2023/08/04 - 2023/08/05
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itaruさん
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今回の旅、最終日はレマン湖畔の広がるラヴォー地区のブドウ畑を歩きます。世界遺産にも登録されているブドウ畑とレマン湖のコントラストの絶妙でなかなかの絶景。ワイナリーなど何処にあって、どこで試飲できるのか、情報不足でしたがヴヴェイの観光案内所で情報収集して何とかなりました。
7月30日 成田→(アブダビ経由・エティハド航空)
7月31日 →チューリッヒ→ベルン→ツェルマット
8月1日 ツェルマット観光
8月2日 午前 ツェルマット観光 午後シャモニーに移動
8月3日 シャモニー観光 夕方 ジュネーブに移動
8月4日 レマン湖畔の街とジュネーブ観光
8月5日 ジュネーブ→(アブダビ経由・エティハド航空)
8月6日 →成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の実質最終日。この日は世界遺産にも登録されたラヴォー地区のぶどう畑を散策します。ツェルマットやシャモニーのホテルと違って、ホテルクリスタルの朝食はシンプルですが、これだけあれば十分です。エネルギーを補給したら列車で移動します
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ジュネーブからヴェヴェイまでは列車で1時間弱。料金はハーフフェアカードで14スイスフラン
ヴヴェイ駅 駅
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とりあえず観光局でぶどう畑やワイナリーなどの情報を仕入れようと歩き出すと、目に入ってきたのがチャップリンの巨大アート。そうでした、この街は喜劇王チャップリンが晩年を過ごした場所でした
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観光局はこちらの建物の中。歩き方にはぶどう畑を歩くモデルコースの案内はあるものの、どこのワイナリーを訪れればいいかなどを判断する情報が不十分。なので、ヴェヴェイの観光局で聞いてみる。個人経営など小規模のワイナリーを訪ねるのもいいかもだけれど、手っ取り早く複数のワインを試飲するなら「ラヴォー ヴィノラマ」が良いだろうとのこと。高台のシェーブル駅に向かい、そこから歩き出すのがいいとも。では、そのようにしましょうか
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まあ、その前にヴェヴェイの街も少し散策しますか。レマン湖北岸に位置するヴヴェイはwikiなどによると、13-14世紀のサヴォイア統治時代に町の基盤が作られ、中世からワインの産地として栄えてきたそうです
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湖畔から観光案内所方面に振り向くと後ろには小高い丘。この斜面にぶどう畑も広がっています
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レマン湖を眺めつつ
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岩に固定された椅子や巨大なフォークのオブジェがそこかしこに
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レマン湖を見つめるチャップリン。東西冷戦の影響による「赤狩り」で米国を追われるように離れた喜劇王は晩年をこの湖畔の街で過ごしました。不寛容で窮屈な時代、最近の世界にもそのような風潮があるのが何ともやりきれないです
チャップリン像 モニュメント・記念碑
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この街にはチャップリン博物館もあるのですが、今回はワイン畑を歩くのがメーンの目的なのでそちらはパス。考えてみたら、サイレント映画のパントマイムなどの名場面は観たことがあるものの、チャップリンの映画ってヒトラーを皮肉った「独裁者」くらいしか観ていないです
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そういえば、ハプスブルク時代のフランツ・ヨーゼフ1世の皇后エリザベートって、レマン湖畔で暗殺されたんですよね。この写真自体はエリザベートとは関係ないと思いますが、レトロな写真を見るとそんなことを思い出してしまいました
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ということで、ヴヴェイ駅に戻り、近郊列車に乗ってシェーブル駅へ。こちらはハーフフェアカードを使って2.4スイスフラン。
シェーブル駅 駅
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目の前に広がるブドウ畑に
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レマン湖
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ローザンヌとモントルーの間に広がる丘陵地帯は
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レマン湖からの照り返しもあって質の高いワインが1000年以上前からつくられていました
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ただ、スイスのワインって国内で大部分が消費されてしまうので輸出分はほんのわずか1.5%。なので日本を含め、海外ではなかなか飲む機会はありません。自分も飲んだのは前回スイスを訪れた2017年だったっけ
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スイスワインはフランスやイタリアなどではあまり栽培されていない品種を使っているそうだけど、これがそうなのかな
