2024/01/08 - 2024/01/24
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funasanさん
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ある友人の一言で私のクルーズ熱が再燃しました。
「funasan、バルセロナからクイーンエリザベスに乗って、地中海、スエズ運河、紅海、インド洋を渡ってシンガポールまでクルーズ旅行してきたよ。たった1人でね」
また、ある旧知の御夫婦と会食した時、奥様が嬉しそうに言ってました。
「funasan,来年の5月に、クイーンエリザベスに乗って日本周遊クルーズします。せっかくなのでスイートルームにしました。もう健康寿命長くないので、行ける時に行っとかなきゃね」
私は4年前(2020年2月)に勃発したダイヤモンドプリンセスのコロナ感染以来、もうクルーズには乗らないだろうな~、と思っていました。しかし、彼らの話を聞いて“突然”私のクルーズ熱は火を噴き「シドニー発ニュージーランド周遊クルーズ14日間」に行ってきました。
飛行機はカンタス航空、シドニーのホテル(前泊・後泊)はシドニーハーバー・マリオット、そして、客船は14万トン級の「ロイヤルプリンセス」(写真)です。船の客室は少し奮発して「ジュニア・スイート」にしました。妻と2人の豪華クルーズ旅行になりました。
私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm
※新著『がん患者よ、旅に出よう!』キンドル版・ペーパーバック版
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正月明けの1月8日(日)夜10時、羽田発のカンタス航空(写真)60便に搭乗しました。シドニーまでの直行便で、フライト時間は10時間あります。日本とシドニーの時差は+2時間なので、到着は1月9日(月)の午前10時(日本時間午前8時)です。
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機材は「エアバスA330」で、エコノミ―席の座席配置は横2-4-2です。満席の機内(写真)ですが、日本人はほとんどいません。大半がオーストラリア人のようです。
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座席は狭く座り心地も良いとは言えませんが、シドニーまでの直行便です。耐えるしかありません。幸い窓側2席を確保していたので、妻と仲良く深夜のロングフライトです。写真:機内食(夕食)
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ここで夫婦の差がでました。どこでも眠れる妻は窓側にもたれて熟睡です。私は機内では眠れません。うとうとする程度でシドニーまでの10時間のフライトはとっても苦痛です。
写真:機内食(夕食) -
それに私は最近トイレが近くなり自宅では頻繁にトイレに行きます。飛行機に乗るときは「通路側」指定が絶対条件になりました。妻は違います。朝までトイレに行きません。
写真:機内食(朝食) -
「おはよう!」妻のお目覚めです。彼女は狭くて窮屈なエコノミー席で熟睡して気分よく朝食(写真)を食べています。私は寝た気がせず、頭がぼ~として食欲が出てきません。この差は大きい。
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それでも、窓からシドニーの美しい街並みが見えてきたら、気分が盛り上がってきました。有難いことに今のところ1晩くらいの睡眠不足は何とか自然に解消できる健康体です。時差が2時間しかないのにも救われます。
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オーストラリア入国には事前に電子渡航許可「ETA」(Electronic Travel Authority)を申請しなければなりません。しかも、現在は専用アプリ「AustralianETA」でのみ受け付けています。
写真:スマートゲート「キオスク」Passport Controlに行く通路に多数設置されています。
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この専用アプリをスマホにダウンロード(無料)して顔認証を含めた登録をしなければなりません。実はニュージーランド入国も同じです。スマホに不慣れな人(私)には苦痛に感じますが、これを突破しなければオーストラリア・ニュージーランドに入国できません。
写真:スマートゲートの「キオスク」 -
スマートゲートはセルフサービス型の出入国審査システムで、最初に「キオスク」と呼ばれるパスポートの読み取りと質問に答えてチケット(写真)を受け取ります。日本国籍のパスポートをかざすと自動的に日本語表示になりますので全く問題ありません。
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次に「ゲート」と呼ばれる画像認識機能によってパスポートの顔写真と本人との照合を行へばOKです。非常にスムーズにオーストラリアに入国できます。次に税関申告があります。オーストラリアは食品の持ち込みに厳しい制限を設けているので気を付けて下さい。
