2023/11/16 - 2023/11/18
68位(同エリア91件中)
montarouさん
- montarouさんTOP
- 旅行記125冊
- クチコミ4件
- Q&A回答0件
- 56,979アクセス
- フォロワー11人
ネパール周遊記14. 2023年11月1日に日本を発ち、11月28日に帰国した。ネパールに向かう飛行機から8千m峰の4峰を見て、エベレストの遊覧飛行で、8千m峰のチョオーユーとシシャパンマを見た。その後、ヒンズー教とチベット仏教の聖地が共存する標高3842mのカリンチョーク(Kalinchowk)を訪れ、帰りに古都のバクタプルに立ち寄った。カトマンズではタメル地区、ダルバール広場、ボダナート、パシュパティナートを訪れ、その後ポカラからベニを経て、タトパニ温泉、アンナプルナやダウラギリ山群を見るために標高3313mのMohare Dandaに登った。帰りはシンハ硫黄泉(Singa Tatopani)で入浴し、ポカラに戻りサランコットで一泊した。それからポカラ東南東の宿に泊まったが、マナスルの眺めは不十分だったが、帰りの飛行機からマナスルが見えた。カトマンズではパタンや黄金寺院を訪れた。
モハレダンダ(Mohare Danda)からアールダンダ(Aaldanda)で一泊後、ゆっくり歩きながらナンギを経てレクファント(Lekhfant)までの下山路について書いた。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11月16日、今日に降りるか、もう1日留まるか、南のDandaの小屋に移動するか? 降りるなら、新しい道でナンギに降りるか、来た道のアールダンダに降りるか? 下りは道を間違えやすいのでGoogleの航空写真でナンギへの道に周辺の崖の有無を確認し、危険は小さいと思った。ただし来た既知の道が安全だ。日程が予定より早いので、南のDandaの小屋に移動するならマナスルが良く見えるかも? 色々思ったが、ナンギへは新しい道、日程に余裕があり、アールダンダに興味がることから、遠回りの安全な道を選んだ。
早朝に起き、日の出をみた。今まで内で、最良の天気だ。マナスル山塊の南から日が昇りはじめた。これで決まった。マナスルは別の宿と、飛行機から見ることもできると思い、チェックアウトした。午前中はゆっくり風景を楽しんだ後にアールダンダに下ることにした。 -
今日はアンナプルナIの頂上まで、完全に見える。アンナプルナ南峰は朝日に染まっている。
-
マチャプチャレの右後方にアンナプルナIIが雲一つ無く見える。
-
最後に最高の眺望になった。ツアーのトレッキングでは天気は、運任せで、このような満足は得られないだろう。
-
ダウラギリ山塊の日の出は遅いが、ここも雲一つない。
-
朝食後、お金を払う経理係が来るのを待った。彼はナンギから登ってくると言うが3時間もかからないと言う。千m近くを登って9時過ぎに着くのだから、さすがに山の民、若い高地民族だ。これがチベット風の朝の主食だ。一種のパンだね。
-
何と外に出ると、逆光で頂上だけの風采の上がらないマナスル8163mが、右端のアンナプルナ山群のLamjung Kailas 6983mの肩からのぞいていた。マナスルの右がンガディ・チュリ7871m、右端がヒマルチュリ7893mの山塊。
-
午後は雲が出てくるだろうし、マナスル以外は十分に見たと思い、午前中にアールダンダに向けて下ることにした。アールダンダの折口まで来ると、すでにマナスルはカイラスに隠れた。だからプーンヒルからマナスルはまったく見えないだろう。稜線から降り、途中のシャクナゲ林。満開の季節は綺麗だろう。
-
稜線から降り、途中のシャクナゲ林。満開の季節は綺麗だろう。そして大木の林の中も歩く。
-
小屋に近づいた。これは登り口近くの道標。驚いたのは、宿の牛が迎えに来てくれたことだ。ヒンズー教で牛も神だから、私がおりてくるのが分っていたのだろう?
