2023/12/03 - 2023/12/04
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べるじゃらんさん
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時々宿泊する箱根塔ノ沢の一の湯本館。
広重の「箱根七湯図会」という浮世絵にも描かれた、江戸時代からの老舗旅館です。
セールの案内メールが届いたので、スケジュール上問題ない日を探してさっそく予約を入れました。
いつものように自宅から直接旅館に行くのも能が無いので、今回は小田原から伊豆箱根鉄道の大雄山線に乗り、天狗伝説がある大雄山最乗寺へ寄り道してから向かうことにしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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伊豆箱根鉄道、大雄山線の小田原駅改札です。
小田原にはよく来るのですが、大雄山線には乗ったことはありません。
ウィキペディアによると営業キロは9.6キロで駅数は12とのこと。 -
大雄山線の車両が停車しています。
左はJR小田原駅のホームです。 -
ドア上部にある大雄山線の案内図。
小田原駅の一番東側に位置しているホームから出発して、途中JR線、小田急線と交差し、終点大雄山に向かいます。
この時刻はかなり空いていますが、沿線に富士フイルムの工場や開発センターなどがあり、通勤時間帯は混み合うのではないでしょうか。
かつては大雄山への参拝用として敷設された鉄道でしたが、今は通勤用となっています。 -
沿線の住宅地を抜けて、終点大雄山駅に到着。
駅正面左には金太郎がクマにまたがっている像があります。大雄山駅 駅
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駅から大雄山へはバスで行きます。
ずっと上り坂の道を登り、終点の道了尊バス停までは約10分。 -
バス停からは緩やかな階段を上って行きます。
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大雄山最乗寺の由来について書いてあります。
ところで白い斑点があちこちに見られます。
誰かがペンキでイタズラしたようにも見えますが、それにしてはこの石碑だけでは無く、かなりの広範囲にこの白く丸い点が存在します。 -
参道の碑?にも白い斑点はたくさん付いていました。
コケなどの何かでしょうか? -
ゆるやかな階段はずっと続いています。
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最乗寺の瑠璃門に到着。
大雄山最乗寺 (道了尊) 寺・神社・教会
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境内図がありました。
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受付の白雲閣。
最乗寺のマークである天狗のうちわです。 -
鐘鼓楼を横から撮影。
正面には扉がありますが、中には鐘とか太鼓が収められているのでしょうね。 -
本堂です。
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多宝塔。
最乗寺のHPによると、1863年の建立だとのこと。 -
結界門。
左で烏天狗が不審者を見張っています。 -
右には天狗。
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ここから先は道了尊の聖域です。
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長い階段があります。
気合いを入れて登る。 -
御真殿という道了尊を祭ってある社の脇には、大きな天狗の下駄や羽うちわが置いてあります。
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人が履ける小さな下駄から大きな下駄までいろいろなサイズの下駄が置かれています。
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これがもっとも大きな下駄。
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キツネ像とカッパの天狗。
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奥の院へ続く門です。
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またしても階段。
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先ほどの階段よりも手強いぞ。
354段あるそうです。
