初南半球！2022年3月 鎖国解除直後のシドニーは連日記録的な雨 (シドニー３日目・４日目）

2022/03/05 - 2022/03/12

シドニーにやって来て３日目。連日の雨で思うように観光できず、気分的にちょっとモヤモヤ。

出発前からオーストラリア東部の異常気象はニュースで見てました。雨雲が同じところに居座ってぐるぐる回って動かない。かれこれひと月もこんなお天気らしいです。

せっかくはるばる南半球までやって来たんだし、今日は何がなんでも出かけようと決めました。傘持参で。有難いことにこの日はお天気がなんとか持ちまして、徒歩で回れる観光地はだいたい見尽くしました。


４日目。シドニー滞在中一日はどこか郊外へ行く計画でいました。出発前も購入したガイドブックに載っているワイナリーツアーや現地ツアーに問い合わせするも、どこも「出発予定なし」という回答で全滅。それならば公共交通機関を使って行けそうなブルーマウンテンズ国立公園なら、なんとか自力て日帰りできそう。この日、準備万端で早起きしてシドニー・セントラル駅へ行くと、なんと土砂崩れで運休。すっかり予定が台無しになり、また市内観光。シドニーも4日目になると、どこへ行けばいいのか思い当たりません。特別な目的があったりあれこれ興味のある方は別ですが、一般的な観光客には辛い時間潰だったかも。幸いだったのが、オペラ好きの夫がこの日のオペラチケットを買っていたのでした。夕方からオペラ鑑賞に出かけたのが、この日一番楽しかったです。

エリア シドニー(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

シドニー滞在3日目。相変わらずどんより曇。まだ雨降ってないでけマシか。もう全てにおいて期待値が下がる下がる。

ダーリングハーバー沿いに歩きます。さすがオーストラリア最大都市のシドニー。高層ビルがかっこいい。

ダーリングハーバー 散歩・街歩き

「ナウイコープ」というところまで来ると「バランガルーリザーブ」（最近再開発された公園で市民の憩いの場所）へ上がる階段とエレベーターがありました。

高台からは「ハーバーブリッジ」も見渡せていい眺め。ただ雲がね～。

シドニーでよく見かける標識。歩行者優先って意味で合ってます？

国が違うと標識も変わりますね。見ていて楽しい。

「シドニー天文台」

私が訪問した時は閉まってました。

シドニー天文台 博物館・美術館・ギャラリー

「ブリッジステアーズ」

「ハーバーブリッジ」へ上がる階段。ステアーズといいながらもちゃんとエレベーター完備。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

シドニーのランドマークの一つ「ハーバーブリッジ」を歩いて渡ってみました。（片道1.6キロ）

「バイロンルックアウト」

ここに展示があるはずですが、閉まってました。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

シドニー湾が一望できます。オペラハウスもいい眺め。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

ロックス、サーキューラーキー、シティも見渡せます。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

「ケーヒル・エクスプレスウェイ」沿いの歩道を歩きます。隣は車がビュンビュン走ってます。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

橋を渡りきると「ノース・シドニー」というエリアになります。

ここで引き返します。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

これまた見慣れない鳥。絶対にペットが逃げ出したに違いないと思っていたら、これまた野生らしいです。

あとで調べたら「ゴシキセイガイインコ」という名だそう。オーストラリア東部でよく見られるんだそうです。またもやびっくりです。こんな綺麗な鳥がこんな大都市で普通に見れるとは！

今回はコアラもカンガルーも縁のない旅でしたが、珍しい鳥があちこちで観察できていい収穫でした。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

往復よく歩いてしっかり絶景を堪能しました。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

お昼近くになったので、ランチに向かいます。

イギリス文化の流れから、やはり「パブ」ですね。オーストラリアのパブはホテルと名前がついているそうです。宿泊施設がなくてもホテルだそう。昔アルコールライセンスなど色々事情があったようですが、私はビールさえ飲ませていただければ、なんでもオッケー。

「ロードネルソンブリュワリーホテル」

1841年創業の老舗のパブ。

ロード ネルソン ブリュワリーホテル 地元の料理

時間が早かったようで、一番乗り。

ロード ネルソン ブリュワリーホテル 地元の料理

では、いただきます。写真がないですが、ポテトフライも頼みました。歩いたあとのビールは最高！

ロード ネルソン ブリュワリーホテル 地元の料理

お腹を満たして次に来たのは、「アーガイルカット」。

アーガイルカット 建造物

ここは囚人が１６年の歳月をかけてハンマーとノミだけで掘ったトンネルです。

アーガイルカット 建造物

「ロックス」

オーストラリア開拓移民団が最初に入植したエリア。シドニー最初の地です。今は古い建物を利用したおしゃれなショップ・レストランがずらり並んでいます。

ザ ロックス 散歩・街歩き

こんなモニュメントもあります。

ザ ロックス 散歩・街歩き

またまたトキがウロウロしています。

サーキューラーキーの方に行くと沢山のテイクアウト専門店が並んでいます。ここでお店のオススメのバイン・ミーを買います。

シドニーは地理的にアジアに近いせいか、とてもアジア系フードが充実している気がします。私がシドニーを訪れた頃はまだ観光客があまり戻ってないようでしたが、街中では沢山アジア系の人を見かけました。きっとアジア系移民が多いのでしょうかね。オーストラリア英語はさっぱり聞き取れないのですが、移民英語なら私も同じなので大変助かります。

