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 熊が人里に出てきて人間と遭遇してしまう事件が全国で増えているという。ここ北海道では特に多い。今回のわたしの旅先でも、知床五湖は当然としても、調べてみるとオンネトーでも霧多布でも熊の目撃が報告されていた。牛66頭を襲って恐れられたOSO18の出没エリアも霧多布のすぐ隣だった。<br /> ほかの動物には会いたいが熊にだけは会いたくないので、不幸な出会いを避けるために、旅の前に熊鈴を買い求めた。<br /> さらに万一に備えて熊撃退スプレー購入も真剣に考えたけれど、スプレーの誤作動でまわりの人たちを傷つけ入院させてしまった実例や、そもそも飛行機に載せられない危険物であることを知り、熊鈴に命を託すことにした。<br /> 熊鈴は結果的には旅で使う機会がなく、その後、妻がコロナで寝込んだ時にわたしを呼びつけるのに活用された。

大自然の中の北海道 '23夏(4)霧多布と丹頂鶴自然公園

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2023/08/06 - 2023/08/07

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ひらしま

ひらしまさん

 熊が人里に出てきて人間と遭遇してしまう事件が全国で増えているという。ここ北海道では特に多い。今回のわたしの旅先でも、知床五湖は当然としても、調べてみるとオンネトーでも霧多布でも熊の目撃が報告されていた。牛66頭を襲って恐れられたOSO18の出没エリアも霧多布のすぐ隣だった。
 ほかの動物には会いたいが熊にだけは会いたくないので、不幸な出会いを避けるために、旅の前に熊鈴を買い求めた。
 さらに万一に備えて熊撃退スプレー購入も真剣に考えたけれど、スプレーの誤作動でまわりの人たちを傷つけ入院させてしまった実例や、そもそも飛行機に載せられない危険物であることを知り、熊鈴に命を託すことにした。
 熊鈴は結果的には旅で使う機会がなく、その後、妻がコロナで寝込んだ時にわたしを呼びつけるのに活用された。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
旅行の手配内容
個別手配

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  •  旅の最後の宿は霧多布にある宿房樺のん。ログハウスの宿だ。<br />

     旅の最後の宿は霧多布にある宿房樺のん。ログハウスの宿だ。

  •  部屋は2階なので斜めの天井。梁の太さがすごい。なんでもバブル期に建てられたものだそうで、丸太の直径が40cmほどもある。<br />

     部屋は2階なので斜めの天井。梁の太さがすごい。なんでもバブル期に建てられたものだそうで、丸太の直径が40cmほどもある。

  •  まだ明るかったので散歩に出た。霧多布湿原が見える。<br /> でも、熊鈴を忘れていたことに気づき、近場で切り上げた。せっかく買ったのに馬鹿だなあ。<br />

     まだ明るかったので散歩に出た。霧多布湿原が見える。
     でも、熊鈴を忘れていたことに気づき、近場で切り上げた。せっかく買ったのに馬鹿だなあ。

  •  夕食の主菜は焼いた花咲蟹。味が凝縮され濃かった。

     夕食の主菜は焼いた花咲蟹。味が凝縮され濃かった。

  •  食堂の壁には野生動物の写真パネルが何枚も掛かっていた。聞けばオーナーご夫婦の作品だそうだ。<br /> 鹿の話、熊の話を伺う。最後は、「人間がいけないんです」。

     食堂の壁には野生動物の写真パネルが何枚も掛かっていた。聞けばオーナーご夫婦の作品だそうだ。
     鹿の話、熊の話を伺う。最後は、「人間がいけないんです」。

  •  最終7日目の朝。<br /> 琵琶瀬展望台から小雨の霧多布湿原を眺める。

     最終7日目の朝。
     琵琶瀬展望台から小雨の霧多布湿原を眺める。

  •  右手には、これから行く琵琶瀬湾と霧多布岬も見える。

     右手には、これから行く琵琶瀬湾と霧多布岬も見える。

  •  展望台にはこのあたりのアイヌ語由来の地名の解説があった。<br />  ロマンチックな名前に思える霧多布も、霧とは何の関係もなく、葦を刈る場所「キィタプ」から来てるそうな。