地元はアップダウンが激しい土地なので、知らず知らずのうちに鍛えられたのでしょう。大変ではあったけれど、それほど苦も無く上ることが出来ました。
階段が何カ所にも分散しているので、合計の段数をネットで探してみたら708段とのこと。さすがに讃岐の金比羅さんには遠く及びません。 -
登り終えて、上から眺める。
やはり久遠寺の菩提梯のほうが傾斜の関係で怖く感じます。 -
奥の院です。
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絵馬がたくさん掛けてあります。
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万が一のことを考えて、帰りは横道から帰ります。
ここは道幅も広く、車も通ることが出来ます。
奥の院の裏に売店がありましたが、販売員さんとか商品の搬入は車利用でしょうね。
菩提梯も階段の男坂とこのような坂道の女坂があり、帰りは女坂から帰りました。 -
帰りのバスです。
階段がキツいと聞いていて、かなり時間がかかると見積もって朝早く家を出たため、まだ11時にもなっていません。 -
大雄山駅の近くでお茶の時間。
スワベ洋菓子店 グルメ・レストラン
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地元の人がたくさん買いに来ていました。
人気のお店のようです。 -
これは美味しそう。
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クリスマスの時期なのでシュトーレンを売っていました。
お土産に買って帰ろう。 -
かみさんはあしがら山という名前のモンブラン。
ロールケーキの上にマロンペーストが盛ってあります。
足柄産の栗を使っているそうです。 -
自分は山小屋の形をしたヒュッテというケーキ。
大好きなバタークリームを使っています。
人気No.2だそうな。
ちなみにNo.1はフルーツタルト。 -
駅前にある道了餅を売っているお店。
このお店は小田原駅の駅ビルの1階にも支店をだしているので、そこで和菓子を購入したことがあります。天んぐ 大雄山駅前店 グルメ・レストラン
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ここでは道了餅を買って、後で旅館で食べることにします。
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小田原へ戻る電車は葉うちわのヘッドマークを付けていました。
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小田原で昼食を摂ることにしました。
ここは以前来たことがあるお店。
駅前からすこし離れているため、観光客より地元の人が多い感じです。一膳飯屋 八起 グルメ・レストラン
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刺身類は時間がかかるとのことで、唐揚げ定食にしました。
唐揚げがけっこう大きめ。 -
小田原から旅館へはバスを利用して上塔ノ沢で降りることが多いのですが、本日は登山電車で箱根湯本へ行き、そこから徒歩で向かうことにしました。
途中、ちもとで定番の湯もちを購入。
これが箱根湯本で降りた理由です。
小田原の駅ビルでも購入出来るのですが、一度本店で購入したかったのです。ちもと 駅前通り店 専門店
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箱根湯本から国道1号を歩いて行きます。
途中、水力発電の取水場があります。 -
土木遺産ということで緑色のプレートが張ってありました。
登録有形文化財のプレートと似ています。
以前成田で新勝寺からの帰り道として歩いた電車道。トンネルが土木遺産であったことを思い出しました。 -
函嶺洞門です。
崖からの落石から人や車を守るために作られたトンネル状の道です。
昔はここをバスが通っていたのですが、道が狭いために脇にバイパスを造りました。今はバイパスを使うために函嶺洞門は通行禁止となっています。
ここを通ったバスに乗った記憶が微かに残っています。函嶺洞門 名所・史跡
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玉ノ緒橋の向こうに宿が見えてきました。
塔ノ沢一の湯本館 宿・ホテル
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何回も来ている旅館なので、あまり撮影意欲はわきません。
古い旅館なのでやはり登録有形文化財に指定されています。 -
宿泊客が湯あがりに自由に食べることが出来るアイスが新設されていました。
いろいろとお客さんのための努力をしています。変わっていないようで変わっているのですね。 -
今日の部屋は3階の「乙女」の間。
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入口の扉を開けると、前室にはいきなり冷蔵庫!
