イエローストーンとグランドサークルの絶景めぐり２（イエローストーン観光編１）

2023/09/15 - 2023/09/22

コロナ開け後、２回目の海外旅行。
今回の目的地も３年前に予約していてコロナで中止となった世界初の国立公園のイエローストーンとグランドサークルを巡る旅。
今回は阪急交通社の『世界初の国立公園・イエローストーンとグランドサークル絶景めぐり８日間』ツアーに参加してきました。
中止となったツアーは２週間かけてこれらの絶景を巡るツアーだったのですが、同様のツアーがなかったので８日間でこれらの絶景を駆け足で巡って来ました。
今回の旅程は、
９月１５日(金）大阪空港から成田空港、シアトルに移動し、そこからソルトレークシティーに向かって宿泊。
９月１６日(土）ソルトレークシティーからバス移動し、イエローストーン国立公園観光後宿泊。
９月１７日(日）午前中にイエローストーン観光後グランドティートン国立公園を観光し、ソルトレークシティーで宿泊。
９月１８日(月）アーチーズ国立公園観光後、モニュメントバレーへ移動して宿泊。
９月１９日(火）モニュメントバレー観光後、ホースシューベンド、グランドキャニオン国立公園を観光して宿泊。
９月２０日(水）セドナ観光後、ルート６６経由ラスベガスに移動して宿泊。
９月２１～２２日(木、金）ラスベガスを早朝出発し、シアトル経由で成田空港に移動し、大阪空港から帰宅。
今回のツアーは観光するところが離れていて、１日のバスでの移動が５００～６００Ｋｍもあったのでとても慌ただしい旅行でした。
ただ天気がとても良かったので、それぞれの絶景を十分堪能することが出来ました。
今回は旅行２日目のイエローストーンの観光を紹介します。
この日の天気は快晴。
イエローストーンの自然を満喫することが出来ました。
ただ楽しみにしていた、グランド･プリズマティック･スプリング全体を展望台から見渡すことができなかったのがとても残念でした。

エリア イエローストーン国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

９月１６日(土）旅行２日目ですが、観光の初日。
この写真が宿泊したホテルのフォーポインツ･バイ･シェラトン･ソルトレークシティー･エアポート。
名前は立派だけど空港に近いビジネスホテルのようです。

こちらがレストラン。
思ったより広く、朝早かったせいか利用者も少なく、ゆったりと朝食をいただきました。

朝食はビュッフェスタイル。
おかずの種類が少なく、ワッフルを自分で焼いていただきました。

イエローストーン国立公園までは距離が結構あるので、ホテルを７時４５分に出発してバスで向かいます。
途中、このような草原が続いています。

距離が長いので約２時間毎にトイレ休憩のためドライブインに立ち寄ります。
ドライバーさんの休憩も兼ねているようです。

ドライブインにはアルコール類を含めていろんなものを売っています。
値段的には、円安のためどれもとても高く感じます。
旅行者にとっては早く円高に戻ってほしいものです。

さらにイエローストーン国立公園に向かって移動します。

２回目の休憩は、大型スーパーのウォルマート。

ハロウィーンの季節が近づいているせいか大きなカボチャが売られていました。

店内はこんな感じで食料品から日用品までいろんなものが売られています。
これらを眺めるだけでも結構面白いです。

さらにイエローストーンに向かいます。
遠くに見えるのはバイソンではなく、牛の群れでした。

お昼前だけど、昼食をウエスト･イエローストーンにある、このレストランでいただきます。

レストラン内はこんな感じ。

こちらはバーカウンター。

店内の天井には模型の電車が走っています。

この電車は、レストランの外でも走っています。

この日の昼食はバイソンのお肉を使ったバイソンバーガー。
とても大きなお肉で、パンを上に載せた状態でナイフで４つに分けていただきました。
お肉が固くて、そんなに美味しいものではなかったです。
大きなバーガーだったのでこれだけでお腹いっぱいになります。

お店の外には鹿の像がありました。

そしていよいよイエローストーン国立公園に入っていきます。
時間があればこの人のように自転車で公園内を回ってみたいものです。
イエローストーン国立公園は、１８７２年に設定された世界初の国立公園です。
面積は何と８９８０平方キロメートルもあります。