     展望台にはこのあたりのアイヌ語由来の地名の解説があった。
    ロマンチックな名前に思える霧多布も、霧とは何の関係もなく、葦を刈る場所「キィタプ」から来てるそうな。

  •  霧多布岬の駐車場に車を置いて岬の方へ歩いて行くと、戻ってくる人が「ラッコがいますよ」と教えてくれた。<br /> 左の崖の下を見るとそれらしきものが浮かんでいるが、高い断崖なので遠い。ラッコがいると聞いていなければ犬のフンと見間違えそうだ。

     霧多布岬の駐車場に車を置いて岬の方へ歩いて行くと、戻ってくる人が「ラッコがいますよ」と教えてくれた。
     左の崖の下を見るとそれらしきものが浮かんでいるが、高い断崖なので遠い。ラッコがいると聞いていなければ犬のフンと見間違えそうだ。

  •  拡大して見ればたしかにラッコがぷかぷか浮いている。回転したりして遊ぶ姿が楽しそうだった。

     拡大して見ればたしかにラッコがぷかぷか浮いている。回転したりして遊ぶ姿が楽しそうだった。

  •  岬の先端が見えてきた。

     岬の先端が見えてきた。

  •  ダイナミックな変化に富んだ岬だ。

     ダイナミックな変化に富んだ岬だ。

  •  左後方を振り返ると、控えめな花が風に揺れていた。

     左後方を振り返ると、控えめな花が風に揺れていた。

  •  歩きやすい道が整備されている。

     歩きやすい道が整備されている。

  •  霧多布岬の先端まで来た。<br />

     霧多布岬の先端まで来た。

  •  そこは海鳥の楽園だった。

     そこは海鳥の楽園だった。

  •  岬の先の小島にはぎっしりと海鳥がいる。

     岬の先の小島にはぎっしりと海鳥がいる。

  •  少し戻って、灯台のある風景を振り返った。

     少し戻って、灯台のある風景を振り返った。

  •  お昼は厚岸コンキリエの港を見下ろすカウンター席で、名産の牡蠣を頬張る。生牡蠣2種を食べ比べ、クリーミーなマルエモンがおいしかった。<br />

     お昼は厚岸コンキリエの港を見下ろすカウンター席で、名産の牡蠣を頬張る。生牡蠣2種を食べ比べ、クリーミーなマルエモンがおいしかった。

  •  釧路市内に向かう途中で丹頂鶴を発見。<br /> その後、釧之助本店でタラコや夕食用の寿司を買いこんでから、釧路市丹頂鶴自然公園に向かった。

     釧路市内に向かう途中で丹頂鶴を発見。
     その後、釧之助本店でタラコや夕食用の寿司を買いこんでから、釧路市丹頂鶴自然公園に向かった。

  •  この丹頂鶴自然公園は、絶滅の危機に瀕していた丹頂鶴を保護する地元の人たちの運動から生まれたらしい。

     この丹頂鶴自然公園は、絶滅の危機に瀕していた丹頂鶴を保護する地元の人たちの運動から生まれたらしい。

  •  直線に並んだケージに鶴が家族単位で住んでいる。

     直線に並んだケージに鶴が家族単位で住んでいる。

  •  屋根はないので自由に飛べるはずなのだが、鳥インフルエンザが流行っている間は風切り羽を切って飛べなくしているとのこと。<br />

     屋根はないので自由に飛べるはずなのだが、鳥インフルエンザが流行っている間は風切り羽を切って飛べなくしているとのこと。

  •  一番奥のケージは幼鳥のいる家族だった。カラスも来訪中。<br />

     一番奥のケージは幼鳥のいる家族だった。カラスも来訪中。

  •  小川周辺にえさになる小動物が多いらしい。

     小川周辺にえさになる小動物が多いらしい。

  •  こんなに間近で丹頂鶴の自然の姿を見られるなんてうれしい。

     こんなに間近で丹頂鶴の自然の姿を見られるなんてうれしい。