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現時点で旅行者はエージェントや航空会社などの代行サービスを通してETA(電子渡航許可)を申請できないそうです。自分のスマホを旅行会社の窓口に持参して担当職員に手伝って申請してもらうことは可能かもしれませんが、確認していません。
写真:シドニー「サーキュラーキー」周辺 -
コロナパンデミックで世界中で非接触のサービスが拡大し、コロナ終息後もその流れが続いています。今や「スマホとネットの習熟」がなければ外国に行けない時代になってきました。もう前に進むしかないです。それが嫌なら「ガラパゴス日本」で安住です。クルーズ前泊のホテルは「シドニーハーバー・マリオット・ホテル・アット・サーキュラーキー」(写真)です。
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マリオットホテルの話は別の旅行記で詳しく紹介することにして、さっそく港に行ってみましょう。ここからは出発当日のストーリーです。
写真:シドニー港 -
シドニー港に来てみると、いきなり豪華客船「ロイヤルプリンセス号」(写真)とご対面です。真っ青な空に白亜の豪華客船、今日これに乗船すると思うと気分が一気に盛り上がってきます。
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我々夫婦は重いスーツケースもなんのその、ぐいぐい引っ張って客船に向かいます。すると、大きなスーツケースを引っ張って、何となく寂しそうな、ある人は憂鬱な顔つきした人達が歩いてきます。今日、クルーズを終えて下船した人達です。
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旅の始めがあれば、終わりもありますね。目の前に世界的に有名なシドニーのオペラハウス(写真)が見えます。私は盛り上がって夢中で写真を撮っていますが、下船した人達は素通りです。
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さて、乗船手続きをしようと客船に近ずくと長蛇の列(写真)です。チェックインの順番待ちですが皆さん大きな荷物を持っていません。
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様子が分からないので近くの係員に聞いてみると、スーツケースはクルーズターミナルで預けてここに並べ、ということでした。そして1枚の紙を渡されました。
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このお知らせのポイントは「前回のクルーズで複数名の乗客に胃腸病が発生し客船内の消毒のために出発が遅れる。そのためにクルーズターミナルを閉鎖して午後2時チェックインを開始する」
ヤバイ!客船内で感染症が発生したのか?
参考:gastrointestinal illness…胃腸病 -
午後1時チェックイン開始予定でしたが、早く来てもクルーズターミナルには入れず港周辺に乗客であふれてしまった訳です。我々も長い列に並んでチェックインをしたのですが、クルーズターミナルの中も大群衆でした。これが「危険」だった。大反省です。その話はまた後で。
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大幅に遅れに遅れてやっと乗船です。ロイヤルプリンセス号は総トン数:142,229トン、乗客定員:3,560人の巨大豪華客船です。大いに期待できます。まずは、フロント(写真)をちらっと見て客室に直行です。
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我々の部屋は上層階(12階)の中央部に位置する「ジュニアスイート」です。クルーズ代金はカテゴリーが同じであってもその部屋の位置によって代金が微妙に違ってきます。揺れの少ない中央部・上層階の客室を指定して予約しました。
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チェックインの時に受け取ったメダリオンを胸に下げ、自分の客室に近ずくと自然にドアが開錠されます。これはすぐれもので、非接触ドアの完成版ですね。プリンセスクルーズさん、よくやりましたね、拍手!
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いよいよ憧れの「ジュニアスイート」(写真)入室です。入ってみると「広い」。客室面積はバルコニーを含めて28㎡あり、都会のシティホテル並みの広さがあります。
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夫婦別々のツインベッド(写真)でお好きな時間に眠りに入れます。毎日、午前中の部屋掃除と寝る前の「ターンダウン」サービスの2回、担当クルーがベッドメイキングしてくれます。goodです。
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ジュニアスイートの特質は厚いカーテンを閉じれば、ベッドルームとリビングルームにセパレートできる、ということでしょうか。これは私にとって素晴らしい環境です。何故かって?