サーキュラー キー 観光名所

「カスタムズハウス」

1845年から1990年まで税関として使われてました。国内最古。現在は図書館とレストランになってるそう。

カスタムズ ハウス 建造物

「国立植物園」を横切ります。

「スパイラル・ジンジャー」

最近の携帯の写真検索機能は本当に便利です。自分が撮った植物や鳥の名前を教えてくれます。植物にも鳥にも疎い私に長女がやり方を教えてくれました。これいいわ～。

唐辛子のような植物。これで咲いているのかつぼみなのかは不明。これは写真検索でも分かりませんでした。

「ニューサウスウェールズ州立美術館」

常設展示は無料です。

ニューサウスウェールズ州立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

印象派の絵画も数枚ありましたが、ここでは何といってもミクロネシアの絵画の方が抜きん出ていると思います。

ニューサウスウェールズ州立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

独特の世界があります。

ニューサウスウェールズ州立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

素朴で生活に密着した感じがいいです。

美術館自体もとても綺麗で近代的。空間が心地よかったです。カフェもありましたが混み合っていたので、パス。

ニューサウスウェールズ州立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

街のあちこちで見かけた倒木。大雨の爪痕。

またハイドパークを通ります。ここで「ナゴヤガーデン」発見。シドニーと姉妹都市なんだそう。

ハイドパーク 広場・公園

公園内でチェスを楽しむシドニー市民。のどかな風景。

ハイドパーク 広場・公園

英語の表現が場所によって違う。

シドニーにきて街歩きをしていると、何度も人にぶつかりそうになりました。私が右側を歩いているのがいけないみたいです。ところ変わると、こういうことにも気をつけなければいけません。

ハイドパーク 広場・公園

ちょっと青空が見えてきました。今頃晴れてくれても、もう疲れてホテルに戻るだけなんですけど。

夕暮れ。やっと夕焼けが拝めました。

テイクアウトしたバイン・ミーを夕食にしました。大変おいしかったです。

ハイアット リージェンシー シドニー ホテル

シドニー４日目。

遂にいいお天気になりました。早起きしてセントラル駅にきました。この日は一人で「ブルー・マウンテンズ」に行く気満々。

セントラル駅 駅

あれ？電光掲示板に乗る予定の列車が載ってない！

駅員に聞くと土砂崩れで運休というではありませんか！webでは運行状況は「通常」とあったのに意味わからないわ。「途中からバスで代行輸送をやっているけれど時間は確証できないから、行くのはやめた方がいいよ。」だと。もう～！いけないじゃん！

連日の大雨の影響がこんなところにも出てました。

セントラル駅 駅

仕方ないのでシドニー市内に留まることにしました。でも、もうどこへ行けばいいのか思いつかない。普段はあまりショッピングには興味ないんですが、お店周りでもしましょうかね。

しかし朝早すぎてお店もまだ開いてない。やっと開店したばかりのスーパーに入って現地価格チェック。場所が市内ということもあってか値段は割と高め？それでも空港よりは安いと思い、ちょこっとお土産用のお菓子を買いました。

シドニーに来て初めて見たピーカンの青空。今頃は「ブルー・マウンテンズ」で大自然を楽しんでいたはずなのに、、。こんなにいいお天気になったのに、、。

「タウン・ホール」

タウン ホール 現代・近代建築

「ビクトリア女王の銅像」と「クィーンビクトリア・ビルディング」

建物見学に中に入ってみます。

わ～、大変綺麗です。ヨーロッパっぽいわ～。

1898年建造のビクトリア様式。この重そうな時計もちゃんとぶら下がってます。時間は合ってない気がする。

続いて「ストランド・アーケード」

ストランド アーケード 建造物

1891年建造。シドニー最古のショッピングアーケード。こちらも歴史を感じる綺麗なアーケード。

ストランド アーケード 建造物

どこだったか忘れましたが、アジア系のお店が沢山あるモールで日式っぽいパン屋さんを見つけたので、お昼用に買って帰りました。日本の缶コーヒーもあった。お味はまあまあ。ここ数日の食生活がしょぼい。