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ちょっと雲は多いけれど、気持ちの良い天気です
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世界遺産ではあるけれど、観光客でごった返すなんてことはなく、のんびりブドウ畑を歩きます。1組アジア系の女性2人組に「写真を撮って」と頼まれた以外は地元の人だったっけかな。自転車に乗っていた人もいたっけ、彼は地元の人、それともツーリスト
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長閑です
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緩やかな下り坂が続く中に広がるブドウ畑は「レマン湖にかかるバルコニー」と呼ばれているとのこと
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ってなことで、ゆるゆる歩いているうちにリヴァ(Rivaz)の村が近づいてきた
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レマン湖の畔、絵になるかわいらしい村
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小さいながらもワイナリーやワインバーもある街とのことで、村の中には観光客らしき人もちらほら。できれば、小規模なワイナリーとかも寄ってみたいのですが、どこがお勧めなのか分からない。まあ、ここは安全策で有名どころへ
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ブドウ畑とリヴァの村。絵になります
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ところで目的地のラヴォー・ヴィノラマはスマホのアプリではすぐ近くに表示されているのですが、どこにもそれらしき建物がない。よくみてみると、どうやら湖岸沿いにあるらしく、もうちょっと降りていかなきゃいけない。んっ、ここを階段とかで降りていけばすぐなんだけど、遠回りしないとダメ?
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ということで、ちょっと迷いましたけどラヴォー・ヴィノラマに到着。ちょうど、この時に観光バスがやってきてアジア系の団体さんが到着。「えっ、もしかして大混雑になる? 彼らより先に入らないとまずいかな?」。なんて警戒したのだけれど、彼らはこちらにくる雰囲気はなし。でも、駐車場に車が何台も泊まっているし、混んでいる?
ラヴォー ヴィノラマ 博物館・美術館・ギャラリー
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13時30分とお昼時を過ぎていたからか、施設内には先客が1人だけ。そして中にはこの地域で生産されているワインがずらり。ここは即売所でもあるけれど、何だかワインバーのような雰囲気で悪くない
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試飲は屋外でもできるようだけど、雰囲気がいいので屋内で。おつまみ付きのセットでラヴォー地区のワインを楽しみましょう
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せっかくなので希少なスイスワインの1本買って帰ろう。白ワインが有名だから白にしましょう。試飲したLes ChenalttesとSur La Cureで迷いましたが、相談の末Sur La Cureにしました
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試飲もしたのでジュネーブに戻るとします
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レマン湖畔の小さな村Rivaz
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最寄りの駅はこちら
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次の列車まで少し時間があるのでちらっと散策。どうやらこの先の建物はワイナリーらしい。今は閉店時間のようですが
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ラヴォー地区のブドウ畑
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ちなみに駅近くの浜は湖水浴場のようで泳いでいる人の姿も
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リヴァからジュネーブに戻り、一休み。最後に少しだけジュネーブの街を歩きましょう。夏の欧州はまだまだ明るい。といっても、時刻は18時近くなのでホント街ぶらって感じ。モンブラン橋を渡り
モンブラン橋 建造物
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湖面には白鳥たち
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時計塔かな。街を歩きながら、手頃なお土産がないか物色
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チョコレートなどを購入したら
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もう開館時間は過ぎているので分かりませんが、Musée Rath って何の博物館?
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ジュネーブ市民の憩いの場所、パスチョン公園へ。巨大チェスを使って勝負します?
