2022/11/19 - 2022/11/19
54位(同エリア490件中)
とーりさん
コロナ禍で海外に行けず溜まっていたマイレージ消滅の期限が迫って来ました。もちろん手続きをすれば延長することはできますが、せっかくなので特典航空券として使ってみたくなりました。といっても欧州へどーんと行けるほど貯まってはいないし、規制が緩み始めたとはいえ海外旅行は周囲の状況からすると、もう少し様子を見た方がよさそうなので、ここは国内に目を向けてみました。できれば北海道や沖縄など人気の旅先を予約したいところですが、ANAの特典航空券予約解禁日に多勢を制してGetする自信は無かったので、多少取りやすそうな長崎に狙いをつけてなんとかGetしました。長崎は行ってみたかった軍艦島、2022年9月に開業したばかりの西九州新幹線や異国情緒溢れる街並みとの再会も魅力的です。今回はついでにレンタカーを借り、佐世保など県内各地にも足を延ばしてみようと計画しました。前回の神戸に引き続き国内街歩きについて新たな発見もあり、充実した旅行になりました。
日程は以下の通りです。
1日目(11/17) 羽田 ⇒ 長崎空港・・・大村市内
2日目(11/18) 大村・・・(西九州新幹線)・・・長崎・・・軍艦島クルーズ・・・市内観光
3日目(11/19) 長崎・・・(レンタカー)・・・西海橋、佐世保・・・長崎
4日目(11/20) 長崎早朝散歩・・・長崎空港 ⇒ 羽田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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西海の丘展望台を後にします。
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雨はやや小降りになって来ました。
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先ほど眺めた新西海橋を渡ります。元々狭い海峡ですが、車で渡るとあっという間です。
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あれだけ降っていた雨は佐世保市内に入ると止みました。西海の丘展望台から30分弱走り「海上自衛隊佐世保史料館」通称「セイルタワー」に到着です。
(西海の丘展望台10:52 ⇒ 11:25セイルタワー) -
下層階はかつての海軍施設「佐世保水交社」で、上階のビルを増築した形になっています。庁舎内は旧海軍の資料や海上自衛隊の活躍などを展示した博物館的な広報活動施設で、入館は無料です。
(セイルタワー11:25~12:01) -
展示形式はエレベーターで一気に最上階まで登り、日本海軍の黎明期から、歴史を追って階を下って行く趣向になっています。自分的にあまり興味がない黎明期は飛ばして日露戦争あたりからじっくり見て行きます。なお、施設は写真撮影不可の部分が多々あり、場合によってはその写真を撮ってしまっているかもしれません。個人情報(遺品や手紙など)がある部分は撮っていないので大丈夫かと思いますが、万一写っている場合はご容赦ください。
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こちらは「戦艦三笠」の模型。現在日本の戦艦として唯一現存している軍艦です。ただし、艦の周囲を埋め立てられ、船舶ではなく工作物としての扱いになっています。
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日露戦争時のものでしょうか、たくさんの軍艦模型が展示してあって壮観です。
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別角度から、ケースの向こうなので光ってうまく撮れないのが残念です。
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こちらは航空機の模型、これも見応えがあります。
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資料コーナーでは海軍の形成から日清・日露戦争などの歩みが説明されています。
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こちらは第一次大戦後のワシントン軍縮会議や航空機・空母の開発などについての説明です。
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時代を追って、ロンドン海軍軍縮条約など徐々に戦時色が濃くなっていくさまが書かれています。
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こちらは開戦時の日米勢力の対比です。軍縮期最後のロンドン海軍軍縮条約で日本側は不平を鳴らしましたが数度の軍縮条約の成果というべきでしょうか、それほど一方的な軍事力の偏りはみられていないように思います。ですが太平洋戦争末期になるとやはり国力の差が出て米軍は日本の数倍の空母を竣工させています。
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ミッドウェー海戦で奮戦するも大破する空母飛龍、象徴的な一枚です。
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マリアナ沖海戦に出撃した新鋭空母空母大鳳。戦争中期以降、日米間で圧倒的物量の差がついており、この戦いでこの大鳳など3空母が沈没するなど、日本空母群は大損害を被り、サイパン島付近の制海権、制空権を奪われたことで本土空襲の激化を招くことになりました。
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乾坤一擲、捷一号作戦発動による所謂レイテ沖海戦はフィリピン周辺の広大な海域の多方面で戦われましたが、結果、日本海軍は残存水上部隊も壊滅的被害を被り、以後組織的な反攻活動は不可能というところまで追い詰められました。
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日本海軍連合艦隊の最後を締める戦艦大和の沖縄水上特攻。片道燃料しか積まず、運良く沖縄に到着した場合浮き砲台となって戦うといった説もあるようですが、実際は技術的に不可能な面もあり、航空特攻を支援する陽動作戦、つまり囮というこで、元より帰還は想定されない苛酷なものだったようです。
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こちらは山本五十六元帥胸像と戦艦大和の模型です。
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写真は呉軍港空襲で大破横転した空母天城。大戦の結果を象徴的する一枚です。さらに図示された終戦時の作戦行動可能な残存艦艇数はまさに衝撃です。この数では組織的反攻はおろか作戦行動も不可能ですが、実際はそれ以前にこれら残存艦艇を動かす重油が無く、浮き砲台として使用されたものの、その多くが空襲などで被害を被っており、まさに壊滅状態となったと言えると思います。
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こちらは重巡洋艦「高雄」の模型。佐世保とは縁があったのかな。
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こちらは空母「赤城」。巡洋戦艦として建造され、ワシントン軍縮条約により空母に改装された艦です。開戦当初南雲機動部隊の旗艦として活躍しましたがミッドウェー海戦で撃沈されました。最近海底5,000mに沈んでいる映像が公開されたことも記憶に新しいと思います。
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ここからは海自のコーナーです。
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こちらはヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」。まんま空母に見えますが、空母としては小さく、発着距離が短い艦載機を導入するなど改修が必要とのことです。
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ひととおり館内をまわって館を出ます。館の外、敷地内にも護衛艦「くらま」の錨があります。
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こちらは「山内短五糎砲」。礼砲として使われていたとのことです。充分堪能できました。さて、次の目的地へ移動します。
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