朝購入したオーストラリアご当地菓子。評判が良かったです。

あー、いいお天気だわ。（涙）

ピアモント橋 建造物

夕方になって、夫と会社の人たちとビジネス街のテラスで一杯。

そのあとは、みんなと別れてオペラハウスへ行きました。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

タイルも近くで見ると、白ではなくて黄色ががかってます。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

こんな風に貼り合わせているんですね～。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

本日の演目はプッチーニ作「トゥーランドット」

オペラ素人の私は、ストーリーを予習してきました～。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

オペラ鑑賞のお楽しみのひとつ。というか凡人の私のメインはカフェ。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

スパークリングワインとサンドイッチ。多分こんなご時世だったからか個別包装でした。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

かなり大きなホールです。1507席。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

ちゃんとオーケストラボックスがあります。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

出張が決まってから、チケットを調べたのでかなり出遅れ気味。ほぼ完売状態でした。私たちの席は一階のほとんど一番後ろ。

では開演です。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

休憩時間になりました。またスパークリングワインと今度はスイーツ。だんだんテンションも上がってきます。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

外のテラスにも出れます。昼とはまた違った雰囲気。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

オペラハウスの内部はこんな感じ。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

皆さん、記念撮影やおしゃべりしてそれぞれに楽しんでます。

夫についていろんなオペラ劇場に行きましたが、ここは一番カジュアルな感じです。でも観劇中の雰囲気からとても文化意識が高いのが分かります。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

最後のカーテンコール。大変素晴らしかったです。特にテノール歌手が凄く上手で印象に残りました。

舞台装置も豪華で凝ってました。お話の舞台が中国なので、衣装やメイクにちょっと「？」なところがありましたが、西洋から見た中国だから仕方ないです。「マダム・バタフライ」でもあるあるですよね。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

素晴らしいオペラを鑑賞し、大満足で外に出ます。ハーバーブリッジのライトアップが綺麗。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

皆さんそれぞれ家路に向かいます。

シドニー４日目にしてやっと楽しめたかもです。私たちもホテルに戻ります。

この旅行記へのコメント （2）

• ぴろろんさん 2024/03/18 14:48:25

  連日の雨

  こんにちはEmmyさん
  
  シドニーの旅行記
  やはり自分が行ったことのある場所だと興味も沸くしじっくり、ゆっくりと読めますね。
  市内に多く見かけた白と黒のトキ、あれは確かにトキだけど、向こうでは残飯などを食い荒らす、まるで日本でいうと「カラス」のような存在で、困る存在みたいですよ。私も最初は嬉しくて珍しくてパシャパシャ写真撮ってけど、途中から飽きてきました。でもそれ以外にも鳥が多くて、しかも綺麗な色の鳥も多いし、聞いたことのない鳴き声で鳴くし、とっても異国に来た感じがしました。
  
  連日の雨、残念でしたね。確かに4日間もシドニーだと流石に行く場所に困りますね。
  私は8月に行ったけど、とても暖かくて気候的にはベストでした。3月だと暑いのかな？と思いますがどうだったのでしょうか。
  大雨で土砂崩れでブルーマウンテンにも行けず、というのはテンション下がりますね。
  ブルーマウンテン、確かにあれだけ緑の多い渓谷は珍しいかもしれません。
  でもアメリカの大自然に比べたら、全然たいしたことないので、それほど残念に思わなくてもいいかなーと思います。
  
  ぴろろん

  Emmyさん からの返信 2024/03/19 04:20:12

  RE: 連日の雨

  ぴろろんさん、こんにちは！
  
  やっとシドニー旅行記まで辿り着きました。全然、ぴろろんさんの旅行と違うでしょ？私も優雅にワイナリー巡りをしたかったです。
  
  
  > 市内に多く見かけた白と黒のトキ、あれは確かにトキだけど、向こうでは残飯などを食い荒らす、まるで日本でいうと「カラス」のような存在で、困る存在みたいですよ。私も最初は嬉しくて珍しくてパシャパシャ写真撮ってけど、途中から飽きてきました。
  
  え~! そうなんですか~！シドニーのトキはそんな扱いなんですね。うちの近所のリスとかカナダグースみたいなものかもしれないですね。
  
  > 連日の雨、残念でしたね。確かに4日間もシドニーだと流石に行く場所に困りますね。
  > 私は8月に行ったけど、とても暖かくて気候的にはベストでした。3月だと暑いのかな？と思いますがどうだったのでしょうか。
  
  結構「晴れ女」だと自負していたんですが、シドニーではダメでしたね。３月上旬、気温は気持ち良かったですよ。カーディアンを羽織るくらいだったと思います。
  
  > 大雨で土砂崩れでブルーマウンテンにも行けず、というのはテンション下がりますね。
  > ブルーマウンテン、確かにあれだけ緑の多い渓谷は珍しいかもしれません。
  > でもアメリカの大自然に比べたら、全然たいしたことないので、それほど残念に思わなくてもいいかなーと思います。
  
  優しいお言葉、ありがとうございます。
  
  Emmy