2024/01/20 - 2024/01/20
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funasanさん
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1/20(土)朝 7:00、ロイヤルプリンセス号は最後の寄港地「 ベイ・オブ・アイランド(アイランド湾)」に到着しました。ここはオークランドから北へ車で3時間ほどで行ける国内有数のマリンリゾート地です。
美しい入り江と点在する大小の島々、静かな砂浜、原生林の森、それらの自然を満喫する海のアクティビティが豊富ということです。今日はテンダーボート(写真)に乗って「パイヒア」に上陸します。
私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm
※新著『がん患者よ、旅に出よう!』キンドル版・ペーパーバック版
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遠くに「ベイ・オブ・アイランド」(写真)が見えてきました。この付近の海には、イルカやペンギン、カジキ、クジラ、カツオドリなど野生動物が多数生息しているとのことです。
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いつもの私の早朝の幸せタイム、ビュッフェレストランで甘いデニッシュとモーニングコーヒーを味わいながらパソコン(写真)を開きます。その後、妻が合流して朝食です。
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「ベイ・オブ・アイランド」には手付かずの大自然が残っており、それらを存分に楽しむなら、湾内と近海を巡るクルーズや自然満喫のアクティビティが多数あります。
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しかし、各種のツアー・アクティビティは時間・体力そしてお金も必要です。我々夫婦は気楽で無料の「パイヒア」観光だけにしました。まずはテンダーボート(写真)に乗って上陸です。
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クルーズ船は外から見るとその巨大さ(写真)が分かります。特にテンダーボートで客船から直接海に出ると迫力があります。
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ロイヤルプリンセスのシップデータによれば、総トン数は142229トン、全長330m、全幅38.4m、デッキは18階まである巨大船(写真)です。テンダーボートに乗船している皆さんはウキウキ顔でgo,go,です。
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私はテンダーボートが客船から離れていくシーン(写真)が好きです。波の揺れを体で調整しながら必死で写真を撮りました。
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そして、ロイヤルプリンセス専用波止場(写真)に到着です。
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波止場の周囲は波穏やかな入り江(写真)になっていてヨットが多数停泊しています。
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またビーチに沿って低層階のホテルも建っているようです。恐らく「コプソーン ホテル & リゾート ベイ オブ アイランズ」でしょう。Booking.comで検索してみて下さい。泊まってみたくなるようなビーチリゾートです。
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波止場の先にクルーズ客専用の大型バス(写真)が待っています。このバス(無料)に乗ってパイヒアの中心まで連れてってもらいます。
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バスで15分も乗車するとパイヒアの中心(写真)に到着です。ロイヤルプリンセス専用のバスはピストン運行していますので、好きな時に来て好きな時に帰れますので便利です。
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すぐ近くに、いきなりヘリコプター(写真)が降りてきてびっくりしました。これは「アイランズ湾とホール・イン・ザ・ロックの絶景を望むヘリコプター遊覧ツアー」です。
https://www.viator.com/ja-JP/tours/Paihia/Bay-of-Islands-and-Hole-in-the-Rock-Scenic-Helicopter-Tour/d59191-5323SAH20 -
「Paihia」(パイヒア)はベイ・オブ・アイランドの中心の町です。この名前の由来は、マウリ語の「pai(良い)」と英語の「here(ここ)」を組み合わせて「ここはよい所」と表したと言われます。
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今日は1月20日の土曜日、広い芝生で何やらマーケット(写真)が開かれていました。ちょっと覗いてみました。
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地元の「はちみつ」試食、搾りたての生ジュースやパン、キウイ、アボカド、その他の農産物も多数売っていました。お昼頃にここに来てランチのかわりに色々飲食すると楽しいでしょうね。
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恐らく、ここは「ファーマーズマーケット」(注)でしょうね。
注:主にその地域の生産者農家が複数軒集まって、自分の農場でつくった農産物を持ち寄り、消費者に直接販売するスタイルの市場 (ウィキペディアより) -
壁掛けパネルなんでしょうか、魚をモチーフにしたインパクトのあるお土産です。色彩も鮮やかで私はつい立ち止まって見入ってしまいました。
