山(山口県萩市) 自然・景勝地

  • 山頂には展望台もあり、そこからは阿武火山群の6つの火山島が綺麗に見えていた。それにしても、平たい島がいくつも浮かぶ風景は、なかなか面白いものである。

    山頂には展望台もあり、そこからは阿武火山群の6つの火山島が綺麗に見えていた。それにしても、平たい島がいくつも浮かぶ風景は、なかなか面白いものである。

  • 展望台の二階に喫茶があったので、そこで休憩することにした。萩名物の夏みかんジュースとチーズケーキのハーフを注文。阿武火山群の島々を眺めながら、美味しくいただいた。

    展望台の二階に喫茶があったので、そこで休憩することにした。萩名物の夏みかんジュースとチーズケーキのハーフを注文。阿武火山群の島々を眺めながら、美味しくいただいた。

  • 山頂で寛いだ後、車道を辿って宿へと向かう。今宵の宿は、笠山の中腹に立つ『萩観光ホテル』である。建物自体は年季が入っているが、館内はとても綺麗で、部屋も小落ち着いた感じである。

    山頂で寛いだ後、車道を辿って宿へと向かう。今宵の宿は、笠山の中腹に立つ『萩観光ホテル』である。建物自体は年季が入っているが、館内はとても綺麗で、部屋も小落ち着いた感じである。

    萩温泉郷 萩観光ホテル 宿・ホテル

  • 窓の外には、萩湾が広がっている。

    窓の外には、萩湾が広がっている。

  • 目を左に転じれば、越ヶ浜の集落が見渡せ、砂州上に出来た町であることがよく分かる景色であった。

    目を左に転じれば、越ヶ浜の集落が見渡せ、砂州上に出来た町であることがよく分かる景色であった。

  • この宿は、一応温泉宿である。眺めの良い露天風呂もあったが、温泉自体は大したことはなかった。その後、しばらく部屋で休むと、夕食の時間となった。火を使うものが三つもある。空色の皿に載っていたのは、何と河豚刺しであった。

    この宿は、一応温泉宿である。眺めの良い露天風呂もあったが、温泉自体は大したことはなかった。その後、しばらく部屋で休むと、夕食の時間となった。火を使うものが三つもある。空色の皿に載っていたのは、何と河豚刺しであった。

  • お酒は、三種呑み比べとした。すべて、地元萩の蔵元で醸されたものである。銘柄は、『東洋美人』、『長陽福娘』、『宝船』で、すべて純米吟醸であった。『東洋美人』は呑んだことがあったが、他の二つは初めてである。飲み比べてみたが、思いの外どれも美味しかった。

    お酒は、三種呑み比べとした。すべて、地元萩の蔵元で醸されたものである。銘柄は、『東洋美人』、『長陽福娘』、『宝船』で、すべて純米吟醸であった。『東洋美人』は呑んだことがあったが、他の二つは初めてである。飲み比べてみたが、思いの外どれも美味しかった。

  • 続いて出て来たのは、鰆の西京焼きであった。好きな料理である。かなり小ぶりであったが、とても美味しかった。

    続いて出て来たのは、鰆の西京焼きであった。好きな料理である。かなり小ぶりであったが、とても美味しかった。

  • 鍋が煮えたので蓋を開ける。河豚ちりである。実は、あまり好きでは無いのだが、出汁は悪くなかった。

    鍋が煮えたので蓋を開ける。河豚ちりである。実は、あまり好きでは無いのだが、出汁は悪くなかった。

  • さらに、河豚のフライが出て来た。揚げたてで、サクサクしていて美味しい。フライは初めて食べたが、これは良いかもしれない。

    さらに、河豚のフライが出て来た。揚げたてで、サクサクしていて美味しい。フライは初めて食べたが、これは良いかもしれない。

  • 鮑の陶板焼き、河豚のチリソースと進み、豚の角煮と大和蒸しが登場。ここまで食べてみて、この宿の料理はなかなか美味しいと感じた。

    鮑の陶板焼き、河豚のチリソースと進み、豚の角煮と大和蒸しが登場。ここまで食べてみて、この宿の料理はなかなか美味しいと感じた。

  • そして、ご飯は五目釜飯であった。凝った料理は無く。河豚を使った料理が多かったが、そこそこ楽しめた食事であった。

    そして、ご飯は五目釜飯であった。凝った料理は無く。河豚を使った料理が多かったが、そこそこ楽しめた食事であった。

  • 少し休んだ後、もう一度風呂に入る。陽も落ちたので、露天風呂からは夜景が望めた。誰もいない湯船に浸かり、心地良い夜風に当たりながらの湯浴みは、とても気持ちが良かった。部屋に戻る途中、地元で造られているアイスクリームを売店で購入。これもなかなか美味しかった。

