2024/01/06 - 2024/01/08
61位(同エリア506件中)
CITさん
世界で最も寒い首都と言われるモンゴルのウランバートルに、厳寒期の1月を敢えて選んで行ってきました。
滞在中の最低気温は-29℃という凄まじい寒さでしたが、共産圏時代の街並みと相まって非日常的な体験をする事が出来ました。
■旅程
1日目 成田⇒ウランバートル
OM502 NRT15:30 ⇒ UBN20:35
2日目 ウランバートル
3日目 ウランバートル⇒成田
OM501 UBN08:55 ⇒ NRT14:30
■宿泊先
東横INNウランバートル
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ミアットモンゴル航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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成田エクスプレスで成田空港へ。
武蔵小杉駅 駅
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成田空港第2ターミナルへ到着。
3連休初日ですが、正月休み明けの閑散期という事もあり、空いています。成田空港第2ターミナル 空港
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MIATモンゴル航空のカウンターでチェックイン。
ここも空いていました。
尚、モンゴル行きを決めたのは、過去最遅の前日23時。Trip.comで購入して往復106,500円と、距離の割にはやや高いイメージです(直前だから高いという訳でもないようで、いつでも大体同じ様な値段でした)。 -
成田名物?の大型の行き先掲示板。
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空いている荷物検査と出国審査をサクッと通過して制限エリアへ。
フードコートへ向かいます。 -
プライオリティパスで食事が出来る「鉄板焼 道頓堀 くり田」へ。
鉄板焼 道頓堀 くり田 成田国際空港店 グルメ・レストラン
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近づくと、何も言っていないのに「プライオリティパスですね」と言われ、専用メニューを出されました…。
右側のステーキセットを注文。両方とも設定価格は3,400円ですがプライオリティパスの提示で無料。 -
味は悪くはありませんが、自腹で3,400円を出した場合だと納得の行かないクオリティに感じます。問題にならないギリギリの品質で出しているという印象です。
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続いて、またしてもプライオリティパスで入れる「IASS Superior Lounge 虚空 -KoCoo-」へ。
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo- 空港ラウンジ
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中は割と広く、混雑していないのでくつろげます。
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焼きそばなどの簡単な食事と、ビールサーバー等がありました。
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先程のステーキセットで満腹なので、ビールとナッツだけ頂きました。
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搭乗開始時刻は出発時間の45分前と早い時間になっていたので、時間通りに一番端の67Bへ向かいます。
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搭乗する機材が見えました。
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が、時間になっても搭乗は始まらない上にアナウンスもなし…。
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結局搭乗開始時刻から20分以上遅れて、搭乗が始まりました。
前方はビジネスクラスですが、帰国するモンゴル人力士はこの席でないと厳しいかもしれませんね。 -
今回の座席。
搭乗率は半分ぐらいでしたが、隣にはモンゴル人カップルが座りました。
乗客の9割ぐらいはモンゴル人だと思われ、モンゴル側の需要の方が大きいように感じました(日本人とモンゴル人の見分けはあまり正確にはつきませんが)。
機材はB737-800。 -
滑走路移動中にフライングホヌが見えました。
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随分早く搭乗ゲートに越させた割には30分近く遅延してやっとテイクオフ。
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周りに空席がいくつかあった為、隣のカップルがどこかに移動してくれたので、3席独占することが出来ました。
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暫く冬の空の日本上空を飛行します。
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機内食。
日本積み込みなので、特段代わり映えのしないエコノミーの機内食という感じでした。 -
共用ディスプレイではモンゴルでゲルが頻繁に出てくるファンタジーっぽいドラマが流れていましたが、画質も合成技術もかなり古く、随分と昔の映像を流しているようでした。
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中国上空に差し掛かります。
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天津の夜景。
