2023/11/11 - 2023/11/16
356位(同エリア665件中)
ソネッチさん
アジアの誇る世界遺産「タージマハール」をこの目で見るために大学時代からの友人Hちゃんと参加したインドツアー3日目後半の旅行記です。
この日は一日ジャイプール観光でした。午前中郊外のアンベール城を観光して、午後からジャイプールの旧市街の観光地を回りました。
北部インドで最も人気のある観光地「デリー」「ジャイプール」「アグラ」はゴールデントライアングルと呼ばれています。
ジャイプールは別名「ピンク・シティ」と呼ばれ、ピンク色の城壁に囲まれ、ピンク色の宮殿や建物が集まった旧市街は世界遺産にも選ばれています。
インド最大の祭り「ディワリ」(ヒンズー教の正月)真っただ中のインド旅行記です。
・1日 福岡を出発してニューデリーに宿泊・・・旅行記①
・2日 ニューデリー観光(クトゥブ・ミナール フマーユン廟)・・・②
ジャイプールへ移動(市場でハッピーディワリ) ・・・③
・3日 ジャイプール観光(風の宮殿・アンベール城) ・・・④
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昼食後ジャイプールの旧市街に戻ってきました。
ジャイプールはアンベール王国のマハラジャ、ジャイ・シング2世が、首都・アンベール(現在アンベール城がある地域)から遷都の必要に迫られ、現在の町の位置に新たな計画都市として建設しました。
遷都によってマハラジャの住居は午前中訪問したアンベール城からジャイプールのシティパレスに変わりました。
ジャイプールの建物はピンク色の塗装が施され「ピンク・シティー」と呼ばれています。
大部分の建物の1階はお店、2,3階が居住部分です。 -
露天も道路沿いにたくさん出ていました。
写真は衣類の露天ですね。 -
ずらりと並ぶリキシャ。(道路上のゴミがあんまりすごかったので、ごみを写さないように撮ると変な写真になってしまった)
インドではタクシーはほとんど見ません。バスで行けないところはリキシャ。
値段はあってないようなもの。乗客は運転手と事前に値段交渉して乗車します。 -
縦横無尽に走るリキシャ。庶民の足ですね。
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リキシャは向かい合わせに座って、定員は4名だと思うのですが、それもあってないようなもの。
実は夕食前、リキシャに初乗車しました。スリルとサスペンスの乗車でした。(笑) その話はまた後で。 -
ジャイプールに遷都したジャイ・シング2世(ジャイプールという都市名は彼の名前から)は、天文学者で占星術にも造詣が深く、領土に5つもの天文台を建てます。その最大なものが、シティパレスの一画に建てられてこのジャンタル・マンタル(天文台)です。
広い園内には奇抜なオブジェのような16ものの天体観測儀が並び、不思議な光景です。 -
一番目立つのは高さ27.4mの「 サムラート・ヤントラ 」。
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巨大な日時計で、2秒単位で時間を計ることができるそうです。
まっすぐに作られた斜面は、北極星を指しているそうです。 -
ラグ・サムナート・ヤントラというサムラート・ヤントラの小型版の日時計があり、その目盛り。(サムラート・ヤントラは目盛りもこれとほぼ同じ)
物差しのような目盛りがついています。この目盛りで時間を測るんですね。 -
北極星の方角にまっすぐに伸びる階段。
階段に入ることはできません。 -
ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ
ジャイ・シング2世自身が発明した観測儀。
12星座を観測するための装置です。
12台の観測儀が、それぞれの星座の方向を向くように作られています。 -
占星術に使われていたそうです。
インドの12星座って、西洋の12星座と同じなのか気になって帰国して調べてみました。ヘレニズム時代にギリシャからインドに占星術が入ってきたらしい。なので、インドの12星座も私たちお馴染みの12星座でした。 -
天体望遠鏡が発達する以前の技術で建設された天文台なので、現代では使い方が分からない機械も多いとガイドさんが言ってました。
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ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ、
円盤型の観測儀です。プレートに落ちる影を見て、太陽を計測するそうな。太陽の何を計測するんだ? -
ジャイ・プラカーシュ・ヤントラ
地中にくぼんだ半球状の計測儀。
インドの天文観測器は、やたら大きい。でも、前衛の芸術作品のように美しいです。
ジャンタル・マンタルは、世界遺産に指定されています。
他にはなかなかない珍しい施設で、300年前に作られた計測器なのに保存状態はとってもいいと思います。
この日は、天気がよく気温もかなり高かった。遮るものない園庭を周ったのでかなりヘロヘロになりました。 -
次いで、歩いて「シティパレス」へ。
アンベール城からジャイプールへ遷都後、マハラジャが住んでいる宮殿です。(現在も末裔が住んでいます)
ジャンタル・マンタルはもとはシティパレスの一画にあったので、両者はすぐ近くです。
門から敷地内に入ります。 -
ムバラク・マハル
イギリスの建築家の設計によって建てられた迎賓館です。 -
入り口に置かれた象。
撮影スポットだとガイドさんが教えてくれたのでパチリ。 -