    少し休んだ後、もう一度風呂に入る。陽も落ちたので、露天風呂からは夜景が望めた。誰もいない湯船に浸かり、心地良い夜風に当たりながらの湯浴みは、とても気持ちが良かった。部屋に戻る途中、地元で造られているアイスクリームを売店で購入。これもなかなか美味しかった。

  • 翌朝、朝風呂を使いさっぱりとする。そして、朝食である。また焼鮭と玉子焼きがあり嬉しかったが、今朝も海苔が無く残念である。でも、朝食らしい品揃えで、とても美味しくいただけた。

    翌朝、朝風呂を使いさっぱりとする。そして、朝食である。また焼鮭と玉子焼きがあり嬉しかったが、今朝も海苔が無く残念である。でも、朝食らしい品揃えで、とても美味しくいただけた。

  • 8時半過ぎに宿を出て、越ヶ浜の集落へと向かう。途中には、以前訪れた時にも観た風穴があった。夏には涼しい場所であるが、冬だと気温差が無いため、冷気はほとんど感じなかった。

    8時半過ぎに宿を出て、越ヶ浜の集落へと向かう。途中には、以前訪れた時にも観た風穴があった。夏には涼しい場所であるが、冬だと気温差が無いため、冷気はほとんど感じなかった。

    笠山風穴 自然・景勝地

  • 風穴から少し歩くと、明神池に面した社に出た。厳島神社である。毛利元就が信仰していた安芸の厳島明神を、萩藩2代藩主毛利綱広が勧請したのが始まりだそうだ。鳥居が池に面していて、なかなか風情がある。

    風穴から少し歩くと、明神池に面した社に出た。厳島神社である。毛利元就が信仰していた安芸の厳島明神を、萩藩2代藩主毛利綱広が勧請したのが始まりだそうだ。鳥居が池に面していて、なかなか風情がある。

  • 明神池は、海が砂州の発達により降り残されたものである。今でも溶岩の隙間で海と繋がっているため、潮の干満の影響を受けている。しかも、河豚などの海の生き物が生息している珍しい池である。

    明神池は、海が砂州の発達により降り残されたものである。今でも溶岩の隙間で海と繋がっているため、潮の干満の影響を受けている。しかも、河豚などの海の生き物が生息している珍しい池である。

    明神池 自然・景勝地

  • 池は、大池、中の池、奥の池の三つからなり、中の池の周りには、樹々が生い茂り、鏡のような水面に映り込み、とても美しい。

    池は、大池、中の池、奥の池の三つからなり、中の池の周りには、樹々が生い茂り、鏡のような水面に映り込み、とても美しい。

  • 明神池の畔を歩き、港の方へと歩いて行く。そこは、19年前にも景色を眺めた場所である。漁船は変わっていたが、港の風情はあまり変わっていないようである。それにしても、懐かしい風景であった。

    明神池の畔を歩き、港の方へと歩いて行く。そこは、19年前にも景色を眺めた場所である。漁船は変わっていたが、港の風情はあまり変わっていないようである。それにしても、懐かしい風景であった。

  • 港近くで、越ヶ浜のマンホールを見つけた。描かれているのは、藪椿と明神池であった。

    港近くで、越ヶ浜のマンホールを見つけた。描かれているのは、藪椿と明神池であった。

  • かつて歩いた路地へと入ってみる。すると、以前はあった建物などが無くなり、街並みが随分と変わっていた。

    かつて歩いた路地へと入ってみる。すると、以前はあった建物などが無くなり、街並みが随分と変わっていた。

  • 近くに空き地では、猫たちが日向ぼっこをしていた。

    近くに空き地では、猫たちが日向ぼっこをしていた。

  • まだバスの時間まであるので、反対側の海まで歩いてみることにする。明神池の畔にあった店では、烏賊が干されていた。

    まだバスの時間まであるので、反対側の海まで歩いてみることにする。明神池の畔にあった店では、烏賊が干されていた。

  • 集落の東側は、細い路地が多い。小高い部分もあり、立派な石垣などもある。このような場所をそぞろ歩くのは楽しいものである。

    集落の東側は、細い路地が多い。小高い部分もあり、立派な石垣などもある。このような場所をそぞろ歩くのは楽しいものである。

  • 少し広い道に出ると、そこには弁柄格子の古い町家などが建っていた。かなりの規模の町家で、商家であったのだろう。同じような弁柄格子の町家は、他にもあった。

    少し広い道に出ると、そこには弁柄格子の古い町家などが建っていた。かなりの規模の町家で、商家であったのだろう。同じような弁柄格子の町家は、他にもあった。

  • 萩湾とは反対側に出た。こちらにも漁港があり。長閑な雰囲気が漂っている。越ヶ浜を訪れる観光客は、笠山山頂と椿群生林、そして明神池、柚子屋本店にしか立ち寄らないので、後は静かなものである。

