2022/05/20 - 2022/05/22
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Skunkyさん
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2022年3月1日より水際対策が大幅緩和され、コロナ陰性証明書と3回のワクチン接種証明書があれば自主隔離が不要となったことを受け、2022年5月、またまた一時帰国で日本に戻って参りました。
これまで友人と何度も企画しては、そのたびごとにコロナが流行してボツになってきた旅行先「尾道」。ついに決行できる時がやってきました!
今回は、友人の希望:尾道渡船、艮(うしとら)神社、千光寺、活版印刷体験、と、私の希望:オレンジフェリー、しまなみ海道、あくびカフェー、を組み合わせたスケジュールを組みました。
友人との旅行なので、またしても写真は少なめです。相変わらずおしゃべりに夢中で写真撮り損ねてます。(毎回反省するんですけどね・・・)
※写真は「あなごのねどこ」さん
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2022年5月20日、仕事帰りの友人と阪急梅田駅で待ち合わせて、デパ地下で夕食のお弁当を購入。今回の旅行の2人の希望のうち、私の希望①「オレンジフェリー」に乗るべく、大阪南港へと向かいます。
西梅田駅から地下鉄四ツ橋線で住之江公園駅へ向かい、大阪メトロニュートラムに乗り換えてフェリーターミナル駅から徒歩で大阪南港へ。今回乗船するのは、大阪南港と愛媛東予港を結ぶオレンジフェリー関西航路。オレンジフェリーは部屋の予約が必須なので、シングル+の2段ベッドの個室を予約しました。また、日替わりで運行されている「おれんじえひめ」にも「おれんじおおさか」にも展望バスルームがあり、バブルジェット付きの浴槽もあって乗船中はいつでも利用可能です。
大阪南港出航時間が22:00と遅いため、明石大橋の下を通過するのは23:00過ぎ。この時間になると写真を撮るためデッキの上には大勢の乗船客が集まります。瀬戸大橋通過は夜中なので、知らないうちに通り過ぎていました。
※ライトアップされた明石大橋 -
乗船後、デパ地下で買ったお弁当で夕食を終え、明石大橋を下から見たら、お風呂に入って就寝。東予港着が朝6:00、6:20発の今治駅行き無料連絡バスに乗るため、早朝にもう一度お風呂に入って下船に備えます。
7:00過ぎ、今治駅に到着しました。 -
この日、しまなみライナーの今治駅出発時間が8:30と待ち時間が長かったのですが、カフェ「リトルマーメイド」さんのオープン時間が朝7時で、ゆっくり朝食を頂きながらバスを待つことができました。
※早朝からの営業、助かりました! ♪開いてます、あなたの・・・今治駅 駅
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リトルマーメイドは、パン会社アンデルセングループがフランチャイズ展開しているベーカリーカフェ。1948年広島で創業したタカキベーカリーは、2002年にアンデルセングループに社名を変更、一般には「タカキのパン」として知られているそうです。
※コーヒーとサンドイッチのセット+シナモンスティックで朝ごはん -
こちらは、せとうちバスの路線バス。可愛いレトロ・バスです。
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後ろ姿もなかなかx
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今治駅BSからは、ローカルバスから長距離バスまで、様々なバスが発着しています。
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私の希望②「しまなみ海道」を通るべく「しまなみライナー」に乗車します。
しまなみライナーは、始発駅の今治桟橋を出発し、今治駅、しまなみ海道を通って広島や福島へ行く高速バスです。しまなみ海道を通るのは初めてなのですが、「いつかは自転車でしまなみ海道を走ってみたい」という夢に向けて、今回はバスで下見ですw
瀬戸内しまなみ海道は、向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島などを経て広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長59.4 kmのルート。島と島を結ぶ10個の橋には歩行者や自転車が通行できる側道が設けられていて、海の上を走る最高のサイクリングルートとして世界中のサイクリストの人気を集めています。
※しまなみライナーは全席指定。空席があればその場でチケットを購入できますが、繁忙期は予約しておくと安心です。 -
向東BSで下車し、友人の希望①「尾道渡船」に乗るべく、船着き場まで結構な道のりを歩きました。体力勝負の私を基準にスケジュールを組んだので、スーツケースをゴロゴロ引きながら長い距離を歩く、友人には申し訳ないルートだったのですが、途中で雰囲気の良い神社に出くわすという思わぬボーナスがありました。
向島嚴島神社は江戸時代初期の建立、明治維新を機に「嚴島神社」と改称され、尾道水道を行き交う船舶の守り神、造船の神、魚業の神、交通安全の神として地域の信仰を集めているそうです。 -
イワシの頭もなんとやら、ですね。
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今回、乗船するのは「駅前渡船」です。
尾道と向島を結ぶ渡船には、「駅前渡船」、「福本渡船」、「尾道渡船」の3つがあり、中でも福本渡船は一番歴史が古く、地元では「1円ぽっぽ」の愛称で親しまれているそうです。どの渡船も約10分間隔で運行されており、運賃は大人100円(福本渡船は60円)、駅前渡船は125ccのバイクまでで自動車を載せることはできません。
※渡船が桟橋を離れると、運賃を徴収する方がいらっしゃいます。向島運航 乗り物
