2023/10/02 - 2023/10/12
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ST&G-旅に恋するウミガメさん
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10月の連休は那覇大綱挽イベント。
沖縄市がエイサーなら、那覇市は旗頭。
午前は国際通りで、『那覇大綱挽行列の旗頭』を見物します。
今年は、首里で旗頭を上げているMさんの解説付きで見物。
晴れている日は暑いと熱いのダブルのイベントになりますが、見どころ満載・迫力満点の旗頭行列ですよ。
ランチは、浮島通りに近い『ファイダマ』。
美味しい島野菜が食べられるお店を紹介します。
そして午後は、カリー綱をもらいに大綱挽会場の国道58号線へ移動。
誰でもその場で飛び入り参加ができる楽しい大綱挽ですので、来年は皆さんもギネスブックに認定される大綱を引いてみませんか?
※この旅行記では、役名の後の敬称は省略させていただきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
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-
はいたい!
10月の連休は那覇のビッグイベント。
旗頭行列と大綱挽で、『熱い1日』を過ごそうと思います。
いつものように、旗の行進で始まった旗頭行列。
その後方にいらっしゃったのが、こちらの方々でした。
那覇市長も女性から男性に変わり、また人々の顔からもマスクが消え、昨年とは大違いだと感じた2023年の旗頭行列。
今年の旅行記は、さんまーやとぅーるーがある旗の上部、旗字、参加している皆さんの装いなどに焦点を当ててみようと思います。 -
この旗頭行列は東の7旗と西の7旗 計14旗が行進しますが、東と西の順番は毎年交替。
昨年は西からスタートしましたので、今年は東。
また東/西の中でも行進する順番が変わりますが、東一番と西一番は常に一番手。
旗頭の長さはおよそ7m~8mですが、中には8mを超す旗頭もあります。
解説してくださったMさんの話では、竿の竹は県外や中国から入手しているとか。
しかし竹だけでこの重さを支えるのは難しいので、中に金属のパイプが入っている旗頭もあれば、補強なのか竿の一部を木(?)に変えたり、何かを巻いているような所もあります。
竿の構造までは良く分かりませんが、重さは約40kg~60kg。
更に重い旗頭もありますので、竿の太さなども見比べながら画像をご覧いただけると嬉しいです。 -
≪東の7旗≫
◆ 東一番(牧志)
◆ 旗頭名: 大結(うふむすん) -
◆ 旗字: 東(ひがし)
◆ 重量: 51kg
琉球王国時代、東村、西村、若狭町村、泉崎村は『那覇四町』と呼ばれ、この4町で行われていた大綱挽が那覇大綱挽の起源と言われています。
『那覇四町綱之図』には当時の旗頭と大綱挽の様子が描かれていますが、東一番の旗頭を見ると基本的なデザインはほぼ同じ。
しかし、旗の色など部分的にアレンジを加えているようです。
参考資料: 那覇市歴史博物館所蔵「那覇四町綱之図」作者不詳(19~20世紀)
http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/archives/news/20150930 -
◆ 首里(しゅり)
-
◆ 旗頭名: 左御紋(ひじゃいぐむん)
-
◆ 旗字: 瑞雲(ずいうん)
◆ 重量: 70kg
Mさんも首里で旗頭をあげていますが、首里は元々首里市。
この地域は複数の村旗を所有しているため、旗頭行列は代表旗と代表メンバーでの参加です。
そして旗頭の重さは、なんと70kg!!!