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共用ディスプレイでは、続いてモンゴル版のゴット・タレントが流れていました。
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6時間ほどのフライトを経て、チンギス・ハーン空港へ到着。
2021年に開港したばかりの新しい空港です。チンギスハーン国際空港 (ULN) 空港
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極寒の滑走路で誘導する職員。
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降機。
さすが2年前に開港しただけあって非常にきれいな空港です。 -
荷物レーンも綺麗で新しく、なんとなく日本を思わせます。
トイレも成田空港より綺麗でした。
後で知りましたが、この空港は円借款の元に日本企業が造ったものらしく、道理で日本らしさを感じるようです。 -
入国審査を通過して到着ロビーへ。
到着ロビー自体はかなり狭く、日本の小さめの地方空港ぐらいの規模感に感じました。 -
ATMが4台あり、一番左を試してみるも現金が出てこず、左から2番目で現金を入手。100,000MNT(トゥグルグ)が4,294円でした。
100MNTが大体4.3円なので、20で割れば大体日本円と同じになると考えて良さそうです。 -
空港内にはスーパーも有りました。
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TRANSPORTATION SERVICEとうカウンターで市内へ行く方法を尋ねると、100,000MNT(約4,300円)のタクシーですぐ出発か、30,000MNT(約1,290円)のシャトルバスで1時間ほど待つかとの事だったので、シャトルバスを選択。代金をクレジットカードで支払うと人数が揃うまでその辺りで待っているように言われました。
尚、タクシー担当者とシャトルバス担当者は別の人ですが、タクシー担当者は流暢な日本語を話せる方でした。 -
2時間ぐらいは待つことを覚悟していましたが、運良く私の直後に4人組がシャトルバスを申し込んでくれました。
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お陰で20分弱の待ち時間でシャトルバスへ。
ここで初めて一瞬だけ外に出ましたが、-29℃のとんでもない寒さ! -
助手席に座り、先程のモンゴル人4人組と一緒に出発。
空港から暫くは街灯のない舗装された綺麗な道が続きました。これも日本のODAで作られたようです。 -
殺風景な景色が続きましたが、30分ほどで街の灯りが見えてきました。
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ウランバートルは渋滞が酷いと聞いていましたが、まだ町中に入ってもいないのにかなり渋滞しています。
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と思ったら、事故を起こした車が道の真ん中を塞いでおり、これが原因で大渋滞になっていたようです。ここを抜けたら多少混雑してはいるものの、そこまでの大渋滞ではありませんでした。
ただし、数分後にまた事故現場に遭遇…。こちらはかなり車体が破損している激しい事故でした。路面が凍っている上に、運転が荒く、更に渋滞も重なって事故はかなり多いようです。 -
途中、急に日本語が見えたので何かと思ったら新モンゴル日馬富士学園という看板が。
故郷に錦を飾っているようです。 -
火力発電所が大量の煙を出していましたが、なんとも幻想的な光景でした。
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韓国資本のCUというコンビニがやたらとあります。
また、吉野家など日系の飲食店の看板もいくつか見ました。
先にモンゴル人4人組を降ろしてから、私のホテルに向かいます。 -
途中、有名なスフバートル広場(チンギス・ハーン広場)の前を通過。
早速チンギス・ハーン像を見る事ができました。 -
続いて、旧国営デパートのノミンデパートの前を通過。
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1時間ちょっとで今回のホテル、東横INNウランバートルに到着。
チェックイン対応は英語でしたが、建物や部屋の造りは日本の東横INNそのものでした。
外は極寒ですが、セントラルヒーティングで部屋は温められており、むしろ暑いくらいでした。東横イン ウランバートル ホテル
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部屋に入るなりテレビが勝手についてNHK WORLD-JAPANが流れ出し、日本にいるかと錯覚しそうになります。
このクオリティで一泊95,000MNT(約4,080円)と格安です。 -
水回りも日本とほぼ一緒。
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部屋からの景色。
大通りが見渡せます。 -
NHK WORLD-JAPANにて、サヘル・ローズがメッカを訪問する番組をやっていましたが、これが面白く暫く見入っていました。
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既に23時過ぎですが、Google Weatherに拠ると現在の気温が-29℃との事なので極寒を体験する為に外に出てみます。
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外へ。
出た瞬間は確かに寒いものの、部屋が暑くかなり火照っていた為、意外と大丈夫かなという印象でした。 -
東横INNの外観。
新規に東横INNとして建てられたようで、外観も日本の東横INNと同じでした。
暫く周辺を散歩してみますが、最初は大丈夫だと感じたものの、流石に数分で耳や指先などが冷たくなり、5分程度で外にいるのが厳しくなってきました。 -
という訳でホテルに退散。
