ペトラ遺跡、歩数30000歩越え！疲れても足が痛くても行ってよかった！！ 世界は広い！！

2023/09/29 - 2023/09/29

この日はこの旅のメインイベント
ペトラ遺跡探索です。
前夜にペトラバイナイトを見るためにエル・ハズネ（宝物殿）までの往復はしましたが、今日はその3倍ほど歩くことになります。
★メイントレイル
入り口ーシークーエル・ハズネーファザード通り―ローマ劇場―列柱通り―カスル・ハズ・ビントまで片道4,3km
★アド・ディア・トレイル
エド・ディル（修道院）への登り950段 片道１,２ｋｍ
往復11Ｋｍ
どこまで行けるでしょうか

ペトラは今回の旅の目的であったので、どの写真も自分にとっては
大事で同じような写真が多くなっていますが、良かったら見てください。

下調べをほとんどしない個人旅行で自分の行った場所の写真を見ながら
再確認していますので、遺跡については「地球の歩き方」を参考にしています。

エリア ペトラ(ヨルダン)

• 旅行の満足度: 5.0

今回の旅の エルサレムとヨルダンの海外データ通信は
バロン家は海外91の国・地域で利用可能のahamoを使います。
各ホテルではWiFiが無料で繋がりますが、電波状態が悪く殆どahamoにおまかせ
ヨルダンやエルサレムではこんなところでも繋がるかと思うような場所や砂漠地帯
でも電波状態が良くサクサクと繋がり、旅行の間は殆ど繋げっぱなしで
使用データは3.5ギガほどでした。
データを気にせず使えるので本当に良いです。
ただし、ahamoは海外で15日以上使うと通信速度が落ちます。

パレス ホテル

今日はペトラ遺跡入場が07：00なので
朝食は一番のオープンの06：00

朝一の朝食会場はお客様は数えるほど
ところで、ペトラ遺跡観光に来ている海外観光客は
若い人もいますが、圧倒的に多いのがシニア世代で
皆さん年金生活世代だろうと思われる方々がグループやツアーで来られています。

07：00ペトラ遺跡入場
ペトラ遺跡のオープンは07：00からなのでまだ観光客の少ない
オープン時間に合わせて行くのをお勧めします。

日本語のパンフレットを見ながらペトラ観光が始まりです。
メイントレイル
入り口ーシークーエル・ハズネーファザード通り―ローマ劇場―列柱通り―カスル・ハズ・ビントまで片道4,3km
アド・ディア・トレイル
エド・ディル（修道院）への登り950段 片道１,２ｋｍ
往復11Ｋｍ
どこまで行けるでしょうか

ペトラ 史跡・遺跡

昨夜は月夜とライトアップで煌々と光り輝いていた
ハーブ・アッシーク・トリクリニウムとオベリスクの墓

同じ場所ですが
昨夜の方が神秘的
この場所は下段は「ハーブ・アッシーク・トリクリニウム」と言って
死者のための饗宴の儀式が執り行われ
上段はそびえたつ4つの尖塔がエジプトのオベリスクに似ていることから
「オベリスクの墓」と呼ばれ中には5つの埋葬穴、外側には貯水槽があるそうです。

シークと呼ばれる狭い峡谷までは１キロ近くなだらかな広い道が続きます。
昨夜のペトラバイナイトに行くのにこの道を歩いたわけですが
昼間見ると全然違った感じです・。

ワディ ファラサ トレイル アクティビティ・乗り物体験

ペトラ遺跡内にはいくつものWi-Fiスポットがあって
入場して最初に出てくるスポット
ギフトショップ・トイレあり
広大なペトラ遺跡ですがあちらこちらに無料のトイレがあるので心配ないです。

Wi-Fi スポットの側にはダムがあって
このダムは洪水の際に渓谷から流れてくる水がシークに入りこまないようにするためにナバタイ人によって建てられたダムでその横には88mの長さに及ぶトンネルが洪水時の水の流れを変える目的で作られた。