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早朝でも夜でも妻がベッドですやすやと眠っていても、私だけ起き出して、デスク周りの電気だけつけてパソコンや読書ができるからです。
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そして、もう1つ、実はこれが今回の一番の目的だったかもしれませんが…、高速インターネット接続が部屋でも、レストランでも、カフェでも、客船内のどこにいてもつながるのです。
写真:客室でのネット接続 -
シドニーを出航してニュージーランドまでタスマン海の大海原の上をクルーズします。この洋上で高速wifiがつながり、自宅と全く同じように仕事ができる。これはもうクルーズのネット革命です。
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参考までに、タスマン海の洋上にて、美味しいコーヒーを調達してきて、バルコニー(写真)でネット接続している様子です。最高です。
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このネット革命を起こしたのが、アメリカの民間企業、スペースX社の「スターリンク(Starlink)」です。
写真:バスルーム -
2023年9月時点で3000機を超える 小型衛星を打ち上げ、地球上のほぼ全域での 衛星インターネットアクセス を可能にしています。
写真:バスルームのバスタブ -
バルコニーに出てみると、目の前にオペラハウスが見えます。奥様はジュニアスイート客室の素晴らしさとバルコニーからの眺めに満面の笑顔でピースです。
写真:バルコニーにて -
私は持参したパソコンでネット接続を試して、自宅と全く変わらない速さに大感激です。そして、いつものことながら、次々と私の夢が広がります.
写真:バルコニーからオペラハウスの眺め -
これなら、次回、太平洋横断クルーズ、大西洋横断クルーズに乗船して「クルーズワーケーション」してみるか?
写真:バルコニーからのシドニー港の眺め -
展望デッキに出てみると出航を前にして乗客はお祭り気分です。お酒の好きな人は飲み放題プランに目がないですね。ちゃっかり宣伝をしています。
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オールインクルーシブ(食べ放題、飲み放題)のクルーズですが、アルコールは全て有料です。また、レギュラーコーヒーは無料ですが、カプチィーノ等のスペシャルコーヒーは有料です。
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子供たちはすでにプールで遊んでいます。プールの水が冷たくてとても泳げません。
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いよいよ出航です。写真中央にある大きなスクリーンはプリンセスクルーズの売りの「ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ」です。ここで毎夜映画が上映されます。
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クルーズ専属の歌とバンドの生演奏で出航を盛り上げてくれます。
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シドニーハーバー(写真)が遠ざかっていきます。
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そして、ステージ上ではプリンセスクルーズ専属ダンサー達が見事なダンスを披露してくれます。ダンスはもちろん、彼らの引き締まった体も素晴らしいです。何故かって?
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彼らのように引き締まった体をしている乗客は“ほとんど”いないのです。多くの乗客が異常に太っていて、のっそのっそと歩いています。
写真:海からのシドニー港の眺め -
飲み放題、食べ放題のクルーズ生活が楽しみで皆さん乗船しているのですが、食欲と健康は時として反します。
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欲望のまま人生を楽しんで早死にするか?禁欲して(節度のある食生活?)して長生きするか?
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人間の人生は意外と「平等」なのかもしれませんね。食欲のまま食べて飲んで、しかも、健康で長生きできるような「うまい話」はない、です。
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72歳になった私は今のところ健康で自由に外国に飛び立てます。とっても幸せな老後を送っています。
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今の私の願いはただ1つ、「健康寿命を延ばして最期はピンピンコロリと逝きたい」です。そのためには何を食べるのか?何を食べてはいけないのか?食べ放題のクルーズ生活で食欲と理性との戦いが始まります。
→「2泊3日タスマン海・洋上生活」に続く
参考:舟橋栄二著『夢の豪華客船クルーズの旅:大衆レジャーとなった世界の船旅』 出版社:22世紀アート( Kindle版、ペーパーバック版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B078LPSDYJ/
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