2023/10/21 - 2023/10/21
318位(同エリア504件中)
BO/Mさん
曇天だった空からポツポツと雨が降り始めました
こちらの場所は、荘銀タクト鶴岡から徒歩すぐで目立った帝冠風の建物、明治か大正か?
中には山形の偉人・異人のご紹介で溢れ返っています。
イチオシは「雪の降る街を」の作詞家・作曲家ですが、1階・2階と見て回ると書家、発明家、先進的な女性、献身的な女性、時代を作った法律家、書を極める為に中国に渡り10年を過ごし戻って更に研鑽したまさに異人にして偉人等々、山形はなかなかオモシロイではないか。
雪深い中で春を待つ時間が人々を思索に導き、ユルイ地域に比べて尖った方々を輩出したのか・・・?或いは、都会モノへの負けてたまるか、があったのか。雪深い地域は長い冬に家に(ウチに)籠るので思索が深い人生を与えられるように感じる(のは僕だけか)
ヒトに歴史あり。
そして、知らない方の生涯をこうして一気見出来るこの場所は、なかなか素晴らしいな、と感じました。
但し、中は画像公開不可なので、ここをイチオシとしつつも他もご紹介して行きます。何しろ、山形に関係する功績者が幾人もご紹介されていますので飽きませんし、小一時間はゆうに必要となる場所です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 1.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス ANAグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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致道博物館、鶴岡のお堀沿い城址(城跡)に集結された鶴岡を代表する建物の数々が移築公開されている。(一部改修中などで不可はあったが)
こちらは内外写真ご自由に。(本来、こうであってほしいのですが)
地方都市のちょっと奥側に行くと矢張り城址、藩、江戸幕府時代、明治手前或いは明治でどっち側についてどうだったか、などが一つ大きな見せ場となる気がします。
次に同地の名士、要は財を成した方々或いは名家、功績を遺された方々。
致道博物館は、どちらかと言うと民芸や工芸に重点を置いており、この土地で栄えた業種や成果物、実際にどんな風に作られたかや住まいなどを見せてくれる場所として大変優れています。
今回偶々特別展会場では刀剣を多数展示していましたがワタシ的には刀剣はあまり惹かれないので画像は有りません。確かに美しい古美術品的な価値がある事は理解しますが、どうも人を切るとか撃つとかの器具に親和性が持てません。
中国に駐在していた頃、解放軍の金儲けだったんでしょうね、拳銃や機関銃、或いはロケットランチャーまで打たせてもらえる場所が有り、行ってみよう、となりましたが、いざ拳銃を構えてみると、この引き金を引いて人殺しをするんだ(この器具は人殺しの道具だ)と思うと心が乱れました。M-16と言う米軍のセミオート3発も撃たせてもらいましたが、居心地の良いものではありませんでした。
先に広島城に登った際にもそういえば刀剣展、ガラス箱で決して振りかざせない状態の刀剣を実際に手に取って重さを体感できる、と言う場所が有りましたがワタシは鉄鋼ですから当然重いよね、としてスルーさせて頂きました。外国の方々は、Oh, wow、みたいに皆で写真を撮りまくっていましたが。 -
説明を挟みながら行きます(下の建物についてです)
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この建物のみ今回は入る事が出来ませんでした。
保存補修中とのことでした。
こうした擬洋館と言うのでしょうか、洋館に似せた木造建築類は、
どれも階高が高く(そうでないと低くてバランスが悪いので)、
結果上階に上がる階段が胸突き八丁です。 -
旧庄内藩主ご隠居の建物。
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開放されている部分が全体から見て少なく、中には喫茶(和菓子+お茶)もありました。その周りにも展示物があるので、飲食されている方々に背中を向けて結構ゾーニング悪しと思った次第。(見たい、けどお尻向けて悪いナ、みたいな)足早に見て回りました。
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田安徳川家の姫君を酒井家へ輿入れする際に建てられたものを移築。ほう、赤門ってのはそういう仕来りがあるのね。
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その赤門は江戸から移築したと言うのだから凄い労力がかかっています。
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そして、旧鶴岡警察署庁舎です
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この威風堂々、階高の高さから矢張り胸突き八丁階段で大変です。
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この感じ、勾配がイマイチ感じられないかも知れませんが登っている時に目に入るのは5-6段先の階段蹴上・踏面だけです!