部屋へ入ろうと正面の襖を開けたら押し入れでした。
もしかしたら、この部屋は初めて? -
前室の左側の襖を開けると主室に。
ふたりにはけっこう広めの10畳の部屋です。
広縁と床の間があるのでそれ以上に広く見えます。 -
座卓にはお着きのお菓子、というかお着きの果物が置いてありました。
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一の湯の案内図と鍵。
チェックイン時に家族風呂を15:30に予約しました。
いままで何回も一の湯本館の防備録を旅行記として書いているので、今回は浴室の写真は無しです。 -
乙女の部屋の鍵。
箱根らしく寄せ木細工のキーホルダーです。 -
広縁には洗面台とその右下に避難用のはしごが設置されています。
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カーテンを開くと早川が流れています。
せせらぎというよりは大きい音ですから、気になる人は眠れないかもしれません。
大雨の時は激流になるだろうから、かなり大きな音になるのでしょうね。 -
お着きのお菓子代わりに道了餅を食べてみました。
中は粒あんをくるんでありました。 -
夕食会場のレストラン神山。
一の湯の見どころはあえてシャワーや水道栓を作らず、掛け流し温泉の上がり湯で江戸時代の入浴作法を味わうことが出来る2カ所の大浴場。大理石の貸切家族風呂。数寄屋造りの和室などたくさんの見どころがあります。
木造4階にあった畳敷きの大広間を改装してつくったこのレストランも、ホテルで言うところのメインダイニングの雰囲気です。 -
一の湯の食事はグループ館全てが同じ料理。
セントラルキッチンで作られた料理を出すことで、宿泊料の低価格化を実現しています。 -
連泊客には2日目に少し異なる料理が出るそうですが、基本的にはこのお品書きの料理をグループ館全ての宿泊客が食べているわけです。
なおオプションで舟盛りの刺身など数種類を追加できます。 -
メイン料理はしゃぶしゃぶです。
料理は季節ごとに変わります。 -
ホタテ貝の殻を器にしたバター焼き。
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八寸です。
左上は2段になっていて、上段は焼カツオで下段は塩鯖。
上中央は一の湯特製豆腐。
左上は精進饅頭。
左下がふくさ焼。
下中央は小なす。
右下は小松菜です。 -
八寸の左上、焼カツオと塩鯖。
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香の物は一の湯の売店でも販売している焼生姜。
なかなか美味しいのです。 -
そしてドリンク類は時間制限がありますが、アルコール類を含めフリーとなっています。
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そして第二メイン。
金目鯛の煮付け(二人で一尾)。
これがまた美味い。
かつてはこれはオプションでしたが、いまでは夕食の一部に組み込まれました。
オプションだった頃はこれを注文していたので、今はその分安価に泊まれているわけです。 -
デザートとコーヒー。
一の湯の食事は最初に宿泊したときと比べ、かなり進化しています。
中毒性があるみたいで、年に数回は無性に一の湯の食事を食べたくなるのですよ。 -
屋内なのにひさしや屋根を数寄屋風に模した客室。
老舗旅館にはこのような造りの客室が良く見られます。
そして全ての客室が全く異なる造りとなっています。
これがホテルと異なり違う客室にアサインされたときの楽しみなのです。
外国人が多いのも頷けます。 -
さて翌朝。
昨夜と同じレストラン神山で朝食です。
このような料理類が予めテーブルにセットされています。
一番右のガスコンロに置いてあるのはアサリの味噌汁。
アツアツの味噌汁を飲むことが出来ます。 -
火を付ける前の蒸籠の中です。
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左上は杏仁豆腐、中は明太子、右上は温泉タマゴ。
左下はモロヘイヤ、中はごぼう、右下は生姜昆布。
あれ?いつも出る鹿児島産の麦味噌たくあんが無いよ。 -
お盆の開いているスペースには温かい塩鯖が置かれました。
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これもセントラルキッチンで作られた料理。
朝食はお品書きが無い旅館が多いので、きちんと説明があるのは嬉しい。 -
蒸籠の中身が蒸し上がりました。
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一の湯の売店でお土産の麦味噌たくあんを購入し、宿を10時にチェックアウト。
麦味噌たくあんは一の湯の朝食で良く出る鹿児島名産の漬物です。
大好物なので、一の湯に泊まった際は必ず購入して帰ります。
帰りも箱根湯本まで歩き、箱根湯本から登山電車で小田原へ。
いつも立ち寄る小田原の地下街の八百屋さんで、地元産のフェイジョアを購入。
このお店は時々珍しい物を売っているので楽しみなのです。
今回のお土産は麦味噌たくあん、フェイジョア、そして大雄山で購入したシュトーレン。暫くは旅の余韻を楽しめそうです。
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