今回のツアーでは、実質１日の観光のため、イエローストーンの１／４しか回ることが出来ません。
ゆっくり回ろうと思うと最低４日間は必要なようです。

公園内はこんな感じで、火事で焼けた木もありました。
アメリカでは国立公園内の火災は消火せず、自然に任せているようです。

遠くにバイソンを発見。

アップで見るとこんな感じ。
とても大きな野牛（バイソン）です。
肩の高さは大きなもので１．８ｍもあるそうです。

バイソンはこのように群れで暮らしているようです。
これらのバイソンは公園内でしょっちゅう目にすることが出来ました。

遠くに湖から沸き上がる湯気が見えます。
ここはマグマの活動が活発で多くの間欠泉や、鮮やかな七色の熱水泉、温泉に含まれる石灰が凝固してできた棚田状の泉、泥が煮え立つマッドポット（泥水泉）など、地球の原始的な躍動を感じることができます。

こちらは後ほど見学するミッドウエィ･ガイザーです。

公園内はこの写真のように整備された道路が敷設されています。

今回のイエローストーン観光は、オールドフェイスフル・ガイザーからスタート。
まずは間欠泉の時間を確認するためビジター･エデュケーション･センターに向かいます。

この建物がビジター･エデュケーション･センターです。
前を歩いている外人さんは半袖ですが、私達はダウンやコートを着ています。
外人さんは寒さに強いのかな？

センター内はこんな感じで、この窓からオールドフェイスフル・ガイザーが臨めます。

それがこの写真です。
中央の湯けむりが上がっているのがオールドフェイスフル・ガイザーです。

センター内には公園内の情報や展示物があります。

こちらは間欠泉を解説するコーナです。
オールド・フェイスフル・ガイザーは100年以上もの間、定期的に約80分毎に約4万リットルの熱水を40mもの高さにまで1分半～5分間にわたって吹き上げていることから『フェイスフル＝忠実な』の名前がついたそうです。

オールドフェイスフル・ガイザーの次の吹き出し時間は１５時２４分。
誤差があるのでこの時間のプラスマイナス２０分間内で吹き出しが始まるそうです。
この時の時間が１５時６分。
そろそろ吹き出しが始まりそうなのでそばまで向かいます。

オールドフェイスフル・ガイザーの回りには多くの観光客が集まってきています。

１５時１５分ですが、まだ始まっていません。

１５時１７分、ちょっと湯気が大きくなったような気がします。

１５時２０分。
噴出のスタート。
予定の１５時２４分よりちょっと早めにスタートしました。

１５時２０分。
勢いよく噴出が続きます。

噴出高さは２０ｍ程度かな。

この日は予定時刻より早めに噴出したので噴出エネルギーが小さく、それほど高く上がらなかったようです。
予定時刻より遅いと熱水を４０ｍ近く上げるようです。

１５時２２分には熱水が段々縮んできます。

そして１５時２４分には噴出が終わります。
結局この日の噴出時間は約４分でした。

オールドフェイスフル・カイザーの噴出後、隣接する巨大ログハウスの『オールド・フェイスフルイン』に向かいます。

このホテルは、１９０４年に公園内に最初に建設された宿泊施設。
とても人気のあるホテルで、予約しにくいホテルの一つです。

私達は玄関からではなく、オールドフェイスフル・カイザー側から中に入ります。

ここが入口。

中に入ると建物は吹き抜けになっています。
正面にある高さ２５メートルの流紋岩で出来た暖炉には、開業当時から時を刻む大きな振り子時計があります。

ここは世界最大級のログハウスのため、宿泊者以外に私達のような観光客が多く訪れていました。

建物は４階建てで、吹き抜けになっていて巨大な丸太で組み上がっています。
この造りを見るだけでも一見の価値があります。
出来ればここに宿泊してイエローストーン国立公園をゆっくりと観光したいものです。

次に向かったのが有名な『グランド・プリズマティック・スプリング』があるミッドウェイ・ガイザー・ベイジン。
早速バスを降りて向かいます。

ここには『エクセルシオール・ガイザー』『グランド・プリズマティック・スプリング』『ターコイズ・プール』のガイザー（間欠泉）とプール（熱水泉）があります。

こちらがミッドウェイ・ガイザー・ベイジンの案内板です。
ここの熱水は強酸のため遊歩道から落ちると大変です。

まずは橋を渡ってエクセルシオール・ガイザーに向かいます。

エクセルシオール・ガイザーから流れ出た熱水が隣接する川に流れ込んでいます。

こちらがエクセルシオール・ガイザー。
温水はコバルトブルーですが、流れ出たものは温度が低下してバクテリアの影響で茶色になっています。

このエクセルシオール・ガイザーは、最長１００メートル近く有り、かつては世界最大級の間欠泉だったそうです。

１８８０年代には９０メートルを超える爆発的な噴出を見せていたそうで、現在では噴出が見られなくなったそうです。
それでもよく見ると池の底から泡と一緒に熱水が湧き出していました。