    萩湾とは反対側に出た。こちらにも漁港があり。長閑な雰囲気が漂っている。越ヶ浜を訪れる観光客は、笠山山頂と椿群生林、そして明神池、柚子屋本店にしか立ち寄らないので、後は静かなものである。

  • そろそろ時間なので、越ヶ浜バス停へと向かう。バス停には、地元の方が数人待っていたが、一人を除いて、一本前のバスに乗ってしまった。こちらは、7分後に来る9時50分発のバスに乗り、東萩駅へと向かう。

    そろそろ時間なので、越ヶ浜バス停へと向かう。バス停には、地元の方が数人待っていたが、一人を除いて、一本前のバスに乗ってしまった。こちらは、7分後に来る9時50分発のバスに乗り、東萩駅へと向かう。

  • 東萩駅で30分ほど待ち、始発の新山口駅行『スーパーはぎ号』に乗り、萩を離れることにする。このバスは、東萩駅を出ると、萩バスセンターと明倫館にのみ停車し、後は新山口駅まで止まらない。しかも、3月までは割引運賃となっていて、1,600円で乗車出来るのだ。

    東萩駅で30分ほど待ち、始発の新山口駅行『スーパーはぎ号』に乗り、萩を離れることにする。このバスは、東萩駅を出ると、萩バスセンターと明倫館にのみ停車し、後は新山口駅まで止まらない。しかも、3月までは割引運賃となっていて、1,600円で乗車出来るのだ。

  • バスは順調に走り、予定よりかなり早く、1時間10分ほどで新山口駅に到着した。予定では、ここでお昼を食べることにしていたのだが、早く着いてしまったので、一本前の列車に間に合うようである。窓口で尋ねてみると、二人掛けの窓側が一席だけ空いていたので、迷わず変更し、12時11分発の『のぞみ26号』に乗車した。

    バスは順調に走り、予定よりかなり早く、1時間10分ほどで新山口駅に到着した。予定では、ここでお昼を食べることにしていたのだが、早く着いてしまったので、一本前の列車に間に合うようである。窓口で尋ねてみると、二人掛けの窓側が一席だけ空いていたので、迷わず変更し、12時11分発の『のぞみ26号』に乗車した。

  • 乗り込んですぐ、急いで買い込んだ『焼き鳥弁当』で昼食とした。色々な鶏肉が入っていた、美味しかった。

    乗り込んですぐ、急いで買い込んだ『焼き鳥弁当』で昼食とした。色々な鶏肉が入っていた、美味しかった。

  • 夜行列車を利用しての、二泊三日の山口への旅。初めて訪れた防府は、史跡の多い街で面白かった。笠山の椿は花が少なくて残念であったが、景色は良く、訪れて良かった。最後には、富士山も綺麗に観ることが出来たので、なかなか良い旅であったと思う。

    夜行列車を利用しての、二泊三日の山口への旅。初めて訪れた防府は、史跡の多い街で面白かった。笠山の椿は花が少なくて残念であったが、景色は良く、訪れて良かった。最後には、富士山も綺麗に観ることが出来たので、なかなか良い旅であったと思う。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • 群青さん 2024/03/31 21:58:39
    ひとり旅
    旅猫さん こんばんは。

    萩への2泊3日の旅の記録、読ませていただいて感じたのは「ひとり旅の醍醐味・面白さが凝縮されているみたいだな!」って事です。
    公共交通機関を使うから事前に行程は練っているけど、いざ現地に着けばその時の気分や天候や興味のままに予定は自由自在に変更される。
    ただ単に街歩きをしているわけではなく、その地域の地質や歴史や地理の要点を押さえつつ、自分の眼で感じ、すべてを含んで吟味する。
    想定通りに行かないことも含めて、旅ってこんなに面白いんだよ!ひとり旅ってこんな醍醐味があるんだよ!!って事をいつも感じさせてくれて、いろんな発見があります。

    萩はいつか行ってみたい場所なんですよね。
    もしかしたら高校生の時、行っていたかもしれない場所でもあり・・・
    (結局、諸般の事情で行けずじまいでしたが)
    10代半ばの中途半端な理解力のどさくさに紛れて行かずに済んで良かったのかもしれません(笑)
    いつか行ける時が来たら、その時は最低限押さえるべき情報を学んでから!
    と思っております。

