2023/05/03 - 2023/05/18
193位(同エリア373件中)
クリスさん
コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。10日目(5月14日)。この日3番目に訪れたのはサン・レヴェリアン(Saint-Révérien)です。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
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シャリテ・シュル・ロワールから東に43km。到着したのは人口170人程の小村サン・レヴェリアン(Saint-Révérien)です。ニベール県の自治区クレムシーに属してシャロレー種の牛が有名な土地となります。
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奥に見えるのは旧修道院の建物で現在は私有との事です。
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サン・レヴァリアン教会(Eglise Saint-Révérien)は3世紀からの歴史があり、教会の名前がそのまま村の名前となっています。11世紀に教会はクリニュー修道院の持ち物となり現存の教会は12世紀からの物となります。
ちなみに聖レヴァリアンとは3世紀の殉教聖人でオータンの司教を務めた人です。 -
1723年に火災により焼失、教区教会として復活しましたが、やはりフランス革命で売却処分となり1933年から大規模改修を受け1840年より歴史的記念物に指定されています。
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ロマネスクが残る部分は、この天使いる西門。聖歌隊席周りの柱頭等の後陣部分となります。
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教会内部、身廊部分は修復再建された箇所なので様式的にはロマネスクを残していますが、新しい物です。
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新しいとはいえ美しい物で、ニヴェルネーの村の中では屈指の教会との評価があります。
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以下身廊部分で撮った柱頭が続きます。
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後陣の聖歌隊席周り。巡礼教会の特徴である周歩廊を形成しています。
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ロマネスクとしての見どころはここからになりますね。
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絡み合う動物たちの柱頭。
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この柱頭はヤコブの物語。ヤコブの階段は夢を見るヤコブ、天上に登る天使たちの夢を見ている場面です。
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同じ柱頭ですがこちらはイサクの祝福の場面。
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イサクの場面と馬に乗るヤコブ。
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これが騎馬の場面です。
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ライオンの穴のダニエルの場面のようです。
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レベック(ヴァイオリンの元となった三弦楽器)を演奏するダビデ。
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網目文様の柱頭。
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同じ柱頭を向きを変えながら撮影してます。聖ミカエルがいます。
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秤をもつ大天使ミカエル。最後の審判から魂の秤量です。
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地獄
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天国
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次の柱頭ではライオンとグリフォン。
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周歩廊にある左礼拝堂です。
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フレスコ画は16世紀の物になります。他の聖人はわかりませんでしたが、この聖人は聖ジュヌヴィエーブとありました。パリ市の守護聖人ですね。
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中央祭室にあたる聖母マリアのチャペル。
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アトラスの柱頭。ギリシャ神話で天空を支えるアトラスの事です。
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上部に薄く文字が写っています。解説によると作者の銘で”ROTBERTVS ME FECIT”と書かれているそうです。
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ここからはグリフォンやライオン等の鳥獣の彫刻になります。
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ヤコブの物語よりイサクの祝福の場面。
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ここからは、身廊から扉口に向かう戻りに撮影した物です。
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あまり知られていない教会ですが、クオリティの高さで撮影枚数が多くなっていまいました。
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脇にある彫像は聖ジャンヌダルクですね。
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