-
ダウラギリ連山は快晴だ。ところで、アールダンダの小屋は、食堂と宿泊棟の2棟。主人がのこぎり木を伐り、人力のこぎりで製材し、この小屋を自分で建てたと言う。今はのこぎり代わりに、チェンソーで板材を作り、売っている。この家庭はラクシュミーと同じ“かかあ天下”だが、主人は働き者で多芸だ。もっとも、これがこの地方の常識なんだろう。Mohare Community Lodgeもチェンソーだけでの建設だ。
-
主人が製材した板を取りに家族が3人で来た。板の長さは約2m、厚さは5~8㎝の超厚板、幅30~40cmで、一枚でも非常に重い。それを重ねるために、若竹を割って、網の代わり竹で縛るのだ。それを頭で担ぐために、クッションをかぶっている。
-
女性に担がせてから、最後に親父さんが一人で担ぐ。
-
2枚の板の間に木を挟み、その木に布で作った縄を掛け、その縄を額にかけて担ぐ。伝統的な、実用的な方法に感心した。
-
今日は宿で別の穀物を干している。多種の穀物や豆を菜箸、先のように木こりと大工、何でも自分でやるのだ。器用だ!などを遥かに超えて仙人かな。
-
アンナプルナには雲が掛り出した。アールダンダからもアンナプルナIの頂上が見えるが、頂上は凹んだ位置に台形で、しかも雲や雪煙が多く、見え難い。モハレダンダからでもマナスルは雲の中だろう。
-
昨夜も楽しかった。
翌17日の早朝、好天。またダウラギリ山群に雲一つない。歩いてナンギを経てレクファント(Lekhfant)まで歩く予定。 -
写真の深い谷の左側の、平らな尾根の末端がレクファント(Lekhfant)まで、そこまで歩く予定。標高は2300m余りで、先ず2300mまで降りて、自動車道から左尾根に移り、ナンギを経てレクファントの宿に向かう。レクファントからベニ(Beni)まで高度差は約1500mの急坂で、歩いて降りるのは大変なので、乗り合いジープの予定。
-
出発、下り始めは急坂の道、狭い段々畑が多く、緩斜面には家もある。
-
畑仕事の人も見るが、高齢者が多い。若者は町に出て行くと言うが、町にも仕事は少ない。ウクライナとの戦争で、ロシアのグルカ兵として働き、戦死者もいると聞いた。田舎の高齢化の問題は世界的課題である。
-
高度差500mほどの段々畑。場所によっては高度差2千mを越える段々農地もある。アジアに共通の営みだ。
-
子供の頃に、普通に見た風景。段々畑、薪が積んである。そして桜が咲いている。ただし今は秋、秋に咲く桜が満開だった。
-
桜の向うの段々田んぼには、稲を立てて干している。その田圃の上の道を斜めに登る。
-
ダウラギリの巨大な重量感は凄い。
-
桜が満開だ。秋に咲く桜とは面白い。
-
ナンギに着いた。広場の巨大ブランコと背景のダウラギリ。
-
ナンギからもアンナプルナが見えるが上半分だけ。マチャプチャレは見えなかった。
-
ナンギの村を出ると、主婦会のティハールの祭りの跡かたづけをしていた。私は水を準備せず、川水も飲まなかったので、のどが渇き、飲み物を頼んだ。それがミルクティー。その後ティハールの祭りで使う太鼓を叩かせていただいた。この写真で現状の出演したが、これは4-travelで出演する最初で最後である。ただし、ヒラリーとの握手の写真を除く。
-
谷向うの棚田。ここまで急斜面を耕すか! 日本人も含めアジア人は、これで生きてきたのだ。しかし、今後はこの棚田が放棄されるだろう。その時代ネパールはどんな国になっているだろうか。
-
ワラを運ぶ人
-
子供はバイク好き、バイクに乗りたいよ。
-
この季節は穀物を保存するための乾燥作業。この家は希に見る大きな建屋で、平板の堆積岩を積んで、隙間を埋め、ペンキを塗っている。窓にはパラボナアンテナ、背景はダウラギル山群。
-
またアンナプルナも見えてきたが、今日は雲がある。前景は段々農地、少ない農地で多くの人が生きているのだ。敢えて言えば、食料があれば限界まで人間が増えるのだ。
-
ダウラギリは良く見える。ところでこの道は板状の堆積岩を縦に敷き詰めた道路。カリンチョークのあるクリ(kuri)村に登る道路と同じだ。ただしクリ村への道路は、多くのジープやバスで破損がひどいが、ここは自動車が少ないので、傷んでいない。ただ建設には膨大な人力が必要だっただろうが、住民の物資輸送に何百年も役立ってきたのだろう。今の日本は、将来にも役立つインフラを創っているのだろうか?
-
急にヤギの群れが飛び出してきた。これも一興。
-
ダウラギリの重量感は凄い! 手前の下の村がレクファント(Lekhfant)に村。この村の北西側は断崖になるので、道は下まで繋がっていない。
-
ベニへの下りの道路は、レクファントの村の左端から出ていて、そこには数軒の民家と、商店と宿がある。Googleの地図では2件の宿が有るはずで、予約せず、安心していた。着いてみると、店の周囲には人がいるが、言葉が通じない。旅人が夕方について宿をさがすのが常識だが、どうも、おかしい。何か泊まる所に問題がありそうで、不安になった。
ここで二度めの奇跡が起こった。そこに着いたジープの運転手が出て来て、声をかけた。何と!出発前にバグルンバス停(Baglung Bus Park)で会った若者。答えは、即ち、予定の宿は閉鎖中で、2番目の宿は、この雑貨屋が建設中だという。彼は閉鎖中の宿に電話して、開けてもらうと言う。宿の人間が来るまで待てと言う。さらに、明日のベニに下るジープの予約までしてくれた。本当に助かった。彼の助けに深く感謝する。 -
彼はナンギに向けて出発。ネパールでは荷台に人は乗るな!と無粋で不経済なことは言わない。数人乗せて走りさった。後は、宿の人がくるのを待つだけ。周りをふらついていると、宿の人が来て、開けてくれた。
Previous:
Next;
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
montarouさんの関連旅行記
その他の観光地(ネパール) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
38