シーク入り口
シークとは狭い岩の裂け目のことで崖の高さは60～100メートル
ペトラの中心地へと?2km続きます。

ここから下り坂になります。

両側の岩盤はだんだんと押し寄せてくるように迫ばり

殆ど岩盤と岩盤がぶつかり合うようになり

シーク (ぺトラ) 山・渓谷

地層と水の流れで出来た模様

シークは一時は岩盤が広がっている場所もあって

また岩盤と岩盤の狭い間を抜けます。

自分が撮るときは待たすのに
バロン夫が撮っていると
写真は良いから早く来いとバロン妻吠える

シーク (ぺトラ) 山・渓谷

今までに見たことのない景色が続く

シーク (ぺトラ) 山・渓谷

途中フランス人ツアーの人達が説明を聞いていたので覗き込むと
「キャラバンの像」
未完成なのでしょうか

サビノス・アレクサンドロス・ステーション

シークの中にある飲料水路跡

崖の模様が自然の芸術

エル・ハズネ到着
昨夜ペトラバイナイトが行われた場所

エル ハズネ 史跡・遺跡

高さ45メートル、横幅30メートル

紀元前1世紀にナバタイの王アレタス4世が建設
岩山の上から下へ壁面を削りながら建造

私達は右に行きます。
発見当時はエル・ハズネの前には川が流れていたようですが
今は枯れていますが
それでも時々鉄砲水が押し寄せてくるようで
エルハズネの広場右には石造りの堤防があります。

エルハズネで帰られる方も多いそうですが
ペトラ遺跡の見どころはここから先と言われているので
行ける所まで行きます。
エル・ハズネを抜けると
ファザード通りで左側にはファザード群が続きます。

ギフトショップの奥には高い岩の上に続く階段があり犠牲祭壇へと行けます。
強者共は登っていました。ここもWiFiスポット

犠牲祭壇 史跡・遺跡

ファザード通りを抜けると見えてくるのが進行方向左側に
「ローマ円形劇場」

ローマ円形劇場 史跡・遺跡

45段ある客席には最大8500人が収容可能
劇場としても素晴らしく
背後の岸壁が見事な音響効果

ローマ円形劇場 史跡・遺跡

建築当初、この劇場は通常のローマ劇場とは異なる使われか方をしていた。
背後の岩壁にある洞窟に遺体を保存しアレタス4世が自身の葬儀場として建設されたものと言われている。

一番高い岩山にあるのが犠牲祭壇で
ローマ劇場は犠牲祭壇のふもとにある岩山を堀削して建造

ローマ円形劇場 史跡・遺跡

こちらは舞台側
何本か円柱が残っていますがここに3階縦の高い建物があったそうです。
365年の大地震により大きな被害が出たそう
舞台背面の壁はローマ時代に再建された
岩山を堀削した劇場としては世界有数

ローマ円形劇場 史跡・遺跡

ローマ劇場の反対側、進行方向右手を見ると
「王家の墓」

王家の墓 史跡・遺跡

右から
壺の墓、絹の墓、コリント式の墓、宮殿のモニュメントが並んでいます。

王家の墓 史跡・遺跡

王家の墓は岩山に作られた岩石墓群で
ペトラには数えきれないほどの岩石墓がある

王家の墓 史跡・遺跡

67番目の墓（写真一番左の墓）はヘレニズム様式のペディメント（西洋建築における切妻屋根の三角形の部分）を持ち盗人がこの墓に隠れ住んだと言う昔話があり
現在は盗人の墓という

王家の墓の次に出てくる
この坂を登って奥にあるのがビザンチン教会
ロバがいるからお金を払うとロバの背中に乗って行けるようです。

ビザンチン教会 史跡・遺跡

ニンファエウム（水の妖精の泉）
ここには噴水施設があってワディムーサ、ワディラムサから流れてきた水が
柱廊通りに沿って流れて行った。設置されたのは191年
ここらあたりがペトラの中心地

ペトラ 史跡・遺跡

出てくるのが柱廊通りの見どころ
ローマ皇帝トラヤヌス（在位98～117年）「凱旋門」
ナバタイ王アレタス4世の凱旋門との説もある

柱廊通り 史跡・遺跡

凱旋門を越して休憩
休憩した場所は大神殿の市場があった場所
この通りは元々ナバタイ人の手によるものだったが、後にローマ帝国が支配するようになって改修工事が行われ当時のペトラの街では一番のショッピングストリートであった。

