川越へ1泊小旅行

2023/11/28 - 2023/11/29

近いのだけれどなかなか行きたい場所が探せず、関東で唯一旅行記を書いていなかった埼玉県。
長瀞とか秩父などの観光地はあるものの、温泉という魅力に欠けるために行きそびれていました。
東京通勤圏なのであまりにも近く、忘れていたのが小京都・川越。会社勤めの時は川越から通っている人が多く、観光地というイメージがなかったのでしょう。
リタイアして時が経ち、改めて思い起こせば観光に行くのも良いかなということで、日帰りでは無く1泊ということで出かけてみました。

エリア 川越(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅は西武新宿から。
西武線はなかなか乗車することがない路線です。
新宿プリンスホテルと最近出来た東急歌舞伎町タワー。

終点の本川越駅で降りて、先ずは荷物を預かってもらうために本日の宿へ行きます。

デイリーホテル川越店 宿・ホテル

その後は昼食。
鰻も食べたかったのだけれど、川越の有名店ということでこちらを選びました。

小江戸 オハナ グルメ・レストラン

親子丼を注文するのは決めてあるけれど、玉子焼きも美味しそう。

店内。
堅そうな木の椅子と狭そうなテーブル。
長居もしづらそうですし、狭い店内を有効活用するための苦肉の策なのでしょうね。

入レトロなレトロな流しが残されていました。
昔はこのお店、何だったのでしょう？

親子丼が到着。
大きな器だな。

中身もぎっしり入っています。
タマゴが半熟状態なのがいいね。
とろとろで美味しい親子丼でした。
親子丼だけで無く、こういったとろとろタマゴのカツ丼も食べたいな。

玉子焼きも到着。
わさびが付いているのがポイントかな。
これもふわっとしていて美味しい。
人形町の鳥近さんや鳥忠さんの玉子焼きも美味しいけれど、甲乙つけがたいといったところです。

龜屋 川越本店。
あいにく外装を修理しているところで、足場が組まれていて伝統ある外観を見ることが出来ませんでした。
なにか最近このような事例が多いようです。
島原城がそうだったし、道後温泉本館もそうでした。

亀屋 本店 グルメ・レストラン

外装工事中ですが、きちんと営業はしています。
名物の亀の形の最中を購入。

レトロな看板も点在しています。

アールデコの店構え。

これは最近の建物のようですが、こちらもアールデコ調？
何か屋根にも描かれている？

この風景こそ蔵造りの町。
明治の川越大火により中心部を焼失してしまったため、火災に強い蔵の構造を採用したとのこと。

有名なうなぎ屋さん。

思わず入ってみたくなる古そうな喫茶店があります。

シマノコーヒー 大正館 グルメ・レストラン

パフェを注文。
伝票も持って帰りたいくらい味があります。

旧山崎家別邸。
先ほどお菓子を購入した亀屋の5代目の隠居場所、として建てられた住居とのこと。
和風建築と洋風建築をうまく折衷した建物です。
中身はステンドグラスが多用されていました。

