オヤジ、久々の台北街歩きです。(No1)

2023/09/04 - 2023/09/10

コロナ禍も一段落したので、オヤジ、久々の台北街歩きです。

で……航空券やホテル、wifiなどを手配すると……あれもこれも値上げラッシュ。

オヤジ、意気消沈ですが“旅行に行きたい”気持ちは抑えられないので、気を取り直して出発です。さて、コロナ禍明けの台北はどうだったでしょうか？　お楽しみに。　

【日程】
■　1日目 9月04日(月)　23:25関空発(peach MM29)
■　2日目 9月05日(火)　01:25桃園空港着、基隆市内街歩き
■　3日目 9月06日(水)　台北市内街歩き
□　4日目 9月07日(木)　台北市内街歩き
□　5日目 9月08日(金)　台北市内街歩き
□　6日目 9月09日(土)　台北市内街歩き
□　7日目 9月10日(日)　10:45桃園空港発(peach MM24)→ 14:35関空着

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ピーチ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

移動は……23:25 関空発のpeach 「MM29」の深夜便です。

深夜便は体力的にキツイですが、早朝便(07:55)を利用すると、結局は関空周辺での前泊になるので、夜型のオヤジは深夜便を利用しました。

関西国際空港 空港

peach MM29は第２ターミナルでの最終便。

搭乗待ちの人々はほぼ台湾人です。

23:25　定刻離陸。

01:25　定刻に桃園空港着。
で……入管手続きや荷物のピックアップ等を済ませると……　　　　　　　　　　　

時刻は既に02:30。

ホテルを予約してないオヤジは、フードコートで桃園MRTの始発(05:58)待ちです。

台湾桃園国際空港 (TPE) 空港

7時前に、なんとか台鉄・台北駅まで移動できました。

とは言うものの……
ホテルのチェツクインは15時からなので……

台北駅 駅

台鉄・台北駅東口前の駐車場裏にある…………

「台北駅行李託運寄存中心」で荷物を預けます。　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　入りにくそうな事務所ですが……中に入ると年配のオジサンが「８時までね、８時までね」と片言の日本語で、営業時間が(午前８時～)午後８時までだと伝えてくれました。

Sサイズ (3辺合計100cm以下) 30元
Mサイズ(3辺合計150cm以下) 50元
Lサイズ (3辺合計151cm以上) 70元

荷物預かり所 (台北駅) 交通機関

「預かり書」もくれました。
コインロッカーもありますが、普通は3時間単位なので、長時間預けるならこちらがお得かな？。

身軽になったので、08:15 台鉄・台北駅から西部幹線(順行)の各停電車に乗車。

台鉄の各駅停車は「区間」と表示されます。

台北駅 駅

車内の様子。
この車両は通勤電車ですが、座席は１車両に8席ほどです。空きスペースに設置されている器具は、車椅子や自転車の固定設備。殆どの人が立っての通勤になります。

