2023/09/24 - 2023/09/24
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ゆうこママさん
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歴史ツアー2日目は、興福寺、来迎寺、常教寺で秘仏拝観。
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ツアー2日目は、東近江市の興福寺から。
国宝五智如来という石柱がまぶしい。
町名もズバリ五智町。たったの32軒の檀家で寺を維持していく財力があるのは、さすが近江。
現在は臨済宗の寺だが、歴史は古く、聖武天皇勅願。密教系の名残の鏡や宝具が並ぶ。
ご案内下さる住職の奥様は、とても気さくで説明も親切。鬼門封じの柳の枝を購入してきた。 -
山門の上には猿の瓦が様々なポーズで載る。天台宗の寺であった名残か。
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本堂には大日如来の他に他所から如来が四人も集まり、四天王も加わった光景は圧巻。
センターの大日さまは斜め下からが一番好き。
如来の造立年代は様々で、向かって右端の薬師さまよりも、隣に座る如来さまのほうが古いそうだ。膝の厚みが新人は薄く、先輩は厚い。なるほど。
右から二番目如来さまは左手を下向きに膝に置きリラックスモードなのが良い。 -
秘仏聖観音菩薩様をみせていただく。
スレンダー。細くまっすぐなモデル脚。足のサイズは薄く小さく、シンデレラのガラスの靴が似合いそう。 -
次に野洲市小南の古い集落にたつ来迎寺へ。
当初の天台宗から浄土宗に転宗という近江あるある。 -
観音さまのいわれが興味深い。
恵心僧都源信が比叡山から舟で琵琶湖を渡り、聖観音をおぶって当地に。布教の後、他所へ行こうとしたら仏様がここに居たいと言って動かなくなってしまったそうな。 -
寺の創建は995年だが、聖観音菩薩の造立は800年から850年頃らしい。比叡山で生まれ、後に琵琶湖を渡ってきたというのは、事実かもって思える。
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そんな観音は、切れ長の眼、分厚い唇の厳しいお顔。髻は太く高く、衣文は深く波打つ。迫力満点の観音様だ。
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昼食は守山市のえり市にて
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魚料理が美味しい。昼間からビールが進む。
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次は、草津市の常教寺。
この辺りは天平の寺だらけのようで、 -
無造作に古い礎石がおいてあったりして、当地の歴史の古さを実感する。
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聖観音は飛び地境内の観音堂にいらっしゃる。
天台宗から浄土真宗に転宗した時に、飛び地に移ったのではないかとのこと。 -
木造聖観音立像は奈良時代の重文。大きな眼の異国風のお顔が印象的。講師の言うように、身体が分節的にポコンポコンと分かれている。造立当初からの赤い彩色が神秘的な雰囲気を強めていると思う。
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最後は草津市の橘堂にて十一面観音。2度目拝観。
8軒でお守りする小さな小さなお堂。そこに驚きの美仏。平安時代の終わり頃の造立らしいが、詳しいことは分からないようだ。
顔立ち、スタイル、いずれも申し分のない仏さま。足元を見ると、踵の上がったウェッジソールサンダルを履いてるみたい。
旅の最後に極上の美仏で大満足。おしまい。
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