旧山崎家別邸 名所・史跡

応接室でしょうか。

階段にもステンドグラス。

サンルームもありました。

亀屋のとなりにある山崎美術館。
美術館の中は撮影出来ませんが、見学後にお茶とお菓子のサービスがあります。

山崎美術館 美術館・博物館

お茶菓子は当然亀屋の看板商品。

亀の最中。
ここで食べられたのだから、購入しなくてもよかったな。

川越を歩いていると、何故か小学生の遠足？で子供がたくさんいました。

特に菓子屋横町は子供たちに大人気です。
麩菓子とか豆菓子、サツマイモのお菓子がたくさん並んでいます。

遠足？の子たちがみんな持っているのが長い大きな麩菓子。
大黒柱と言うらしい。
さすがに大人がこれを持って電車で帰るのは勇気が要る。

自分たちは、いも恋という饅頭が美味しそうだったので買ってみました。

菓匠右門 菓子屋横丁店 グルメ・レストラン

外観は普通の饅頭ですが中身は二段になっていて、輪切りサツマイモの上に餡子が乗っています。それを皮で覆っているのです。
ホクホクの饅頭ですからとても美味しい。

古い和菓子屋さんの中に芋菓子の歴史館があったので入ってみました。
急な階段の上にあります。
中は昔お店で使っていた道具や袢纏、諸資料が展示されていました。

芋菓子の歴史館 美術館・博物館

ホテルに戻ってきました。
入口のドアにはネコの絵。

フロント奥のロビー。
電子レンジとふくらはぎのマッサージ器。
川越歩きで脚が張った人用でしょうかね。

チェックインして部屋へ。

ビジネスホテルなので広い部屋ではありません。
ただ、このホテルは観光的にはとても良い場所にあるのがgood。

入口付近を撮影。
他のビジネスホテルと同様にクロゼットは無く、壁のフックにハンガーを掛けるだけ。
ロビーにウェルカムドリンクがあったので、持って来ました。

バスルームも標準的ビジネスホテルの仕様。

シャンプー類はポーラ製。

窓の外です。
大正浪漫夢通りが見えます。

翌朝の川越。
夜景とほぼ同じ場所を撮影。

無料で付いている朝食があるのでとても嬉しい。
品数は多くないですが、バイキングとなっています。

朝食後は付近の散策から。
喜多院の多宝塔です。

喜多院 寺・神社・教会

喜多院慈眼堂。
階段の上からのモミジがなかなか。

カラスを祭る神社です。

川越熊野神社 寺・神社・教会

歯医者さんのステンドグラス。

昨日も撮影したアールデコ様式の建物

蔵造りの建物。

手焼きの団子屋さんがありました。

焼けたしょうゆの香ばしい香りが付近に漂っています。
ウナギや焼き鳥と同じで、匂いが何よりの宣伝になっています。

10時のおやつです。
素朴なおいしさが良いね。

時の鐘。
周りは外国からの観光客でいっぱい。
今では日に4回自動的に鳴らしているようです。

おそば屋さんの建物です。

懐かしい牛乳箱。
昔は多くの家で毎朝牛乳を配達してもらっていました。
牛乳配達の自転車が通るときの牛乳瓶の音は、懐かしい記憶として耳に残っています。

細い道に入ると現役の映画館があります。
名画座といった感じです。

川越スカラ座 名所・史跡

この日は休館日でしたが、営業日の夜はネオンが点るのでしょうか？

川越スカラ座 名所・史跡

映画館の隣が本日の昼食場所。

国登録有形文化財 モダン亭太陽軒 グルメ・レストラン

扉の隣に緑のプレートがあります。
登録有形文化財のプレートです。

建物を角から撮影。

角の入口みたいな部分は今は入口としては使用していません。

混むといけないので、開店時間の11時で予約していきました。
営業開始時間になったので入りましたが1番客です。

入口を入ると中央に2階席への階段、左右に部屋があります。
これは左側の部屋。
自分たちは右側に通されました。
厨房などは階段の後ろ側にあるようです。

お箸と洋食器がセットされています。

紙製ランチョンマットは持って帰りたいくらい素敵なデザインです。

1922年だから大正12年の建物です。

隣の大きなテーブルにもお皿が置かれていました。
このあと同窓会っぽいオバちゃまが大勢座りました。
思い出話で賑やかなことこの上ない。
この後続々とお客さんが入って来たので、予約して良かったのでしょうね

メニューです。
注文したのはランチメニューのモダン洋食セット。

天井や壁の灯りもムードがあります。
夜はこれだけだと暗めかもしれません。

角の入口みたいな部分にもステンドグラスがあります。

先ずはソースとドレッシングが運ばれてきました。

料理が運ばれてきました。
セットの内容は
本日のオードブル
特大エビフライ
カツレツ
ホワイトシチュー
トマト風味のポトフ
付け合わせ
パン（ライスも選べますが、パンを選択）
アイスクリン
コーヒー又は紅茶

本日のオードブル。

お子様ランチみたいに旗が立っていました。
自分は星条旗。かみさんは日の丸。

付け合わせ。

大きな海老フライ。
隣はミニサイズのカツレツ。

ホワイトシチュー。
小さな容器なので、すくいにくい。

パンはフランス風で表面が少し固い感じ。

トマト風味のポトフ。

デザート。
川越らしく、サツマイモのチップが乗っています。
メニューに載っていた写真よりも豪華だな。

最後にコーヒー。

しばらく川越の町をぶらついてからホテルに戻って、預けてあった荷物をピックアップ。
遅くなって帰宅ラッシュとぶつからないように、すこし早めに食事して帰ることにしました。
川越の丸広百貨店。
今やデパートが残っていること自体が凄い。

昔懐かしいデパート食堂のファミリーレストランにも惹かれたけれど、隣の和食屋さんにしよう。

そば処 丸喜 グルメ・レストラン

サンプルの種類も多い。

カレー南蛮のCセットにしよう。

お重は鎌倉重。

カレー南蛮。
昼ご飯を食べてからそれほど時間が過ぎていないのだけれど、意外に食べられるものですね。

この後本川越駅まで歩いて西武線で帰宅。
1泊2日の小旅行でしたが、初めての川越も神奈川県民にとっては十分楽しめるものでした。
地方の小中都市も何かと面白みがありそう。
まだ行ったことが無い県もあるので、それがある程度終わったら近県の都市巡りも良さそうだな。意外と面白い場所があるのだろうな。
本当はもっと海外を回ってから始める予定だった国内めぐり。
コロナのせいで開始が早まってしまいました。
円安もあるし、海外が遠のいています。