2023/09/23 - 2023/09/24
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ゆうこママさん
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いつもの滋賀県歴史ツアー。
テーマは秘仏。
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最初の訪問先は滋賀県甲良町の勝楽寺。
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寺の前の池は、堀の役割も果たしていたそうだ。戦の気配はここにも。
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掃除の行き届いた境内。静かな本堂に本尊十一面観音がいらっしゃる。御前立の奥の厨子内に立つお姿は平安の雰囲気。
左手の壁には不動明王と釈迦如来さま。 -
境内には水溜まりのような小さな池。
伝承では、大日如来さまを織田信長の兵火から守るためここに埋め、後に掘り返すと水が湧き出て、以来枯れたことがないという。 -
境内の一画には佐々木(京極)道誉の墓。1373年没の道誉の宝篋院塔はいつ頃のものか聞いたが忘れた。相当に古そう。
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墓の前の収蔵庫には重要文化財の大日如来さま。地中に埋めて護られたという仏像は、平安時代後期の胎蔵界大日。
美形。ぜい肉のないスリムな身体。中性的で理知的だが、冷たい感じはしない。
金色の光背は元禄修理。 -
寺への参道から少し脇に入ると若一神社。
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小さな社にお詣りし
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すっきりした立派な宝篋院塔をめでる。
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昼食はおだいどこ野幸さんで
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野菜たっぷりでうれしい。こういうご飯、好き。
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午後は金剛輪寺。地蔵石仏と風車の並ぶ参道は昔から変わらない。
金剛輪寺、百済寺、西明寺を湖東三山として売り出したのは昭和30年代のこと。本来は勝楽寺、敏満寺を加えた湖東五山であったそう。 -
国宝の本堂は縦横七間ずつの七間堂。
ほとけさまのいる内陣と外陣は蔀戸で仕切られ、太い柱や梁、護摩の煙で煤けた内陣の黒色が美しい。。 -
創建は741年、聖武天皇、行基菩薩による。天台の寺だが歴史は比叡山より古い。
秘仏本尊の聖観音菩薩は、行基が彫り進めると木肌から血が流れたため粗彫りのまま彫るのをやめたという像。 -
写真は、二天門屋根の檜皮葺の葺き替え修理の様子。
本堂の仏像たちはイケメン揃い。本堂向かって左の多聞天も毘沙門天もほれぼれする。右手の増長天も男前。
阿弥陀は童顔で可愛い。この阿弥陀クン、信長焼き討ちから逃れるため別の御堂より避難してきてそのまま客仏としてお住まいなのだとか。 -
これから葺かれる檜皮の山が二天門の傍らに。めったに見られない光景に興味津々。
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続いて訪れたのは、金剛輪寺の鎮守、大行社だいぎょうしゃ。
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日吉大社の大行社と天台つながりで関係があるらしいが、細かい内容を忘れた。トホホ。
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道端に石仏の集められた祠。
不動明王石仏も前掛けを掛けられ、大切にされているが、恥ずかしげに見えた。 -
集落を護ってきたのだ。
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次は近江八幡市の専称寺。天台宗から浄土宗に転宗。
本尊の阿弥陀は、元々は薬師如来だったのが転宗の際に作り変えられたらしい。
阿弥陀さまなのにいかめしく、厳しい顔つきで、10世紀頃のもの。 -
寺の後ろに大島、奥津島神社。
阿弥陀如来は元々はこの神社の本地仏、薬師如来であった。 -
神社は、琵琶湖のクリーク地帯で水路が縦横に走り漁業、水運で発達した場所にたつ。
豊かな場所だから神社も豊かだ。 -
夕食は米定さんにて。
近江のお料理はおいしい。
これにて一日目はおしまいです
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