明日は完全防備で出かけないと厳しそうという事が分かりました。
小腹が空きましたが、時間が遅いのと寒すぎるのでフロントで中国製のカップラーメンを5,000MNT(約215円)で購入。味は日本のものよりワンランク落ちるように感じました。 -
翌朝。
年末に行ったオランダ旅行の時差ボケがまだ治っていなかった事もあり、8時すぎに起床。 -
外はかなり寒そうです。
Google Weatherに拠ると、正午ごろまでは-26℃との事。 -
無料の朝食会場へ。
3連休の東横INNなので、さぞかし日本人が沢山いるだろうと思っていましたが、日本人ではない東アジア人が数人しかおらず、非常に閑散としていました。
宿泊客はかなり少なそうに感じます。 -
メニューはサラダやゆで卵。
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羊肉を炒めたものなど。
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極寒の外を眺めながら頂きました。
味は美味しくも不味くもないといった感じでした。 -
10時過ぎにホテルを出ました。
出る前にフロントにいた女性(日本語が話せる)に明日空港へ向かうシャトルバスの予約をお願いしました。 -
かなりの寒さですが、風がないので思っていたよりは普通に行動できそうな感覚です。
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近くのバス停の横に小さな売店があり、バスに乗るのに必要なU Moneyカードを購入。Suicaのようなチャージ式のカードです。
売店のおばちゃんは英語不可でモンゴル語でひたすら話してくるので若干戸惑ったものの、身振り手振りでなんとか購入。カード代が4,000MNT(
約170円)、多めに5,000MNT(約215円)チャージしてもらいました。 -
ゲットしたカード。
最初はチベット仏教のガンダン・テクツェンリン寺へ向かいます。
ちょうどよいバスがなく、1kmちょっとの距離なので徒歩で行きます。 -
歩いて数分で、参道のような道があり、彼方にガンダン・テクツェンリン寺が見えました。
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寺の周辺は鳥が多く飛んでいます。
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誰かが餌をやったらしく、鳥が群がっていました。
近くにこの餌を売っている人がおり、何度も声をかけられましたが、全部モンゴル語なので、なんて言っているのかは全く分からず。 -
寺の内部へ。
思っていた以上に地元の人に親しまれているようで、かなりの数の車が停まっていました。ガンダン寺 寺院・教会
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子供時代の仏陀像?
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ロシア帽のウシャーンカらしきものを被っている人が何人かいました。
流石はソ連の影響が大きかった旧共産圏です。 -
観音像があるメインの建物へ。
入り口にいた僧侶にチケット代10,000MNT(約430円。3,000MNTの写真撮影料を含む)を徴収されました。
ただ、チケットはくれず、渡した紙幣もそのまま懐に入れていたので、僧侶のポケットマネーになった疑惑が…。 -
中には思っていた以上に巨大な観音像が。
ただし、旧ソ連の宗教弾圧で初代の観音像は持ち去られ、これは2代目だそうです。 -
取っ手も映えます。
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観音像を取り囲むように回廊があり、小さな仏像が並んでいました。
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寺院内なのにスリ注意の掲示が…。
因みに、ウランバートルは治安は悪くはありませんが、スリが異常に多いらしく、個人的に聞いたスられた経験談が一番多い街でもあるので、最大限の注意を払って行動しました。 -
中にはマニ車が大量に並んでいました。
最初は私も回していましたが、金属製のマニ車が冷た過ぎて途中でやめました。 -
奉納された?仏像。
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上部に上がれる構造になっていましが、一般人は入れないようです。
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一周して観音像正面へ。
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両サイドにも像がありました。
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地元の人がひっきりなしにやってきてお祈りをしていました。
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見学を終えて外へ。
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観音堂の東に、宿坊らしき建物がありました。
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入り口には沢山の僧侶が。
思っていた以上に本格的な寺でした。 -
ガンダン・テクツェンリン寺を後にして、スフバートル広場(チンギス・ハーン広場)方面へ向かいます。
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凍った道を転ばないように慎重に進みます。
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IHGのHoliday Innがある拓けた交差点までやってきました。
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バス停へ。
