身体の中から灼熱マングローブ＝ブルネイ・マレーシア5

2023/05/17 - 2023/05/22

最終日。本来は帰る夜までフリーだったが、ガイドNさんの計らいで、犬に噛まれなかったら一昨日行く筈だった“バコ国立公園”へ今日行く事にしてくれた。
だが実は、昨夜から体調が悪い。ホテルの部屋で冷房を切ってるのに寒く、こりゃ熱があるのでは??もしや狂犬病が発病したとか？いや潜伏期間が1ヵ月以上ある筈、まさか…コロナ!? と疑惑が沸いたが、いや認めないっぞ。朝食もいつもより食べられないが、自分で自分を騙して行くぜ。
チェックアウトして、Nさんの迎えでGO！
　↑写真：親子猿

エリア ボルネオ島(マレーシア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: ロイヤルブルネイ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

クチンから37km、陸路で行けないバコ国立公園へはタボ川から小舟に乗る。

南国の熱い風を受けながら舟で数分、シャーベットのようなブルーが印象的な海に出る。

程なくマングローブ林が現れ、港になっていない浅い波打ち際で靴を脱いで直接海に入り、上陸。

波で浸食された海岸の岩。

森に入って行くよ。なんか強そうなアリが行進してる。いやいや木陰なのに暑いわー、まあ熱っぽいから寒いよりは良いさ。

樹の根っこが自然の階段…って、こんな事だろうとトレッキングシューズ的なのを履いてきたけど歩きづらいわ。特に珍しい動物との遭遇は無かった、惜しい。

今度は海辺へ。砂と泥の中間みたいな浜に、よく見ると小さい蟹やヤドカリがびっちり動いてる。

公園名の『バコ』はマレー語でマングローブの意味。

賽の河原のような(表現が悪いか?)不思議な光景。

樹の幹の苔か？塗ったみたいに色が鮮やか。

密林の花。

国立公園内には宿泊施設もある。泊まってゆっくり動物観察もいいけど…日本人的にはもっと何かしなくちゃと焦るかも(??)

お猿さん遭遇！

宿泊施設の近くにも猿がやって来る。

歩道を横断するレッツゴー3匹。

Nさんがかなり探してくれたが、ボルネオ島固有の“テングザル”は見られなかったなー

国立公園内の食堂でブッフェの昼食(食べ物の品数は少ない)。売ってる水はキンキンに冷えてるように見えてほんのり冷たい程度なのがご愛敬。相変わらず体調悪くてあまり食べられなかった。

昼食後もNさんが頑張ってくれたが、目ぼしい動物は見つけられず、まあジャングルツアーってそんなもんですわ。鳥のさえずりなんかを聞いてリラックス。

全部緑でぱっと見判らないけど、緑のヘビだよ。

食堂の近くに“ヒゲイノシシ”がやって来た。空気読んでるじゃないかこいつら。

また舟に直乗り。満ち潮の時は船着き場から乗り降りできるらしい。

　↑バコ国立公園近くの市場・車窓より
午後クチンに戻り、夜の帰国便の送りまでフリー。ホテルのチェックアウトはしてしまっているがNさんの交渉でプールのシャワーを使わせてくれる事にしてくれた。Nさんって良い意味で人に取り入るのが上手い。初日の迎えの遅れとかチェックアウト後のホテル施設の使用とか、まあいいよと言わせちゃうパワーがあるんだよな～

プールに初日入った時は知らなかったが、専用着替え部屋もサウナもあったのだ(初日は部屋から水着を着て行ったよ)。シャワーで汗を流し、サウナやプールも使えそうだったが具合悪いので後はロビーで大人しくうたた寝していた。
夕方、Nさんの送りで空港へ。途中の小綺麗な屋台街でお勧めのラクサを食べた。ついでにサテー、どっちも今回一番美味い！　

空港へ着きちょっと買い物、余った小銭をNさんにあげようとしたら頑なに遠慮された。そこが日本人(ホントに小銭なんだが)　
21:05発ブルネイ航空。乗換のブルネイまで隣席のブルネイご婦人に、腹一杯だから機内軽食のサンドイッチをあげたら、お返しにと多分お土産に買った化粧箱に入ったお菓子をくれようとした。いやいや食べられなからあげただけなのにそんな事されちゃ元も子も無い。義理堅いのねブルネイ人。

　↑ブルネイの海岸
ブルネイ空港の来た時と同じゲートで乗り継ぎ待ち。冷房が寒い…いや私が発熱してるんだ。カフェで暖かいコーヒーを飲む。死んだように寝て翌朝7:30成田到着。
熱あるから検疫で止められるなーと思ったらスルーだった。ちゃんと仕事しろよ。　犬に噛まれたと自己申告、熱を測ったら38℃！我ながらビックリ。空港内で注射してもらえるかと思ったら「千葉の○○病院しかない」「北海道なら札幌にある、そこがいいね」あんたら北海道の広さを甘く見てるね、うちから気軽に行ける距離じゃないんだよ！　幸い地元に対応できる病院があって、「これを見せれば日本でも解るから」とクチンの病院で書いてくれた治療の経過を見せたがちょっと日本と治療法が違うようで困惑したが、3回の通院で事なきを得た。　ああ生きているって素晴らしい。　
　＜終わり＞