2023/11/24 - 2023/11/26
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ミミのすけさん
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4度目の長崎旅行、2泊3日で行ってきました。
今回はレンタカーでの観光メインです。
1日目(旅行記①)
魚徳(鯨料理 ランチ)
彼杵の庄(道の駅)
針尾無線塔
オーベルジュあかだま(宿泊)
2日目(旅行記②)←今ここ
池島(炭鉱ツアー+島内散策オプショナルツアー)
かもめ市場(だしぼんず 夕食)
ルークプラザホテル長崎(宿泊)
3日目(旅行記③)
長崎バイオパーク
にぎりめしかわち(波佐見町 西の原)
こめたま(波佐見町 西の原)
ギャラリーとっとっと(波佐見町 一真窯)
-
今日は産業遺産となっている、池島炭鉱ツアーに参加します。
神浦港より、フェリー(定員120名)で池島へ出発。
所要時間20分程度です。
昨日は風が強くて三角波も立っていたけど、今日は穏やかでラッキー。 -
池島への足はフェリーの他、
高速船と進栄丸(って時刻表に書いてある・定員12名だから小型漁船⁇)
の3種類。
本数少ないから注意です。1時間にいずれか1本が運行してます。 -
池島は、電動トロッコに乗車し元炭鉱マンガイドが案内する炭鉱体験ツアーができる、国内唯一の炭鉱施設となっています。(パンフレットより)
池島炭鉱体験ツアーは予約制です。
その後はオプションで、島内を巡るツアーもあります。
今回参加した5名は、全員フル参加でした。
島内にお店は無いので、ランチは事前に用意しておきます。ツアーでお弁当の事前予約もあります。
個人的感想としては、食事時間が短いので
(今回はトイレタイム入れて15~20分!その分炭鉱内を見る時間を多めにとってくれました)
コンビニおにぎりとか、軽いものが良いと思いました。
今回地味に厳しいと思ったのが、トイレ事情。
男女兼用の外トイレ、朝顔の他に個室は2つあるのですが…狭い通路、男性の後ろを通り過ぎないと個室に入れない。
ツアー参加者が私の他全員男性だったので、みんながトイレを済ませるまで待って最後に入りました。 -
元炭鉱マンのお話しが面白いです。
まずは炭鉱に入る前に、軽くレクチャー。
2001年に閉山、九州最後の炭鉱でした。
現在はベトナムやインドネシアから研修生を受け入れて、炭鉱内で実技を教えているとのこと。 -
電動トロッコ。
まるでアトラクションのようでワクワクしますが、実際に使われていたものです。
これで炭鉱内に移動します。 -
全員、ヘッドライト付きヘルメットをしっかり装着します。
ご安全に! -
池島の名前の由来は、島の中に大きな池があったから。
池の端を壊して海へ繋げ、船が出入りできる湾を作ったとのこと。
この池一つに、軍艦島がすっぽり入るサイズです。
軍艦島は戦前から採掘していたので、世界遺産になりました。
池島は戦後からなので、ならなかったそうです。 -
暗くてひんやり。
時折り、上から水滴が落ちてきます。 -
ガス探知機。
メタンガスは空気より軽いので、高いところに吊るしていました。 -
掘削の機械、ドラムカッター
歯の部分が欠けていたりと、リアルです。 -
石炭産業が下火になったのは、政策変更があったから。
石炭からクリーンエネルギーにシフトすることになり、まだ採掘可能な石炭があったにもかかわらず、池島炭鉱も閉鎖することになりました。
石炭を担いで、永田町まで抗議に行った事もあるそうです。
記念にと、石炭のカケラをいただきました。 -
こちらはエアーマント。
万が一ガスが発生したとき、このマントを被って救助を待つとのこと。 -
使い方のイラスト。
研修生のためか、外国語も書いてあります。
1キロに1箇所は待避所があったり、セーフティーネットは充実してきますが、実際には一度も使ったことは無いとのこと。
そもそも危機に直面しないよう、安全第一で作業をしていたというお話しに、炭鉱マンの誇りを感じました。 -
当時の持ち物の説明です。1人ずつ持たせてもらいましたが、かなり重い。
今回、入坑にあたり、ヘルメットと大きなヘッドライトを装着しました。
ヘッドライトもLED、コードレスになり最近はかなり軽量化したそうですが、それでも時間が経つとだんだん首が辛くなってきます。
当時の無線や電源、諸々一式と弁当など個人の荷物を入れると、相当な重量になったとのこと。
そのため、坑内の移動を楽にできるよう、マンベルトという面白い乗り物が考案されました。
人間がベルトコンベアに乗るというものですが、動いているところに乗り込むので結構難しそうです。
100人に1人は、どうしても乗れない人がいました。
その人が乗る時は、ベルトを止めてあげたそうです。
炭鉱マン、荒っぽいイメージがあるけど結構優しい。 -
固定電話、防爆型 交換手に繋がります。
女性交換手の声聞きたさに、外の天気はどんな感じ?などしょっちゅう電話してる同僚がいた、と冗談混じりに話してくださいました。 -
ハッパ(爆薬)の説明。
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ハッパの点火装置。
夫がスイッチを捻る体験をさせてもらいました。
他にもドリルを持たせてもらったりと、プチ体験もあり大変興味深かったです。
最後は質問タイムもありました。
人気の部署は採炭、掘進。高給だったとのこと。
芸能人は来ましたか?との質問に、何人か来ているけど、市原隼人さんがものすごく好青年で印象に残ってる!いい男だった~とのことでした。
軍艦島が有名ですが、炭鉱内には入れないし地上の見学範囲も狭いです。
池島炭鉱は、もっとメジャーになっても良いのではないでしょうか。 -
短いトイレ休憩の後、後半はオプショナルツアー。
元炭鉱マンのガイドさんと一緒に、コミュニティバスと徒歩で島内を回ります。
12人乗りのワゴン車がやってきます。
運賃は100円。小銭の用意、必須です。
錆びてるけど「桟橋前」停留所。 -
本数、少ないですね。
島民は現在100人くらいいるそうです。