ここの熱水は９２度もあるので、もうもうとした水蒸気が湧き出しています。

そしてその横には、一番楽しみにしていた『グランド・プリズマティック・スプリング』があります。

ここは全米最大の熱水源で直径が約１１３メートルもあります。
これは世界で第３位の大きさだそうです。
温度は先ほどのエクセルシオール・ガイザーより低い７０度。

このグランド・プリズマティック・スプリングの特徴は熱水の色です。
中央の透き通るような深い青から緑、周縁の黄、オレンジと極彩色のコントラストは強烈な印象を与えます。
この周囲の鮮やかな色はバクテリアによるものだそうです。
温度毎にバクテリアの種類が変わり、それによって水の色も変わるようです。

遊歩道からは全体像が見られなかったのが本当に残念です。
全体像は向こう側の山に登って、そこからの展望台から見ることが出来るそうで、今回のツアーでは時間がなかったので展望台まで行くことが出来ませんでした。

このパネルは上空から見た『グランド・プリズマティック・スプリング』
この景色を見たかったのに残念です。

さらに遊歩道を伝って『ターコイズ・プール』に向かいます。
遊歩道はこの写真のように整備されていて車いすでも回ることが出来ます。

こちらの小さなプールは何だったかな？

とてもきれいなコバルトブルーの水で、かなり深そうです。

そしてこちらが『ターコイズ・プール』
温度は７０度ほどだそうです。

このプールは地下で『エクセルシオール・ガイザー』とつながっているそうで、エクセルシオール・ガイザーが活発に活動している時、こちらのプールは水位が下がるそうです。

この日はかなり水位が下がっていたので『エクセルシオール・ガイザー』が活発に活動しているようです。

これでミッドウェイ・ガイザー・ベイジンにある3つのガイザーとプールの観光が終了。
ゆっくりと遊歩道を歩いて１周を１時間３０分で回りました。

先ほどの川辺にはこのような花が咲いていました。
９月中旬ですが、もう秋のようで、少しすると雪が降ってくるようです。

ここから宿泊する『イエローストーン･ウエストゲート･ホテル』に向かいます。
この写真の木は、熱水中の硫黄などの影響で立ち枯れしています。
何となく北海道のトドワラのような感じです。

途中、バイソンにも遭遇。
こちらは親子のようです。

ホテルには１８時前に到着。
こちらは客室。
思ったより広い客室でした。
それにしても海外に行くといつも思うのですが、何故枕が４個もあるのかな？
いつもいらない枕の置き場に困ります。

こちらが浴室･トイレです。
この日はバスタブがありました。
この日は寒かったので、バスタブがあって助かりました。

この日の夕食はウエスト･イエローストーンのレストランでいただきます。
そのためホテルから歩いてレストランに向かいます。
ウエスト・イエローストーンの町は、高層ビルのない田舎町です。
ただ道路はとても広く、中央が走行帯になっていて、両脇は駐車場になっています。

やっと町の中心街に出てきました。

こちらが夕食レストラン。
早速レストランに入ります。

まずは野菜サラダをいただきます。
アメリカでは朝食を含めて野菜を食べることが少ないので助かります。
またアメリカは、ソフトドリンクが無料で食事についてくるので経済的でした。
ただビールなどの有料のものを注文すると、メニューの価格にチップと税金が加算されるので割高になります。
アメリカではいつもチップで悩まされます。
チップや税金を含めた金額表示してほしいものです。

そしてこの日のメインはこのステーキ。
思ったより固くなく、ボリュームもそれほど大きくなかったので美味しく完食することが出来ました。
アメリカの料理はいつもボリュームが多くて残してしまいます。

そしてデザートはアイスクリーム。
その後ホテルまで歩いて帰り、バスタブで温まって休みました。
この日観光した『グランド・プリズマティック・スプリング』は思った以上にきれいでしたが、展望台から全体を眺めることが出来なかったのが残念です。
明日の午前中は、イエローストーン・レイクの観光。
天気も良さそうなので楽しみです。