2024/02/02 - 2024/02/03
122位(同エリア356件中)
元杜鉄工さん
この旅行記スケジュールを元に
最近は四国のお城にハマり気味。四国に4つある現存天守はすべて制覇したので、次に気になっていた今治城に行ってきました。
築城されたのは関ケ原の後なので戦乱とは縁がなかったお城ですが、家康の天下統一を確実なものとするために画期的な構造として、その後に築城されたお城にも影響を与えたとか。
海に面し堀の水も海水、さすがは来島海峡を望む陸海の防衛拠点といったお城は築城の名手、藤堂高虎の名作でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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岡山から特急で約2時間、今治駅に到着。
福山まで新幹線でしまなみ海道をバスで行くのもあり。今治駅 駅
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駅前にはお城の看板(デカい)。
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駅前の大通りを海の方へ向かって歩く。
巨大なオブジェを発見。今治は造船でも知られますからね、スクリュープロペラの本物みたいです。呉駅前にあったやつよりかなり大きい! -
プロペラの隣の敷地の市役所もデカい。造船所がいくつもあるので潤っていそう。
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市役所前の大通りを進んで海が見えてきました。
写真左の小屋は瀬戸内ならではの「水上交番」。
右の黒い4階建てが「はーばりー」。1階がフェリー乗船券売り場で2階以上が休憩スペースやオフィスが入っているようです。みなと交流センター はーばりー ショッピングモール
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サイクリストの休憩スペースがありました。
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島々へ向かうフェリーターミナルでもあります。ちょうど大三島へ向かうフェリーが出ていきました。
大三島ブルーライン 乗り物
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さらに歩いてお城が見えてきました。
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港の角に「さくら門橋」石碑を発見。堀に海水を取り入れる地点がまさにここ。通称:呑吐(どんど)というらしい。下に水が流れているのでかつては橋だったはず。
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確かにお城の方向に延びる細い水路が見える場所あった。今もここを水が流れている。
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というわけで今治城に到着。お堀が広い。
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お堀には魚がいるみたいです。本当かなぁと覗いてみると…
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いた!チヌかな。
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堀の橋のたもとの到着。誰か立っていますね。背広着ているし殿様ではなさそう。
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まさかの今治造船の人みたいです。
日本最大の造船会社を築き上げ、今治を海事都市として発展させた功績は偉大で今治市名誉市民なんだそうです。今治城にもいろいろ関わったとか。 -
とりあえず中へ。堀の内側へはここともう1か所橋があります。
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途中で呑吐を正面から見えました。
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まっすぐ進んでいくと行き止まり。右に曲がって鉄門をくぐります。
お城の入口にして弱点である虎口をこのように曲げておくことで防衛力強化を図っています。復元されていませんが、足元の灰色部分にも門があって2段構えでした。1つ目の門を突破してもこの空間では3方向から攻撃されるので容易に進めません。 -
そんな仕組みを初めて作ったのがここ今治城であり、考えたのは藤堂高虎だったのです。家康の元、江戸城や和歌山城、大阪城にも携わり、今治城の経験を生かしたそうな。
そして鉄門の復元やこの像を建てたのが、先ほどの名誉市民らしいです。 -
場内にも立像や胸像がありました。今治人はこういうの好きなんですかね。
同じ愛媛でも「銅像建てても役に立たないから橋でも作りなさい」と言った方が宇和島にいたのですが。
https://4travel.jp/travelogue/11737611 -
ではお待ちかねの天守へ。
今治城 名所・史跡
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中は撮影禁止でした。よくあるお城の展示という感じです。
自然科学館が併設されており、愛媛県の「県の石」3種類が展示されていたり、たたくと高い音が出るサヌカイトなど石の展示が充実。第18次南極観測隊の砕氷艦艦長が今治出身の人で、その人が持ち帰った南極の石(柘榴石黒雲母片麻岩)もあった。
鳥や魚、昆虫などの展示もあるが、あまり手入れされずちょっと残念。今治に伝わる狸の民話は面白かった。 -
最上階の展望は撮影可。まずはしまなみ海道方面。呑吐も見える。
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北側は海がずっと見える。
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市街地も良く見渡せる。天気が良ければ石鎚山も見えるはず。
手前の神社は吹揚神社。4社が合祀され、今治城の別名にちなんだ名前となっている。吹揚神社 寺・神社・教会
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梅がちょっと咲き始めていました。
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入城券で3つの櫓も見て回れるとのことで順番に。
御金櫓の中は地元の水墨画家の作品展になっていました。題材になった今治の海の風景の写真と作品を見比べられました。
次の山里櫓は私費を投じて櫓を再建した議員のコレクション展示。焼き物とかいろいろあった。
どの櫓も受付に人がいて入場券をチェックされる。 -
ぶっちゃけ3番目の武具櫓がメイン。初手の御金櫓で「なんか期待していたのと違う…」ってなって切り上げる人もいそう。だんだん人が少なくなっていった気がするもん。
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武具櫓+鉄門の中を見学できます。築城400年記念で門が再建された時の映像や発掘された瓦などが展示されていました。
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見事な木組みで奇麗な内部ですが展示品はそれほど多くなく、がらんとした印象。
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門から枡形を攻撃する様子。
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一番奥まで行けますが、行き止まり。展示もそれほど多くはありません。
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長椅子があるので映像や解説を見ながら休憩するにはちょうど良いですね。
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鉄門を再建するにあたって移設された礎石が門のわきに置かれていました。
本来ならば再利用すべきだったのですが割れが入っているため交換されました。そもそも風化しやすい石灰岩が使われているのが原因。通常は使われない岩石ですが、付近でよく採石され加工がしやすかったので今治城では石垣などでもこの白い石をよく見ることができます。
藤堂高虎が知らなかったはずはなく、おそらく工期短縮などを天秤にかけていたのでしょう。 -
出るときに気づいたのですが、門の裏側の梁に使われている木材がかなり立派。
復元工事の映像中で紹介があったのですが、どこかの神社の御神木だったようです。 -
伊賀上野城に続いて(https://4travel.jp/travelogue/11856555)の藤堂高虎のお城訪問でしたが、面白かった。
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最後に堀の周りを一周。南側に昔の写真が展示してありました。
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今は櫓が再建され階段の向きが変わっているのが分かります。
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さて駅の方へ戻ります。バスを待つより歩いた方が速そうなのでブラブラ。
アーケードの前は「ドンドビ交差点」。付近に由来が書かれた碑があり、呑吐樋つまりここも堀の水位を調整するための装置があったらしい。 -
さがすと意外と昔の写真が展示されているのを見つけた。
手前の金物はサイクルスタンドかな? -
駅前には旧今治駅舎の写真。
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2024年2月11日で今治-伊予西条開業100周年ですって。鉄道のキャラに囲まれてもバリィさんはお船手放さないのね。
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今日はよく歩いたので少し早いですが、駅が見えるホテルにチェックイン。
ホテルクラウンヒルズ今治 宿・ホテル
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おなかすいたのでガッツリ晩御飯は中華にしました。今治駅周辺で居酒屋以外のお店が全然なくて貴重なお店。17時開店で割とすぐに行ったのですが先客が2組、18時には席が半分以上埋まる盛況ぶり。一人飲みからファミリーまで様々。
美味しかったです。 -
そしてホテルに戻ると平日限定の19時からの夜食。炊飯器からのセルフサービスでこの日は鯛めしでした。これも良かった。
翌日は今治の島観光へ。お城の次は要塞です→ https://4travel.jp/travelogue/11884468
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