    フグは確かに腹には溜まらんかも?!
    雰囲気が大事だから・・・

    群青

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/04/03 18:09:56
    RE: ひとり旅
    群青さん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    公共交通機関を利用する旅は、どうしても時間に縛られてしまいますが、その中で、結構自由に旅程を変更出来てしまいます。
    行ってみて、思ったよりも見所が多く、時間が掛かったり、現地で初めて知った見所などに急遽訪れてみたりと、かなり予定とは違った行程になりますね。
    それが、一人旅の醍醐味でもあります。
    そして、やはり、その土地の歴史などを知ってると、見え方も違ってきますし、なるほどと思うこともしばしば。
    それも、楽しみのひとつですね。

    萩の城下町の方は、20年以上前に訪れていますが、それ以来は訪れていません。
    当時は、そこそこ風情がありましたが、今はどうなのでしょう。
    若いころに歩いた萩の印象とは、また違った街に見えるかもしれません。
    いつか、もう一度訪れてみたいと思っています。

    ふぐは、山口で食べたと言うことが大切ですね!
    旅猫
  • hot chocolateさん 2024/03/26 02:49:08
    ふぐ料理
    旅猫さま

    こんばんは。

    椿の群生林は、花の盛りの頃は見事でしょうね。
    といっても、背の高い椿の木であれば花も見えませんね。

    萩といえば、やはり城下町散策ですが、昔、昔訪れた時の記憶は・・・ふぐ料理。
    それも、ふぐ三昧を謳ったツアーでした。
    確かにふぐ三昧ではありましたが、食後にお腹が空いて、売店でお菓子を買って空腹をしのいだという思い出が・・・(笑)
    ふぐのフライでもあれば、腹持ちも良かったのかもしれませんが・・・
    旅館に泊まって、夕食後にお腹がすくなんて初めての事でした。
    私だけでなく、夫も同じことを言っていましたよ。
    お粗末なコメントですみません。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/03/26 08:10:14
    RE: ふぐ料理
    hot chocoさん、おはようございます。

    続けての書き込みありがとうございます。
    あの椿の群生林は、思ったよりも背が高く、少々残念でした。
    とは言え、満開の頃に巡り合えれば、かなり綺麗かと思います。

    萩と言えば、武家屋敷跡が残る城下町散策ですよね。
    夏みかんが植えられていて、それが印象に残っています。

    そして、山口と言えば、やはりフグ料理ですよね。
    今回、夕食で4種類も出てきましたが、やはりそれだけではお腹は満たされませんね。
    ふぐちりは、骨ばかりで食べるところはほとんど無いし、ふぐ刺しは、薄くて食べた気がしませんし。
    フライが一番美味しく感じたのは、やはり食べた気がしたからでしょうか。
    鰆の西京焼きが、とても美味しく感じました(笑)

    旅猫
  • ポテのお散歩さん 2024/03/18 08:29:51
    旅猫さん おはようございます。

    萩と言えば、城下町の旅行記を拝見するのですが
    港側の雰囲気は初めて見ました。

    椿群生林は思ったより規模が大きく、
    花が満開の時は見事でしょうね。

    お宿は海を臨む眺望が素晴らしいです。
    流石に山口県! ふぐのメニューが豊富ですね。
    温かいお料理を出そうとされている工夫も感じます。
    朝食もバイキングではなく、小鉢の多さが目を引き
    美味しそうです。
    良いお宿に宿泊されましたね(^^)

    二泊で防府の町と海側の萩を歩かれたので
    とても充実感のある旅でしたね(*^-^*)

      ポテ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/03/18 21:23:32
    RE: 萩
    ポテさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。
    萩と言えば、やはり城下町散策ですよね。
    私も、初めて訪れた時には、自転車で城下町を巡りました。
    印象に残っているのは、はやり武家屋敷跡の夏みかんです。

    笠山や越ヶ浜は、萩市街地の北東の郊外にあります。
    萩市内と比べると、かなり静かですね。
    椿の群生林は、かなりの規模でした。
    思ったよりも背が高くて、花は上の方に付いています。
    藪椿ですが、自然交配で種類が増えたそうです。

    泊まった萩観光ホテルは、名前の通り昔からある宿です。
    建物は古いですが、中はかなり綺麗で洒落ていましたよ。
    山口県らしく、ふぐ料理が4種類も出てきました。
    ふぐ刺し、久しぶりに食べました!
    朝食も、小鉢が多くて、楽しめます。
    この宿は、思いの外料理も美味しくて、宿の方も対応が良かったです。

    夜行で行ったので、防府と萩を回れましたが、やはり少々時間が苦しかったです。
    中原中也記念館を観ることが出来なかったのは、残念でした。。。
    でも、良い旅でした。

    旅猫

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