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今夜宿泊するホテルは「さくらホテル尾道駅前」。尾道駅への近さが決め手となりました。一旦、ホテルに荷物を預かって頂き、ランチへ。
広島といえば「牡蠣」! 尾道商店街にある「かき左右衛門」さんで「一日限定〇食(すみません、限定何食か覚えていないのですが、確か5食ぐらいだったような気がします)」の牡蠣づくし御膳を頂きました。
※生牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣の炊き込みご飯
この日は5月とは思えないほどの暑さでした。私たちが座った、かき左右衛門さんの2階の窓席からは、ちょうどお向かいにあるラーメン屋さんが見えたのですが、炎天下、道路の影がない側の歩道に長蛇の列。仙台の「たんや善次郎」さんで学んだ、「並ぶにはそれなりの理由(美味しい)がある」という理念も、「炎天下に並ぶのは無理!」と簡単に吹っ飛び、安楽な道に流れる私たちであった・・・。かき左右衛門 グルメ・レストラン
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私が一番好きな牡蠣の食べ方は「生牡蠣」です!
※牡蠣にも何種類かあり、「R」のついていない月でも食べることができる牡蠣もあります。ありがたや~ -
JR尾道駅のすぐ近くにある「シネマ尾道」は、現在も映画を上映している現役の映画館です。但し、上映される作品は、ボックスオフィスヒットのハリウッド映画ではなく、ニューワールドや自主制作のような映画が中心。1980年代のミニシアターブームを知っている私にとっては、とてもノスタルジックな映画館です。
1980年代、東京では岩波ホールやシネセゾン、大阪では大毎地下劇場などで、タルコフスキーやルイ・レネ、ゴダールやフェリーニなんかの映画が上映されていました。私の好きな映画トップ5の一つ、ビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき」も、この時代に出会った映画の一つです。 -
チケット販売窓口も昔のまま。
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尾道本通り商店街は、「芙美子通り」、「土堂中商店街」、「本町センター街」、「絵のまち通り」、「尾道通り」の5つの商店街から成る全長約1.2キロの商店街です。
商店街には、昔ながらのお店と、古いお店の雰囲気を残しつつモダンに改装されたおしゃれなカフェや雑貨店が共存し、新と旧、若と老という相反するコンセプトが融合することで新たに独特でアンビバレントな空間が生まれています。
※生活に根付いた商店街には気取った雰囲気がなく、そのため、京都や鎌倉などの古都における新旧融合とも一線を画しているのが興味深いですね。尾道本通り商店街 市場・商店街
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もともと銭湯だった「大和湯」を改造したカフェ「ゆーゆー」。この日は社員研修とのことでお休みでした。
※現在は、飲茶が楽しめる中華料理屋さんになっているそうです。大和湯 グルメ・レストラン
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昔ながらの洋服屋さん。
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これ、動かないよね?(奥に料金箱があります。10円かな?)
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やまねこカフェー。
やまねこカフェ グルメ・レストラン
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乾物屋さん。
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私の希望③「あくびカフェー」を運営しているゲストハウス「あなごのねどこ」さん。また尾道を訪れることがあれば、是非宿泊したいですね。
※若い女性に人気!あなごのねどこ 宿・ホテル
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イチオシ
あなごのねどこさんは、間口が狭く、奥へと続く細長い造りになっていて、その入り口にあるのが「あくびカフェー」。コンセプトは「学校」で、黒板があったり、ロッカーのような棚があったり、昔懐かしのアルマイトの給食用の器で提供されるメニューもあります。
スマホがある今では、バックパッカーも持ち歩くことのなくなった「地球の歩き方」が揃っています。ゲストハウスの「あなごのねどこ」さんにはドミトリー形式の部屋があり、今でも旅行者同士の出会いや情報交換が行われているのかも。喫茶部あくび グルメ・レストラン
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友人の希望③「艮(うしとら)神社」。
神社への入り口は、尾道の街中と千光寺を結ぶロープウェイ乗り場の横にあります。艮神社 寺・神社・教会
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艮神社は尾道旧市内で最も古い神社とされ、推定樹齢900年とされる楠は広島県の天然記念物に指定されているそうです。
※御朱印を頂きました! -
興味深い手水舎。
手水は「玄武」の口から流れてきます。玄武とは中国の四神の一つで、亀と蛇が合体した霊獣で表現されるそう。
※この後、友人の希望③「千光寺」に行ったのですが、またしても写真を撮っていませんでした。何してたんだろうな~ orz -
友人の希望④「活版印刷体験」で「カムパネルラ」さんにお邪魔しました。
※尾道の古民家をリノベーションしたオフィス+雑貨屋さんの店舗。いい雰囲気です!