で……ウトウトしていると……09:10「瑞芳駅」着。
台北駅から約55分でした。

ちなみに、この駅前から15分程バスに乗ると……有名な「九份」に行けます。

瑞芳駅 駅

ホームの様子。

オヤジはここで「深澳線」に乗り換え、終点の「八斗駅」に向かいます。

「八斗駅」は台湾一美しい駅だとか。

車内の様子。

一般的な台鉄車両です。
平日なので殆ど乗客がいません。

12分ほどで終点「八斗子駅」に到着。

お～　ホームの前が東シナ海なんだ。

八斗子駅 駅

山と海とレトロ車両。いいね！

オヤジ、頼まれて何組もの台湾の方のシャツターを押してあげました。

視線をまっすぐ伸ばすと……　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

右手に沖縄を見ながら長崎県方向になります。

確かに“台湾一美しい駅”かもしれませんね。

で……一旦 「八斗子駅」に戻って「海科館駅」で下車。

この先の「八斗子海浜公園」内に、「国立海洋科技博物館」、「潮境公園」、「環保複育公園」などがあります。

海科館駅 駅

駅前広場に置かれオブジェ。ゴミでできてます。

昆虫かな？

こちらは怪獣？
とにかく台湾は芸術にも熱心です。

周辺の地図。
オヤジは今から赤線に沿って散策します。

「八斗駅」後方の風景。

後方の山の、中腹辺りが有名な「九份」の街並みです。

オヤジは「長澤里漁港」に沿ってトコトコ、トコトコ歩きます。

「潮境公園」

進行方向の右後方約111Km先が、日本最西端の「与那国島」です。

で、この坂を登りきった所が……

「環保複育公園」です。

大きなオウム貝の滑り台がありました。

石の額縁。

海も空も広～い。やっぱり旅行はいいですね。

視線の先は九州ですが……
右手後方の水平線の彼方に「石垣島」「宮古島」「西表島」が広がります。

で……目を横に向けると、ホウキ……？　　

正式名称は「飛天掃帚装置芸術」。インスタスポットとして有名らしいです。

オヤジは昭和の「竹ぼうき」を思い出しましたが……
若い人は「魔女の宅急便」の空飛ぶホウキを思いだすんでしょうね。

こちらのご夫婦、何度もシャツターを押してました。

見る角度により、ホウキが踊っているようにも見えます。

近寄ると、けっこうな大きさでした。

東シナ海の風や風景を堪能した後は、「深澳線」の「海科館駅」に戻ってきました。

で……「海科館駅」に何やらプレートがあったのでよく見ると、「動力環境教育平台専案計書」と書いてあります。

オヤジよく分かりませんが、この近くに日本統治時代のアジア最大規模を誇った「北部火力発電所」の跡地があるみたいです。

なので芝生の奥の方を見ると……

何やら建造物があるようなので……

行ってみると……なにやら展示施設がありました。

よく見ると「北部火力発電所跡の再現」と書いてあります。

しかも日本語で……。

よく読むと……日本統治時代に、この近くに「北部火力発電所」があり、この場所に「日本式木造宿舎」があったと書いてます。

そして、当時の日本人の日常生活の写真が掲示されてます。

約100年も前のこんな所にね……日本人家族が住んでいたとはね……オヤジ何かこみ上げるものがありました。

この写真は1930年末期とあります。
この写真の赤ちゃんが生きていたら……90～92歳です。

今時なので……もしかしたらご存命かもしれませんね。

では、「海科館駅」から移動します。

トンネルから……

海科館駅 駅

列車が入線。

レトロな塗装が……絵になります。

で…………

12:43　「海科館駅」発
　↓　
13:00　「瑞芳駅」着
乗り換え
13:23 　同　 　 発

13:44　「八堵駅」着
乗り換え
14:01　 同　 　 発

八堵駅 駅

14:09　「基隆駅」に着きました。

基隆駅 駅

「基隆駅」前の様子。

港の横に建つ日本統治時代のビル。

奥のビルが「海港大樓」、手前のビルが「陽明海洋文化芸術館」です。

「海港大樓」は元「基隆港合同庁舎」、「陽明海洋文化芸術館」は元「日本郵船株式会社基隆支店」だったそうです。

基隆陽明海洋文化芸術館 博物館・美術館・ギャラリー

国際港の「基隆港」。

NHK朝ドラ「らんまん」で、牧野富太郎が台湾に派遣されるシーンがありましたが、牧野は東京から3～4日かけ、ここ「基隆港」から上陸したそうです。

基隆港 駅

このオブジェには、「2023基隆発卯年 中元祭」と書かれてます。

「中元祭」は、日本のお盆の行事のようなもの。

一般家庭ではこの１ヶ月間、軒先に様々なお供えを並べ、霊が道に迷わないように香を焚いて霊魂を慰めるんだそうです。ここ基隆の「中元祭」は台湾三大中元祭の一つだとか。

基隆海洋廣場 広場・公園

で……その近くの広場に黒服の観光客集団が……？

よく見ると木彫り風のオブジェですが、頑丈な銅像でした。

とにかく台湾はこうした芸術活動が盛んです。

で……「基隆」と言えば「基隆廟口夜市」。まだ昼間ですが行ってみます。

が……何じゃこりゃ？ 三頭の豚の丸焼きです。

「中元祭」の行事の最中でした。

基隆夜市 (廟口夜市) 市場

信者らが持ち寄ったお供えの山。

それにしても、煙りが……

霊が道に迷わないように紙銭を焚いて霊魂を慰めているとか。
でもね……半端ない煙の量で、オヤジ　もうこれ以上前に進めません。

なので、本日は早々に西門のホテルに引き上げ、閉店ガラガラです。

9月6日(水)　旅行3日目。

まずは地下鉄「台北橋駅」に移動。そこから重新路三段を西方向に少し歩き……大同南路を南下。

台北橋駅 駅

商店街を少し歩いたところにある……

「福記廣東粥」店に入店。

この店、BS朝日の「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」で芸人・スギちゃん が訪れた店です。