現在は代々の王族が使用した豪華な衣装などを展示する布地・衣装博物館となっています。
内部は撮影禁止 -
ディワニ・カース
貴賓謁見の間です。アンベール城の ディワニ・カースは 、あの感動の「鏡の間」でしたね。 -
白い模様が縁取られたピンク色の天井や壁が可愛い。
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吹き抜けの中にアーチが並んだ造りになっています。
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展示されていた大きな銀の壺
ギネスブックに「世界で一番大きな銀製品」として登録されています。
マハラジャがイギリスに旅行した際、ガンジス川の水で沐浴するために作らせたと言われています。ガンジス川の水を入れてイギリスまで運ばれたんですね~。 -
奥に見える黄色の建物がチャンドラ・マハール 。
チャンドラ・マハールは「月の宮殿」という意味があり、装飾が美しい7階建ての建物です。遷都当初から現在もマハラジャの住まいとして使われています。 -
マハラジャが在宅しているときは、旗が2本掲揚されるそうです。
旗は2つ揚がっているので、この日は在宅していましたね。
2時に観光終了。ホテルに戻り休憩です。
この日は朝から、がっつり観光の一日でした。
ディワリのため通常よりも交通量が少なく、予定よりも早く観光が終わったとガイドさんが言ってました。 -
6時15分にホテルロビーに集合して、ジャイブールのレストランにバスで向かいました。写真はジャイブールの商業施設。ディワリの電飾が綺麗だったのでパチリ。
今日の夕食は、行程表には「レストランにて民族舞踊をご覧いただきながらご夕食」とあります。楽しみ~。
レストランの向かい側の道路にバスは停車しました。それからが大変でした。車の往来が凄くて、なかなか道路を横断できません。インドに横断歩道はあるのか? 自動車に加えけたたましくクラクションを鳴らして走り抜けるリキシャやオートバイの間をぬって、道路を横断するのは命がけです。 -
「危ないから、リキシャを利用しましょう。2,3分で着きますから」
とガイドさん。
写真のリキシャに何とツアーメイト7名とガイドさんの計8名が乗車してレストランに向かいました。
道路事情がよくない(路面がデコボコ)ところに、定員オーバーで乗車しているのでリキシャは揺れる揺れる。しかも、反対車線を逆走してレストランまで運んでくれました。ヒェ~!
スリルとサスペンスの初リキシャ体験でした。怖かった~けど面白かった! -
レストランに到着しました。客はどうやら私たちのグループだけです。
想像していたのは少し違いますね。踊り子さんが踊りを披露するステージのようなものはないぞ?
そして、部屋の隅に。 -
踊り子さんと楽器を演奏する人の姿が見えました。
こ、これは、もしや・・・・。 -
7時になると、可愛い女の子が私たちのテーブルの前で踊り始めました。
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もしやでした~。(笑)
ガイドさんが
「かってのマハラジャは、自分のテーブルの前でダンサーに踊らせました」
と説明。
なるほど。王様気分で食事するわけね。私はちがう光景をイメージしていたけど、すぐ近くでダンスを見られるからいいか。 -
次いで、二人のダンサーが頭の上に壺を載せて登場。
思うに、3世代の家族じゃないかな。おばあちゃん、お母さん、
そして、最初に登場したのは娘ちゃん。 -
ボリューミーな美人のお母さんがメインダンサーでした。
3人のダンサーの顔見せが終了したところで、お料理登場。 -
スープ。
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飲み物は、今日はマンゴージュースを頼みました。
濃厚にして甘し。 -
4種のお料理が運ばれてきました。
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カレーピラフ
野菜料理
ジャガイモ料理
麺料理
後、ナンね。 -
カレーは3種類。
食事を楽しんでいると -
お母さんが、壺を二つ載せて再登場。
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写真が撮りやすいように、テーブル前でポーズをしてくれます。
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壺を載せたまま台の上にも乗ってくれて、みんな「ウォー」とパチパチ。
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ラスト、お母さんは壺を三つ載せて再々登場。
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最後は台の上にバッチリ乗ってくれました。
手に汗握って、演技を見ていたので写真なし(こんなの、ばっかりです) -
デザートのアイスを食べ終わると
3名のダンサーの方から手招きされまして、最後はツアーメイト7名とダンサー3名で踊ってフィニッシュでした。(踊っていたので当然写真なし)
お客さんが他にいなかったので私も恥を忘れて踊りました。(笑) 同行したHちゃんはスターでした! -
ダンサーさんたちと記念撮影。
「民族舞踊をご覧いただきながらご夕食」・・・想像していたのは違ったけど、リキシャ初乗車とともに、楽しい時間が持てよい思い出になりました。
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