バスで見晴らしの良い観光スポット、ザイサン・トルゴイに向かう事にします。 -
ただし、10分間隔くるはずのバスが20分ほど待っても来ません。
歩いている時は寒さに耐えられましたが、立ち止まっていると足が冷たくなって来てしまい(普通のスニーカーと靴下で来たのがそもそもの失敗)、一度ホテルに戻って防寒対策をし直す事にします。
尚、モンゴルではSIMカードを買っておらず、ネット接続環境がない為、バスの路線はホテルでWi-Fiに繋がっている際に事前にGoogle Mapで調べてスクリーンショットを撮ったものを参考にしています。 -
歩いて10分ぐらいでホテルに到着。
東横イン ウランバートル ホテル
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信号待ちをしている際に、厳重に口輪を嵌められた犬がいました。
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ホテルに戻ります。-26℃の外から室内に入ると暑いぐらいでした。
レンズの結露が怖いので、カメラは冷蔵庫に入れてから小休止をし、持っている限りに服を着込みました。
1時間半程歩き回っただけなのに、持っていたおしぼりが凍っていました。
冷凍庫より寒いので当然ではありますが。 -
30分後に再び外へ。
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ザイサン・トルゴイへ行くために、近くのバス停へ。
一度乗り継ぎが必要です。 -
到着してから5分程で最初のバスが来ました。
乗るのは1停留所分だけです。
乗車時に先ほど購入した交通カードで料金を支払いますが、引かれたのはなんと200MNT(約9円)!
事前情報だと500MNTのはずですが、なぜかめちゃくちゃ安いです。5,000MNTもチャージしてしまったので1日では使い切れない事がほぼ確定しました。
尚、帰国後に判明したのですが、売店で購入した交通カードがなんと子供用で、子供料金になっていたようです。どう見ても子供には見えない外見なのに、何故子供用カードを寄越したのかは謎です。この後何度もバスに乗りましたが特に咎められる事はなかったので良かったですが…。 -
バスの中は空いています。
ただ、陸橋の坂に差し掛かると割と新しい車体に見えるのに明らかなパワー不足で子どもの徒歩の速度ぐらいしか出ません…。
2車線の内、1車線を塞いでいる形になるので周りに車からクラクションを鳴らされまくり、女性の運転手さんも大変そうでした。
後で調べたら中国製のバスでしたが、かなり性能が悪そうです。 -
1kmぐらいの道を10分近くかけて、やっと次の停留所につきました。
10分間隔で走っている次の42番のバスを待ちます。 -
バス停にはBeauty Japanという広告があり、「生き甲斐」と日本語も書かれていますが、モデルは明らかに日本人ではありません。
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何故か日本のお菓子のパッケージが捨てられていました。
10分間隔で来るはずのバスが全く来ず…。
待っている間に行き交う車を眺めていましたが、LEXUSが異常に多く、1割ぐらいはLEXUSの様に感じました。またトヨタのシェアも圧倒的に高かったです。寒冷地の厳しい環境だからでしょうか。 -
25分待ってやっと次のバスが到着。
極寒の中待つのは中々大変でした。
今度はヒュンダイ製のオンボロです。 -
ヒュンダイ製のオンボロバスは韓国で使われていたものの払下げのようで、韓国語がいたるところに残っていました。
バス車内にもスリ注意の掲示。 -
かなり混んでいるのでスリに最大限注意します。
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カード端末。
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20分ほど乗って下車。
後ろのドアは自動で閉まらない事が多く、運転手が降りて手動で閉めていました…。 -
ザイサン・トルゴイ最寄りのバス停。
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新しい高層マンションが立ち並んでいました。
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遠くにはTOKYO TOWERと書かれた謎のビルが…。
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路面が凍った道を気をつけて渡ります。
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目指すザイサン・トルゴイが見えました。
小高い丘の上にある展望台です。 -
ピザの自動販売機がありました。
これも韓国資本のようです。経済的には韓国との結びつきがかなり強いようです。 -
戦車があるモニュメント。
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ザイサン・トルゴイに向かって歩きますが、歩道の殆ど無い道しかありません。
たまに車が通るのでちょっと怖いです。
他に歩いている人も見当たらず少し不安に。 -
-20℃を下回る上に、道が凍っているので見た目以上に遠く感じます。
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たまに車は通りますが歩いている人は全くおらず。
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やっと駐車場までたどり着きました。
この辺りは多少人がいて、店もありました。
COFFEE CHICKENとは変わった組み合わせですね。 -
後はこの階段を登るのみです。
ただし、階段は凍っていて滑りやすく注意しながら登ります。 -
何故か、日本の銀行のATM明細が落ちていました。
日本人からスッた財布の中身が捨てられているんでしょうか…。
ただし、日付が2005年とかなり古いにも関わらず、特に風雨にさらされた感じもなく色々謎が残ります。 -
20分ほどかけて頂上のザイサン・トルゴイに到着!