柱廊通り 史跡・遺跡

大神殿へと上がる階段

大神殿はペトラの中心部における代表的な建造物
上部の神殿の聖域（テメノス）及び南北の通路部分もしくは下部の聖域部分を含むとおよそ7千平米の面積があって

二階部分テノウスには両脇に3本並ぶ列柱が残されており

二階テメノス床には6角形の敷石が綺麗に残っています。

ここは神殿は残っていませんが
神殿跡地左背面には住居跡が残っています

600人収容の小規模な劇場跡も残っており

浴槽跡も残っています。

大神殿を過ぎると出てくるのが
カスル・アル・ビント
アラビア語で古代エジプトのファラオの宮殿
ナバタイの主神ドゥシャラに捧げられた。ペトラの街で最も重要な神殿

カスル・アス・ビントを過ぎると左右に一軒ずつレストランが出てきて

右側レストランの方に行く橋を渡ります。
バロン夫婦この時点でここはかなり前に通り過ぎたニンフェアム（水の妖精の泉）
だと思っていたので

まさかこの道がエド・ディルに行く950段の階段の始まりだとはよもや思わず
歩いていると

目の前に階段が出てきたのにはびっくり
ここから950段の階段が始まります。
この時点ではエド・ディルまで辿りつくのか疑問というより
無理だろうと思っていました。

この950段の階段を登るのが嫌な人は
ロバでも行けます。もちろん有料です。
なのでこの道はロバのフンがたくさん落ちている
お掃除の係の人もいるが切がないと言う感じです。

とにかく目の前にある階段を登ればたどり着くはず

最初の休憩ポイント開店前で猫しかいませんでしたが小さな売店がありました。
ペトラ入場07：00でこの時点で09：00
写真撮りながら来たとは言えまだ行程の三分の二で二時間かかっています。
9月の終わりと言ってもペトラの体感は夏といった感じ

ペトラとヨルダン国旗と記念撮影

ここら辺まで来るとエド・ディルから下って来る人が
あと20minutes、あと15minutesとか声をかけてくれるようになる
その中で「あと15分くらいですよ」と日本語で声をかけられた。
思わず見上げてニッコリ
一人歩きの日本人の青年だった。

エド・ディルまでの最後の
View point
国旗と休憩しやすいように売店がある

View pointだけあって絶景
谷底から吹き上げてくる風を感じながら
もう一息でエド・ディル
ここまで登ったんだと感慨ひとしお江戸ディル

ゴールでしょうか今までのきつい坂道が嘘のような平地になりました。

右を見るとナントナントナント

エド・ディルの建物が！！
絶対無理だと思った950段の階段を登ってペトラ最奥の
エド・ディルに来られました。
感激感激！！
0７：00ペトラ入場 エド・ディル到着09：30

エド ディル 史跡・遺跡

エド・ディルをバックに石が置かれた撮影ポイントがあります。
950段の階段を登ってきた皆さんお互いに笑顔で写真を撮ります。

エド・ディルは修道院や教会として使われていたらしく
ヘレニズム様式
ペトラで最も巨大な建築物です。
全体を撮ろうとするとかなり離れないと撮れません。

内部は一間のただっ広い部屋があるだけで正面に階段が付いた
祭壇のようなものがある。ここに神をあらわす石板が立てられたと考えられているそうだが、何故か缶コーラが一本置かれていた。

エド・ディルには洞窟カフェがあってその背後にはエド・ディル上から見るための
何か所かのView pointがあって

エド ディル 史跡・遺跡

一番行きやすいView pointに登ってみました。

これがなかなか良くて
とてもいい撮影ポイントでした。
先に撮っていた
ヨーロッパ方面のご家族の息子さんに
撮ってもらいました。

エド・ディルを堪能した後は
登頂達成した優越感で登って来られる人々に
あと20minutes、あと15minutesと自分が言われたように言います。（笑）

団体で来られた方達は朝早くに来るのは難しいのかバロン夫婦が下っているときには
グループツアーの人が沢山登られていましたが
ペトラは、やはり朝早くに来る方が良いです。

下まで降りてきました。

ラクダは、カスル・アル・ビントから宝物殿（エル・ハズネ）まで
馬はビジターセンターからシークの入り口までと
パンフレットに書いてありまが
ロバはエド・ディルまでの急な階段を観光客を乗せて行っていましたが
見ていてロバが可哀そうだったけど