竿も太く、力強さを感じる旗頭ですよ。
首里の旗頭は★夜旗★。
とぅーるー(灯籠)の中には蝋燭(灯り)があり、横の部分も穴が開いています。
そのとぅーるーに描かれているのが、琉球王家の家紋である左御紋(左巴/ヒジャイグムン)。
11月に開催される琉球王朝祭りでは、灯りをともした旗頭(村旗)が見られます。
旗頭は首里城正殿の大龍柱や二階御差床(うさすか)、そして向拝柱の五色之雲を組み合わせた首里らしいデザイン。 -
◆ 真和志(まわし)
◆ 旗頭名: 牡丹(ぼたん) -
◆ 旗字: 真和志泰平(まわしたいへい)
こちらも首里城のすぐ傍にあるエリアですが、那覇市になる前は真和志市。
旧那覇市(小禄市・那覇市・首里市)に挟まれるような感じだった真和志市も今は那覇市。
かなり広範囲に渡っていた真和志市でしたが、当時は仲井真や識名・安里・おもろまち(天久)や海沿いも浦添ギリギリの所(安謝)まであったようです。 -
ここは軽めの旗頭ですから、重量のある旗頭よりも左右前後のズレが少なく安定した演舞を披露。
昨年は場所取りに失敗し遠くて動きが見えなかった旗頭でしたが、今年はバッチリでした! -
◆ 安里(あさと)
◆ 旗頭名: 薄(ししち) -
◆ 旗字: 英聲遠(えいせいえん)
◆ 重量: 53kg -
昨年は大綱挽の応援を終え安里に戻ってからの様子を紹介しましたが、国際通りでは真剣そのものだったメンバーの表情も和らぎ、ほのぼのとした感じで練習をしていた安里。
演舞を見ていたMさん曰く、「安里は世代交代かな?」
今後の若手の活躍が楽しみですね。 -
◆ 壺屋(つぼや)
◆ 炎(ふぬう) -
◆ 旗字: 鳳舞
◆ 重量: 53kg
昨年までの旗字は翔竜鳳雛(しょうりゅうほうすう)でしたが、今年は鳳舞に変わっていました。
旗字の読み方は『ほうま』なのか『ほうぶ』なのか分かりませんが、焼き物の壺屋なので、炎から火の鳥(鳳凰)が舞うイメージでこの旗字にしたのかなと想像した私でした。 -
壺屋のメンバーの中に派手なまんさーじの男性がいるなと思ったら、見覚えのある沖縄の人気ユー●ューバー。
大綱挽のカヌチ担当の腕章を付けていましたが、この旗頭行列でも周りの人たちにサポートされながら美ら旗を上げていました。
地域貢献で、いろいろなことに挑戦しているMGさん。
もっともっと沖縄を盛り上げてくれると嬉しいですね。
チバリヨ~! -
◆ 泊(とまり)
◆ 旗頭名: 緋桐燈(ちりんとう) -
◆ 旗字: 濟美(せいび)
◆ 重量: 50kg
泊は、ヒラヒラと舞う蝶、また花や葉も優しく揺れる様子を演出するために、始終ゆっくりペースの「ハーイヤ」で演舞を行っています。 -
大人たちの旗頭の後方で、膝を曲げ伸ばししながら美ら旗を上げていた子どもたち。
気合を入れながら旗を上げる様子が、滅茶苦茶可愛かったですよ。
チバリヨ~~~! -
今度は「Ladies & Gentlemen…」で始まるTEAM KUMOJI(チーム クモジ)!
会場には外国人も大勢いますので、久茂地実行委員会はメンバーによる外国語アナウンスを行っています。
言語は、英語と中国語。
観客を楽しませる工夫が施されています。 -
◆久茂地(くもじ)
◆盛鶴(むいじる) -
◆與鳳翔(よほうしょう) ※今年は逆向きで申し訳ありません。
◆重量: 50kg
2019年は大綱挽の後、緑ヶ丘公園で練習している久茂地のメンバーを見掛けましたが、大人の横で旗頭の練習をしていた子どもたちの姿がとても印象的でした。
もしかしたら今年は、大人の中に混じって演舞している子(今は人と言うべきかも)がいたのかもしれませんね。
観客を楽しませてくれるチーム クモジです。 -
◆西一番(にしいちばん)
◆旗頭名: 八卦(はっち) -
◆旗字: 凱歌(がいか) ※三国志に登場する軍師 諸葛孔明を象徴したもの
◆重量: 50kg -
西一番の八卦は、私が生まれて初めて見た旗頭。
そういう意味でも特別な思い入れがありますが、今年は演者の皆さんの背中に遮られ、旗持の動きは殆ど見る事ができませんでした。
来年は背中ではなく、美ら旗を上げている人たちの姿も見られると良いのですが…。 -
◆ 泉崎(いずみざき)
◆ 巴(ぐーやー) -
◆旗字: 泉(いずみ)
◆重量: 55kg
那覇四町綱之図に描かれている泉は泉崎村のことですから、泉崎は絵に描かれているあの泉崎だと思います。
昔の旗頭と全く同じではありませんが、随所に当時のデザインを取り入れながら作られているようです。
さんまーは四角から円に変わっているものの、棒状のさんま―というのは同じ。
この画像を見ても、泉崎の旗頭は旗字・とぅーるー・色遣いもどちらかと言えば控えめですが、『幽玄な美しさ』を感じます。 -
解説のMさんも「泉崎は真面目に練習をしていますよー」と仰っていましたが、泉崎の旗頭は本当に優雅に舞いますよ。
昨年の旅行記でも絶賛したような気がしますが、旗指揮を務めているのは旗持歴30年以上というベテラン。
「練習は嘘を付かない」というのは本当です。 -
泉崎は弥勒さまも登場しますので、そちらも見どころのひとつになっていますよ。
-
◆ 小禄(おろく)
◆旗頭名: 松竹梅(しょうちくばい) -
◆旗字: 小禄意氣昂(おろくいきたかし)
◆重量: 45kg