ザイサン トルゴイ 自然・景勝地
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中へ入ります。
1971年に建設された戦勝記念碑で、モンゴル軍とソビエト連邦軍が協力して、大日本帝国軍やナチス・ドイツを破った事についてのモザイク画があります。 -
つまり日本は敵です。
旭日旗を踏みつけながら握手するモンゴル軍人とソ連軍人。 -
ナチス・ドイツの旗を降ろす軍人。
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いかにも共産主義の雰囲気があり、非常に興味深いです。
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ザイサン・トルゴイとウランバートル市街地。
大気汚染の影響でかなり霞んでいます。 -
気温は-20℃を下回っていますが、風がないので比較的寒さは感じません。
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鳥も日向ぼっこをしていました。
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昨夜、横を通った火力発電所が見えました。
大気汚染はかなり酷いようですが、寒さのせいかあまり感じませんでした。 -
鳥の巣になっているのか、色々な種類の鳥が沢山いました。
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環境ポスターの様な構図。
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ウランバートル市街と反対方向は、大気汚染が多少は少ないように感じました。
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丸々太ったすずめも沢山いました。
これだけ厳しい環境なのに頑張っていますね。 -
壁にも沢山のすずめが。
固まって暖をとっているようでした。 -
帰ろうとしたタイミングに、この段差で滑って盛大にコケました…。
ただ、厚着をしていたおかげでほぼノーダメージ。 -
付近には墓地もありました。
第二次世界大戦で戦死した兵士のものでしょうか。 -
登ってきた階段を降りて帰ります。
凍っているので最新の注意を払いながら降りましたが、再びここでコケました…。
しかも今度は尾てい骨を強打し、翌日まで痛みが残りました…。 -
階段を降りていくと、行きは気づきませんでしたが横にあるショッピングモールと渡り廊下で繋がっています。
他の人はここを経由してザイサン・トルゴイに来ていたようです。道理で徒歩で登っている人がいなかった訳ですね。 -
渡り廊下を通って、ショッピングモールのZaisan Hill Complexへ。
中は非常に暖かく綺麗です。寒暖差が激しすぎてレンズの結露が心配になります。
エレベーターで一気に麓まで降りる事が出来るので、行きもここを通れば良かったと後悔。
尚、この辺りで写真を撮っていたら、モンゴル人の少年数人に、モンゴル語と身振り手振りで撮った写真を見せてくれとしつこく言われ、見せたところ、数枚確認して「OK、Thank you」と言って去っていきました。
意図が良く分かりませんでしたが、恐らく彼らはサボって遊んでいて、そこを私に撮られたと思い、写っていたら消して欲しかったのかもしれません。
今回の旅行で話しかけられたのはこれが最初で最後でした。 -
ショッピングモールを後にします。
当然、外は激寒。 -
最寄りのバス停へ。
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タイミングよく、直ぐにバスがやってきました。
次はスフバートル広場(チンギス・ハーン広場)へ向かいます。 -
バスから見えた川は完全に凍っていて、親子連れが散歩していました。
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渋滞がかなり酷いです。
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中々進みません。
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15分ほどでスフバートル広場(チンギス・ハーン広場)近くのバス停に到着。
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立派な建物がありました。
後で調べたらモンゴル国立中央図書館でした。 -
凍った路面を割る人。
大きなノミの様なもので凍った路面を砕いています。 -
砕かれて歩きやすくなっていますが、その代償として傷だらけになっています。
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スフバートル広場(チンギス・ハーン広場)の向かいには、近代的で新しいThe Blue Sky Hotel and Towerがあります。
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広場の周りは公園になっていました。
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遠くに巨大なチンギス・ハーン像が見えます。
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スフバートル広場(チンギス・ハーン広場)に到着!
