モロッコ2023　その1　～カタール航空、カサブランカ～

2023/12/15 - 2023/12/24

2023年の締めはモロッコで。
日本から遠く、そして国内での移動距離も長いモロッコなので、旅行期間が少しでも長いツアーを探しました。10月に申し込んだときは、６名参加で催行確定。もう少し増えても少人数でよいと思っていましたが、ふたを開けたら私たちを含め４名のみ。４名に添乗員さんと現地ガイドさん、ドライバーつきです。さすがに観光バスではなく17人乗りのミニバスでしたが。人数が少ないと待ち時間等がほとんどなくとても快適でした。

12月15日　夜カタール航空で成田出発
12月16日　ドーハで乗継ぎ、カサブランカ着。カサブランカ観光、カサブランカ泊
12月17日　ラバト、ティトゥアン観光、シャウエン泊。
12月18日　シャウエン観光、フェズ泊
12月19日　午前フェズ観光、午後メクネス、ヴォルビリス観光、フェズ泊
12月20日　エルフードへ移動、エルフード泊
12月21日　早朝メルズーガ、カスバ街道を通ってワルザザードへ。ワルザザード泊
12月22日　午前アイト・ベン・ハッドゥ観光、午後マラケシュ観光、マラケシュ泊
12月23日　カサブランカから帰国
12月24日　夕刻成田着

エリア カサブランカ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

モロッコの玄関口カサブランカまでは、カタール航空を利用してドーハで乗継ぎです。成田空港第2ターミナルには、グルメ街のJAPAN FOOD HALLができていました。9月にオープンしたようですね。お値段お高めで見学しただけです。

ドーハへは、インドシナ半島を横切り、インドを横切り、で、13時間かけて行きます。遠いよ～。前回6月に搭乗したときは、もうちょっと北寄りを飛んだので、ここまでは時間がかからなかったのに。気流の関係か、はたまたもっと難しい問題なのか｡｡｡
機材はA350-1000で、3-3-3の座席配列。7～8割程度の混み具合で、真ん中の3列の2人並びで席を取りましたが、結局2人で3席使えたので、割と楽でした。

離陸後1時間くらいで1回目の機内食。ヌードルOR

ライス。
トレイを下げるときにもアルコールの提供があるので、飲んだくれにはうれしいエアラインです。

到着2時間前の2回目の機内食。キッシュOR

パンケーキ。
毎食小さいペットボトルで水が提供されるのはとても助かります。

ほぼ定刻通りドーハ到着。
またまた会ったね、くま君。くま君の前は記念撮影の人だかりができていました。

ドーハ発8：15のフライトでカサブランカへ出発。QR1397便は沖留めでバス移動です。1時間前から搭乗開始案内ですが、かなり遠くに飛行機が停まっていて乗り込むまでに時間がかかりました。ドーハ到着が現地5時くらいですから、空港でフリータイムは正味1時間くらいでしょうか。

1回目の機内食。オムレツOR

えびぎょうざとあんかけ焼きそば。

到着前のスナックは、ソーセージ（もちろん豚ではない）のパイ包み焼きOR

ピザ。

機材はB787-8で、3-3-3の座席配列。また中央3列の通路側でお願いしましたが、今回は満席でした。
ドーハからはほぼ西進ですね。アラビア半島、シナイ半島、地中海を抜けていきます。

ほぼ定刻通り現地14：30にカサブランカ空港到着。ドーハとの時差は2時間。日本との時差は8時間になります。成田から24時間以上かけてモロッコに到着。覚悟していましたが、遠い。
入国審査は添乗員さんと5人グループで通りました。パスポートにはスタンプの下にビザナンバーが手書きで記載されました。
カサブランカ空港のレートはこんな感じです。2万円両替して1283DH。1DH＝16円。ここでも円安の影響か～。

機内預け荷物を受け取った後のゾーンで同行者がSIMカードを購入しました。今までの海外旅行では日本国内で海外SIMを購入して飛び立っていましたが、モロッコで使えるSIMカードが見つからなかったため現地購入となりました。これもツアー人数が少なくてわがままをきいていただけたためと感謝です。
ブースには3社が並んでいましたが、一番メジャーなMaroc Telecomのものを購入。10GBで100DH。購入しただけなのにチップを要求されたのはご愛敬。さっそくモロッコの洗礼です。もちろんお断りしましたけど。SIMカードは十分快適に使えたそうです。