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特に、朝の光がここに当たると魚(写真)が泳いでいるようなリアル感があります。見事な芸術作品です。
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マーケット広場の裏に「Williams House Public Library」(写真)がありました。この建物は1840年代に建築され、ウイリアム・ファミリーが所有していたものです。
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現在はコミュニティ図書館とコミュニティ古本屋が入っています。ここでは無料の公衆無線LANが利用できて、便利でした。
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パイヒアの町自体は非常に小さく、端から端まで歩いて15分ほどの広さです。小さな街のメイン通りでもあるウィリアムズ・ロード(写真)は、まさにリゾート感たっぷりの雰囲気で、多くの人が行き交っています。
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Paihia War Memorial Hall(写真)がありました。1840年に先住民のマオリ族と西洋からの入植者の間で衝突が続いていました。この争いを最終的に収めることになったのがワイタンギ条約で、この画期的な条約は「パイヒア」で締結されました。
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ワイタンギ条約により、正式にニュージーランドは英国領として認められ、同時にマオリ独特の土地や文化の継承が約束されました。パイヒアは、ニュージーランドの歴史にとって重要な役割を果たした街であった訳で、まさに「ここはよい所」(パイヒア)です
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海沿いに走る「マーズデン・ロード」にホテル・レストラン等が建ち並んでいます。この先の港の入り口に海に突き出たシーフードレストランがありました。
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いい雰囲気のレストラン(写真)だったので、海を眺めながらコーヒー休憩にしようと思いました。ところがむし暑いのですね。NZの夏は日本同様に湿気が多いと感じました。
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結局、コーヒーも飲まず、現地の物価調査としてメニューの写真を撮ってきました。現在、1NZドルは約90円くらいなので、コーヒーは4$~5$(360円~450円)と高くはないですね。
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しかし、食事メニューは高いです。
「180g Angus Cheese Burger」28$(2520円)
「Beer Battered Fish & Chips」34$(3060円)
「Free-Range Pork Ribs & Fries」34$(3060円)
こういうメニューを見ると、食べ放題のクルーズ船の有難さが分かります。 -
パイヒアの中心だけを徒歩観光して昼過ぎには船(写真)に帰ってきました。船に帰れば快適な客室と豪華なランチビュッフェ・デザートビュッフェが待っています。
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まずは部屋でシャワーを浴び、その後、ビュッフェレストランで軽いランチ、その後、客室にもどってベッドでお昼寝です。客船内は全部エアコンが効いていて快適に過ごせます。
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実はパイヒヤ観光には市街地以外にもう1つ大事な場所があります。「ワイタンギ条約グラウンド」です。1840年、ここでイギリスとマオリの人々との間にワイタンギ条約が結ばれました。
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ワイタンギ条約の内容は次の3か条からなっていました。
①全てのマオリは英国女王の臣民となりニュージーランドの主権をイギリス王権に譲る。
②マオリの土地保有権は保障されるが、それらの土地は全てイギリス政府へのみ売却される。
③マオリはイギリス国民としての権利を認められる。 -
この条約締結の背景には、ニュージーランドへの貿易と入植を目的としたフランス人等による土地の購入がありました。これを警戒した英国政府は、先住民族のマオリの首長達と条約を締結して、ニュージーランドの主権の所在を明確化し、英国の権益を確保しようとしたのです。
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ワイタンギ条約締結後のマオリの境遇は、英国とフランスとの間の権益争いに利用された挙句、見捨てられたとの見解もあります。混乱の原因は英語で書かれたワイタンギ条約をマオリ語で忠実に表現できなかったことにあるようです。
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土地所有権その他、権利関係があいまいな部分があり、今もなお、ニュージーランドでは、ヨーロッパ系の人々が(本来の)マオリの土地を占領し、マオリに対して完全な自治や文化的尊重をしている訳ではなく、部分的に施しているに過ぎない、という側面もあります。
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それ故、ワイタンギ条約締結後から今日に至るまで、マオリの抵抗運動は続いているそうです。イギリスのニュージーランド統治はうまくいっているように見えますが深堀すると問題点が見えてきます。
参考:舟橋栄二著『夢の豪華客船クルーズの旅:大衆レジャーとなった世界の船旅』 出版社:22世紀アート( Kindle版、ペーパーバック版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B078LPSDYJ/
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