バスチョン公園 広場・公園
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この公園にはカルヴァンの聖誕400年を記念して1909年から17年にかけて建てられた宗教記念碑があります。卒業旅行でジュネーブに立ち寄った昔にも立ち寄りましたが、こんなに大きなモニュメントだったっけ。中央の4人が主要な宗教改革に尽力した人物で左からファレル、カルヴァン、ベーズ、ノックス。ということですが、カルヴァン以外は残念ながら知りません
宗教改革記念碑 モニュメント・記念碑
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宗教改革記念碑からぷらぷら。ジュネーブの市旗がはためくこの建物。歩き方には「市庁舎」とあったけど、googleの地図によるとDépartement de la Sécurité(警備部)とのこと。んっ、警察関連の部署かな
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カルヴァンがプロテスタントとしての説教を行っていたというサンピエール大聖堂。12~13世紀にかけて建立され、その後も増改築が重ねられた街の一つのシンボル。ですが、時間が時間なので閉まっています。尖塔に登ってジュネーブの街並みを一望というのもしてみたかったけど
サン ピエール大聖堂 寺院・教会
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サンピエール大聖堂でハイポーズ
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19時40分、まだまだ明るい。夕暮れのジュネーブ大噴水ではありません
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ジュネーブ観光の最後にベルグ橋を渡って
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社会契約論で有名なジャン・ジャック・ルソーの像があるルソー島。旧市街にあるルソーの生家には寄れなかったので、こちらで偉大な思想家にご挨拶
ルソー島 散歩・街歩き
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スイスで最後の晩餐はホテルの近くのイタリアンで。シャモニーでタルタルステーキを食べてからお腹の調子が今ひとつ。昼はワインの試飲&おつまみだけだったけれど、それほどお腹も空いていない。なので軽くサラダとポモドーロで
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翌朝、飛行機は10時50分発。ちょっと早めに6時45分には朝食をいただきます
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7時30分にホテルをチェックアウト
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ジュネーブ駅から
ジュネーヴ コルナヴァン駅 駅
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鉄道で空港へ。この時にジュネーブを訪れる宿泊客は公共交通機関を無料で利用できるGeneva Transport Cardを利用しました。これって宿泊予約をすると宿泊3日前くらいにはホテルから案内のリンクが送られてくる、のですが、代理店を利用して予約したからか、そんなものは送られてきませんでした。当初はその存在をよく知らなかったのですが、前日にその存在を確認。ホテルのフロントに面倒くさがられながらも、何とかカードをゲットすることができました
ジュネーブ国際空港駅 駅
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ということでジュネーブ国際空港に到着
ジュネーブ国際空港 (GVA) 空港
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チェックインを終え、出国手続きも終えて制限エリアへ。これから乗るエティハド航空は遅れることなく到着しているようです
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もう関係ないけど天気は良いようです
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ゲートC54付近のエレベーターを使い
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ラウンジへ。プライオリティーパスのHPではジュネーブ空港で利用可能なラウンジはMarhaba Loungeとなっていますが、実際に利用できるのはこちらのASPIREです
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ラウンジは人もまばらで落ち着いた感じ。ロゼワインでもいただき、出発を待ちましょう
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10時過ぎ、EY52便のボーディング開始。アブダビ経由で帰ります
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ジュネーブ~アブダビ間の機内食。シンガポールのTigerビールをいただきます。行きのアブダビ~チューリッヒは2食でしたが、今回はこの1食だけです
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6時間ほどのフライトでアブダビへ。今回の乗り継ぎ時間は3時間ほどなので問題なし
アブダビ国際空港 (AUH) 空港
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そしてUAE時間22時10分発のEY878便で成田へ。機内食は2回(エティハド航空の機内食は、まあ、こんなものかな、って感じでしたが、相方には不評でした)。フライト中は映画Ant-Man and the Wasp: Quantumaniaなど数本鑑賞。でも、ジュネーブ便と微妙にラインナップが違っていて、観ようと思っていたゴジラ映画(ハリウッド版)が観られなかったのは残念だったりして。ってなことで、日本時間6日の13時には成田に到着。久々の海外も無事に終了しました
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