小禄も代表旗での参加。
初めて見た演舞がとても素晴らしかったので、「絶対に見逃してはいけない」と決めている小禄です。 -
この旗頭に参加する子どもたちの多くは独特の衣装(伝統衣装かな?)を纏っているのですが、小禄の子どもたちはナイチャーの私たちも良く知っている半被姿で登場。
一所懸命声を出しながら行進する姿が、とてもキュートでした。 -
演舞終了後は旗頭を寝かせず、画像のように一人で持って次の場所に移動していった小禄。
お米の袋や45kgの人間を抱えながら移動するのであればまぁ出来そうですが、旗頭は高さもありますので、バランスを崩さず移動させるというのが驚きです。
首里のような重い旗頭では絶対に出来ない技ですが、場所によっては寝かせた旗頭しか見られない観客もいますので、そのような人たちにも目の前で美ら旗を見て欲しいという旗持の思いが込められているのかもしれませんね。 -
◆ 辻(つじ)
◆旗頭名: 子丑寅(にぃうしとぅら) -
◆旗字: 和氣
-
房の動きに注目。
-
旗頭が傾いているという訳ではないのですが、他の地域よりも房の左右の揺れが大きいように感じました。
紅白カラーが動きを目立たせているのかもしれませんが、房の動きに合わせて私の頭も右…左へと動いていたような気がします。
辻は何と言っても演舞前の気合の入れ方が凄い!!!
圧倒されるような気迫を感じました。
「わったー」は分かったのですが、その後はチンプンカンプン。
ちーじ(?!)は、一番(頂点)のことかな?
うちなーぐちの難しさを感じます。 -
◆ 久米(くめ)
◆ 斧鉞(サーフンユーチー)
久米は昨年4旗目の復活となった「青龍刀」を披露していましたが、今年は旗頭の先端部分から判断すると斧鉞。
「青龍刀」「斧鉞」以外に、「撫子」「水仙」の旗頭も所有しています。 -
◆ 旗字: 将
◆ 重量: 50kg -
逆の面から見ても、久米は旗字がひっくり返ることはありません。
まず最初に旗頭をクルクルと回してお披露目。
もしかしたら房や旗の位置を直していたのかもしれませんが、独特の調子で演舞が始まる久米。
旗頭と言えば「サー・サー・サー・サー」のサー4回ですが、久米は「サ~~~・サ~ッ」でサー2回。
後半はサー4回に変わりますが、杓子形の撞木で打ち鳴らす小さめの銅鑼も久米村の特徴ですので、その辺りもご覧になってください。 -
◆ 若狭・松山(わかさ・まつやま)
◆ 旗頭名: 京判やーま(ちょーばんやーま) -
◆ 旗字: 鎮群(ちんぐん)
◆ 重量: 48kg -
旗頭の先端部分を見ると、井桁の中に3枚の扇があり、更にその中心は菊花文様になっています。
またさんまーの上側はモノトーンカラーで描かれた龍。 -
下側は豪華な色遣いで、松・竹・梅に鶴・亀が描かれためでたい絵。
まるで屏風を見ているかのようなさんま―です。 -
演舞が終わると観客に向かって『礼』。
深々と頭を下げ、声もしっかり出ていたのがとても印象的だった若狭・松山でした。
お疲れ様でした。 -
◆ 垣花(かきのはな)
◆ 旗頭名: 砂糖車(さーたーぐるま) -
◆ 旗字: 天行健(てんこうけん)
◆ 重量 38kg
※背景が変わっていますが、浮島通り近くに移動して撮影したもの。 -
垣花は、ハーイヤの声に合わせて旗頭を大きく回し観客にお披露目。
徐々に神輿を上げているような早いテンポとリズムに変わるので、言葉は「ハーイヤ」ですが、見物客(ナイチャー)はきっと「ワッショイ」のノリで見ていたと思います。
お披露目が終わると、今度はサーサーサーサーのスローテンポ。
お祭り気分で楽しめるのが、垣花の旗頭ですよ。
また今年は演者の背中に遮られて、旗持の勇姿を見る事が出来なかった地域もありましたが、実は旗を持ってる人以外のメンバーは座るというアイディアを出したのが垣花の旗持(ベテラン/先輩)だそうです。
演舞の間ずっとしゃがんだままというのも決して楽な事ではないと思いますが、
これが観客にとっては大きな違いと言えます。
実行委員会の人たちも顧客満足度を考えているんだなと感じましたが、私たちにとってはそのような配慮がとても有難いと感じます。
取り敢えず14旗の旗頭の紹介はここまで。
今度は大人用と子供用の旗頭の違いを見てみましょう。 -
大人用を小さくした子ども用の旗頭。
今回は泉崎の旗頭で、サイズを比較してみました。 -
こちらが大人用の旗頭。
大人用のミニチュア版が子ども用の旗頭という感じで、良く出来ていますよ。 -
ここからは旗持の動きなどを紹介します。
路上に描かれている×マークは演舞場所。
旗持は交替しながら演舞を行うのですが、バランス感覚が良い人(特にベテラン)はほぼ同じ場所で美ら旗。
これから期待の新人などはどうしても左右前後にずれてしまう事が多いので、そのような時はベテランが修正に入ります。 -
過去の旅行記では『摺り足』という言葉を使いましたが、良く見るとこの動きもいろいろ。
足を地面に這わせるように動かす人もいれば、足を高めに上げて大きな動きをする人もいます。 -
また神業のような屈伸を披露する人もいるのですが、そこでMさんがズバリ一言、「70kgもある首里の旗でアクロバットのような事は出来ません!」
確かに重さだけでなく高さもあり、また下部よりも上部の方が重いので、ウチナーンチュ風に言えば「バランスを取るだけでも難しいんだはず」。