早速カサブランカ観光開始です。大きな噴水のあるムハンマド5世広場にやってきました。

広場を囲むように、いろいろな建物があります。これは市庁舎。

フランス領事館。領事館の前には、フランス統治時代を指揮したリヨテ将軍の騎馬像。功績には賛否両論あるようですが、今のモロッコの土台の一部を造った人物であることに違いはありません。

裁判所。

入口上部には、アラビア語とベルベル文字（ティフィナグ文字）の表記。ティフィナグ文字は、アルファベットやアラビア文字と同じくらい見かけるというわけではありませんが、想像していたより表記されていましたね。

次に訪れたのはハッサン2世モスク。1986年から8年がかりで1993年8月に完成したアフリカ最大のモスク。前国王の名前を冠しています。世界中から寄付を、国民からは献金を募ってできあがりました。ちょうど夕方の西日が当たって美しい。威風堂々としていますが、建物を斜めに配置したりして、さすが現代建築です。

敷地の一部は海を埋め立てたそうで、すぐ横は大西洋。

壁面にはベージュに緑で緻密な彫り模様が全面に施されています。モロッコでは異教徒はモスク内部には入れませんが（他の国は、礼拝時間以外なら見学可能なのに！）、ちょうどお祈りが終わった時刻だったため、内部をのぞくことができました。ちらっと見ただけですが、柱や壁の装飾は外壁同様美しかったですよ。

ミナレットの高さは200メートルで世界最高だそう。上ってみたいなあ（夢のまた夢｡｡｡）

ハッサン2世モスクからホテルへの道中にあったリックスカフェで写真ストップ（4人で車乗降に時間がかからないからできるワザ！）。
映画「カサブランカ」でハンフリー・ボガート演じるリックが経営していたカフェです。もちろん映画の中の話でアメリカで撮影されたものですから、カフェそのものが虚構ですが、どこだかのホテルの中にあったものがここへ移転してきたそうで、夜よろしければタクシーでご案内しますよと言われましたが、さすがに長距離飛行機移動で疲れていたので行きませんでした。映画「カサブランカ」にはそんなに思い入れはありませんが、徒歩圏にあれば行ったかも。

17時くらいに宿泊のDIWAN　HOTELに到着。

バルコニーのあるお部屋でした。

水回り。バスタブはありません。

スーツケース2つ広げても問題のない広さです。

夕食まで時間があるので、近くの徒歩数分の中央市場（魚市場）まで散歩に行きました。写真は入口です。中の魚屋の魚はさすが大西洋に面したカサブランカだけあって生きがよいモノが並んでいましたが、店員のお兄さんがさらに輪をかけて生きがよくって（＝客引きが強い）、写真も撮れず早々に退散しました。

気を取り直して、これまた徒歩数分のスーパーへ。
ところでこの時現地18時前。日本に比べるといつまでも明るいなと思いました。日本とモロッコの時差は８時間ですが、東京は東経139度、カサブランカは西経７度で、体感的には９時間半の違いです。なので19時前くらいまで外は明るいです。もっとも朝はその分なかなか明るくなりませんけど。

野菜類は量り売り。そして、香辛料やクスクス含めたパスタ類も量り売りなのはさすがモロッコ、と感心しました。

19：30からホテル1階のレストランでビュッフェの夕食。アルコール提供無し。

17日朝。おはようございます。
朝食ビュッフェ。3つ並んだグラスは、右から赤カブジュース、きゅうりジュース、オレンジジュース。オレンジはごく普通ですが、赤カブときゅうりのジュースは初めて。少し砂糖が入っています。少量味見でいただきました。この量ならおいしいと感じましたが、グラス1杯は無理かなあ。そしてモロッコではスタンダードなジュースかと思いましたが、見かけたのはこの時だけでした。飲んどいてよかった。
8：45、ラバトに向けてホテルを出発です。