  •  突然、隣のケージの鶴との間で金網を挟んで激しく鳴き交わし始めた。幼鳥も含め一家総出で、全力かつ攻撃的に鳴き合っている。<br /> 帰りに職員に聞くと、あれは縄張りを主張しあう行動なのだそうだ。保護されているとは言え、やはり野生の生き物である彼らの激しい一面を見た気がした。<br /><br /> 丹頂鶴自然公園から釧路空港へはすぐ。なごりは惜しいが、夏の北海道の大きな自然と生き生きした動物たちを目に焼き付けて、帰りの飛行機に乗った。

     突然、隣のケージの鶴との間で金網を挟んで激しく鳴き交わし始めた。幼鳥も含め一家総出で、全力かつ攻撃的に鳴き合っている。
     帰りに職員に聞くと、あれは縄張りを主張しあう行動なのだそうだ。保護されているとは言え、やはり野生の生き物である彼らの激しい一面を見た気がした。

     丹頂鶴自然公園から釧路空港へはすぐ。なごりは惜しいが、夏の北海道の大きな自然と生き生きした動物たちを目に焼き付けて、帰りの飛行機に乗った。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • sanaboさん 2023/11/03 22:44:09
    熊鈴
    ひらしまさん、こんばんは

    ようやく長かった夏が終わったと思ったのも束の間、
    11月に入って夏日の記録更新とは本当にビックリですね。
    奥様がコロナに罹患された時に、熊を撃退するはずの熊鈴で
    ひらしまさんを呼びつけるのに活用されたというオチに
    思わず笑ってしまいました。
    奥様が後遺症などもなく全快されましたことを願っております。

    表紙にされた丹頂鶴のお写真、素晴らしい激写ですね☆彡
    丹頂鶴が家族単位で暮らし、縄張りを主張し合う様子は
    人間の世界と変わりありませんね。
    鳥インフルのためとはいえ、羽を切って飛べなくしてしまうのは
    可哀想な気がしますが、これも生きていくための術で
    仕方ないのですね。

    それにしても、花咲蟹も牡蠣も美味しそうでした。
    大自然に触れ、美味しいものを召し上がり
    リフレッシュされたことでしょう^^
    寒暖差の激しい日々ですので、ご自愛の上お過ごしください。

    sanabo

    ひらしま

    ひらしまさん からの返信 2023/11/04 19:42:01
    Re: 熊鈴
    こんばんは、sanaboさん。

    熊鈴活用法に笑っていただけてよかったです。
    せっかく遠くまで音が届くというふれこみの高級(!)熊鈴買ったのに使わずじまいだったので、利用法を鋭意研究中なのです。
    コロナ後遺症ですが、妻は熊ほどではないにせよ犬並みに利いていた嗅覚が一時失われ、コーヒー飲んでもおいしくないと嘆いていたのですが、漢方薬を飲んで1か月かかって治りました。
    後遺症のほうが大変って、本当なんですね。

    丹頂鶴自然公園は、思っていた以上に自然な環境で鶴を間近に見られてうれしかったです。
    また飛べるようになったら、昼間はいないとかになるのかもしれませんが、早くそうなるといいですね。
    この旅では北海道の自然の大きさを実感するとともに、人と野生動物との境界線の見直しも考えさせられました。
    そして宿泊費が高くなっているのは痛かったですね。

    ところで、sanaboさんの次の旅はシルクロード方面ですって?
    驚きました。
    初の非ヨーロッパ旅行記が読めるのはまだまだ先のことでしょうが、楽しみです。

    ひらしま

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