重い旗頭は重いなりの見せ方(魅せ方)があり、軽めの旗頭は軽いからこそできる技で観客を魅了していますよ。 -
旗頭を上げる瞬間は、旗持も真剣そのもの。
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こちらは別の実行委員会ですが、竿を持ち上げた瞬間見守っていたメンバーがガッツポーズ。
昨年は安里で一般の人が旗頭に挑戦していましたが、大人の男性でも竿を地面から浮かすことが出来なかったのを思い出しました。 -
持ち手が替わる瞬間。
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袖をたくし上げ、次の順番を待つ旗持。
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こちらの男性も袖をたくし上げていますが、自分に気合を入れているのでしょうね。
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旗頭のバランスが悪くなると近づいてくるがっそう(合掌/さすまた)。
「旗頭を倒したら恥」
旗持もプライドがありますから、中にはがっそうを拒む人もいるようです。 -
この体幹の良さ。
相当鍛えているように見えますね。
経験というのも大きいのかな? -
旗頭の前方で行われるガ-エー。
空手や棒の形を披露しています。 -
今度は装いに注目してみましょう。
参加者の袖にはワッペンや腕章が付いていますが、中にはタスキを付けている人もいます。
タスキは大抵重鎮。 -
こちらの男性が着用している半套(殆どの人は黒い衣装)には、右の袖にも左の袖にもワッペンが沢山付いていました。
右の袖に付いていたのは、デザインは違っても全て沖縄県のマーク。
左の袖はご自分が所属している実行委員会のマークと、後は良く分からず…(スミマセン)。 -
首里の半套に付いているこのマークは、やはり左御紋をアレンジしたものでしょうか。
しかし似たようなマークを付けているのは、首里だけではなかったと思います。 -
今度は腕章。
半套を纏っていない人達も腕章を付けていることがありますが、皆何かしらの役を担っている人たち。
因みにこのカヌチは、大綱挽で東と西の綱を1本に繋ぐ作業で活躍します。 -
旗方の腕章をつけた男性のポケットに入っていたのは、きっと滑り止め。
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実行委員会の名前を袖に入れる所もあれば…
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背中に大きくマークを入れている所もあります。
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今度は半套を着用していない人たちの装い。
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旗頭行列ということもあり、多くの人たちは旗頭デザインのTシャツやポロシャツ。
色は半套に合わせてベースが黒。
そして絵や文字を白にしている所が圧倒的に多かったのですが、中には他の色もチラホラ見掛けました。
種類が色々あるのは、子供会が違うから? -
こちらは、白の代わりにゴールド。
デザインも旗頭バージョンと大綱挽バージョンがありました。 -
久米は旗に色を加えていましたが、これも中々格好良いですね。
旗頭ファンの私も記念に旗頭のポロシャツ(Tシャツ)が欲しいな~。
どうしたら手に入るのでしょうね。 -
旗頭演舞は国際通りの数ヶ所で行われますが、時には画像の場所のように障害物(街頭カメラ?)がある所も通らなくてはいけません。
実はそのような所も、人気のポイントになっているそうです。
ふちながしを棒(道路の方に出ている棒)に擦らせながら通過していく旗頭。
その様子が見たくて、待っている人も多いとか。
演者の皆さんも、観客を楽しませるために本当にいろいろ工夫していますよ。
そして演舞が全て終わると、今度は国道58号線久茂地交差点に向け移動。 -
しかしその前にランチを食べに行きましょう。
この日は美味しい島野菜が食べたくて、食堂ファイダマに決定。食堂 ファイダマ グルメ・レストラン
-
モチモチのライス。
-
午前の疲れを癒してくれるかのような、ホッとするスープ。
しかし、椀に入っていたので汁物にした方が良いのかしら。 -
そしてメインがこちら。
地元のスーパーで買う野菜はどんなに評判が良いお店でも、昔と比べると味が薄い。
しかし沖縄で食べる野菜は苦いゴーヤーでもそれ程苦いと感じないので、きっと強い日差しが野菜を美味しくしているのでしょう。
このファイダマは美味しい島野菜が食べられるお店ですが、ヴィーガン料理ではないので肉料理も提供していますよ。 -
野菜の下に隠れていたのはやんばる鶏。
スプーンが付いてきましたので、この後汁まで飲みほした私です。 -
ファイダマの美味しい料理に大満足。
料理はテイクアウトも出来ますしお惣菜も販売しているので、海や公園で食べるのも良いのではないでしょうか。
くわっちーさびたん!