主要産業をお聞きしたら、年金暮らしの方が多いとのことでした。
でも今回ツアーを担当してくださった元炭鉱マン達も、島内にお住まいのようです。
島は1周4キロとのこと。
アップダウンが結構あります。 -
第一建屋跡
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ガイドさんの説明を聞いていたら猫が現れて、近くでコテンコテンと寝返りを打ちはじめました。
ナデナデできました。個体差はあるけど、みな人懐っこいです。
桟橋近くにもたくさんいました。
バイクに乗った餌やりさんに何度かすれ違いました。
島内のいくつかのポイントで、餌やりをしているのでしょう。
観光客は餌やり禁止と、港に貼紙がありました。 -
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写真を撮れなかったけど、帰る頃桟橋付近で猫の集会を2つ見ました。
どちらもなかなか大規模で、迫力がありましたよ。 -
最盛期は娯楽施設や飲み屋がたくさんあり、賑わっていたそうです。
今はなかなかの廃墟っぷりです。 -
島内ではイノシシに会うことも度々あるとのこと。
元々は居なかったのですが、隣の島から泳いで渡ってきて居着いてしまったそうです。 -
公民館、数年前に閉鎖しました。
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島で唯一のホテルだそうです。
食堂は閉鎖したとのこと。 -
池島診療所跡と消防署
今は緊急の場合は、ドクターヘリが来るそうです。 -
これからアパートの4階へ、当時の社宅の様子を見学しに行きます。
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鍵を開けて入ります。
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炭鉱の仕事は3交代制で24時間勤務。
夜勤明けのおうちにはこの布が下げられました。
子供も声を潜めて遊び、訪問販売も遠慮したそうです。 -
再現されたお部屋。土足で入ります。
4畳半と6畳の部屋と6畳のキッチンダイニング。 -
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水洗トイレ付き、お風呂は無し。
その代わり銭湯が何箇所かありました。
幹部以上の社宅にはお風呂があり、今も人が住んでいるそうです。 -
この部屋のベランダから、屋上に上がることができます。
見学用に、新たに作ったそうです。 -
4階建アパートの、屋上からの眺め。
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小中学校。
現在は、全校生徒3名(小学生2人、中学生1人)。
生徒より先生の方が多いそうです。
校門前には島唯一の信号があります。 -
建物は徐々に、緑に飲み込まれていきます。
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第二建屋の見学。
鍵を開けて、敷地内に入ります。 -
30名乗り第二立坑エレベーター。
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第二建屋に併設の大浴場。
左手のシンクで汚れた服を洗って、身体の煤を落としてから湯船に入ったそうです。 -
炭鉱の無事故を祈る女神像。
平和公園にある、平和祈念像。
その作者のお弟子さんが作られたそうで、雰囲気がなんとなく似ています。 -
オプショナルツアーでは13時ごろから15時半まで、島内を歩きます。
前半の坑内ツアーもほぼ立ちっぱなし。
終わってから短いトイレ休憩だけだったので、ほとんど休憩は無いという実感かも
(ランチは坑内ツアー前に食べます)。
日頃の運動不足がたたり、最後はバテて目が虚になりました。
事前の案内では7000歩目安とありましたが、万歩計をつけていないのでわかりません。
でも、大変興味深くて参加して良かったです。
実際に現場で働いていた炭鉱マンのお話は、胸アツですよ。
たくさんの方に訪れていただきたいと思いました。
帰りは高速艇で10分、フェリーの半分でした。 -
長崎市内へ移動します。
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17時半、クタクタなので軽く夕飯を食べることにしました。
車が停めやすいので、長崎駅隣の大型施設アミュプラザの駐車場に入りました。
駅併設の食事やお土産が買える「かもめ市場」へ移動します。 -
五島うどんをいただけるお店、だしぼんずに入ります。
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色々乗っかったおうどんにしました(名前失念)。
アゴ出汁美味しい、温かくてほっとしました。
夜食用に、お向かいのコンビニで榮太郎コラボの白玉入りどら焼きをゲットして、ホテルに向かいます。 -
ルークプラザホテル長崎にやってきました。
まだ稲佐山の夜景を見たことのない夫に、ラクして夜景を見せようと、このホテルをチョイスしました。 -
7階のお部屋です。
最上階は8階ですが、なぜか8階の客室は窓が小さいので7階がオススメです。 -
ユニットバスなのは残念です。
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冷蔵庫の中のものは、ミネラルウォーターも有料でした。
パジャマはネグリジェタイプ。
内装も調度品も、ちょっと歴史を感じさせます。 -
窓の斜め下に駐車場のライトがあるので、反射して写真が難しかったです。
(旧モデルのスマホのため元々スペックは低いのですが)
稲佐山の展望台なら、さらに高所から見られるのでもっと綺麗でしょうが、
部屋からぼーっと眺められるのは素晴らしい。
夫も喜んでくれました。
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