おんせん県おおいた 別府八湯をめぐるモダン湯治旅(前編)

2023/11/02 - 2023/11/06

昨年初めて訪れて、すっかりお気に入りになった別府モダン湯治旅。湯治 柳屋さんでいただいた割引券の期限は11月末。
人事異動の内示を待ってから予約したため、11月の三連休初日は希望の部屋は既に満室…。航空券も購入、マイルともに割高だったので、１日有休を追加して、往路は夜行バス、復路は飛行機利用で３泊５日のちょっと変則的な旅になりました。

今回は別府八湯のうち、別府、亀川、堀田、柴石、鉄輪温泉をめぐります。
各温泉について詳しくは、別府八湯温泉道のHPでご確認くださいね。
https://onsendo.beppu-navi.jp/

エリア 別府温泉(大分)

前日の仕事を１時間だけ早く切り上げて夜行バスに乗り、翌朝７時前に博多バスターミナル(JR博多駅隣)に到着。

お腹が減ったので、朝ご飯を食べに行きましょう。

博多駅 駅

夜行バス利用なので朝は胃の調子がイマイチかもしれないなぁ…
その日の体調によって選ぼうと候補を３店舗調べていました。選んだのは、お粥でも牛タン定食でもなく、明太子が食べ放題の「博多の海鮮料理 喜水丸」。ご飯、お味噌汁もおかわり自由です。
胃の調子…絶好調 (笑)

かなりの人気店らしく、朝食なのに番号札の発券機があり、店舗向かいの通路に待機場所が設けられているほど。７時半の開店15分前くらいに到着したら数組待ちでしたが、無事に一巡目で入店できました（＾ω＾）

博多の海鮮料理 喜水丸 博多1番街店 グルメ・レストラン

明太子、ご飯、お味噌汁が食べ放題で690円～(税込)なので、大人気なのも納得です。

ゴマサバと迷いましたが、「朝の刺身定食」にしました。
これで950円(税込)なんですよ(*´艸｀*)
最初の注文だけでなくおかわりの注文もタッチパネルでできるので、恥ずかしがり屋の女子(?)的にも嬉しいシステム。

お腹いっぱいになった上に福岡までの夜行バスで少し寝不足だったので、別府行きの高速バスに乗ったらすぐに爆睡（-ω-)ｽﾔｧ…

１時間半ほど経って目覚めたら、博多バスターミナルから別府北浜まで３時間弱のはずが、何とまだ大宰府I.C.にも到着していませんでした。

お昼前には別府に到着する予定が、着いたのは110分遅れの13時半過ぎ。
去年のG.W.の博多どんたくの時でも90分遅れだったのに…遅るべし、コロナ禍明けの秋の三連休…朝ご飯しっかり食べておいて良かった (;^_^A

予定通りの時間に到着していたら、別府八湯温泉道、九州八十八湯めぐりの対象施設である「茶房たかさき」に行くつもりでした。喫茶を利用すると温泉に入れる珍しいお店ですが、オーダーストップギリギリになりそうなので今回は断念。

高速バスを降りた目の前にあるトキハ別府店のフードコートで昼食にします。昨年は２店舗だけの寂しい状態になっていましたが、今回は４店舗に増えてかなり賑わっていました。

レストラン東洋軒 トキハ別府店 グルメ・レストラン

前回は六盛の別府冷麺だったので、今回はレストラン東洋軒の「とり天食べ比べ定食」をいただきました。
ボリュームが凄そうだったので、ご飯は少な目でお願いしました。
てんこ盛りですが、唐揚げよりあっさりしていてペロリと平らげました。

ホテルにチェックインできる15時まで、トキハ別府店の足湯でちょっと時間調整します。こちらも別府八湯温泉道の対象施設です。

長旅の疲れが取れますね～(*´Д`)ﾊﾌｩ

トキハ別府店 ショッピングモール

今回別府温泉で宿泊するのは、新しく10月にオープンしたばかりの「別府八湯 御宿野乃 別府」。。。

ではなくて(笑)

ホテルはやしとの対比が凄いなぁ(´ヮ｀;)

前回とても快適だったので、今回も別府駅前 ホテルシーウェーブ別府に宿泊します。今回はSDGsで浴衣やアメニティは必要なものをロビーで選んで部屋に持っていく方式になっていました。