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2階から敷地内を見下ろします
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奥側には旧家の茅葺屋根が見えます。
旧家は下に厩(家畜を住まわせる場所)と三和土(たたき)、土間、洗面所などがあり、次に家付きの下女・下男(なんて今の世の中では言いませんが)やいわゆるパントリー(矢張り下女が様々な作業をする部屋・区画)が有り、奥へ行くと夫婦寝室、更に奥は祖父母室などとなります。
木造の大きな梁・柱で構成された休暇は天井裏も階高があるので2階と言って良いスペースが有り、蚕繭や道具類の置き場だったり、村の集会をする為に使ったりしていたようです。
2階部分から下が見下ろせるようになっており、囲炉裏で火がくべてあれば茅葺の断熱層もあり、大層暖かかったのではないか、と拝察するも煤(すす)煙などが上階に居れば大変だったろうな、と想像したり。 -
こちらの彫像展は旧温海町越沢生まれの野尻佐太右衛門(1925-2020)の作。その作品展示会を開く宣伝です。鶴岡市職員・警察庁巡査を経て、彫刻の道を志し東京芸術大学美術学部へ、石井鶴三の薫陶を受けてその後は彫刻家の道を歩んだ方だそうです。
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米沢市上杉博物館のポスター
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この地は江戸から幕末あたりが結構大きなテーマとして捉えられているのだろうか、と考えたが、いや、結構日本全土で地方であれば江戸時代の藩での地位や江戸から幕末に掛けての藩主の立場、或いは明治維新後の侍がどう変遷したかなどが大きなテーマとして今も語られるのは一般的なのかもしれない、と感じた。
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そして、刀剣展。これは備前長船刀剣博物館での展示ポスター
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高等女学校と実科高等女学校、と言うテーマの展示会は山形県立博物館にて
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丁度いまやっていたのは日本刀物語、何十振りと言う刀剣、槍などの本物を展示していました、サラっと見るにとどめました
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コレ、藤村照信さんっぽい・・・と言うか藤村照信さんがお好きそうな、と言い直しておきます。こちらはガチの旧家茅葺屋根
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警察建屋
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民俗文化財収蔵庫、ここもまた素晴らしい収集質量でした
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川船の発展は木造物の発展であり、くり抜く為の治具や木の止め方技法など時代と共に大いに発展した形跡を知ることが出来ます
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北前船と庄内、庄内地区は様々な産業が発展した土地です
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ひたすら、様々な細分化されたモノづくりの紹介が続きます
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見ていて飽きません
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手前のハコ型のものは雪深い時の箱型橇(そり)みたいなものだそうです
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両側に色々なモノづくりの技を見る事が出来ます
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いまも有資格を店頭に貼り出すのは建築、施工などで義務づけられていたりしますが、本当に細分化された様々な技能を発展させてのが庄内のようです
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こんな展示物が山とあります
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鍬、鋤など刀剣とはまたジャンルの異なる民芸技巧の鉄加工品です
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こちらは鍛冶屋、刀剣作りの手順
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その他刃物
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石切り道具と手法
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その道具詳細
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石工は興味あるジャンルのひとつなので左右から画像撮ります
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更に一枚
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モノづくりって、道具作りからなんですよね、と言うお話
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こちらの博物館ご説明
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そして今日はあいにくの雨天、足元を濡らしながらバス待ちです。
日に2回以上乗るなら、観光客用のフリーパス(500円)にした方が良い。
2回のって、結果600円でした・・・
トテモ寒く、バス待合ブースにて風を避けていました。
風も強く、一気に冬かなあ、と言う気候で首都圏との寒暖差を感じました。
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