https://campanella-letterpress.jp -
活版印刷体験は事前予約が必要。2つのコースがありますが、私たちはしっかり体験できる2時間コースを予約しました。
雑貨屋さんの店舗と繋がっているワークショップには、昔ながらの手動式の活版印刷機があります。これらを使用して、自分でデザインした名刺大のカードを作る体験コースです。 -
イチオシ
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」のジョバンニさながら、小さな箱にピンセットで活字を拾っていきます。
【銀河鉄道の夜】*青空文庫より
ジョバンニはその人の卓子の足もとから一つの小さな平たい函をとりだして向うの電燈のたくさんついた、たてかけてある壁の隅の所へしゃがみ込こむと小さなピンセットでまるで粟粒ぐらいの活字を次から次と拾いはじめました。
※フォントも大きさも様々。自分の好きな活字を拾っていきます。 -
この活版印刷機に、選んだ用紙と自分で組んだ活字をセットして、ハンドルをガッチャンと引きます。
※案外、力がいる作業です。 -
こちらが私が作成したカード。イラストはいくつかある中から選んで、文字部分は自分で組みました。活版印刷ならではの微妙な凹凸感がいいカンジです。
とてもいい思い出になりました。尾道に行かれる方で時間に余裕のある方には是非お薦めの体験です!
※世界で一つだけのカードです -
尾道の裏道に「猫の細道」がある所以でしょうかねw
※気持ちよさそう~ -
シーフードとワインのダイニングバー「尾道WHARF」は、駅前渡船と尾道渡船の尾道側の乗降場所にほぼ隣接するガラス張りの洒落たレストランです。
夜ごはんは、こちらで頂きました。とりあえずは地ビールでx
※混み混みでした!尾道WHARF グルメ・レストラン
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翌日、1円ぽっぽの福本渡船に乗ろうとしたら、日曜日は運休でした・・・残念!
福本渡船 乗り物
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尾道はサイクリスト・フレンドリー! 初心者からエキスパートまで、しまなみ海道を網羅する様々なサイクリングコースが提案されています。レンタサイクルにも乗り捨てサービスがあったりと、かなりフレキシブルな自転車の旅を計画することができそうです。
※次回訪れた時には是非とも自転車でしまなみ海道を走りたい! -
渡船は尾道・向島間をピストン運行しており、こちら岸に着いて乗客を下ろすと、新たに乗客を乗せ、また向島へと戻っていきます。
※たくさんのサイクリストの人たちが利用していました。 -
向島の海岸沿いにある「モーモーキッチン」さんで朝食を頂きます。休暇中なのでモーニングビール!
※朝から飲むビールってなぜ美味しいの? -
モーモーキッチンさんのモーニングセットはアフタヌーンティーのような3段重ねのプレートで提供されます。
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イチオシ
向島をお散歩して、そろそろ尾道を離れる時間が近づいてきました。
最後に「広島名物お好み焼き」を食べよう!ということになり、目についたお好み焼き屋さんに入ったところ、これが大正解!!
向島の住宅街にある「お好み焼き・一茶」さんは、鉄板を囲むように席が4つほどあるだけの小さなお店で、とてもアットホームな雰囲気。
壁にはPerfumeのポスターやサイン入り色紙が飾られていますが、これは2014年に発行された広島県のガイドブック「泣ける!広島県」の表紙で、広島出身のユニットPerfumeのメンバーがお好み焼きを食べているのが一茶さんだからだそう。
※お好み焼きは全部入った「特製お好み焼き」。アサヒの瓶ビールがあるのも嬉しい!
今回も楽しい旅行となりました。特に活版印刷体験は、友人の希望がなければ絶対に経験できなかった素晴らしい思い出となりました。一人で予定を組むと絶対に体験できないことが体験できることこそ、友人との旅行の醍醐味だと再認識した旅となりました。
今回も素敵な思い出をありがとう!x
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