2023/09/10 - 2023/09/10
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luceさん
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ちょっと遠出して群馬県。
前橋市にあるアート満載&グルメ垂涎のシロイヤホテルに泊まって、近隣の美術館を回ってきました。
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前橋の前に渋川に寄るので、上野駅から特急の草津四万を使います
上野駅 駅
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車両古いですね。
でも、高崎で乗り換えずに1本で渋川まで行けるのは楽です。 -
渋川駅到着。ここから伊香保温泉行きのバスに乗ります。
渋川駅 駅
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グリーン牧場で下車。
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牧場とゴルフ場の間の道を歩いて15分くらい。のどかな風景が広がります。
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目的地、原ミュージアムアークの看板が見えました。
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かつて品川にあった原美術館の別館的な存在として建てられました。開館して間もないころに来たことがあります。今から30年以上前(遠い目)。
原美術館の閉館後は、ここに全部作品が移管されたようです。原 美術館 ARC 美術館・博物館
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まずは腹ごしらえ。カフェに向かいます。
隣にはアンディ・ウォーホルの立体作品の「キャンベルズのスープ缶」。世界に3つだけしか作られてない希少な作品です。 -
カフェでパニーニ風のサンドイッチを食べました。味はまあ、普通かな。
若干お値段高め設定。
カフェ内にもアートがあって、鑑賞しながら食べられます。 -
建物の設計は磯崎新。
ハートの野外作品は、ジャン=ミシェル・オトニエルの「Kokoro」。 -
チケット売り場から見て左右に2つ、切符売り場の横に1つ。合わせて3つの現代美術の展示室(ギャラリー)があります。
この時は「青空は太陽の反対側にある 原美術館/原六郎コレクション 」展開催中。
草間彌生がヴェネツィアビエンナーレで発表した作品(ミラールーム かぼちゃ)は圧巻。ほかには奈良美智、束芋、宮島達男、蜷川実花などそうそうたるアーティストの作品が目白押しです。
屋内は写真撮影不可なので、お見せできないのが残念。
また、ギャラリーの裏手にある特別展示室「觀海庵」では古典的な日本美術も展示しています。 -
野外展示品も充実。15点くらいあります。
これはイサム・ノグチの「物見台」。 -
フォルムが美しいステンレスの彫刻は、小野節子の「夢」。
この方、あの有名すぎるオノヨーコの実の妹さんです。
元、世界銀行勤務という異色の経歴。 -
左の木は、長崎で被爆した柿の木の実から採取された種から育てられた被爆2世柿。
2005年に行われた宮島達男さんの「柿の木プロジェクト」の名残だと思われます。 -
美術館を後にして、バスで渋川駅に戻り、そこから前橋行きのバスに乗って、揺られること約40分。
今日の宿、白井屋ホテルに到着です。SHIROIYA HOTEL 宿・ホテル
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フロントには杉本博司の海景シリーズから「ガラリヤ湖ゴラン」。
杉本氏自身が、このホテルのために選んだ作品なんだとか。 -
エレベーターの中にも作品があります。小野田賢三の「Parade on film)」。
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部屋にもアートがありますよ。
泊まった部屋にはブライアン・アルフレッドの作品が飾られていました。
部屋ごとに違うアーティストの作品が飾ってあり、このホテルの全体設計を担当した藤本壮介ルームやジャスパー・モリスンルームなどアーティストが作ったスペシャルルームもあります。 -
アーティストが作ったスペシャルルームに憧れますが、お値段もそれなりなので、ハリウッドツインデラックスルームをチョイス。
テーブルの上には何故か「上毛かるた」がありました。 -
作品? いえ、テレビでした。
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ツインボールの洗面台。バスルームはシャワー、レインシャワー、浴槽。
バスローブなども置いてあります。 -
部屋を出ると、レアンドロ・エルリッヒの作品がドーン。「Lighting Pipes」。
公共空間の作品以外に、エルリッヒが作った客室もあります。 -
窓からは宮島達男の「Time Neon 02」が見えます。
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夕飯の時間になりました。
ホテル内のレストランは、東京麻布台のミシュラン2つ星「フロリレージュ」のシェフが監修した、地産地消メニューがいただけます。
まずはアミューズのフィンガーフード。右は地鶏のレバームース、左は少しエスニックな味わいのカボチャとチーズのタルト。the RESTAURANT グルメ・レストラン
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岩魚の前菜と郷土料理の「おきりこみ」をアレンジした前菜の後、トリュフの香りがリッチな卵サンドが登場。卵が濃厚でパンも美味しくて最高でした。
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魚料理は群馬工科大学とベンチャー企業が手を組んで開発・養殖されている前橋ヒラメ。
そして口直しのシャーベットの後、メインのお肉登場。
これは見せ用で、切り分けてくれます。 -
牛肉は上州牛。海外でも名前が知られているそうですが、脂身があっさりしてジューシー。極上の和牛でした。
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締めは群馬名産キノコのリゾット。キノコの香りが食欲をそそります。
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デザートも2品。最後のデザートは名物の焼き饅頭をアレンジしたブリュレです。
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食事を終えて部屋に戻ります。レストラン隣のラウンジ。
エルリッヒの作品が点灯中。 -
食後はホテル内の杉本博司と建築家の榊田倫之の手による週末だけのバー「真茶亭」で一献。