天安門広場や赤の広場を思わせる共産圏の雰囲気が残る広場です。
実際、毛沢東やレーニンと同様に、エンバーミングされたスフバートルの廟が2005年まではここにあったそうです。チンギスハーン広場 広場・公園
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スケートリンクがありました。
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氷のすべり台も設置されています。
ただでさえ激寒なので、見てるだけで凍えてきます。 -
氷の彫刻と議会議事堂。
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議会議事堂に近づいていくと…
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巨大なチンギス・ハーンの像。
等身はめちゃくちゃですが迫力があります。 -
恐らくモンゴル帝国の将軍の像。
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日が暮れて気温が下がった為か、寒さに耐えられなくなって来たので一度ホテルへ戻ります。
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道は慢性的に渋滞しています。
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交通整理をする警察官。
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日が暮れるとかなり寒いです。
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個人的にはロシアよりも旧ソ連の雰囲気を感じる町並みに感じました。
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フランス大使館。
マクロン大統領がスフバートル広場(チンギス・ハーン広場)を訪問した際の写真が飾られていました。 -
トルコ大使館。
この辺りは大使館が集中しています。 -
道行く人の吐いた息は、まるでタバコを吸っているかのようでした。
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道には比較的ゴミは少ないですが、たまにあるゴミ箱はカオス。
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旧国営デパートのノミンデパート。
中に入ってみます。 -
1階は化粧品売場が固まっており、日本と似た雰囲気。
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2階に登ってみましたが普通の近代的なデパートのようでした。
共産圏の雰囲気は全く残っておらず少し残念。 -
デパートを後にします。
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公式ではないと思われるUNIQLO。
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ホテルまで多少距離があるのでバスに乗ります。
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どれに乗ればいいのか分からないので、数分後に来たホテル方面に進むバスに適当に乗りました。
が、渋滞が酷すぎて全然進まず…。歩いたほうが早いぐらいでした。 -
1kmぐらいの距離を20分かけて進み、ホテルの近くで下車。
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ここでも警察官が交通整理をしていました。
また、滑り止めの砂をまく車も走っていました。 -
ホテルに戻りしばし休憩。
明日空港へ向かうシャトルバスの予約をお願いしていたフロントの女性に、明日は6時25分に迎えが来るから、6時20分にはフロントにいてくれと言われました。東横イン ウランバートル ホテル
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西側に向かう路線(先ほど乗ったバスと同じ方向)の渋滞が特に酷いようでした。
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40分ほど休憩して、17時30分頃にホテルを出て、ウランバートル駅へ向かいます。
寒さは一層厳しくなっていました。 -
途中、モスクがありました。
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バス停でバスを待ちますが、渋滞が酷すぎて全然来ないので徒歩で行くことにします。
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ビルの工事現場。
下が歩道なのに溶接の火花が激しく散っていて、その辺りは雑な印象。 -
デコトラ?
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25分程歩くと、ウランバートル駅が見えてきました。
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ウランバートル駅。
これもいかにも共産圏の趣を残した駅舎です。ウランバートル駅 駅
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何故か正面の扉は閉鎖されていました。
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駅舎の裏手に回ってみるとホームがあり、鉄道が止まっていました。
車両数がかなり多く、中々の長さです。 -
キリル文字しか書かれていませんが、翻訳するとウランバートルからモンゴル国内のエルデネトへ向かう列車のようです。
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ホームから見た駅舎。
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旧共産圏の雰囲気をぶち壊す、I LOVE URTZ。
URTZはなんの略かイマイチ分かりませんが。 -
しかし、鉄道自体はまさに共産圏の列車そのままです。
車両の入口に係員がいて切符をチェックするシステムも、中国やロシアと同様。 -
現代に、ここまでソ連の雰囲気を残している駅も珍しいように感じました。
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タイムスリップしたような感覚に陥り、極寒の中ですが列車に吸い込まれていく旅客を暫く眺めていました。
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駅舎の中に入ってみます。
まさかの日本語、中国語、韓国語併記で「モンゴルへようこそ」。 -
駅舎の中も旧共産圏の雰囲気があります。
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天井が高いです。