レストランの外で水浴びをしてもらっているワンちゃん

帰り道に面白いカフェがありました。
よく見てくださいスターバックスカフェ

中にもスターバックスの看板が

商品にもスタバの商品もあります。
これはなんちゃってスタバなのでしょうか？？
それとも本家本元に許可をもらったスタバでしょうか
なんちゃってスタバとしたらこんな世界中から観光客が押し寄せてくる場所で
大丈夫かなあ？？

内部はアラビア風の座卓です。
やはり観光客の皆さん、スタバの看板で不思議に思うようで次から次へと
入ってきますが、殆ど冷やかしです。

珈琲はスタバと違って煮だしたタイプなので
結構時間がかかりましたが
でもこれはこれで疲れた体にはとても美味しかった。

エル・ハズネまで帰ってきました。

エル ハズネ 史跡・遺跡

シークを帰っている最中
二頭のラクダが疾走して行きました。
これは本当に映画を見ているみたいでした。

シークの終わりです。

シーク (ぺトラ) 山・渓谷

ペトラビジターセンターの向かいにある考古学博物館に入ります。
無料です。
口コミによると空いているのでゆっくりできるらしい。

ペトラ考古学博物館 (ペトラ洞窟博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

日本の協力で建築展示されています。

内部はそんなに広くはないですが

ペトラの歴史や

展示物があって
展示物の案内に日本語はありませんが
日本語のパンフレットはあります。ただし、簡単なものですが

「ナバテア王国ドゥシャラの胸像」

ギャラリー２の展示物

ギャラリー3の展示物

ギャラリー3円形展示場に飾られた大神殿出土品

ギャラリー５邸宅の床モザイク（石）

ギャラリー５交易と隊商
古代の貿易ルート

ギャラリー６の展示物
ナバテアとローマ
石器時代から現代までの多様なペトラが展示されています。
これでペトラ遺跡見学は終わりです。
この日の歩数33,960歩Apple watchの歩数計算が日本のままなので時差6時間で
昨夜のペトラバイナイトまで歩いた分も含まれていると思うがそれでも歩いた。

ペトラ・ウオークから帰って来て
疲れた体をほぐす意味もあって
この日、バロン妻はプールで泳ぎました。
水は冷たかったが気持ち良かったです。

ペトラからの夕日
もう二度と見ることはないと思うと感慨深い

この日はホテルで夕食をとりました。
ディナー、１人13・5ＪＤ
場所は朝のレストランと同じでメニューもビュッフェ形式
夜はお酒を飲む人が多いからそれに合わせた種類が多少増えているといった感じ

パレス ホテル

ソフトドリンクメニュー

アルコールメニュー

そんなペトラの二日目の夜は更けて行きました。
ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （3）

• バモスさん 2023/11/16 07:19:07

  ペトラ遺跡☆

  バロンさんへ
  
  おはようニャ～☆
  ペトラ遺跡は広大ですね！
  てっきりエル・ハズネ中心に1キロ四方かなと思ってました。
  最奥まで２時間半ですか、７時開園で閉園のアナウンスを早くしないと
  うっかり取り残されますね。
  ローマ円形劇場が当初は葬儀会場に使われていたり、お墓が沢山あるのも
  意外です⇒お墓はもっと郊外にあるのだろうと。
  確かにペトラ遺跡は見応えがありますね。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バモス

  バロンさん からの返信 2023/11/16 08:33:36

  Re: ペトラ遺跡☆

  バモスさん
  
  おはようございますニャー
  行く前に注意事項で
  「一人でなるべく行かないように！
  一人で行って途中で転落し亡くなってから何日も経って
  発見されたことがあります。」と
  絶景はどこでも危険と隣り合わせですが見ごたえありますよね!(^^)!
  お墓についてはいろいろな説があるようですが
  岩山と砂漠地帯に生きる人々の知恵と努力は凄いです！
  ありがとうございました。
  バロン

  バロンさん からの返信 2023/11/16 08:33:41

  Re: ペトラ遺跡☆

  バモスさん
  
  おはようございますニャー
  行く前に注意事項で
  「一人でなるべく行かないように！
  一人で行って途中で転落し亡くなってから何日も経って
  発見されたことがあります。」と
  絶景はどこでも危険と隣り合わせですが見ごたえありますよね!(^^)!
  お墓についてはいろいろな説があるようですが
  岩山と砂漠地帯に生きる人々の知恵と努力は凄いです！
  ありがとうございました。
  バロン