完全予約制で、看板も出てないし、鍵も閉まっていて予約をしないとドアも開けてもらえないという…。結構、お値段も高かったです。
でも、杉本氏らしい空間でした。 -
部屋に戻ります。レアンドロ作品は、光の色を変えて点灯中。
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緑から青。見ていて飽きません。
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翌日、朝食はラウンジでいただきます。
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群馬の野菜などがふんだんに使われたお惣菜が並ぶワンプレートの朝食。
これにご飯かパンがつきます。
ご飯を合わせたくなる献立ですが、せっかくなのでパンにしてみました。
パンを選ぶとスープ、ご飯を選ぶと味噌汁がつきます。 -
食後のお茶をいただいたら、ホテル内のアートツアーに参加。
作品の解説とホテルの歴史などを教えてもらいました。
元々のホテルの看板はこれ。白井屋ホテルは、前橋市の中心部にあって300年の歴史を誇り、乃木将軍や森鴎外も宿泊した老舗。
2008年に廃業し、壊してマンションになるところを前橋出身のJINSの社長の持つ個人財団が引き継いでリノベーション。アートホテルとして生まれ変わりました。
この看板は、廃業前のホテルの遺構として残してあるんですね。 -
ツアーの後は、宮島達男の作品を見に行きます。
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数字のネオンを使ったお馴染みの作品。「Life (le corps sans organes)」。
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ドアを閉めるとこんな感じです。
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作品の手前には、フィンランドサウナもあります。
サウナ好きの人に人気らしいです。 -
ホテルから徒歩数分のところに、アーツ前橋があります。
元は西友リヴィンだった建物で、10年前に美術館を主体とする市の複合施設になりました。
注目すべきは、今年春、森美術館の初代館長の南條史生氏が、アーツ前橋の館長に就任したこと。
また、前橋には最近「まえばしガレリア」も完成。ここには東京でも著名な現代アートのギャラリーが複数出店しています。
今後、前橋はアートの街として脚光を浴びそうです。アーツ前橋 美術館・博物館
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アーツ前橋、ギャラリーの企画展を観たかったんですが、時間がなく…。
屋上に無料で見れる作品があるというので上がってみました。 -
廣瀬智央「空のプロジェクト:遠い空、近い空」。
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白井屋ホテルに戻ります。
ホテルにはロビー横のレストランとラウンジ以外に、3つのグルメスポットがあります。
1軒目はブルーボトルコーヒー。店内にアート作品があります。 -
2軒目はベーカリー。地元の人にも観光客にも大人気で、宿泊者のほとんどがパンを買って帰る感じです。
食パン、クロワッサン、クリームパン、フランスパンなど、買って帰って自宅で食べましたが、どれも美味でした。SHIROIYA the BAKERY グルメ・レストラン
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3軒目はケーキ屋さん。フルーツタルト専門店ですが、焼き菓子なども置いています。
ここは、東京渋谷でデザートを提供するバー「EMME」のオーナーパティシエが監修しています。SHIROIYA the PATISSERIE グルメ・レストラン
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3軒目のフルールタルト屋で季節限定のアイスクリームを買って、部屋で食べました。
バニラとマンゴー、絶品でした。
さあ、チェックアウトの時間です。 -
ホテルの前からバスに乗って、高崎に出ます。
ホテルの前にバス停があるので楽です。高崎駅までの所要時間は30分くらい。
ホテルのポップな外観はローレンス・ ウィナーの作品です。 -
高崎駅に到着。高崎名物のだるま。ここから世界遺産の富岡製糸場にも行けますが…。
高崎駅 駅
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群馬県立近代美術館に行きます。
すごく足の便が悪い場所にあります。東口からコミュニティバス利用。市内循環バスぐるりん 乗り物
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美術館は、群馬の森公園の中にあるんです。高崎市というよりは藤岡市に近いかもしれません。
公園前でバスを降り、公園に入ります。群馬県立公園群馬の森 公園・植物園
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やっとつきました。高崎駅からの所要時間は40分くらい。
群馬県立近代美術館 美術館・博物館
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まずは腹ごしらえ。美術館の食堂へ。
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ソースカツ丼。1000円でこのボリューム。美味しかったです。
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お目当ては、鈴木ヒラク「今日の発掘」展です。
入り口にある作品は「岩宿遺跡の印象」。 -
鈴木ヒラク展。コレクションシリーズが展示された会場。
Constellation #54、#43 、奥はConstellation #23 。
鈴木ヒラク氏の作品、白井屋ホテルにもありました。銀河の光が煌めくような曲線が印象的なドローイング。3つの展示室を使った構成も見事でした。 -
美術館の建物は磯崎新。建物の老朽化がやや目立ちますが、素晴らしい建築作品であることはいうまでもありません。
群馬県立近代美術館、常設展示はムンクやモネ、ルノワールなども見れて、なかなかいいですよ。 -
バスで高崎駅に戻りましょう。
駅で生ハムを買って、高崎線で東京に帰ります。
群馬の空っ風が生ハム作りに適しているそうで、そんな群馬の生ハムが、高崎駅の巨大な土産物店「いろは」で買えるんです。
1泊2日の旅、終了です。
白井屋ホテル、とても良かったので、また泊まりたいです。そして、アートで町の活性化を図ろうとする前橋市の今後にも注目していきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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