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何故かピアノの展示。
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想像以上に旅情を掻き立てられる駅でした。
次に来る機会があれば、鉄道にも乗ってみたいなと思いました。 -
ウランバートル駅を後にします。
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極寒の道を歩いて帰ります。
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途中中華料理屋を見つけました。
当初はモンゴル料理屋を探そうと思っていましたが、目星が着いていないのと昼食をスキップした為に空腹だった為に、吸い込まれるように入ってしまいました。 -
中は暑いくらいに温かいです。
とりあえずモンゴルのビール。 -
「拉麺」と書かれていたラーメン。
牛肉麺に近かったです。 -
ついでに炒飯。
流石に量が多かったです。
味はまあまあといったところ。
全部合わせて1000円しないぐらいでした。 -
途中、韓国資本のコンビニに寄ります。
店内は綺麗で日本と似たような感じでした。
カップラーメンは中国製と韓国製。
値段は日本とほぼ同等なので、一般のモンゴル人には利用しづらい価格帯に思えます。 -
ビールは1本200~400円程度。
オリオンビールが一番高かったです。
Hoegaarden Whiteを買ってみました。 -
先ほど見えたモスクの横を通過。
若干廃墟感がありました。 -
途中にあったスーパーマーケットに寄ります。
キリル文字表記ですが、スーパーマーケットっぽいスペルとアイコンだったので入ってみました。 -
ただ、品揃えが微妙に少なく、若干ですが共産圏っぽい雰囲気がありました。
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国産品は安いですが、輸入品はかなり高い印象。
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ウォッカの品揃えが異常に充実しているのも共産圏っぽいです。
小瓶に至っては170円程度と激安。
土産に購入しました。
レジも共産圏っぽさがありました。 -
ホテルに戻ります。
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近代的な町並みもありますが、この様な共産圏時代の面影を残す町並みも多くあります。
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非常に味があります。
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ホテルに到着。
東横インのロゴを見ると、共産圏の町並みから急に日本に戻った気分に。東横イン ウランバートル ホテル
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エレベーター内では、日本の新規開業ホテル案内を日本語でしており、完全に日本と同じ空間です。
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先ほどコンビニで買ったHoegaarden Whiteを寝酒に。
まさかの韓国製でした。
この辺りでフロントから電話がかかって来て、明日のシャトルバスが6時25分から35分に変更になったとの事でした。結構細かく対応してくれるようです。 -
モンゴルのテレビ番組を見ていると、モンゴル版のゴットタレントをやっていました。ただ、参加者はスマホで歌詞を見ながら歌っている人や、民族衣装を着て歌っているだけの子供など正直微妙なレベルでした。
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翌朝。
6時頃に起床。流石にこの時間は道も空いています。 -
6時35分にシャトルバスが迎えに来る約束でしたが、来たのは少し遅れて6時45分頃。来なかったらどうしようかと思いました。
火力発電所の横を通って空港へ向かいます。 -
50分ほどでチンギス・ハーン空港へ到着。
チンギスハーン国際空港 (ULN) 空港
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早朝なのに結構人がいます。
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ガラガラのカウンターでチェックイン。
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荷物検査は多少混んでいました。
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制限エリアへ。
日本式のラーメン屋がありました。 -
充電スポットもあり、近代的。
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MIATモンゴル航空のラウンジ。
中はかなり空いているように見えました。 -
ボーディングタイムになってもゲートには誰も現れず。
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ボーディングタイムを15分過ぎてやっと搭乗が始まりました。
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機材はB737-800。
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帰りはほぼ満席。
真ん中席でした。窓側に日本人女性、通路側には日本に留学するモンゴル人女性。 -
チンギスハーン空港を後にします。
-
周囲は朝もやに包まれて幻想的な光景でした。
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あっと言う間に雲の上へ。
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機内食。
可もなく不可もなく。ワインはイマイチでした。 -
韓国上空を通過。
-
5時間ほどで成田空港に到着。
2泊3日と短い旅程でしたが、-29℃という未経験の寒さや、ロシアよりもソ連らしい旧共産圏の町並みを見られて有意義な旅行になりました。
尚、旅行中は「モンゴル語のみ話す人」と「モンゴル語と日本語を話す人」としか遭遇しなかった為、言語的にはほぼ日本語だけで完結するという珍しい体験でした。成田国際空港 空港
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この旅行で行ったホテル
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東横イン ウランバートル
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ウランバートル(モンゴル) の旅行記
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