旅の計画当初は目ぼしいホテルがほぼ満室で某AP〇ホテルを予約していましたが、空室が出たので変更しました。

別府駅前 ホテルシーウェーブ別府 宿・ホテル

禁煙はシティビューのお部屋しか空いていなかったので、ちょっと狭めで、眺望はスーパーホテルビューです(笑) 特徴的な形の高崎山もちょっとだけ見えました。

チェックインして荷物を整理したら、湯めぐりに出かけます。

別府駅前の「手湯」の覆いが、大分県の工芸品である竹細工風にリニューアルされていました。

別府駅 (大分県) 駅

油屋熊八さ～ん
また来ちゃいましたヾ(*´∀｀*)ﾉ

油屋熊八像 名所・史跡

別府駅西口から路線バスで亀川方面に移動しました。亀の井バスはsuica等の交通系電子マネーが使えて便利です。

この公園の一角にあるのが。。。

別府八湯温泉道、九州八十八湯めぐりの対象施設である「四の湯(ｼﾉﾕ)温泉」です。スタンプは入浴後に番台さんに申告すると捺してもらえます。

外観は民家か公民館みたいですが、歴史を感じる浴場は広く明るくて気持ち良く、お肌つるつるすべすべ♪になる良い泉質でした。入湯料200円で最高のお湯を堪能できます。
浴場に洗面器は設置されていないので、観光客には受付時に番台さんが貸してくださいます。浴槽と同じ空間に脱衣棚があるタイプなので、貴重品は最小限に。

四の湯温泉 温泉

続いて徒歩で向かったのは別府競輪場。

よ～し！
ここで一発当てて豪遊するぞ～!!

別府競輪場 テーマパーク

…というワケではなくて (*´艸｀*)ﾌﾌﾌ
競輪場の敷地内に市営の温泉があるのです。

「別府競輪温泉」
入湯料は110円。
脱衣所に10円リターン式のコインロッカーあり。浴槽のみのシンプルな温泉です。ちょっと熱めでした。

次の温泉にも徒歩で向かいます。
11月だというのに日中は暑い日が続き、夏の夕暮れに散歩しているような気持ち良さでした(*´ω`*)

競輪温泉 温泉

交通量の多い生活道路沿いにあるのが「亀川筋湯温泉」。
入湯料は入口の賽銭箱へ。
スタンプもそこにあります。

道路と浴場を隔てるのはアコーディオンカーテンのみ Σ(ﾟдﾟlll)
無人だったので入るのを躊躇していたら、地元の方が入浴にいらっしゃったので一緒に利用させていただきました。
外観にちょっとビビりましたが、木の浴槽は深めで肩までしっかりつかることができ、四の湯温泉に負けないくらい良い泉質でした。

亀川筋湯温泉 温泉

すぐ近くにあるのが市営温泉「亀陽泉(ｷﾖｳｾﾝ)」。

入湯料は250円。
ぬる湯とあつ湯があるので、好みに合わせて入浴できます。
亀さん柄の暖簾がｶﾜ(・∀・)ｲｲ♪

市営 亀陽泉 温泉

JR亀川駅の近くにあるのが市営温泉「浜田温泉」。

入湯料は200円。
市営温泉にしては珍しく、浴槽と同じ空間に脱衣所があります。
さっぱりとした塩化物泉です。

亀川温泉では皆さん帰る時に「さよなら～」と挨拶されるので、こういうのも地域差があって面白いですね(*´艸｀*)

浜田温泉 温泉

帰りは亀川駅からJRで別府駅まで。
思ったより列車の本数が多く便利です。

亀川駅 駅

いつもは高速バスで別府に来ますが、JRで来るとこんな感じなんですね。

別府駅 (大分県) 駅

夕方から５湯ハシゴしてさすがに疲れたので、晩ご飯はえきまち１丁目別府のマルミヤストアで買ったお値引きお惣菜です。

寝る前にホテルの「熊八の湯」に入ります。
海外からのお客さんがとても多い印象でした。

入浴後に脱衣所の着替えを入れたロッカーの鍵が開かなくなって、何度もガチャガチャやっているうちに奇跡的に開いて事なきを得ましたが、せっかく温泉に入ったのに冷や汗をかきました(;^_^A