という事で、今度は大綱挽会場に移動です。 -
早朝に運ばれてきた2本の大綱(東の男綱と西の女綱)。
午後はこの2本の綱をカヌチ棒と呼ばれる大きな棒で繋ぎ、1本にするという作業が行われます。
式典開始から、この作業が終わるまで約90分。
ギネスブックに認定されるような大綱挽ですから、東西から綱を寄せるという作業も大変です。
綱を引いていない人にとっては、この時間が滅茶苦茶長い。
しかし楽しいアナウンスもありますので、そちらを聞きながら気長に待ちましょう。 -
主催者発表によると、今年の那覇大綱挽参加者は何と275,000人。
1年で人間の数が数倍になっていました。
ビックリ!
みんな何処から来たのかな~と思うくらい、もの凄い人です。
中央付近にいる黄色いTシャツを着用しているのは、米軍関係者。
青いTシャツはボランティアで参加していた日本語学校の生徒さん。
今年は、訪日客も大勢訪れていましたよ。 -
大綱が1本になると、今度はくす玉。
-
「わ~っ!」と歓声を上げている間に東西から支度(したく)が現れ、がーえー(我栄)がスタート。
-
旗頭行列を終えた旗頭も大綱挽の応援にまわり『那覇四町綱之図』に描かれているような光景が見られますが、式典の時は14旗全てが久茂地交差点に集まっていますので、その様子も華やかですよ。
-
久茂地交差点に集合した旗頭。
大き過ぎて東だけでも全ての旗頭をカメラに収めることが出来なかったのですが、東のすぐ前には西の7旗も並んでいます。
式典が終わると、それぞれの持ち場に移動する旗頭。
華やかさもあれば、迫力もあります。
※過去の画像 -
ようやく大綱挽の始まり、始まり~~~!
ここから更に30分。
綱の中心から5m引き込んだ方の勝利となります。
(アナウンス)ハーイヤ…(参加者)ハーイヤ…(アナウンス)ハーイヤ…(参加者)ハーイヤ…。 -
県内外から来ていたキャンペーンレディたちも、大笑いしながら大綱挽に参加。
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暫くすると西の綱方さんがダウン。
-
東の綱方さんもダウン。
給水タイムを取り、東の綱方さんは復活しましたが、西の綱方さんは最後まで立ち上がることが出来なかったのではないかしら…。
東が勝利したのは、もしかしたらこの差だったのかもしれませんね。
それくらい関係者も体力が必要な大綱挽です。 -
後7分…後2分…とカウントダウンが始まると、ようやくズルズルと動き始める大綱。
示し合わせたかのようにぴったり30分の勝負でした(笑)
(正確には29分だったようですが…。)
今年は東の勝利。
その瞬間がこちら。
Vサイン・万歳・ガッツポーズ・歓声・拍手…。
この大綱挽は勝つと良い/負けると悪いという考えではなく、東が勝てば五穀豊穣、西が勝てば豊漁の年と言われています。 -
綱引きが終わると記念撮影。
-
イベント最後は皆でカチャーシーですが、殆どの人はカリー綱を貰ったり大綱の上で記念撮影するのに大忙しです。
-
カリー綱。
また1年健やかに過ごせますように…。
来年は是非皆さんも、那覇で熱い1日を過ごしてくださいね。
長い旅行記で失礼致しました。
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