2023/07/23 - 2023/07/23
68位(同エリア123件中)
ロク69さん
7月23日は今夏スイスハイキングの最終日、明日の帰国準備もあるので「近くの場所を歩こう」ということで、フィッシャーアルプの散策と決めた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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天気は晴れなので山々の眺望が得られるだろうと期待してロープウェイで上がる。本日のルート図、ロープウェイ駅から左方向のベットマーアルプ方面に向かう。3日前(7/20)にリーダーアルプからベットマーアルプへ歩いた時に、最後はフィッシャーアルプへ向かわずベットマーアルプから下山しているので、フィッシャーアルプからベットマーアルプまでの距離やコースの様子を確認するのも目的だ。
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ロープウェイ駅から左手のベットマーアルプ方面へはなだらかな道が続いている。ゴムス谷を隔てて南方向の山々が見える。左から尖りピークのヒレホルン(Hillehorn、3180m)、鞍部を経てボルテルホルン(Bortelhorn、3193m)、右手前の平らなピークはベットリホルン(Bättlihorn、2951m)だ。空はやや霞がかっていて柔和な雰囲気がある。
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その左方向は、右からヘルゼンホルン(Helsenhorn、3273m)、大きな鞍部はクリーグアルプパス(Chriegalpass、2533m)、左にピッツォ・チェルヴァンドネ(Pizzo Cervandone、3210m)と続いている。左端はロートホルン(Rothorn、2886m)、ビン村から登ったメッサー湖(Mässersee、2119m)から見えた山だ。
参考:メッサー湖へ登った記録(2019年)
https://4travel.jp/travelogue/11581469 -
ずっと右に眼を転ずると、霞んではいるがミシャベル山群が見えている。中央右にはドム(Dom、4546m)を中心とした山塊、左にアルプフーベル(Alphubel、4206m)、さらにこんもりとしたアラリンホルン(Allalinhorn、4027m)まで認識できる。
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アップダウンが少ないコースなので景色を楽しみながら進んでいると、いつの間にかベットマーアルプから上がってくるチェアリフトの駅が見えてくる。ヴルツェンボード(Wurzenbord、という場所らしい。2215m)。背後に幻想的に見えているのはワイスホルン(Weisshorn、4505m)と右肩のビスホルン(Bishorn、4151m)だ。
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前方右手にはネストホルン(Nesthorn、3820m)がすっくと聳えるのが見えてくる。さらにウンナーベハホルン(Unnerbächhorn、3554m)、グリシックホルン(Grisighorn、3177m)と続く山並みはネストホルンの護衛峰のようにも見える。
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ネストホルンの右はオーバーアレッチ氷河の谷を挟んでギザギザの壁のようなフスヘルナー(Fusshörner、3496m)が見える。
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そして右にはベットマーホルン(Bettmerhorn、2871m)とゴンドラの上部駅、さらに右下にはシェーンビール(Schönbiel、2293m)のリフト駅が見える。
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少し進むと先日横を通過したベットマー湖(Bettmersee、2009m)が見えてきた。ここまで1時間15分くらいの所要時間なので、先日の帰路はベットマーアルプからリフトに乗ってヴルツェンボードまで行けば1時間足らずでフィッシャーアルプへ行けただろうと分かる。
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右手にはフスヘルナーの壁が大きく広がる。右からガイスホルン(Geisshorn、3740m)、頂部氷河の左にロートシュトック(Rotstock、3699m)、ギザギザのフスヘルナー右の一際高いのがグロッセス・フスホルン(Grosses Fusshorn、3627m)だ。これらの手前に広がる氷河はドリーチ氷河(Drietschgletascher)というようだ。
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今日は霞が掛かって薄くしか見えないワイスホルンとビスホルン、ワイスホルンと重なる手前の黒い山はブルネックホルン(Brunegghorn、3831m)だ。
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ゴンドラの架線越しの左はフレッチホルン(Fletschhorn、3985m)、右にミシャベル山群が望まれるが、やはり薄い景観だ。
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もう一度ベットマー湖を眺めてからコースを折り返し帰路に着く。
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帰路の右手遠方に氷河を抱くラッペホルン群(OberRappehorn、3175m、Rappehorn3158m)、さらにブリンネンホルン(Blinnenhorn、3374m)の山並みが続く。
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フィッシャーアルプのロープウェイ駅まで戻ると谷間にパラグライダーが飛んでいるのが見えた。
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これらを追いかけるように駅舎を右手に見てコースをさらに進んでみると、これまでと違う山の眺望が現れてくる。左奥はオーバーアールホルン(Oberaarhorn、3631m)、中央の三角ピークはワセンホルン(Wassenhorn、3447m)、さらに平らな頂部に雪を持つヴォルデレス・ガルミホルン(Vorderes Galmihorn、3507m)も見ることが出きる。
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この日はパラグライダーが5~6機飛んでいて山々を背景に気持ちよさそうにフライトしている。
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同じアングルでもう一枚、背景の山は同じだがグライダーは常に動いているので写真の雰囲気は少し変わる。このルートは2017年にアレッチ氷河沿いに歩いたハイキングの後半に来ている。
参考:2017年の記録 https://4travel.jp/travelogue/11303046 -
最後にベルワルドの収録を見ながらロープウェイでフィーシュまで降った。
本日の全行動時間3時間、休憩15分、実動2時間45分、距離8.0km、登り・降りとも343mだった。
遠方は霞気味で薄い眺望だったが、好天気の中フィッシャーアルプ~ベットマーアルプの周辺の散策、位置関係、距離感を実感できた1日だった。これで2023年のスイスハイキングは無事終了、明日帰国の途に就く予定だ。
4年ぶりに訪れたスイスは昔通りの美しい景観とアルペンの空気を大いに感じることができた楽しい旅だったと思う。ただし、この3年間のブランクは高齢な我が家にとって体力の衰えも実感させるものもあった。これまでの「速く・高く・長く」をモットーにしてきた我が家のハイキング・スタイルを今後再考するきっかけにもなる今回の旅だったと思う。2024年も計画しているところです。
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