明日の湯めぐりに備えて早めに寝ます。
おやすみなさ～い (ﾉω-)ﾈﾑﾈﾑ

別府駅前 ホテルシーウェーブ別府 宿・ホテル

おはようございま～す！
今日も温泉に入りまくりますよ(*'ω'*)ｷﾘｯ

本日１湯目は、公民館と同じ敷地にある。。。

上田(ｶﾐﾀ)の湯とも呼ばれる「九日天(ｸﾆﾁﾃﾝ)温泉」です。丸ポストが絵になります。

入湯料は130円。
ちょうど先客が出られるタイミングだったので、独泉で満喫できました。

九日天温泉 温泉

続いて市営温泉「田の湯温泉」。

入湯料は200円。
三角形の屋根が特徴的な斬新な建物です。
別府八湯温泉道のスタンプにデザインされている丸ポストは向かいの建物の前にありました。昔は田の湯温泉の前にあったのかな？

市営 田の湯温泉 温泉

ミニ竹瓦とも称される「永石(ﾅｹﾞｼ)温泉」。

入湯料は200円。
確かに屋根の感じや、脱衣所から階段を降りると浴槽があるところは竹瓦温泉に似ていますね。

先客は普通に入浴されていましたが、入ってみると激熱!!
他に誰もいらっしゃらなかったので、これまでの別府旅で初めてドバドバ加水しました(´ω`；)ｱﾁﾁ

永石温泉 温泉

朝ご飯を買いに友永パン屋へ。
８時半の開店15分前に到着したら、既に駐車場には長い行列が(￣□￣;)!!
番号札は27番でした。お店の方も慣れたものでスムースにさばいていきますが、20～30個は入っていそうな手提げ紙袋でお買い上げの地元の方も多く、９時頃にようやく順番が回って来ました。

友永パン屋 グルメ・レストラン

原材料費や人件費の高騰もあって昨年より少し値上げされてはいましたが、素朴で美味しい焼き立てパンが手頃なお値段で買えるのが人気の秘密ですね。
パンは次々焼き上げられていきますが、大人気のバターフランスは開店15分ほどで当日分が完売したので、確実に食べるためには早めに並ぶ必要がありそうです。

今日の朝ご飯用に焼き立てのこしあんぱん、チーズフランス。
おやつ用にあんフランス。
明日の朝ご飯用にフランスパン、チョコフランスを購入しました。
※お店では当日中の消費が推奨されています

別府駅前 ホテルシーウェーブ別府 宿・ホテル

チェックアウト後もホテルで荷物を預かっていただいて、路線バスで堀田(ﾎﾘﾀ)温泉へ。

まずは市営温泉「堀田温泉」へ。

入湯料は300円。
小さ目ですが露天風呂もあって、色づき始めた紅葉を眺めながら入浴できました。

市営 堀田温泉 温泉

続いて山あいの道を歩いて向かったのは、別府八湯温泉道、九州八十八湯めぐり（訪問日時点）の対象施設である、立ち寄り湯「夢幻の里 春夏秋冬」。
http://mugen-no-sato.com/index.html

施設のアクセス情報の最寄りバス停は「堀田温泉前」。Google先生によると「堀田」を案内されますが、「堀田温泉前」からの方が坂が緩やかで、道が分かりやすいかもしれません。

今年はあちこちで熊による被害が発生しているので、旅に出る前に九州に熊は生息していないことを確認してきました(;^_^A

夢幻の里 春夏秋冬 温泉

敷地内に入ると、ふわっと硫黄の匂い(正確には硫化水素の匂いらしいですが…)が漂ってきます。

日帰り温泉施設の建物が見えてきました。

全露天風呂の施設のため、悪天候時はもちろん、湯守の方の納得のいく状態でなければ臨時休業のこともあるようなので、公式HPで確認してから訪れることをオススメします。

入口には、露天風呂のため落ち葉や虫が湯船に浮いていることもあり、それを許容して楽しめる方のみ入浴が推奨されていました。

受付を済ませて橋を渡ると大浴場の建物があります。
滝を眺めながら入れる貸切風呂が人気ですが、林の中にある大浴場の白濁した露天風呂も最高でしたよ。写真でお見せできないのが残念(´･ω･`)

名湯を満喫したら路線バスで別府駅にもどり、預けていた荷物を受け取って鉄輪温泉に移動します。前半は何だか湯治というより温泉マラソン状態になってしまっていますが、果たして大人のモダン湯治はできるのでしょうか？ (*´艸｀*)　　　　後編へ続く…