注文したのは……何とか？粥(80元)。

お味は……台湾米の米粒が小さくパサパサしている上に、お粥に味がないので……完食するのはキッかったです。と言っても……オヤジの個人的な感想です。

こんな状況を番組では「旅先の食事はギャンブル」だと表現してます。その通りですね！

で、近くに果物屋があったので覗いてみると……

ランブータン(130元)とマンゴ(120元)が美味しそうだったので購入。

冷蔵庫で冷やして、後日　食べると……

ランブータンは種ばかりで食べるところが殆どありませんでした。

マンゴー(愛文マンゴー)は、非常に濃厚で美味しく“很好吃”でした。

で……地下鉄駅に戻る途中、路地に「黑堂甜品專賣店」があったので入店。

店内から入り口方向の様子。

オヤジが注文したのは「芒果牛奶雪花冰」(170元)。

お味はマンゴとアイスクリームの組み合わせは“非常好吃“でした。

で……突然の雨。

トリプル台風(9号、10号、11号)の影響で､台湾の天気も不安定です。

で、地下鉄「大橋頭駅」からトコトコ南下。
迪化街近くに「スターバックス保安店」がありました。

このバロック様式のビルは、パイナップルで財を成した実業家の邸宅として、1926年(昭和元年)に建てられたとか。

1階のカウンターでオーダーし、いったん外に出て……隣の部屋の階段で2階～3階のカフェスペースへと移動します。

レトロな窓枠から見える、雨の街角。

テレサテンの歌が流れてきそうです。

「スターバックス保安店」は希少なコーヒー豆を取り扱う「スターバックス リザーブ」店です。

１杯１杯丁寧にハンドドリップされたコーヒーを楽しむことができます。

では更に南下して「迪化街」をブラブラ。

途中……かき氷さん「夏樹甜品」があったので入店

調理場はこんな感じ。

メニュー表。
オヤジは左から４番目の「紅豆牛乳冰」(150元)を注文しました。

甘さ控えめの牛乳シロップやアズキが、ふわっとしたかき氷とマッチして、とても“好吃”でした。

で……夕暮れの「迪化街」をトコトコ、トコトコ南下します。

白熱電球の灯り、オヤジには懐かしい風景です。

この辺になると、問屋さんが続きます。

漢方薬店や乾物屋さんが多いです。

で……地下鉄「大橋頭駅」から「北門駅」まで歩いたので、「北門駅」からは地下鉄で移動。

西門の「萬年商業大樓」まで帰ってきました。
百貨店ですが地下がディープな飲食店街になってます。

オヤジが恐る恐る潜入すると……
どの店も超満員……なので、空いていたこの店に入店。

ちょうどNHK朝ドラ「らんまん」で、牧野富太郎が台湾で熱病に伏したとき、「原住民が作った“愛玉子”を食べて元気になった」と言うシーンがありました。

オヤジはまだ食べたことがなかったので、今回、この店で挑戦することにしました。

茶色いのが“愛玉子”(オーギョーチー)。緑はレモンです。

愛玉子は、台湾でしか自生していない植物の実から取り出した種をほぐして布袋に入れ、水中で揉むと 種子に含まれているペクチンと水に含まれているカルシウムが反応して、ゼリー状になったものです。

オヤジは……「愛玉加檸檬」を注文。
ゼリー状の愛玉子をレモン水で割り、ストロで飲めるくらい緩めて提供されました。

１杯45元。

お味は、“甘酸っぱくて喉ごしがよく”、疲れた体に染みました。

で……ホテルに向かう途中、3年ぶりの「西門紅樓」と再会。
雨に濡れて一段と輝いてました。

やっぱり台湾はいいなぁ～。

本日は閉店ガラガラです。続く。

西門紅楼 劇場・ホール・ショー